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夏のお弁当


 きょうのお昼はお弁当をしつらえました。ごはんとおかずですが、お茶碗とお皿でいただくよりも、同じものでも、お弁当箱に入れていただく方がたのしいですね。お弁当づくりは箱の中に小宇宙を作る楽しみです。
アメリカの古いSF作家で、エドモンド・ハミルトンというご仁がおりました。スペース・オペラの「キャプテン・フューチャー」の作者で、私はこの人の「翼を持つ男」という作品が大好きです。このハミルトンの作品で「フェッセンデンの宇宙」という名作短編があります。ある科学者が自家用の宇宙を作りだす話ですが、お弁当作りの楽しさは、この名作SFの楽しさに相通じるものがあると私は思うのです。
さて、まずおにぎりです。煮卵を入れてあります。卵といっても鶏卵じゃ大きすぎます。ウズラの卵を、だし、醤油、味醂で煮て、一晩おいて味をしみ込ませました。この卵を芯にしておにぎりを握りました。
おかずは、鶏肝のしぐれ煮。なすの醤油炒め、ゴーヤのピクルスの三つです。鶏肝のしぐれ煮は、鶏肝を水につけて臭みを取って、酒、味醂、醤油で煮ます。千切り生姜を入れるのをお忘れなく。なすは切って、ゴマ油で炒めます。最後に鍋はだから醤油をたらします。なすは油と相性がいいから、炒めものにするとおいしいです。ゴーヤのピクルスは作り置きしているものです。
 
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