旅はまだ終わらない(旧構造有機化学研究室)

構造有機化学研究室(1992-2023)のホームページを引き継いだものです。

使われなかった砲台

2018-11-30 06:59:55 | 旅関連

     

壱岐で訪れてみたい場所の一つが「黒崎砲台跡」である。 

     

ここは、昭和3年から6年までの年月をかけて完成した口径41cmのカノン砲二門の砲台で砲身の長さ18.83m、弾丸の重さ1t、最大射程距離約35kmであった。 

     

当然、対馬海峡を航行する艦船を攻撃する目的で設置された砲台であるが、戦況や戦術の変化から、一度の試射が行われたのみで、実戦で使われることはなく戦後には解体されてしまった。 

     

     

     

ただ、小高い丘をくり抜いて築かれた地下7階建ての主砲のあった場所は、今でもはっきりと残っている。 隣りのお土産屋の中には、貴重な当時の写真が残っていた。 

     

     

猿岩で有名な観光地であるが、当時、この砲台を守っていた兵士の方々は、どんな思いで、この海を眺めていたのだろうか。

      

From Face Book: The ruins of Kurosaki battery.

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アン先生とランチ

2018-11-29 12:45:06 | 日々の出来事

     

非常にユニークな本(今まであるようでなかったもの)の著者に、ひょんなことから学内でお会いする機会を得た。 アメリカヴァージニア州出身のアン・クレシーニさんで、現在は、北九州市立大学の准教授である。 とにかく、日本語の細かい語感まで、かなり理解されており、またそれだけではなく、言葉の裏にある文化的な背景にも造詣がある方で、ランチを食べながらの会話だったが非常に面白かった。 

     


個人的には、話学としての英語が趣味の一つなので、これまで誰にも聞くことができなかった疑問点についてもお尋ねすることができた。 例えば、「He ask the question」と聞いた場合、ネイティブスピーカーには、どのように感じるのだろうか? こんなことを、日本語で説明してくれる方は、なかなかいない。

      

From Face Book: Having a lunch with Prof. Crescini.

 

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光の街・博多 2018

2018-11-28 13:42:58 | 福岡ローカル

     

毎日、博多駅を使っているが、今年も駅前広場では約80万個のイルミネーションに彩られている。 

     

     

     

今年で8回目ということなので、新しい駅になってもう8年が過ぎたことになる。 今年は「Way to HAKATA」がコンセプトらしい。 

     

     

     

11月8日から1月9日までの2ヶ月間、この「光の街・博多」を楽しむことができる。 

     

     

また、「クリスマスマーケット」も12月25日まで開催されている。 毎年、同じようなものであるが、この光の海を見ると、今年も終わるという実感が湧く。 

     

     

     

     

それにしても、10年ほど前までの薄汚れた井筒屋デパートの駅ビルと古い郵便局時代からは、想像もできないほど変わってしまった。

     

From Face Book: A large-scale, winter illumination with this year’s theme: “Way to Hakata” in front of JR Hakata station.

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平成31年度推薦入試Ⅰ

2018-11-27 15:12:13 | 行事(大学関係)

     

平成31年度推薦入試Ⅰが行われ、いよいよ受験シーズンが始まった。 この推薦入試Ⅰの募集要項は、「大学入試センター試験を免除し,調査書及び面接試験の結果に基づき,合否を判定します。 面接試験は複数面接担当者による約30分間の個人面接で,志望動機,適性等の他に、工学4類は「数学及び理科(化学の領域)」に関する基礎的問題についての口頭試問です」となっている。 

     

     

     
会場に向かい受験生

この他、一般入試の前期日程、後期日程、推薦入試Ⅱ、さらにAO入試である。 74名の学生募集に対して、5種類の入試である。 もちろん大学業務の一つではあるが、教員の多くの時間と労力(教育と研究以外の)が費やされていることは間違いない。 

From Face Book: The entrance examination for candidates selected by recommendation from high school.

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フェリーで壱岐へ

2018-11-26 07:26:46 | 旅関連

     

11月後半の連休、南カルフォルニアを彷彿とさせる素晴らしい青空に惹かれて、壱岐に船で向かった。 

     

     

     

     

     
乗船したフェリー

     

博多と壱岐の間は、九州郵船がジェットフォイルと通常のフェリーを運航しているが、10時発のフェリーを利用した。 

     

この船は、壱岐の芦辺港に寄った後、対馬の厳原港まで行く。 壱岐までは、約2時間である。 

     

     

博多港の乗り場の正面には、大型のクルーズ船が停泊していた。 これは、イタリアのジェノヴァの本社を置くコスタクルーズ所有のコスタセレーナで、11万5千トン、約3800名が乗船できるクルーズ船である。 現在は、上海起点のクルーズに就航していることから、乗客はほぼ全員中国人観光客と思われる。 

     

     

     

     

     

     

     

     

     

年に何回とない視界180度、全く雲一つない青空と海の青さの中、静かな博多湾を福岡の市街地を背景に進み、能古島、玄海島を見ながらの船旅は楽しかった。 

     

     

     

     

     
地震から復興した玄海島

航海中、ずっと外の風と海の香りを感じることができる甲板にいた。 

     

     

     

     

     

     

普段は、なかなか船に乗る機会がないのだが、こうやってぼんやりと海と空を眺めるのも、これまた日常の喧騒から乖離した時間で、心身ともにリラックスできた。

     

From Face Book: Going to Iki island by the ferryboat.

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昭和の食堂

2018-11-25 10:36:59 | グルメ

     

自宅から車で10分ほどのところに、「昭和ホルモン食堂」があり何度か利用している。 

     

その建物の雰囲気、そして、昭和、ホルモン、食堂とこの三つの単語の組み合わせが何となく良い。 

     

     

もちろん、私の年代が経験した昭和より、もっと前の時代の雰囲気ではあるが、幼い頃に見聞きしたものである。 

     

     

ただ、こんな雰囲気の店内で、七輪で焼きながら食べるホルモンは非常に美味しいものである。 以前は2階に、確か昭和の駄菓子屋があった。 

     

     

     

ここは、ご飯の量を選べるのだが、普通盛りでも、山盛りでとても食べることができない。 来年で平成も終わる。 昭和食堂の語感が、ますます遠いものになっていく。

     
小学校の頃、当時の先生方などが使っていた、懐かしい。

From Face Book: Showa-retrospective restaurant

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キャンパス中央のオープンスペース

2018-11-24 07:55:38 | 大学のこと

     

本学に赴任して、約27年が過ぎた。 その間、建物の改築や新築が進み、歴史的建造物以外は、ほとんどすべて変わってしまった。 唯一、旧材料工学棟が、耐震の関係で、改築することもできず、当該学科は新築と建物に移ったが、古い建物はそのままの状態で残っていた。 ここは、ほぼキャンパスの中央に位置するため、何とかならないものかと思っていたところ、ようやく解体され、更地になった。 更地になると、随分と広く感じるものである。 将来的には、学生や教職員が憩える場になって欲しいものである。

     

From Face Book: The old building was broken down to leave open space.

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幕末維新記念館(肥前さが幕末維新博覧会)

2018-11-23 11:17:28 | 旅関連

     

最後に、本博覧会のメイン会場となっている幕末維新記念館を訪ねた。 

     

     

一応、40名単位での入場となっているようである。 

     

     

     

     

まず、最初の部屋では、壁一面に大型スクリーンが広がり、幕末維新期の佐賀の偉人たちや偉業を紹介する大迫力映像が移し出されていた。 

     

     

     

     

続く「技」からくり劇場では、佐賀の先進性を象徴する「鉄製大砲」と「凌風丸」が紹介されていた。

     

     

     

その「技」を生み出した技術者たちと、彼らを導いた藩主・鍋島直正公の思いが表現されていた。 

     

     

この場所も最先端のデジタル映像と仕掛けとパフォーマーが登場するなど、よく構成が考えられた演出で楽しかった。 ついでだが、各種模型も使われていた。 

     

     

     

     

     

次の賢人ラウンドシアターでは、幕末の佐賀に生まれ、第10代の佐賀藩主、鍋島直正のもとで教育され、明治新政府で活躍した賢人たちの語らいの場が再現してあった。 

     

     

これもなかなか工夫された内容であった。 

     

From Face Book: Bakumatsu-Meiji restoration Memorial Museum

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葉隠みらい館(肥前さが幕末維新博覧会)

2018-11-22 09:07:53 | 旅関連

     

葉隠みらい館にも立ち寄った。 ここは旧三省銀行の建物で、銀行類似業務を担う三省社の店舗として1882(明治15)年に建てられたものである。 

     

     

     

     

     

切妻屋根と銅板の窓、漆喰の壁など、特徴ある建造物となっている。 

     

     

     

この葉隠とは、江戸時代中期の武士道書で、7年間にわたり佐賀藩士山本常朝の口述を田代又左衛門陳基が筆録したものである。 正直、ここに来るまでは、葉隠が何なのか知らなかった。 葉隠の教えは、現代にも通ずる面もあるようである。 

     

     

     

ここでも、いくつかのデジタル技術で書道・華道をヴァーチャル体験することができた。 よく考えらえた施設である。

     

From Face Book: Hagakure Miraikan

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消えるシンボル

2018-11-21 12:23:05 | 福岡ローカル

     

昨年末に閉園したスペースワールド跡地に残っていたスペースシャトルの解体作業が始まったようである。 このスペースシャトル「ディスカバリー号」の実物大模型(高さ約60メートル)は、ここのシンボル的存在であったが、結局、譲渡先もなく、また北九州市も財政的な問題から引き取りを断念した。 

     

個人的には、このスペースシャトルだけは残して欲しかった。 これを見ると、昔、ここにスペースワールドというテーマパークがあったことが思い出されるが、それも無理になってしまったようである。

From Face Book: The space shuttle “Discovery” is being demolished.

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来年のカレンダー

2018-11-20 13:54:33 | 日々思うこと

     

例年より少し遅れて、来年のカレンダーと手帳を購入した。 ここ数年、同じものを同じ場所で買っている。 時代は変わっても、どうも歳のせいか、予定だけはは手書きの手帳とカレンダーが使いやすい。 もう3月までは、種々に行事で埋まってしまった。 

     

     

ただ、カレンダーをよく見ると、平成31年と記載のあるのは4月までで、5月からは、何も記載がない。 そう、いよいよ平成も終わる。 来年は62歳になるので、昭和と平成をちょうど31年ずつ生きたことになる。 そして、昭和の時代もほんとうに遠くなってしまった。

From Face Book: The next year’s calendar

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福岡市長選

2018-11-19 12:33:16 | 日々の出来事

     

この日曜日には福岡市長選が行われた。 留学時以外は、これまで一度も棄権したことはない、皆勤である。 ただ、今回、9時15分から始まる開票より早く、と言うより、投票が終了した数分後には、高島氏の当選が決まった。 よく目にする開票率0%で当確である。 確かに、選挙でしか、一般市民が政治に対して意思表示できる場がないことは事実であるが、投票用紙が1枚も開かれることなく結果が決まるような選挙だと、その意義さえも疑問である。 特に、今回の市長選、対立候補が、全くの無名で共産党、経歴に全学連とあるなど、その時点で勝敗は決まっていた。 その証拠に、投票率は過去最低の31%。 まあこのような状況だと有権者も責められない。 選挙が重要であることは議論の余地がないが、ただ、誰でも良いから、とにかく立てれば良いでは困る。 今回の共産党の候補、税金の無駄を主張していたようだが、民主主義の必要経費であることは重々承知しているが、皮肉を言えば、立候補しなかったら、決して少なくはない選挙費用(税金)が無駄にならなかったはずである。 同日に行われた愛媛県知事選、熊本市長選、松山市長選も同じような状況のようであった。

From Face Book: The election of the mayor of Fukuoka city.

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列車が砕け散りますよ!

2018-11-18 10:33:06 | 英語のこと

     

久しぶりに笑ってしまった。 JRの車両のトイレに貼ってあったものだが、なるほど、読めば、意味はわかるし、日本語表示とそんなに意味的に違わない。 しかしである。 このbrakeはbreakと発音が全く同じである。 どちらかと言えば、後者のbreakの方が、英単語としては、日常的に目にする単語である。 すなわち、この文章を聞くと、「煙を感知しますと、この列車は砕け散りますよ、または壊れますよ」となる。 大変なことである。 brakeの代わりにstopでも良いと思うのだが。

From Face Book: Brake or Break?

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浪漫座(肥前さが幕末維新博覧会)

2018-11-17 13:30:35 | グルメ

     

リアル弘道館のすぐそばにある「浪漫座レストランアンドカフェ」で昼食を食べた。 

     

この歴史を感じさせる建物は明治39年(1906年)に建てられた洋館佐賀市歴史民俗資料館・旧古賀銀行である。 

     

     

     

この古賀銀行は、九州5大銀行の一つとして数えられるほどの隆盛を誇った銀行で、その本店だった建物の一階を利用したカフェである。 

     

     

     

歴史を重ねた豪華な内装、そして高い天井と広くて開放的な屋内空間は、なかなか現代建築では感じられない落ち着きを与えてくれる。

     

     

     

資料館として使われている建物なので、カフェスペース以外に2階の展示スペースも見学することができた。 

     

     
     シシリアンライス

知らなかったのだが、佐賀のローカルフードは「シシリアンライス」というものである。 これは、小高く盛ったライスの上にローストビーフ仕立ての牛肉とたっぷりの野菜を盛り付けたものである。

      

From Face Book: Romanza, Restaurant & Café, Saga city cultural museum.

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リアル弘道館(肥前さが幕末維新博覧会)

2018-11-16 12:32:33 | 旅関連

     

弘道館は、江戸時代中期に佐賀藩が設立した藩校である。 ここは、水戸藩、出石藩の同名の藩校と並んで「天下三弘道館」の一つと呼ばれている。 

     

     

     

幕末から明治新政府で活躍した副島種臣、大木喬任、大隈重信、佐野常民、江藤新平、島義勇らの佐賀藩士は弘道館の出身者である。 

     

     

     

     

マンガで描いてあったグラフィックパネルからの音声で、当時の様子などがわかるようなシステムもあり、全体的に良く工夫されていた。 

     

     

     

先輩から直接教わりながら漢籍を読み上げる「素読」をちょっとだけ体験するような場所も作ってあった。 

     

     

     

     

当時の日本が、短期間で西洋諸国に肩を並べることができた要因は、間違いなく藩校のような教育機関であった。 この教訓を、現在の日本で、再度認識する必要があるような気がする
 。

     

From Face Book: The legendary domain school, Koudoukan (Hizen Saga Bakumatsu-Meiji Restoration Expo)

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