朝6時半の空
今の季節、夫がでかける時間に空がほのかにピンクをおびて、朝やけがはじまります。
ほんの少し欠けた月が、惜しむように西の空へと沈んでいきます。
満月でもなく半月でもなく、三日月でもない。
なんとも不完全な中途半端な月が、なぜかとても愛おしく見えました。
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さて、今日はオリーブさんのおうちカフェでパンの試食会。
味も形も食感も違う17個のパン
オリーブさんが、パン屋さんを4軒回って選りすぐってきたパンです。
すべて4等分して4人で試食。 うん はじめは確かに試食・・・だったけど
4個5個と食べるうちに、次第にどれを食べたかごちゃごちゃになり、
お腹がふくれるほど頭もぽわーっとなって・・・・・ ただただ おいしかった 満足満足という
感想で締めくくられて終わったのでした。
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4人にはそれぞれに年頃の娘 息子がいて、仕事だの結婚だのが話題の中心。
たとえば刺青のある相手を連れてきたらどうする?刺青があってもりっぱに生きている人は
いるし、やっぱり人柄?とか、どのくらいの年の差まで許容範囲? ・・・なあんて。
たらふく食べたパンがこんな話に花を咲かせるうちに、ほどよくこなれて行きました。
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明日で1月もおしまい。 時間が加速度を増して過ぎていくような気がします。
これは、歳のせいかしら?
季節も人生も寒暖を繰り返し、最後はおだやかに・・・
ついに天に召された老猫のかこの魂が、不完全な月の照らす夜空の片隅で
小さく光っているような気がします。
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