無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

自然菜園プランターから学ぶ

2013-08-23 13:17:32 | 自然菜園の技術 応用
本日、

久々のまとまった雨が降りそうです。今は降ったり止んだり変な天気です。


現在、家の光協会の農雑誌『やさい畑』に2年連載用に、大家さんのお庭を間借りして、自然菜園プランターをずらっと並べて栽培しております。

家の光さんでは、拙著『失敗知らずのコンテナ菜園』を出版させていただいたご縁で、
次号の『やさい畑』から2年間、実験的な内容でコンパニオンプランツについて連載をする予定で、去年からいろいろな組み合わせで野菜を育てています。

実験的な内容とは、実際にプランターでコンパニオンプランツ(共栄植物)と混植した場合と、そうでない場合を比較実験し、
検証しながらコンパニオンプランツの実際の効果や野菜の育ち方への影響を観察しております。


例えば、ナスだけ(右)を植えたプランターと、ナスのコンパニオンプランツであるラッカセイを混植した場合で、どのような生育の違いが出るのかを比較したりしております。


その際に、畑や菜園では、見逃しがちな野菜の生育がプランターということもあってつぶさに観察でき、とても勉強になっています。

写真は、ラッカセイ=落花生の名の由来になった、花が落ち地中に針のようなものが刺さり、実ができる様が良くわかります。




ゴーヤのプランターでは、白ゴーヤが良く成っております。

このプランターでは、マメ科のインゲンと混植した場合とそうでない場合を比較して実験している最中です。


キュウリのプランターでは、




雌花が咲いて、蜂などが毎朝授粉してくれるため、立派な実をどんどんつけてくれていますが、

実は、このキュウリいわゆる秋キュウリといって、夏に種まきし、秋に実をつける地這えキュウリ「若緑地這え」です。
地這えキュウリですが、プランターで育てる際は、行燈支柱など利用して無理なく立体的に育てると、思いのほか素直に育ってくれ、たくさんの実がいただけます。

まだまだ、栽培途中のものもあれば、もう結果出て9月3日に発売される連載開始号のキャベツとレタスの実験など、
実際に限られたスペースで実験的に育ててみると、再発見や確認ができとても面白い企画です。

※実際は、失敗の許されない栽培管理や悪天候に左右され大変ですが、、、

自然菜園プランターと名付けている、プランターで出来る自然菜園の体系化にもとても有効な実験で、
毎回改善していくものですが、ある程度普遍的に栽培するコツをまとめる機会にもなっていてとても勉強になります。

自然菜園プランターとは、限られたプランターという容器の中で、自然菜園で培った自然の摂理を活かした栽培方法で、
基本さえマスターすれば、ほぼ水やり程度で、野菜が簡単に育つのも魅力の一つです。

まだまだわからないことだらけですが、お仕事を通じていろいろ勉強になるので、緊張はしますが、この仕事はやりがいがあると感謝しております。

菜園やプランターと様々な場所で、楽しく自然に野菜が自給できれば生活は豊かになります。
改めて、自然菜園プランターを育てていてそう感じております。


8月の自然菜園教室/strong>

8/25(日)Azumino自給農スクール 自然菜園実践コース
訂正8/28(水)NHKカルチャー 自然菜園入門



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