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2013年に読んだ本ベスト5

 小生は本をネットであんまり買わない。極力、書店で買うようにしている。確かにネット通販は便利だ。自宅まで届けてくれる。たいていの本が入手可能。    
本を手に入れる。これは、われわれ本好きにとって、一番楽しいできごとだ。だから、新しい本を手にする。その時を楽しみたいから、書店で本を買う。
書店。本好きにとって心がウキウキする場所だ。こんな楽しい場所に行く機会はできるだけ多くしたい。その書店がだんだん減ってきている。小生の近くの街の本屋さんは全滅した。昨年は神戸の代表的な書店海文堂が閉店した。さんちかの福家書店も閉店した。あとにジュンク堂が入った。ジュンク堂も良い書店だが、ジュンク堂ばかりになるのはいかがなものか。
さて、昨年2013年のベスト5だが、次の通り。

1位 ソロモンの偽証 宮部みゆき 新潮社
4700枚一気読みした。中学生が自殺した。本当に自殺か?中学生たちが学校内で裁判をやる。人物描写の名人宮部がリミッターを外して人物を描く。

2位 機龍警察 自爆条項 月村了衛 早川書房
 シリーズ2作目。1作目は龍機兵フィアボルグを駆る姿俊之警部だったが、この2作目はバンシー騎乗のライザ・ラードナー警部が主人公。北アイルランド出身の彼女がなぜ日本の警視庁の契約警官になったのか。3作目機龍警察 暗黒市場も傑作。第4作目 機龍警察 未亡旅団、近日発刊。読まねば。

3位 定吉七番の復活 東郷隆 講談社
 20年ぶりにあいつと再会でけるとは思わなんだ。定吉セブンの新作が読める。それだけで感謝感激あめあられ、狂喜驚愕、歓喜雀躍、破顔一笑、喜色満面。

4位 宵山万華鏡 森見登美彦 集英社
 森見の妄想京都ワールド炸裂。いつまでたっても祇園祭宵山、どこまで行っても祇園祭宵山。赤い浴衣の女の子たちは何者?

5位 時の地図 フェリクス・J・パルマ 宮崎真紀訳 早川書房
 19世紀にタイムマシンは実在した。ロンドンでは時間旅行が大人気。このお話で狂言回しを務めるのは、もちろんあのお方。続編「宙の地図」もお勧め。

 こうして見ると本格SFがない。それに海外作品は「時の地図」だけ。今年は海外のSFをもっと読もう。

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