母さん 昨日はコーラスだったでしょ?
イル・ディーヴォみたいに お腹の底から声出してきた?
出してきたよ~思い切り。 歌がうまいか下手かは置いといて、お腹の底から声をだすっていい!
みんなと一緒に歌うって、すごくすごく いい! コーラスはじめて 快調です。
僕はお留守番だけどね(-"-)
でも、すっきりした顔で帰ってくる母さんみると 嬉しいよ
*
私は新参者だから、これまでの楽譜の厚さはまだ1センチにもならないけど、
先輩たちに聞くと、百科事典みたいにあるんですって。 スゴイ
時折これまでの曲のおさらいをするけれど、皆耳馴染みのある曲で楽しいです。
こんど『大地讃頌』をもう一度と提案があって、懐かしくて心踊りました。
中学時代に歌った曲だから・・・ ええっと 何十年前かしら?
*
中学の頃は、ばくぜんと「大地をたたえよ」と歌っていたけれど、
もう一度 詩を読み直して、うーんと唸ってしまいました。
母なる大地のふところに われら人の子の喜びはある
大地を愛せよ 大地に生きる
人の子ら その立つ土に感謝せよ
平和な大地を 静かな大地を
大地をほめよ たたえよ土を
恩寵のゆたかな大地 われら
人の子の 大地をほめよ たたえよ土を
母なる大地を たたえよ ほめよ たたえよ土よ
母なる大地を ああ たたえよ大地を ああ
大地の上に生かされてるのよね 私たち。
社会が発展して、地面をコンクリートで覆うほど、大地への感謝を忘れちゃう。
それどころか、どんどん汚して、住むことすらできない大地を増やしてる。
今のフクシマ 謎の霧発生
1~3号機から溶け落ちた核燃料は、地中へ 地下水へ 海へ。
そして今や謎の霧となって、海上に帯のように漂っているんだそうです。
それでも もっともっと・・・ 立ち止まることをせず、人の欲はどこまで大地を汚すのでしょう。
*
ところで「大地讃頌」は、1962年に作られた 組曲『土の歌』のさいごにでてくる曲です。
- 第1楽章「農夫と土」自然の恵みの神秘、土への感謝
- 第2楽章「祖国の土」人は皆土に生まれ、土に還っていく
- 第3楽章「死の灰」原爆、・・・人間と科学の汚さ
- 第4楽章「もぐらもち」原爆・・・モグラに例えて人間を皮肉
- 第5楽章「天地の怒り」天災と人間悪
- 第6楽章「地上の祈り」大地への想いと反戦の祈り
- 第7楽章「大地讃頌」大地への限りない讃歌
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- 50年以上前に この詩を書かれた大木惇夫さん
中学生の時には、この社会への啓発に気付かずにいたけれど、
今こそ意味をかみしめて、しっかり歌いたいと思います。
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