無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

新たな試みビニールハウスでブドウを始めてみた

2015-04-25 23:18:37 | 日々の自然菜園
本日、

いよいよ明日は『Azumino自給農スクール』自然菜園・実践コースの開校です。

今日は前日入りで近くの安曇野地球宿さんでブログを更新中~


今年ビニールハウスを新築しました。昨年の春の大雪で倒壊してしまったので、頑丈に太めのパイプで大きめのしっかりしたものを友人たちと一緒に建てました。

ところが、意外と大きく、今までは苗を育てたり、冬野菜を育てる程度しか活用しきれなかったのですが、今年から果樹もチャレンジしようと、通常の穴あきコンテナを使用して、ブドウ栽培をはじめてみました。




コンテナの底に、新聞紙を敷き、土を詰めた後、ブドウの根が地下に潜れるように仕掛けを作りました。

これが本当のコンテナ栽培!?

根に酸素が届き、しかも遮光できるように50cm幅の余った防草シートで囲み、




底面に軽石を敷き、




赤玉土と軽石を混ぜた果樹用のオリジナル培養土を敷き詰めてから、




ブドウの苗を植え、土を入れました。




果樹の師匠でもある友人の助言から、スデュウーベンと写真のシャインマスカットでハウスでのブドウ苗をチョイスしました。

一本でもなり、育てやすく、生食で美味しく、収穫期と食べる時期が重ならない組み合わせにしてみました。




防草シートは余ったものをマルチ上にたたみ、園芸用洗濯バサミでとめました。


ビニールハウスの脇の空いたスペースの土に直接触れるように、コンテナサイズにそこだけ防草シートをカットした土の上にセットしました。

なにぶん初めての試みで、うまくいくかどうかわかりませんし、ブドウ栽培そのものが素人なので、これがよい勉強になりそうです。

ブドウは雨よけするだけで減農薬や無農薬がしやすくなる果樹で、基本的に強い落葉果樹になり、ツル性なのでした手直しもできます。

路地では、巨峰とヤマブドウを栽培し、ハウスでも日頃お世話になっている方に贈答できるようサプライズ栽培です。

結果は真摯に受け止め、成功したら自然菜園同様今後発表して、より多くの方が果樹も無農薬で美味しく育てられるように栽培方法を公開していきたいと思っております。

この後は、ハウスの雪で倒壊防止の梁に誘導し、棚を作ろうと思います。

うまくいけば、棚ブドウがハウスの日陰の休憩所になる予定です。
楽しみがまた増えました。
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新たな春の息吹を感じながら菜園が始まりました~

2015-04-21 09:48:49 | 日々の自然菜園
本日久々の

今度もち米専用でお借りする友人の田んぼの準備に行ってきました。




先日、ようやく桜が咲き、ようやくジャガイモを植えられるようになりました。

連日だったので、今日の晴天は気分が晴れ晴れします。


巨峰(ぶどう)も菜園教室の生徒さんだった友人のお蔭で、立派に仕立て直し、今年から再スタートを切ります。


今年からは果樹も本格的にはじめるので、鉢植えの果樹がずらっと並びました。


こちらは、3年前に食べた紅玉の種から育てている実生の苗木たちです。


すっかり春の菜園になってきました。

奥の建物(元蚕小屋)も




↑ビフォアー






↑アフターで徐々に、お大工さんなどの力を借りて、新たな学び舎として生まれ変わってきています。

来年度は、自給自足の衣食住をテーマにした『自給自足ライフスクール』を一般公開できるといいなーと思っております。
今年は、プレオープンのお試し版を元生徒さんたちのご協力の下開催しております。

育てた生命(いのち)をいただき、自分たちで直し作った家で住み、心地よい持続可能な暮らしの一歩になればいいなーと思っております。






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お米の半プール育苗床をハウス内に作ってみました。

2015-04-18 06:43:16 | 日々の自然菜園
本日、の予報。


ハウス内には踏み込み温床などトンネルが張られ、夏野菜の苗が順々に育ってきています。






お米の育苗ですが、うちでは半プール育苗で、1.5~2枚までハウス内で育て、それから田んぼの苗代に移動して育てております。

寒冷地で、水も8~10℃と寒いので、最初はハウスで、後半は厳しく田んぼで育てる方法です。

まだ試行錯誤しておりますが、今年は新しいハウスなので、木枠(約2m×10m)をしっかりしたものにし、整地しきれなかった多少の窪みをクン炭で埋め、
水平器で水平をだしてから、




水が漏れないようにビニールを敷いて、




防草シートを張り、底に並べていきます。まだ多少の凸凹が気になるので、来年はもう少し平らになるように改良していきたいものです。

この上に、ラブシート風の2重のシートを敷いて保温して、芽が出るまでそのままにしておきます。

稲の芽出しはいつも緊張します。今年は新しいはうすということもありやりながら微調整をとっていこうと思います。

今年も自分たちが食べる分のお米が育ってくれますように~
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Azumino自給農スクール2015「自然稲作コース」稲の種まきから始まりました。

2015-04-12 00:25:01 | 自然菜園スクール
本日、の予報。

日付けが変わりました。
昨日、Azumino自給農スクールの「自然稲作コース」が稲の種まきから始まりました。

田植えや稲刈りを体験したことがある方は少なくないのですが、
稲の苗づくりから携わったことがある方はとてもまれなものです。

というのは、プロの農家さんでも苗を購入したり、一緒に分担したり、頼んだりすることが多く、最初から最後まで自分で種子消毒、芽出し、種まきをすることが少なくなっております。
ましてや、無農薬の稲の苗づくりになると、書籍や情報も少ないものです。

Azumino自給農スクールでは、スクール名にもあるように、大変ですが自給できる術(すべ)を一から学び、体験し、自分たちで自給できるように、みんなで協力し合いながら行います。

今回は、稲の種まきを行いました。

写真を撮っていただくのを最初忘れまして、古来からの伝統の無農薬での種子消毒を紹介します。
慣行農業では、薬剤などを使って種子由来の病気を防除しますが、無農薬栽培では、「温湯消毒」という一定の温度のお湯につけることによって、種子由来の病気を殺菌していきます。

60℃のお湯であれば、10分。中心までお湯がしみ込むよう、「温湯消毒」を行うことで、
イネいもち病,イネばか苗病,イネ苗立枯細菌病に対して効果的に予防できるといわれています。

「温湯消毒」は10℃くらい冷水で、荒熱をすぐにとることが大切です。


その後、


水に沈む卵


塩を入れて、


卵が浮く位の高濃度の塩水を作り、


「温湯消毒」して冷ました種モミを入れると、比重が軽い種もみは浮いてくるので、




比重が重い、よく詰まった沈んだ種モミのみ選びます。

これを俗に「塩水選」といって実の詰まった種もみを選ぶ大切な一手間です。




「塩水選後」すぐに2~3回水を代えてゆすぎ、塩分を流してから、

10℃の水で10日間浸水して、一晩35℃のおふろの残り湯につけて芽出しをしたものを、1分間洗濯機で脱水したものを種まきします。




今回は、みのるポット苗箱と通常の苗箱の2種類を使って育苗します。


市販の水稲用の培養土に、10~20パーセントのクン炭を混ぜておきます。


苗箱に土を詰めてから、みのるポット苗用の播種機を使って種まきしたり、


通常の苗箱には手で丁寧に種まきをして、それぞれの育苗を学びます。




小学生の子供も積極的に寒い中、働いて協力してくれました。




極丁寧に種まきしたあと、土を覆土し、、水をかけて種まき完了です。

「米」という字は八十八と書くように、たくさんの手が入って手間を惜しまず苗を育てると、そのあと楽できますし、収量もよくなります。

このコースでは、本科生は、お米の分配もあるので、自分のお米だと思ってやると人一倍力が入ります。

今日は春の桜がびっくりするくらい寒く、雨空でしたのでとても大変な野良仕事になってしまいましたが、みんなの協力のお蔭で、種まきを無事完了することができました。

これから田植えまでは、責任もって預かって育苗していきます。

今年も実り多い年になりますように~
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Azumino自給農スクール2015「自然育苗コース」③

2015-04-10 06:37:28 | 自然菜園スクール
本日、のち


先日のAzumio自給農スクール「自然育苗コース」のご紹介です。


育苗の際、使う水は新鮮な雨水が一番いいのですが、なかなかタイミングよく必要量ない場合があります。

その場合、数10リットルのバケツに、10ccずつ木酢液、お酢、焼酎をいれた人工雨水「ストチュウ水」を利用します。




いきなりジョウロで水を苗に欠ける前に、肥料さしと呼ばれる水差しで、ポットごとの過不足を調整しておくと丁寧です。





育苗に関して水分はとても大切で、育苗土をブレンド後、50~60パーセントに調整しておくことが大切です。

スクールでは、知識だけでなく、体験を通じて、実際にやってみて身体でも学んでいきます。






水分調整後の土をポットに詰めるのもコツがあります。

ポットに正確に土を入れるのはとても難しいことです。




今回は、ハーブのタネまきです。

ハーブは種が小さかったり、育ってしまえば強いのですが、発芽させるのが難しいものも多く、失敗しがちです。




スイカの種まきも行いました。

スイカなどウリ科の種まきは、播く方向が揃っていることが大切になってきます。


最後に、発芽させるまでに乾かないように、まんべんなくジョウロで水やりをして、新聞紙で3日間保湿します。

育苗はとても手がかかるかもしれませんが、無農薬の苗が売っていなかったり、購入した変わった品種や自家採種した種を苗にできたりしますし、
なにより、苗がよく育ってくれたら、そのあと野菜が自然に育ってくれるので、楽ができます。
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「これならできる!無農薬・自然菜園入門」講座がいよいよ、城山公民館(長野市)ではじまりました!

2015-04-03 07:49:35 | 出張菜園教室
本日、のちの予報。


4/1(水)18:30~長野市、善光寺の近く城山公民館で18:30~21:20で1回目の講座がはじまりました。

次回は通常第1水曜日なのですが、GWなので、5/13(水)です。

参加費1,500円で家庭菜園のご質問の時間もあるので、日頃の家庭菜園の疑問が質問ができます。


今回は4月新学期ということもあり、

ジャガイモの切り方や植え付けのコツ。


完熟堆肥の使い方


完熟堆肥かどうかは、畑に投入する前に必ずチェックした方が無難です。

通常であれば、投入してから野菜の生育やその病虫害が発生してから、その堆肥の善し悪しがわかります。

ところが写真右のように、堆肥に水を入れて密閉して常温で10日置いておくだけで、堆肥の善し悪しが事前にチェックできます。
10日後、瓶のふたを開けて、無臭もしくは森の土の臭いの場合は完熟堆肥で、使っても病虫害の心配がなくなります。


ところが、悪臭や異臭がした場合、その堆肥は未熟もしくは腐敗したものなので、そのまま使用すると野菜の生育障害や病虫害の発生につながりやすくなります。
その場合、再発酵させて再度チェックしてOKなら畑に投入できるようになります。


家庭菜園の教室を開いていると、家庭菜園で失敗の多くが投入した生ごみ堆肥や未熟堆肥や腐敗堆肥に由来する場合がとても多いので、必ずチェックすることをお奨めいたします。

美味しい野菜は、堆肥やいい土づくりからとはよく知られていますが、
本当に堆肥が完熟している良質なものかどうかは、フリーパス状態です。

【予告】
5/13(水) 夏野菜の植え付け(支柱&誘引、コンパニオンプランツ)
6/3(水) マメ科で応援、ボカシづくり、春野菜の自家採種



コメント (8)
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