旅はまだ終わらない(旧構造有機化学研究室)

構造有機化学研究室(1992-2023)のホームページを引き継いだものです。

大晦日と分水嶺ルート

2022-12-31 21:04:30 | 日々の出来事

     

2022年も大晦日になった。 いつものように若八幡宮にお参りして、古いお守りやお札を返却して、今年も終わる。 

     

     

コロナの影響か、沿道の屋台等は全く出ておらず、閑散としておりちょっと寂しい感じもした。 ところで、30日にNHKで放送された「白銀の大縦走~北海道分水嶺ルート670キロ」は、ほんとうに面白く感動した。 

    

宗谷岬から、北見山地、大雪山、日高山脈の分水嶺を経て襟裳岬へと至るルートで、2ヶ月で達成するのは史上初ということである。 まだ、こんな冒険ルートが、日本にも残っていたことにも驚いたが、ルートのほとんどに登山道がないため、灌木が雪に覆われる冬でなくては達成できないという自然の驚異にも圧倒された。 もちろん、こんなことはできるはずもないが、来年以降もちょっとした冒険のある旅を続けたいものである。

From Face Book: The new year's eve and 670 km watershed route in Hokkaido.

 

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年末に思うこと

2022-12-30 16:18:45 | 日々思うこと

     

2022年ももうすぐ終わる。 ロシアのウクライナ侵略に始まった年であったが、起こるはずもないと思っていたこのような戦争が、意外に身近なものであることが再認識された。 コロナも感染は続いてはいるが、ある意味、日常の一コマになりつつある。 大学生活、最後の年、ようやく3週間ほど古巣の南カルフォルニア大学に滞在でき、改めて、日本の大学との格差が広がりつつあることが実感させられた。 

     

さて、数日前、入試委員の先生からのメールが廻ってきたが、入学定員、3名と4名の総合型選抜Ⅰ、Ⅱに関することだが、倍率も2倍にも満たず、定員が数人しかない入試に、何か右往左往している。 力を注ぐべき場所が違うだろうと思うのだが、もう、そんな声も聞かなくなった。 何かに声を大にして反発するよりも、黙ってやり過ごして、自分の身の周りのことだけを考える風潮になっている。 

     

これは、大学だけではなく、一般社会や政治についても言える。 これでは、皆が気づいた時には、もう手遅れになってしまっているような気がする。 恒例の博多駅前のイルミネーション、このような輝きがいつまで維持できるのだろうか? 

     


From Face Book: What occurred to my mind at the end of the year 2022.

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代行輸送票(新幹線)

2022-12-29 09:16:06 | 日々の出来事

     

今年最後の出勤日である御用納めの日の夕方、いつものように戸畑駅に向かうと、何か様子が違う。 案内板を見ると上下線とも不通になっていた。 

     

掲示板には、13時頃、隣りの九州工大前で人身事故と書いてあったのだが、既に6時間以上も経過しており、まして上下線とも不通になるなんて通常では考えられない。 

     
     戸畑駅

ネットで調べてみると、上りの特急ソニックが九州工大前駅を通過する直前に、男性がホームから線路内に入り衝突し、死亡したということである。 ただ、それだけで、こんな長時間上下線が使えなくなることはないので、どうも先頭車両で跳ね上げられ、パンタグラフが破損し、さらに架線も切れたらしい。 その時の衝撃と遺体の損傷を考えるとぞっとする。

     

     

     
     小倉駅

仕方ないので、バスで45分かって小倉駅に戻り、新幹線で帰宅したが、事前に代替輸送の情報をキャッチしていたので、駅員の方から、新幹線無料乗車券をもらうことができた。 これまで、鹿児島線の不通や遅れを何度も経験したが、このような新幹線チケットをもらったのは初めてであった。 ただ、非常に駅が混雑し、案内も十分ではなかったようなので、このような無料新幹線チケットのことを知らず料金を払って新幹線を利用された方もいたような気がする。

     


From Face Book: Free alternative ticket.

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TGI Friday

2022-12-28 13:07:03 | グルメ

     

福岡の街も随分と大きくなり、海外からのブランドやレストラン等も、東京、大阪、名古屋の次くらいには進出してくることが多い。 

     

そんな中、TGI Fridayはほとんど関東エリアのみで、関西圏にも店舗がなく、もちろん福岡にはない。 

     

     

     

     

これはT.G.I.F(Thank Goodness It’s Friday)を意味するアメリカンカジュアルレストランで、食事内容も雰囲気もアメリカ感一杯の場所で、個人的には非常に気に入っている。 ビールをラッパ飲みできるのも嬉しい。 

     

From Face Book: TGI Friday.

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4回目のワクチン接種

2022-12-27 12:19:23 | 日々の出来事

     

4回目のワクチン接種に出かけた。 もう少し早く行こうと考えてはいたが、海外出張等で、今になってしまった。 今回は、博多駅に隣接するKITTE博多8階の特設会場で受けたのだが、これまでのような混雑もなく、やはり接種者は減少しているようである。 

     

     

12時の予約だったので早いランチを済ませて会場に向かったが、まあ係の方の丁寧さと動線の分かりやすさは、ここまでしなくても良いのにという印象である。 もちろん反ワクチンや反マスクではないが、屋外でも、ほぼ全員がマスク着用という光景には違和感がある。

      


From Face Book: The fourth COVID-19 vaccination.

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越冬仕様

2022-12-26 15:58:52 | 日々の出来事

     

週末は強い寒波に襲われたが、その前に、ベランダにあるフェニックスロベリニーの越冬準備をしておいて良かった。 まあ、似非南カルフォルニアを演出するために購入したものなので、当然、寒さには弱い。 一般的に、フェニックス・ロベレニーはヤシ科の植物の中では耐寒性はあるとのことだが、やはり雪や霜に当たると枯れる可能性はある。 幹に巻いた“こも”を取る頃には、また春が巡ってくる。

From Face Book: Phoenix roberenyi has been protected from frosty weather.

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24日の風物詩

2022-12-25 20:48:02 | 日々の出来事

     

自宅の傍にバプテスト系教会があるのだが、そこの信者の方が24日の夜に、町内でいろいろなクリスマスソングを歌ってくれる。 クリスマスのちょっとした風物詩であったが、コロナの影響で過去2年間はなかった。 ようやく3年ぶりの復活となった。 実は、出身高校(西南学院)がバプテスト系だったので何となく親近感はある。


From Face Book: Some feature of Christmas Eve.

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30年を振り返って

2022-12-24 17:57:33 | 日々思うこと

     

寒波に襲われたクリスマスイブとなった。 今年も、結局、研究室の忘年会もクリスマスパーティーも行う機会を逸した。 コロナ前なら、この週に大掃除を済ませ、木曜日か金曜日に小倉界隈で忘年会を行っていたが、何かあの雰囲気さえ、遠くなってしまったような気がする。 研究室も今年度が最後なので、忘年会はもちろん、歓迎コンパもすることはない。 ただ、昨今の大学の状況を見ていると、ある意味、まだ良い時代を過ごせたとも感じている。 

     

本学に赴任してきた30年前、とにかくスタッフが若く、学科に活気があった。 私も含め助教授の多くは30代で、皆、元気が良かった。 M先生(現東工大)、K先生(現神戸大)、K先生(現九大)、I先生(現筑波大)、O先生(現名古屋大)、M先生(現同志社大)など、日本各地で活躍されている。 一方、現在は、助教、准教授の中で30代はわずか一人、多くは50代という有様である。 みなとみらいのクリスマスを見ながら、楽しく幸せな大学生活を送れたなあと改めて感じた。

     


From Face Book: Looking back upon the last 30 years on Christmas Eve.

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もったいない試薬類

2022-12-23 12:51:24 | 大学のこと

     

来年3月の研究室閉鎖に向かい、実験室等の片づけを行っているが、それにしても薬品類が次から次へと出てくる。 必要な先生方には譲渡することにはしているが、おそらくほとんどを廃棄することになる。 

     

費用も手間もかかる上、何よりももったいない気がするが仕方がない。

     


From Face Book: Waste of a lot of chemical reagents.

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労働生産性と労働時間

2022-12-21 12:22:49 | 日々思うこと

    

OECDデータに基づく2021年の日本の時間当たり労働生産性(就業1時間当たり付加価値)が報告された。 その結果、49.9ドルとなり、OECD加盟38ヶ国中27位となり、1970年以降最も低い順位になっている。 これはアメリカ(85.0ドル)の6割でしかない。 端的に言えば、非常に効率の悪い働き方が国内にまん延していると言える。 ところがである。 こんなに時間当たりの生産性の効率が悪いのにも関わらず、日本の労働時間は月133時間となり世界25位で、アメリカの149時間より短い。 そして、あのイタリア(139時間)よりも働いていない。 韓国に至っては159時間である。 日本人が働き過ぎだと揶揄されたのは、遠い昔のことで、今では、世界的に見ても働かない国民になってしまっている。 

    

生産性も悪く、まして労働時間も短ければ、世界から追い越されていくことは必然である。 効率を変えられないのなら、もっと働くしか生き残る道はないはずである。 こんな悲惨な状況なのに、相変わらず、休め、休めの風潮である。 例えば、土曜日に用務がある今回の出張の場合、驚いたことに、まず土曜日の代休を決めてからでないと出張申請ができないのである。 大学で、教員が休みを取らないとペナルティーが来るということらしいが、今の日本の状況を考えると逆だろうと言いたくなる。 

From Face Book: Japanese people need to work much harder and much longer.



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第15回有機π電子系シンポジウム(3)

2022-12-20 17:08:40 | 行事(大学関係)

     

会長としての仕事の一つに幹事会と総会の司会進行役がある。 幹事会では、会長、副会長の交代、その他規約の改正を行った。 

     

     

またこのシンポジウムの総会をもって役員が交代するため、私の役目もこれで終わる。 来年の3月に退職する予定で、これで主な学会活動も終了したが、最後に最も専門に近い学会に貢献できたことは嬉しい。 1980年7月に初めて学会で発表して以来、43年間大なり小なり学会と関わってきたが、それもほぼ終わった。 

     

     

特に未練はないが、最後の3年間がコロナ感染拡大の影響で、通常の研究室活動が制限されたことは、ちょっと残念であった。 学生諸君にも申し訳ない思いがある。 今のところ、3月の春季年会には出席の予定なので、あと一つ楽しみはある。


From Face Book: The 15th symposium on organic p-electron system in Yokohama (3).

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第15回有機π電子系シンポジウム(2)

2022-12-19 12:54:57 | 行事(大学関係)

     

今回の招待講演や依頼講演を聴きながら、特に若い世代の先生方はよく頑張っているなあという印象を強く持った。 我々の時代と最も異なるのは、関連研究に関する情報量と、そして何と言っても、分子計算手法の導入である。 

     

     

特に、後者によって、実験事実の理論的説明やそれに基づいた次のステップへの進み方が、以前とは大きく異なる。 また、測定機器等の進歩も凄まじい。 何か、もう一度、若い頃に戻ってベンチワークをやりたくなった。 

     

     

     

もちろん、学生のポスター発表も行い、ポスター賞を選出し賞状等を学生に渡すこともできた。 夕食後の懇親会も、コロナ前とまではいかないが、予想以上に盛り上がった。 

     

     
     このような場がやはり大事である

参加学生の多くは、初めての経験だったかもしれない。 このような交流の場が本シンポジウムの最大の特徴であり、会長としてほっとしている。 やっぱり対面の会が良いとは参加者全員の意見であった。

     


From Face Book: The 15th symposium on organic p-electron system in Yokohama (2).

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第15回有機π電子系シンポジウム(1)

2022-12-18 15:44:40 | 行事(大学関係)

     

現在、会長職を務めている「有機π電子系学会」主催の第15回シンポジウムを、ようやく対面で行うことができた。 実は、会長に就任してすぐに、コロナ感染拡大が始まり、本シンポジウムはリモートでは実施できたが通常のシンポジウムは行えなかった。 

     

     

     

今回、横浜国大と北里大学の先生方のご尽力で、3年ぶりに一同に会した1泊2日のシンポジウムを行えた。 本会は、何と言っても、同じ場所に宿泊して、教員、学生が、酒を飲みかわし懇親を深めることが伝統となっている。 

     

最近は、諸般の事情で、このような合宿形式の学会は減少しているが、会長としてこの伝統だけは継続したかった。 今回は、横浜市内の研修施設での開催ということで、横浜から金沢八景まで京急で向かった。 

     

     

     

     

余談だが、京急の快特に使われている2100系には、鉄道ファンには魅力的な座席があり、今回、運よくその場所に座れた。 

     

     

     

     

今回、前年度分も含めた学会賞受賞講演、招待講演、依頼公演、ポスター発表が行われた。 講演に先立ち、学会賞の授与式が行われ、会長として、各先生方に賞状、記念品をお渡しすることができた。 それと同時に学会功労賞の受賞式も行った。

     

     


From Face Book: The 15th symposium on organic p-electron system in Yokohama (1).

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大平山 昭和32年

2022-12-16 09:02:31 | グルメ

     

ある方と門司港界隈を訪れた際、門司港で有名なラーメン店があるというので連れて行ってもらった。 昼少し前だったが、店内はほぼ満員で、名前を書いて、となりの待合室で待つというシステムである。 

     

     

     

     

ちょっと甘味のある醤油豚骨スープのようだが、長く変わらない味のようなものが感じられた。 

     

     

実は、この店の創業が私の生まれた昭和32年(1957年)ということで、待合室のポスターに当時の時代背景が詳しく説明してあり、非常に興味深く見てしまった。 終戦後、わずか12年の日本の姿を垣間見ることができた。

     

From Face Book: The ramen shop called taiheizan at Moji was established in 1957, when I was born.

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山笠と俳句

2022-12-15 09:42:53 | 博多祇園山笠

     

オフィスの整理をしていると、ほんとうに懐かしいものが出てくる。 ちょうど30年前の新聞記事である。 当時、山笠の我々の町内(西流 奈良屋町二区)では、山笠期間中に俳句を作る習慣があった。 

     

     

町内に俳句の達人の和尚さんがおられたことがきっかけだが、ほとんどの参加者が作るようになり、非常に盛り上がった。 

     

特に、直会の席では欠かせないものになっていた。 当然、私もいくつも作ったのだが、その中の一つが新聞に取り上げられた。 ほんとうに懐かしい。 

     

直会の写真もあるが、中心的な役割を果たされた和尚さんをはじめ、亡くなった方も少なくない。 改めて時の流れを感じる。 

「山笠(やま)に出て生きたる証見つけたり」


From Face Book: Haiku at time of Yamakasa.

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