新しい年が始まったばかりだと思ったら、もう既に5月。
今年のメーデーの社会民主党・LO(ブルーカラー系労組)のパレードの様子。
赤い旗の後ろに、赤い服を着た女性二人が小さく写っているが、左側がLO代表、右側がヨーテボリ市の市長。
今年は総選挙が9月に控えているので、選挙に向けたスローガンも掲げられている。「Jobb」つまり、雇用だ。
中年・高齢者だけでなくて、若者もいる。SSU(社会民主党青年部会)の人たち。バラを配っている。
スローガン「Jobb och nya mojligheter - Byt regering 2010」つまり「雇用と新たな可能性 - 2010年、政権を変えよう」というわけだ。
毎年、社会民主党の党首や幹部、LO代表がどこの町で講演するかが注目されるが、今年は社会民主党党首のモナ・サリーン(Mona Sahlin)はストックホルムで、LO代表のヴァンヤ・ルンドビュー=ヴェディーン(Wanja Lundby-Wedin)はヨーテボリで講演を行った。
ヨーテボリでは、前座としてSSU(社会民主党青年部会)のヨーテボリ支部長の20代半ばの男の子も行った。彼とは以前ゴットランド島のセミナーで会ったことがある。国際政治の難しさを学ぶという目的で「外交ゲーム」というロールプレイをしたことがあるが、そのときに私が交渉を何度もする羽目になったのが対立国の大臣役の彼だった。
今年のメーデーの社会民主党・LO(ブルーカラー系労組)のパレードの様子。
赤い旗の後ろに、赤い服を着た女性二人が小さく写っているが、左側がLO代表、右側がヨーテボリ市の市長。
今年は総選挙が9月に控えているので、選挙に向けたスローガンも掲げられている。「Jobb」つまり、雇用だ。
中年・高齢者だけでなくて、若者もいる。SSU(社会民主党青年部会)の人たち。バラを配っている。
スローガン「Jobb och nya mojligheter - Byt regering 2010」つまり「雇用と新たな可能性 - 2010年、政権を変えよう」というわけだ。
毎年、社会民主党の党首や幹部、LO代表がどこの町で講演するかが注目されるが、今年は社会民主党党首のモナ・サリーン(Mona Sahlin)はストックホルムで、LO代表のヴァンヤ・ルンドビュー=ヴェディーン(Wanja Lundby-Wedin)はヨーテボリで講演を行った。
ヨーテボリでは、前座としてSSU(社会民主党青年部会)のヨーテボリ支部長の20代半ばの男の子も行った。彼とは以前ゴットランド島のセミナーで会ったことがある。国際政治の難しさを学ぶという目的で「外交ゲーム」というロールプレイをしたことがあるが、そのときに私が交渉を何度もする羽目になったのが対立国の大臣役の彼だった。
日本をはじめ、今世界中で、『basic income』 という制度について議論・検討がされ始めています。
スウェーデンでは、この制度について、どのように受け止められていますか?
** 参考ページです **
http://www.basicincome.org/bien/
http://bijp.net/
スウェーデンの社会保険制度(年金、失業保険、疾病保険、育児休暇保険)は従前の所得に基づく所得比例制であり、従前所得のない人のために最低保証給付も設けられています。労働インセンティブの観点からは優れた制度設計だと思います。
ですので、最低保証の部分を底上げしろというのなら分かりますが、その際にあえてBasic Incomeという概念を持ち出すことが必要なのかわかりません。
スウェーデンでは環境党が、たまに口にしますが、ほとんど浸透しないのはそのような背景があるのではないかと思います。