Yoz Art Space

エッセイ・書・写真・水彩画などのワンダーランド
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一日一書 797 水(コラ書)

2016-01-31 09:29:49 | 一日一書

 

 

 

背景は、バイカラーフローライト(蛍石)のスキャン画像です。

 

 


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一日一書 796 水(コラ書)

2016-01-30 14:43:31 | 一日一書

 

 

 

背景は、ブルーフローライト(蛍石)のスキャン画像です。

 

 


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一日一書 795 水

2016-01-29 13:55:13 | 一日一書

 

 

半紙

 

鶏毛筆

 

 

鶏毛筆を2本束ねて書いてみました。

 

もう1点。

 

 

 


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一日一書 794 悠然見南山・陶淵明

2016-01-28 15:59:42 | 一日一書

 

悠然見南山

 

陶淵明「飲酒」より

 

半紙

 

鶏毛筆

 

 

元の詩は以下の通りです。

 

   飲酒

 

結廬在人境  廬(ろ)を結びて人境(じんきょう)に在り

而無車馬喧  而(しか)も車馬の喧(かしまし)き無し

問君何能爾  君に問ふ何ぞ能(よ)く爾(しか)るかと

心遠地自偏  心遠ければ地(ち)自(おのずか)ら偏(へん)なり

采菊東籬下  菊を采(と)る東籬(とうり)の下(もと)

悠然見南山  悠然として南山を見る

山気日夕佳  山気(さんき)日夕(にっせき)に佳(よ)し

飛鳥相与還  飛鳥相(あひ)与(とも)に還(かへ)る

此中有真意  此中(ここ)に真意有り

欲弁已忘言  弁ぜんと欲して已(すで)に言を忘る

 

意味するところを簡単に説明すると、

 

オレは、人里の中で隠者の生活をしているのだが、誰もやってこない。

なんでそんなことができるのか。

心が俗界から離れていれば、住む土地も辺鄙になるものなのだ。

東の垣根の元に咲いている菊の花を摘んで

ゆったりとした気分で南山(廬山)を見る。

山の夕暮れの霞の中を、鳥が仲よくねぐらに帰っていく。

ここに人生の真実がある。でも、それが何かを言葉にしようとしたら

忘れてしまったわい。

 

こんな意味でしょうか。

夏目漱石の『草枕』にも引用されている有名な詩。

高校の漢文の教科書にも必ずといっていいほど載っています。

けれども、この「境地」は、高校生には難しい。

読みようによっては

一杯飲みながらの「愚痴」「居直り」ともとれますから。

有名な「帰去来の辞」にも見られるとおり

中央の役人としての生活を捨てて田園に帰った陶淵明の心境は

そう単純なものではないでしょう。

特に最初の四句に注目すれば

「世捨て人」となると、もう誰も訪ねてなんか来ないんだ、

そんなヤツの所に行ったって、何の得にもならないからね、

と、人間のサガを皮肉っているわけです。

 

定年退職後の「人生の楽園」とはだいぶ違って

この詩の裏には苦い思いが漂っています。

 

 

もう1点。

 

 

 

 

 

 


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一日一書 793 桃源の・蕪村

2016-01-27 20:45:19 | 一日一書

 

桃源の路地の細さよ冬ごもり

 

蕪村

 

 

句の意味は以下の通り。

 

家の建て込んだ狭い借家の冬籠もり。この路地の細さもあの桃源郷の入り口に

似ているではないか。冬籠もりしながら、わが胸中の別世界に遊ぶのもまた楽しいかな。(清水孝之)

「俳句の解釈と観賞事典」旺文社・1979年刊

 

 

まさに「冬籠もり」とかいいようのない日々。

同書には「冬籠もり」の解説として

「冬、寒さを避けて家に籠もっていることをいう。老人は動作も鈍り、なんとなくもの憂くわびしい。」

なんて書いてあります。余計なお世話とも思いますけど、まあ、事実だからしょうがない。

 

それにしても、ダウンジャケットなんかのない江戸時代には

「冬籠もり」は、「正しい」冬の過ごし方だったのでしょう。

 

 

 

 


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