東京は、桜満開。 実家の枝垂れ桜も満開。
塀伝いにひらひらと あたりは華やいだ雰囲気につつまれています。
もうじき父の命日。 毎年、この桜を一番楽しみにしていた父だから
きっとお墓にじっとしていられずに、我が家にもどって来ているに違いありません。
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この桜はまだ樹齢十数年、幹も両掌で包めるくらいの太さなのだけれど、
家族みんな毎年開花を心待ちにし、いつしか我が家のシンボルツリーになりつつあります。
いつしか家族が離れる日がきても、この桜の頃には皆の心が我が家にもどる。
そんな気がします。
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我が家というのはよい響きだけれど・・・
我が軍ともなると、戦争をしない国には似つかわしくない響き。
これまであえて軍と言う言葉を使わず『隊』としてきた意味を、根底から首相は覆す。
国会では野党がコレを追求しているようだけれど・・・・、
私が気になるのは、軍より『我が』という言葉の方。 いつものことながら
首相が『我が』と発する時、それが『日本の』ではなくて『私の』と聞こえてしまうんだもの。
じいちゃん(岸首相)に負けたくないとか、誰もやれなかったことをやるとか・・・
そういう彼の子供っぽい自己顕示欲みたいなものを大いに利用して、彼をおどらせて
私腹をこやしたい亡者もまわりにうようよいるんだろう。
そんな誰かのちっぽけな欲で、日本が大事に守ってきたものは簡単に壊れちゃうのかな。
やがて みんなの大事な家族まで、我が軍の一人に駆り出されないといいけれど。