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パイコー飯


 ハラがへった時はやっぱ肉だ。肉なら豚だ。牛もいいが、牛は高くついていかん。豚肉は貧乏ハラへり人の味方なんだ。それに日本人ならやっぱ米のめしだ。ハラへった日本人がお上品にパンなんぞ食えるか。ちゅうわけで、きょうはハラへっとるから、米のめしの上に豚肉を乗っけたやつを食うぞ。
 パイコー、排骨と書いて、骨付きの豚肉のことなんや。ようするにスペアリブやね。パイコー飯はスペアリブを使うのが言葉通りなんやけど、今回は食べやすいように、カツ用のロース肉を使った。
 まず、肉に下味をつける。紹興酒、醤油に肉を漬け込む。肉に切れ目を入れて肉の縮みをふせぐのんを忘れんように。半日も漬けておけばいい。
 さて、半日たった。肉に五香粉をたっぷりふりかける。カレー粉でもええで。それに卵を溶きいれて、片栗粉もまぶす。これを油で揚げる。160度ぐらいでじっくり揚げよう。ええ色に揚がったら、食べやすい大きさに切って、ほかほかごはんの上に乗っける。
 さて、次はアンや。きのこと野菜のアンにしよ。きのこはしめじと干し椎茸。野菜は豚肉と相性のええほうれん草だ。
 しめじと干し椎茸を炒める。きのこは炒めるとええ香りがするぞ。スープを注ぐ。味付けはオイスターソース、醤油、紹興酒、砂糖。ほうれん草を入れて少し煮たら、水溶き片栗粉でとろみをつけて、めしの上にかけたらできあがりや。
 さて、ハラがへった。ガツガツ食おう。
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