旅はまだ終わらない(旧構造有機化学研究室)

構造有機化学研究室(1992-2023)のホームページを引き継いだものです。

アウシュビッツ=ビルケナウ(2)

2022-07-31 22:45:38 | 旅関連

     

あいにくの雨だったが、アウシュヴィッツ収容所跡の入口には多くの見学者がいた。 

     

     

収容所入口のアーチには、「ARBEIT MACHT FREI(働けば自由になる)」という標語が記されている。

     

     

     

言語別に分けられたツアーに参加する必要があり、あちらこちらで、いろいろな言語が飛び交っていた。 

     

     

     

     

一般にアウシュヴィッツ収容所と呼んではいるが、オシフィエンチムに造られたアウシュヴィッツ第一強制収容所、そして隣接するブジェジンカ(ドイツ語名ビルケナウ)に造られたアウシュヴィッツ第二強制収容所に分けられる。 

     

     

     

お互いに武器を持って戦った激しい戦争とは、全く次元の違う悲惨な歴史の場であり、何故、ここまで人間が残酷になれるものなのかという思いを持たざるを得なかった。 多くの施設が、当時のまま残されているが、どの場所も、時間を越えて、あの惨状を我々に伝えているようであった。 ここで、約150万人(福岡市の人口)が虐殺されている。

     

From Face Book: Auschwitz-Birkenau(2).

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アウシュヴィッツ=ビルケナウ(1) クラクフへ

2022-07-30 17:47:45 | 旅関連

     

生きている間にどうしても体験しておきたかった人類最大の負の遺産「アウシュヴィッツ=ビルケナウ」を訪れることができた。 

     

     

     

     

     

オシフィエンチムという町にあるのだが、ワルシャワからは、まず、かつてポーランド王国時代の首都があった場所で、世界遺産に登録されている「クラクフ」までは鉄道を利用した。 

     

     

ここで、どうしても乗っておきたかったのが、ポーランドが誇る高速列車、インターシティ エクスプレス プレミアム (Express InterCity Premium) である。 約8年前に導入された通称「ペンドリーナ」で、時速250キロで走行できる。 

     

     

     

     

     

ワルシャワ中央駅で、早朝の列車を利用したのだが、旧東ヨーロッパの面影が残っており、利用者もそれほど多くなく、我々日本人にとっては、とても首都の駅とは思えない雰囲気であった。

     

     

     

     

     
     クラクフの街

このEIP、乗り心地も良く、車内設備も最新で、快適な2時間半の乗車であったが、ほとんど250キロ運転はなかったような気がする。

     


From Face Book: Auschwitz-Birkenau(1). The express InterCity Premium to Krakow.

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信じられない!

2022-07-29 12:57:33 | 日々の出来事

     

猛暑日の中、担当している「化学Ⅰ」の期末試験を行った。 最近、気になることがある。 今回も1名の学生が終了前20分くらいにやってきて、「違う教室で、異なる先生の「化学」の試験を受けていました」とのことである。 まあ、講義とは異なる教室で試験を行っているので、間違うことはあるかもしれないが、そんなことはすぐに気づくはずである。 そもそも、異なるクラスで、異なる内容の試験を1時間受けないと気付かないなんて、一体、どうなっているのだろうか? 全く理解できない。 実は、昨年もいた。


From Face Book: Incredible!

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ヘイワード・フィールド

2022-07-28 17:29:53 | 大学のこと

     

先週行われた第18回世界陸上競技選手権大会の会場となったのはヘイワード・フィールドであるが、実は、これはオレゴン大学所有の施設だそうである。 大学学内の施設が、このような世界大会で使用できる規格を満たしていることなど、日本ではまず考えられない。 

     

     

実は、約10年前、オレゴン大学(ユージン)には学会で訪れたことがあるが、広大なキャンパスであったことは記憶している。 そう言えば、私が留学していた南カルフォルニア大学のプールもロサンゼルスオリンピックに使用された。 

     

本学にも、グラウンドはあるが、まあ、草に覆われた空き地という感じで、おじさん、おばさんが散歩している。 本学だけでなく、ほとんどの大学では似たような状況だろう。 この圧倒的な違いは、どこから来ているのだろうか?


From Face Book: Heyward Field, University of Oregon.

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誰もいない

2022-07-27 16:14:57 | 日々の出来事

     

所用で、22時過ぎの小倉発の新幹線で帰宅したが、私の車両には誰も乗っていなかった。 この時間帯の博多方面は、意外に利用客は多いのだが、やはりコロナ感染拡大の影響だろうか。 JR九州では、コロナ感染者が増え、乗務員のやりくりができず、運休の列車が出るそうである。 もう3年も、こんな状況が続くので、旅行関連の企業も大変なようである。


From Face Book: Nobody in the car of Shinkansen.

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心配な英語力

2022-07-26 15:09:48 | 大学のこと

     

担当している「科学英語」の期末試験を、3年ぶりの筆記試験で実施した。 3年生対象なので、彼らは入学時からずっとコロナの影響を受けてきている学年で、語学に関しても、対面で話したことはほとんどないかもしれない。 ただ、それ以上に基本的な英語力の低さには驚かされる。 化学に関する英作文も5問出題したのだが、まともな英文がほとんどない。 化学の学生なのに、「触媒」、「活性化エネルギー」などの基本単語も、9割以上が知らない。 由々しき事態である。


From Face Book: Poor English ability. 

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どちらが良いのか??

2022-07-25 22:57:27 | 日々思うこと

     

福岡空港到着後、降機して待ち構えていたのは、防護服に身を包んだ検疫の職員であった。 全く、コロナ規制もなく、出入国も自由なポーランドから帰国した身にしては、ちょっと異様な光景であった。 少し面倒な手続きもあったが、これまた日本的な丁寧な対応で、何のトラブルもなく入国はできた。 ただ、国内でも、これだけ感染が広がっており、多くの場合、無症状や軽症で済むような疾病に対して、ここまでバリアを高くする必要はあるのだろうか、という疑問はある。 しかしながら、世界の潮流から孤立していくことによる損失と国民の健康保持のバランスなので、安易な答えがないのも事実である。


From Face Book: Which is better?

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福岡へ

2022-07-24 17:20:41 | 日々の出来事

     

滞在を延長した関係上、帰国便は仁川経由となった。 

     
賑わっているワルシャワ空港(マスク着用は私だけ)

ポーランド航空が、ワルシャワ-仁川間のフライトを開始したために利用したのだが、ただ、アジア路線再開が、東京よりも仁川の方が早かった事実にも、ちょっと寂しい感じがした。 

     
     B787も沖止めでタラップ利用 ほとんど韓国の方

     

     

今や、ポーランドにとっては、韓国の方が、日本より比重が高まっているようで、実際、機内は満席で95%は韓国の方だった。 

     

     
     食事も韓国食中心

日本便を飛ばしても、この時期に、こんなに需要があるとも思えない。 機内食も韓国風で、映画等も日本語のサービスがあり、まあ、フライト自体は快適であった。

      

     

     

ワルシャワ出発が1時間半程度、遅れたため、仁川での乗り継ぎは厳しいかもしれないと予想していたが、まあ仁川からなら日本各地に便もあり、何とかなるだろうとは思っていた。 

     

     

     

     

     

ところが、気流の関係で予想より早く到着したため、乗り継ぎができるとのこと。 一番に機内から出してもらい、とにかく、乗り継ぎ便の搭乗口まで走ろうと考えていたところ、その先に私の名前を持ったアシアナ航空の係の方が待機しておられた。 

     

     

     

     

有難いことに、その方の誘導で、セキュリティチェック等も優先的に案内してもらい、福岡便に余裕を持って乗ることができた。 

     

     

     

     
     韓国では、すでにA380の運用が始まっているようである。

     
     まだまだ拡張中の仁川空港

欧米だったら、こんなサービスはあるはずもなく、すべて自己責任で、広い空港で右往左往したことは間違いない。 韓国で受けた、日本的なサービスがほんとうに嬉しかった。 何か、もう福岡に戻ったような気分になった。 

     
     10分で食べないと間に合わない機内食

仁川からは、約1時間のフライトで福岡、久しぶりに見る故郷は、やっぱり良いものである。

      

From Face Book: Returning to Fukuoka.

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配車サービス Bolt

2022-07-23 21:53:22 | 日々思うこと

     

もちろんポーランドでいくつかの配車サービスがあるが、使いやすかったのは「Bolt」であった。 この種のサービス、ネットに繋がっていると、どこからでも行先さえ入力すれば、すぐに料金と何分後にやって来るのかがわかる。 

     

もちろん、料金はカードから引き落とされるので、不正に請求されることもない。 ドライバーの氏名と車のナンバーがわかるので、これまた安心である。 ただ、日本では法律上、個人参入のこの種のサービスはだめなようである。


From Face Book: A ride-hailing service, Bolt.

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キュリー夫人博物館

2022-07-22 18:10:22 | 日々の出来事

     

楽しみにしていた場所の一つが「キュリー夫人博物館」である。 

     

     

まりにも有名な科学者であるが、本名は、マリア・サロメア・スクウォドフスカ=キュリーで、1867年にポーランドで生まれている。 

     

     

1903年にノーベル物理学賞、1911年にノーベル化学賞の二つのノーベル賞を受賞したことも、知らない人はいないくらいである。 そんな彼女の生涯を分かりやすく展示しているのが、この博物館である。 

     

     

     

著名は科学者の博物館にしては、こじんまりとしており、普通のアパートの玄関のようなところが入口であった。 

     
     当時の実験室

     

     

     

当時のポーランドの時代背景、戦争等の中、現代の科学者とは比較できないような波乱万丈な人生を送った記録が、わかりやすく示されていた。 

     

     

     
     今でもお世話になっている器具類

放射線に限らず、原子核や電子の動きなど、目に見えない世界を、最初に明らかにするには、どれほどのアイディアと努力が必要だったのだろうか、想像さえつかない。

     


From Face Book: Marie Curie Museum.

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薄れる日本の存在感

2022-07-21 17:33:06 | 日々思うこと

     

私が海外に行き始めた80年代、どの主要都市に行っても日本企業の宣伝等で溢れていた記憶がある。 ところが、最近、それらは中国や韓国の企業に置き換わられつつあるのは間違いない。 今回のワルシャワでも、韓国の企業名の高層ビルがそびえている。 かろうじて、トヨタ、マツダ等の日本車は走ってはいるが、そんなに多くはない。 明らかに、日本の存在感が小さくなっている。 博物館や美術館での、ガイド機器も、中国語や韓国語はあっても、日本語がないことも増えてきた感じがする。 いずれにしても寂しい。 

     

     

     

余談だが、電柱や電線が全くない街並みは、ほんとうにすっきりして美しい。 無茶苦茶に、無秩序に張られた電線に覆われた日本の街は、どうにかならないものだろうか。


From Face Book: The presence of Japan is becoming weaker and weaker.

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ワルシャワでビール(3)

2022-07-20 07:32:54 | 日々の出来事

     

真夏の快晴の日なのだが、日本から来た身にとっては、暑くなく清々しい感じである。 

     

     

     

ヨーロッパで最も美しい公園の一つと言われているワジェンキ公園でのんびりと過ごした。 

     

     

     

ここには、有名なショパン像やワジェンキ宮殿等があるのだが、全体的に非常に良く整備されており、木陰には必ずベンチが置かれている。 散策だけのつもりだったが、やはりビールの誘惑に負けてしまった。

     


From Face Book: Some good beer in Warsaw again and again. 

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聖十字架教会(ショパンの心臓)

2022-07-19 02:34:36 | 日々の出来事

     

ショパン博物館から歩いて15分くらいのところにあるのが、「聖十字架教会」がある。 

     

     

     

     

実は、ここにショパンの心臓が埋め込まれた柱があるというので寄ってみた。 ポーランドでも有名な教会だそうで、日曜日朝のミサはラジオ放送されるとのことである。 

     

     

ちょうど、訪問時もミサが行われており、例の柱のところまで行けなかったので、後ろでミサが終わるのを待った。 

     
     ショパンの心臓が埋め込まれている柱

     

     

     

キリスト教の信者ではないが、このような場に佇むと気持ちが洗われるような気がする。

      


From Face Book: Church of the Holy Cross (Heart of Chopin).

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ショパン博物館

2022-07-18 23:12:56 | 日々の出来事

     

音楽に詳しくない人でも、その名前は知っている「ショパン」、ポーランドで最も有名は人物であることは間違いない。 

     

     

     

     

ワルシャワの空港の名前も、「ワルシャワショパン空港」と呼ばれている。 

     

     

そのショパンの博物館が市内にある。 外見とは違い、内部はいろいろなテクノロジーを使った近代的な展示内容であった。 

     

     

     

「ピアノの詩人」とも呼ばれ、わずか39年の短い生涯であったショパンだが、私でも知っているようなものを含め、数多くの作品を残している。 視聴セクションでは、それらすべての作品が分類してあり、そしてすべて聴くことができた。 

     

     

     

     

     

それにしても、こんなにたくさんの楽曲を残しているとは思わなかった。 ポーランド語のみの資料も少なくなかったが、例の翻訳アプリのお陰で、理解できた。 

     

この博物館に隣接してショパン音楽アカデミーがあり、歌声やピアノの音が聞こえていた。

      


From Face Book: Fryderyk Chopin Museum.

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ワルシャワでビール(2)

2022-07-17 04:54:44 | 日々の出来事

     

ワルシャワの夏は、日本と較べると随分と気温が低く、屋外で長時間過ごしても、ほとんど気にならない。 

     

     

     

     

ちょっとした街角には、必ずと言って良いほど、このような屋外の店舗がある。 あまりの気持ちの良さに、またまたビールである。 アルコール度もちょっと低めで、ほんとうに飲みやすい。 至福の時である。

     

From Face Book: Some good beer in Warsaw again.

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