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インスタント沼


監督 三木聡
出演 麻生久美子、加瀬亮、松坂慶子、風間杜夫、ふせえり、岩松了

 またまた三木聡監督の奇想ワールドがサクレツ。おかしげな人物が、独特な色使いの世界をドタバタとかけめぐる奇天烈コメディー。
 雑誌編集者の沈丁花ハナメは、雑誌の売上げ大幅減、廃刊、雑誌社を辞める。ここから彼女のケチのつき始め。ハナメはオカルト、心霊、占い、など非科学的なモノは一切信じない現実主義者。
 そのハナメの母が沼に河童を釣りに行って転落。意識不明の重体。この沼でハナメは古い手紙を発見。読んだ彼女は自分の父は沈丁花ノブロウなる人物らしいと知る。
 ハナメが会ったノブロウはおかしげな骨董屋を営んでいる、電球のおっさんなる怪人。その店に出入りしているガスというパンクロッカーとも知り合う。
骨董に興味を持ったハナメは骨董店を開店。はやらない。おちこむハナメに電球のおっさんはアドバイスする。「何事もうまく行かなかったら水道の蛇口をひねるべし」
 この電球のおっさん、100万円で不思議な鍵をハナメに売りつけて放浪の旅に出て行く。残されたハナメは鍵にあう蔵を見つける。ガスに手伝ってもらって蔵を開けると、中から出てきたのは・・・。
 ハナメが持つ古クギは彼女の宝物。なんでこんなただのサビたクギが大切なのか。蛇口から水をだして、ハナメと電球のおっさんは何をする。心電図を使ったギャグ。とりすました骨董店での大声。ファラオの占い。つぎつぎ飛び出す大ネタ小ネタのギャグくすぐり。そして最後は、大スペクタクル?の特大くすぐり。ツボにはまる人にとってはたまらん映画だ。
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