ちょっと驚いたのだが、地球の歩き方の「北九州」版が発売される。 市単位では全国初、また九州地方で取り上げられるのも、この「北九州版」が初めてということである。 どちらかと言うと知名度の低い北九州市であるが、かっての日本四大工業都市の一つだったということの他、意外に多様な側面も持っている場所であることは間違いない。
From Face Book: The way we walk around the globe, Kitakyushu edition.
ちょっと驚いたのだが、地球の歩き方の「北九州」版が発売される。 市単位では全国初、また九州地方で取り上げられるのも、この「北九州版」が初めてということである。 どちらかと言うと知名度の低い北九州市であるが、かっての日本四大工業都市の一つだったということの他、意外に多様な側面も持っている場所であることは間違いない。
From Face Book: The way we walk around the globe, Kitakyushu edition.
我々が子供の頃には、至る所にあった単独映画館、時代の流れとともにその多くが大規模シネコンに置き換われつつある。 そんな中、大規模火災に巻き込まれて焼失した小倉の「昭和館」の奇跡の復活のストーリーである。 実は、数年前、古いフィルムの映画を見た際、最新のデジタル映像にはない、各場面固有の空気感というものを感じたような気がした。 そんなこともあり、「昭和館」の再起にはちょっと関心があった。
From Face Book: The old movie theater that burned down has been revived.
また、小倉の商店街で火災である。 約2年前には旦過市場が2度の火災に見舞われたばかりである。 小倉駅前から続くあのアーケード街の雰囲気は好きであった。
特に、今回火元となった「鳥町食堂街」は、他では味わえない昭和の雰囲気一杯の店が並んでおり、個人的にはお気に入りの場所であった。 今後、どうなってしまうのだろうか?
余談だが、11年前の学科の忘年会をこの界隈で行った。
From Face Book: A retro dinning arcade that reminds me of the Showa era has burned down.
関門橋が開通してちょうど50年ということである。 これで思い出したのだが、開通して間もない冬休みに友人のK君と自転車で関門橋を見に行ったことである。 当時、「サイクルスポーツ」という雑誌に誘惑されて、サイクリング用の自転車を購入したばかりだった。 当日は雪の日だったが、まあ、自転車なので問題ないだろうと出発したが、途中の凍結した坂道(赤間付近等)で大変な苦労をしたことを記憶している。 また199号線では、大型トラックに巻き込まれそうになりながら走ったこともあった。 そして、何と言っても、宿泊先の国民宿舎「めかり山荘」が山の上にあったため、疲れ果てた体に鞭打って、真っ暗な坂を登ったことは忘れられない。
めかり山荘
今となっては良い思い出である。 それにしても若かった。 当時のめかり山荘も今はない。
From Face Book: The 50th anniversary of Kanmon bridge.
43年前の10月6日に黒崎駅前に「黒崎そごう」が開店したという記事に触れた。 確か、大学4年生の時で、今のようなショッピングモールなどなかったので、その巨大な建物が話題になったことを覚えている。
ただ、バブルの崩壊、地域経済低迷、人口減を受け破綻、その後紆余曲折があり、2020年以降、誰も使わない建物だけが残っている。 ちなみに、対面のコムシティも商業施設としは破綻し、北九州市が主に利用している。 このような光景は、特に地方都市では決して珍しいものでもなくなった。 衰退していく都市を見るのは寂しいものである。
From Face Book: The town falling into a decline.
音楽も映画も配信サービスで、一人で鑑賞するのが当たり前になりつつあり、また映画に関しては大型のシネマコンプレックスが主流である。 そんな中、北九州で唯一、残っていた個人経営の映画館の「小倉昭和館」であるが、昨年の旦過市場の火災で焼失した。 人生の半分を昭和に生きた者としては、あの時代の「映画館」の雰囲気はぜひ残して欲しいものの一つであった。 そんな「小倉昭和館」であるが、今年の12月に復活するとのことである。 ほんの少額ではあるが、再建に寄付させてもらったこともあり、先日、現場を訪ねてみた。
From Face Book: The retro movie theather that reminds me of the Show will be rebuilt.
ニュース、天気予報以外で、唯一、定期的に見ているテレビ番組の「ブラタモリ」だが、10月7日と14日は、「北九州」が取り上げられる予定である。 どのような視点から、北九州を描くのか、非常に楽しみである。
From Face Book: NHK TV program “Buratamori” will feature “Kitakyushu” on October 7th and 14th.
北九州市戸畑区にある北九州市立美術館は、比較的ユニークな企画が多いような気がする。 そんな中、具体美術の中心であった「白髪一雄」の尼崎コレクションが非常に面白いという評判だったので寄ってみた。
まあ、具体美術と言えば、足で描いたり、絵具のはいった瓶をぶつけたりと、「人の真似をするな、今までにないものをつくれ」というコンセプトの元での創作活動である。 そんなわけで、見てもほんとのことは何にもわからないとは思っていたが、一度は触れておきたかった。
結局、予想通り何にもわからなかったが、ただ、作品を眺めていると、凡人が絵具をぶちまけても、あんなにはならないだろうなあ、ということぐらいは何となくわかった。
個人的には、全く理解できないものにも、一応触れておくのも嫌いではない。
From Face Book: Works by Kazuo Shiraga.
週に1回戸畑に通っているが、久しぶりに「福龍」でちゃんぽんを食べた。 この味で思い出すのが、32年前に九工大に赴任してすぐに初めて食べた「戸畑ちゃんぽん」である。
なにはさておき、ちゃんぽん麵の違いに驚いた。 博多とは違い、蒸し麺かつ細麺が使用されていた。 最初の食感は、はっきり言ってゴムみたいな感じがしたのだが、何回か食べるうちに、それはそれで美味しく感じられるようになった。
電車で1時間ほどの通勤圏ではあるが、福岡と北九州、このちゃんぽんに限らず、いろいろと文化が違う。 面白い。
From Face Book: Tobata champon noodle.
31年間、日々通っていた北九州であるが、週1回になると、何故かあの「かしわうどん」が食べたくなった。
そんなわけで、もちろん小倉駅7,8番ホームにある明治42年創業の北九州駅弁当株式会社の店舗に立ち寄った。 文句なしに美味い。 鉄路の響きに囲まれながらの立ち食いうどん、至福の時間である。
From Face Book: Udon noodles topped with minced chicken meat, Kokura speciality.
某先生から、門司港地ビールを戴いた。 今回は、多くの賞を獲得した非常にフルーティな「ヴァイツェン」、関門海峡の夕暮れのような美しい琥珀色と深い味わい(ウエッブサイト)の「ペールエール」、そして糖度高く、豊潤なる香味 淡い琥珀色にて色沢端麗(ウエッブサイト)の「サクラビール」の三種類が含まれていた。 飲み方としては、開封する前に10回ほど回すと書いてあったので、それに従って飲んでみた。 なるほど、泡の割合もちょうどよく、非常に美味しく飲むことができた。 この門司港ビールは創業者がアメリカ タコマ市にある「Engine house NO.9」という店のヴァイツェンを飲んだのがきっかけということである。
また、このロゴの円のいびつな「M」は左に回すと「E」に見えるようデザインされているようである。 昼間は暑く感じるようになったこの時期、うまいビールは、まさに人生の糧である。
From Face Book: The local brew beer of Mojiko.
某先生から、退職祝いにワインを頂いたのだが、地元北九州産のワインということで、ちょっとびっくりした。 頂いたのは北九州市若松区にある「ワタリセファーム&ワイナリー」醸造のメルローとカベルネフランを使用したロゼワインである。
このワイナリーは、江戸時代から代々続く農家が平成25年からワイン専用品種のブドウの栽培を開始し、平成27年に若松産ブドウを使ったワインを製造し、その後、平成30年に「ワタリセファーム&ワイナリー」として自家醸造を開始したとのことである。
まだ、歴史も浅く、現在約2600本程度の生産量ということなので、ある意味、希少価値がある。 工業都市とワイン醸造、面白い。
From Face Book: Wine brewed here in Kitakyushu.
戸畑駅前の商店街はほぼシャッター街と化し壊滅状態だが、そんな中、アーケードの一角に建っていたビルの1階部分は、いくつかの店舗があり、最近まで営業を続けていた。 そのビルも解体されるようである。 実は隣接して建っていたビルも、随分前に解体され、定番の駐車場になっていた。 これらの跡地はどうなるのだろうか? 人口減、老齢化が急速に進む戸畑区において、町の発展につながるようなものができるのだろうか? まあ、とにかく人がいない。 唯一、人が集まる戸畑駅に隣接するイオンに立ち寄ったが、火曜日の午前中ということもあり、店内は完全に老人ホーム化していた(私もその一人だが)。
From Face Book: Falling into a decline.
今回の展示会の作者の石井勢津子氏は、日本のホログラフィ・アートのパイオニアである。
1970年に東京工業大学理学部応用物理学科を卒業しており、やはりその背景には納得である。
角度によっては、何にも見えない。
まさに、サイエンスとアートが融合した幻想的な三次元空間の創出の技術には感心させられる。
3階のカフェでランチを食べたが、そこからの眺めは素晴らしかった。
From Face Book: Art in Holography at Kitakyushu municipal museum of art(2).
ほんとうに素晴らしい展示であった。 地元北九州美術館で開催されている「石井勢津子のホログラフィ・アート」展のことである。
美術館に至る道路がまた良い
開催前から話題になっていたが、何とか間に合った。
ホログラフィとは、3次元像を平面に記録・再生する技法のことで、その“立体的写真”の事をホログラムと呼んでいる。
1948年に物理学者によって発見されたものだが、実際には、1960年以降、レーザー技術の発達とともに、飛躍的に進歩したようである。
会場には、ホログラフィの作製方法が細かく説明してあった。
理論は何となく分かったような気になったが、それをアートとして表現する際の複雑な手法には驚かされた。
見る角度によって、全く異なる映像が目に飛び込んでくる。
とにかく、今までに経験したことがない空間であったが、それと同時に、展示の仕方が全体的に良かった。
きっと、この美術館の学芸員の中に、我々にはない感性を持つ人がいたのではないだろうか。
From Face Book: Art in Holography at Kitakyushu municipal museum of art(1).