スウェーデンの今

スウェーデンに15年暮らし現在はストックホルム商科大学・欧州日本研究所で研究員

Goteborgsvarvet(ハーフマラソン)

2006-05-14 06:23:57 | スウェーデン・その他の社会
一般の人が参加できる夏のスポーツ・イベントは、多くが5月、6月に集中している。スウェーデンでは6月後半から7月終わりまでは夏休みになり、国内・外を問わず、あちこちに出かけてしまう。だから、それまでに開催してしまうのだ。もしくは、8月以降に行われるものもあるけれど、こちらはちょっと稀。(そう、スウェーデンでは今の季節を既に夏と呼ぶのです!)


ヨーテボリの一大イベント「Göteborgsvarvet」が晴天下で行われた。ハーフ・マラソンの大会なのだ。市内に近いSlottsskogenという市民公園からスタートして、橋で運河の対岸へ渡り、Lindholmenの造船所跡を走り、再び橋を渡り、アベニューを突破し、ポセイドン像を拝んでから、今度はヨーテボリ大学のHandels校舎で左折して、再びSlottsskogenでゴールする、という運河と市内の一部を一周するコース。でかいのはコースだけでなく、参加者の数も! なんと、4万人近くが参加するのだ。

スタートは一斉ではなく、グループごと。
15:00 ・・・ エリート・グループ1000人
15:03 ・・・ スピードを競うその他の人たち 2500人、警察官・消防隊員1000人
15:06 ・・・ 過去26回すべての大会に参加してきたベテラン 約500人
その後は、主に楽しみで走る人々が6分ごとに、3000人ずつのグループでスタートを切っていく。最後のグループがスタートするのは16:10。

私は自転車で参加。いや、もちろん観客として。自転車で移動しながら、いくつかのポイントで応援。やっぱり、見ているだけでも血が騒ぎます。21kmなんて、走る身になれば途方もない距離だけれど、一歩一歩前に進むことで、着実にゴールに近づいていく。その粘り強さ。私の自転車乗りにも通じるところがある。

Göteborgsvarvet(ヨーテボシュヴァルヴェット)というネーミングが面白い。"varv"というのは2つの意味があり、①造船所、と②周回、の意。ヨーテボリはもともと造船業が盛んで、運河に沿って、あちこち造船工場があって、それに従事している市民もたくさんいた。だから、"Göteborgsvarvet"はヨーテボリの心そのものなのだ。その意味を、市内を一周する(varv)、ハーフマラソン大会と掛けてあるのだ。

写真を撮ったので、以下のリンクからどうぞ。20枚の写真がアルバム形式になっています。右下の矢印で前後ができます。(コースの前半のみ。)


あと一ヶ月で今度は私の出番。自転車で300km駆け抜けます!


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