無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

せたがや自然農実践倶楽部で、自然農学習会4月:前半、春夏野菜の種まき&定植

2013-04-30 12:03:11 | 出張菜園教室
本日、時々、




せたがや自然農実践倶楽部での『春の種蒔き講座パート1』では、晴天に恵まれ1泊2日の出張自然農教室でした。

最初に、「耕さない、草と虫を敵とせず、持ち込まず持ち出さない」自然農の3原則を知り、


実際にどのように自然農を行うのか実践から学びます。




レタス、キャベツの定植をし、

スギナの生える痩せた場所では、米ぬかと油粕を半々に混ぜたものを補います。




GW初日の温かい東京では、夏野菜も植えたり、種まきできます。

トマトは、まず支柱をしっかり立ててから、


直播きしたり、苗を植えます。


ピーマン、ナスも支柱を工夫して、大きな実がなっても折れないように支柱を立てます。


カボチャは、中心からずらして植えることで、スペースを有効活用します。


カボチャが這ってきてもいいように、

隣りの区画には、トウモロコシを蒔きました。


サツマイモの植えるポイントを紹介したり、


ニンジンが発芽しやすい種の播き方など一緒に体験しながら学びます。

世田谷の真ん中で、自然農ができる希有なスペース「せたがや自然農実践倶楽部」。
十数年前に、市民農園で失敗しながら自然農、自然農法を学び始めた自分を思い出します。

後半は、畑での稲の栽培、陸稲について行いました。
次回ブログでお知らせいたします。



来月の菜園スクールは、
5/18(土)&19(日)シャロムヒュッテであずみの自然農塾

5/26(日)Azumino自給農スクール 自然菜園実践コース
コメント (7)
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Azumino自給農スクール4月(自然菜園実践コース)通路の緑肥・春の種まき&定植

2013-04-28 06:56:16 | 自然菜園の技術 基本
本日、の予報。


昨日は、Azumino自給農スクール自然菜園実践コースでした。

いろいろな講座がありますが、いつも月末で、その月の内容をお伝えする最後になるのが、寒さの残るAzumino自給農スクール。
今回は、自然菜園の畝立て&通路の緑肥ミックスを播きなどをしました。




緑肥作物とは、牧草をはじめ土を改良してくれる自然菜園導入に一役買ってくれる力強い助っ人です。

イネ科のエンバク、ライムギ、イタリアンライグラス、
マメ科のクリムソンクローバーに、アカクローバーなど、
用途や、気候風土を加味し4種類以上の緑肥作物をミックスし、その場にあった緑肥作物が生えてくれる用にすることがポイントです。




この教室では、自然菜園のはじめ方から、継続の仕方まで学ぶために、春は耕した畑からはじめ方、
秋は耕さない自然耕まで学ぶことができます。

今回は、火山灰土を活かした畝立て、といっても耕したばかりの畑に線を引き、
その線の上を綱渡りするだけで通路と畝ができます。

※火山灰土は乾燥しやすく飛散しやすいため、通常平畝です。つまり畝立てをしないため、通路を踏み固めるだけで畝が完了です。


通路の真ん中に、緑肥ミックスを条で播いていきます。


1年後には、この畑のように通路に緑肥ミックスが1列に生えて毎年生えるようになります。


今回は、桜が満開を過ぎ、ちり始めた春の安曇野の菜園に、
ジャガイモ、エンドウ、ソラマメ、レタス、ネギを植え付けし、
春の種まきを行いました。


今年のデモンストレーション用の区画です。

本科生と同様30㎡ちょっとの区画にサンプルで私がやって参加者の皆さんに観ていただきます。


キャベツ、レタス、ソラマメを水をまかずに植え付けました。

水を安易にあげないことで、強い根性のある根を育てます。


ミニトマトの植える予定地では、コンパニオンプランツ(共栄植物)として、エンドウを植えました。




夏野菜の植える予定穴に、クラツキも行いました。

菜園のステージによりますが、野菜が育ちにくい場合は野菜に合わせて局部的に1カ月前にクラツキを行い、
野菜の初期生育を補ってあげます。

例えば、カボチャであればカボチャが去年そこで腐って土に還ったところから発芽できるようなイメージで、
完熟堆肥を一握りクラツキし、コンパニオンプランツのネギも植えておきます。


自然菜園実践コース開催日は、安曇野地球宿さんでワンデーカフェも開催されております。

昨日は、ビスターリさんのサモサ定植。うちのカボチャや切干ダイコンも食材として使っていただきました。


午後は、自然観察から始めました。

土手に生えた草の種類や草によって自然を読み解くヒントを学びます。

菜園で一番自然なのは、草です。
草に教わること。草を活かすこと。それが野菜を草が共存し、自然に菜園ができる大切なポイントです。





ジャガイモの切り方、切る理由、そして無農薬栽培のコツを野菜たちから学びます。


ネギの定植。




種まき&鎮圧。

種の播き方がとても大切です。
通常、種を蒔いたら水をかけますが、自然菜園では水をあげずに、根が育つように鎮圧します。


あっという間の大忙しの1日。

4月5月は菜園がはじめる月なのでとても野良仕事が多い月です。
寒さで鈍った身体も菜園教室を行い、畑に出る度にしまってきました。

Azumino自給農スクールの自然菜園実践コース生徒さん追加募集中~
Azumino自給農スクールの自然菜園実践コースでは、随時9月まで菜園を持ちながら学ぶ本科生の受け入れを行っておりますが、
4~5月から始めるのが一番楽しいのでご参加お待ちしております。
残り菜園区画5区画ございます。

今日は、これから東京の世田谷に前泊で自然菜園の出張講座に行ってきます。
明日は、せたがや自然農実践倶楽部での講座2013年 4月29日(月・祝)『東京で自然農をはじめよう!自然農講座パート1:春の種まき編』です。

行ってきまーす。


来月の菜園スクールは、
5/18(土)&19(日)シャロムヒュッテであずみの自然農塾
5/26(日)Azumino自給農スクール 自然菜園実践コース
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自然稲作の苗育て(保温資材変えました!)

2013-04-26 22:33:12 | 自然菜園の技術 応用
本日、時々


Azumino自給農スクールの自然稲作コースでは、お米の種まきからはじまり、現在育苗中です。

今年は、念願のシルバー保温資材を使い始めました。


この保温資材は、厚地の不織布と、光を通すシルバーの保温材のWで保温してくれます。


特徴は、光をしっかり通してくれるので、早朝外さなくてもしっかり発芽して、芽が緑化してくれることです。


ポット苗もしっかり発芽してきました。


このままでは温室育ちの貧弱苗になってしまうので、たっぷりの太陽だけでなく、


厚く重い板で、麦踏みならぬ、米踏みをします。


発芽したばかりの稲は、米踏みされることで一時的に折れてしまいますが、その後たくましく太い芽に育ってくれます。

これで、1.5枚の本葉が出そろったら、田んぼの水苗代に移動します。
それまで、寒さに弱いので、ハウスで米踏みしながら丈夫になるように育てていきます。

自然稲作コースでは、無農薬栽培の基本~応用まで体験しながら学び、育てたお米を分かち合いします。そして、一部のお米は地元の酒蔵で自然酒に醸してもらいます。

お米を自給できる第一歩になればとはじめた大好評のコースです。

明日は、同じスクールの自然菜園実践コースです。


◆お知らせ
せた農こと、「せたがや自然農実践倶楽部」からお知らせです。
前回『東京で自然農をはじめよう!』で講師をさせていただいたことをきっかけに、二子玉川にあるせた農の畑にお迎えして『自然農講座パート1:春の種まき編』を行います。

4/29(月・祝)『東京で自然農をはじめよう!自然農講座パート1:春の種まき編』

来月の菜園スクールは、
5/18(土)&19(日)シャロムヒュッテであずみの自然農塾
5/26(日)Azumino自給農スクール 自然菜園実践コース
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あずみの自然農塾4月その2(野菜苗の定植)

2013-04-24 21:15:40 | あずみの自然農塾(シャロムヒュッテ)
本日一日、でした。


週末のあずみの自然農塾2日目は、なんと雪でした。

桜も散りかけていたところに、重い春の雪。
枝が折れそうでした。


雪の中の野菜の定植は、どうしようか迷いましたが、
月に一度の勉強会でもあるし、穴を掘ってみると耕さない自然農の畑、地表面は団粒化した土が凍ってますが、
深いところの土は根がぎっしり張って、凍っていませんでした。

安心して以下の苗を植えていきました。


ソラマメ


エンドウ


レタス


キャベツ


ネギも植えました。

自然農では根深ネギは、ちょっと深めに植え始め、元々の土の高さまで戻していきます。
そして、土寄せ以上に、刈った草を厚く敷いていきます。


キャベツの苗は、元々そこに種が降りたようなくらい自然に植えます。


キャベツの周りに、米ぬかも補っておきます。


ジャガイモは、写真では分かりにくいですが、スコップをテコに穴をあけ、その穴にジャガイモを落として終わりです。

今回、雪のなかでの野良仕事でしたが、みんなで寒い中がんばって苗だけ植えました。
種子は、次回5月に蒔こうと思います。

今日の雨で、しっかり雪が消え、植えた野菜たちも元気になっているといいなーと思います。

次回のあずみの自然農塾は、5/18~19です。


◆お知らせ
せた農こと、「せたがや自然農実践倶楽部」からお知らせです。
前回『東京で自然農をはじめよう!』で講師をさせていただいたことをきっかけに、二子玉川にあるせた農の畑にお迎えして『自然農講座パート1:春の種まき編』を行います。

4/29(月・祝)『東京で自然農をはじめよう!自然農講座パート1:春の種まき編』

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5/18(土)&19(日)シャロムヒュッテであずみの自然農塾
5/26(日)Azumino自給農スクール 自然菜園実践コース
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あずみの自然農塾4月(お米の種まき)

2013-04-23 21:08:35 | あずみの自然農塾(シャロムヒュッテ)
本日、

今日はプランター菜園のお仕事をしました。
プランターは身近にはじめられる自然菜園です。
またの機会にご紹介出来ればと思っております。


今年2回目のシャロムヒュッテでの「あずみの自然農塾」です。

桜が咲いたのにもかかわらず寒い週末でした。


翌日植える準備で、前もってキャベツ、レタス、エンドウ、ソラマメなどの苗に水をたっぷりあげておくと、
植えた後の根の張りがよくなります。


ジャガイモも切り口が乾くように、前もって切っておき干しておくのが大切です。

段取り八分で、前もって行うことをしっかり準備しておくと、自然農はとてもスムーズに自然に沿って栽培できます。




お米の種モミも前日に、水で沈むものだけにしてザルに上げておくことで、種まきしやすくなります。


参加者ほぼ全員が空き地だと思った場所こそ、自然農の耕さない田んぼです。

今は、ムギとレンゲなど冬草が田んぼ全面覆っていて、緑色です。


田んぼの一角で、ワラを敷いたところがあります。
去年の生徒さんと作ったお米の苗代です。


ワラをめくり


根切りしながら整地していきます。


お米の種モミは小さいので、ちょっとしあ凸凹もないように丁寧に整地します。


土の塊を手でもみ崩し、


手で鎮圧して完了です。

自然農は、そのタイトルからして自然奔放なイメージが先行しがちですが、はじめはとても繊細な仕事を要します。
自然の中で食べ物が育つために、最低限の手助けをし、食べ物が自然に適応して育つきっかけをつくります。


手の指と指の間から種を均一に降ろしていきます。




種が重ならないように、播いた後手で調整します。


土をかけた後、鎮圧し、寒い安曇野ではクン炭を撒き、


更に切った切りワラ、


切らない去年のワラ、


そして、不織布も重ねます。

夏草である稲はとても寒さに弱いため、急な冷え込みに耐えられるよう、ワラの蓑(ダウンジャケット)を着せてあげます。


夜は、一品持ち寄りのポトラックパーティーでした。

想いのこもった一品に舌鼓を打ちながら、だんだんに和が広がっていきます。

自然農塾では、栽培だけでなく、交流やシェアリングを大切にし、感性も高めていきます。
感性を高め合うことで、自然の中でどうしたらいいのかわかる身体を磨いて行けるからです。

今月播いたお米の田植えは、6月。
無事、育ってくれますように~。


◆お知らせ
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前回『東京で自然農をはじめよう!』で講師をさせていただいたことをきっかけに、二子玉川にあるせた農の畑にお迎えして『自然農講座パート1:春の種まき編』を行います。

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リンゴで造る自然堆肥

2013-04-23 00:59:23 | 自然菜園の技術 応用
本日、の予報。

畑には昨日の雪がまだ残っております。
4月も後半というのに、まだ雪が降るのは地球さんへの負担のかけ過ぎの結果、悪寒が走っているようです。


実は、先週モミガラと屑リンゴなどで、堆肥を仕込んでみました。


温度は、上々7分のところで、60℃以上うまく発酵しております。

なぜ屑リンゴ?実は、リンゴを栽培しようと思っているのですが、意外と食べるリンゴ以上に、食べられないリンゴもたくさんできてしまうので、農家さんは通常畑に積んでおくか、埋めて処分しております。

屑リンゴといってもキズリンゴと異なり、病気が出たり、鳥や枝によって傷になって腐ってきたり、
摘果した際に出たり、ジュースにできなかった屑リンゴなど食べられないリンゴのことです。

畑に積んでおくと、スズメバチや獣が来てしまい、被害が拡大したり、病気のものがそのままあると感染し栽培できなくなったりしてしまう困りものです。

今回、今後リンゴを栽培したいので、出てしまう屑リンゴを堆肥にすることができれば、畑にも還せますし、病虫害、獣害にも合わなくなるので、この問題を解決する試みをしようと思いました。


1週間前に屑リンゴとモミガラを主体に、ワラ、米ぬか、鶏ふんを加え発酵させたところ、60℃以上の熱が順調に出ているので、
病虫害の心配のない堆肥に発酵し始めました。

ところが、発酵で水蒸気で水分が抜けていくと、一部熱焼けで白く乾燥してしまったので、


堆肥の山を2つに分けながら、水分を足して


堆肥を積み直しました。


そして、呼吸ができるようにブルーシートと絨毯で覆い、1回目の切り返しを終えました。

次は2週間後に、水分と空気を加えるために、切り返す予定です。

こうして造った堆肥の仕上がりを完熟堆肥チェックしてから、合格したら、リンゴの苗木を植えるところなどに施して土に返していきたいと思います。

産業は、産業廃棄物を産んでしまいます。これは農業でも一緒です。
昔の智慧、堆肥造りによって、自分の家で出たものをごみにしないようにできたらと思っております。



◆お知らせ
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ジャガイモの切り方

2013-04-19 08:55:47 | 自然菜園の技術 応用
本日、の予報。

16~19日まで、友人宅におじゃましての醤油・味噌造り。
1年ぶりの仕込み中です。それはまたの機会にブログに書きますね。


週末のシャロムヒュッテでの「あずみの自然農塾」の準備もしております。

もう植えてしまった方もおられると思いますが、安曇野は今がジャガイモの植え時です。

種芋は、できるだけ良いのもを準備します。
種芋は、60~80gのSサイズか、手にはいらなければ写真のように150g前後のMサイズを使います。


種ジャガイモは放っておくと、芽が吹きすぎてしまうので、大きくてもこれぐらいまでのものにし、それ以上は取ってしまいます。

ジャガイモは、そのまま植えるのが自然なのかと思いきや、
元ジャガイモ畑でトラクターなどで耕されて粉々になったものの方が芽噴きが強く面白いものだと思いました。

自然菜園の自然は、2つあります。

1)まずは自然体で野菜と向き合えること。自然な人の菜園。
2)また、野菜は全世界の各地から日本に来ているので、現地の気候風土なども加味した野菜自身の自然。
この2つが、交錯するところに里山のような自然菜園は育まれていくと思います。


ジャガイモの故郷アンデスに想いを馳せながら、今回は、120gのイモを二つに切り分けます。


ジャガイモには、頭とお尻があります。


お尻と頭を結ぶように切ってあげると、芽吹きが揃い収穫期を逃しません。

実際に切ってみると、お尻から芽に向かって一筋の線が見えます。




私の場合、更に頭を切り落としてしまいます。

こうすることで、残った太い芽のみが出てくるので、芽かき不要になります。


60~80gのSサイズの場合、半分にはせず頭だけ切り落とします。

最小限の切り口にすることで、傷口から病気が入らないようにします。

ムギは踏まれることで、強くなります。
ジャガイモは、切られることで、芽吹きが強く揃う感じがします。
甘やかしたり、放っておくことだけが自然ではないようです。
野菜との会話ができたらいいなーと思います。


これは自家採種のうちのアンデスレッド(左)と下栗二度芋(右)です。

無肥料で自然菜園で栽培し自家採種することで、自分の家の在来種が育ちます。


生徒さん用のアンデスレッド。


無肥料栽培の北アカリ。


お気に入りのベニアカリ。


今年初めてのドロシーです。

最低3日。できれば良い状態で5日間前後、しっかり切り口が乾燥しカサブタになるまで日中風通しの良いところで干します。
灰は塗りません。

拙著『これならできる!自然菜園』(農文協)では、ジャガイモについて余り触れることができなかったのですが、
ブログなどで補完できたらと思います。


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持続可能な自然菜園入門講座~畑と田んぼからはじまる食卓~at穂高養生園4月

2013-04-16 06:04:42 | 出張菜園教室
本日、


週末は、穂高養生園主催の「持続可能な自然菜園入門講座~畑と田んぼからはじまる食卓~」でした。

穂高養生園では、去年から菜園コンサルティングを頼まれ、その一環としてワークショップを開いております。

今年のワークショップは、拙著の発売記念で、自然菜園入門の体験教室を毎月半日開いております。
全く農業を知らない方でも参加できるように、体験しながら学んでいく基本講座になります。


穂高養生園の自然菜園は、営業が4~11月までと短いため、不耕起ではなく、一部耕したものではありますが、
基本的は同じで、通路の真ん中に去年播いた緑肥ミックスが綺麗に出揃っており、踏まないように跨ぎながら歩いて最初は自然菜園の見学を行いました。


途中、ライムギを播いたところでは、みんなで麦踏みを体験してもらいました。




去年春野菜・秋野菜を育てた冬畝は、自然耕(不耕起)なので、去年は余り生えていなかったステージ2~3のオドリコソウが生え始めておりました。


オドリコソウの生え方がまだまばらで、地力が安定してないようでしたので、補いとして堆肥を一つかみ埋めておくクラツキを行い、来月ズッキーニを植える準備をしました。


堆肥はできれば使わないで育つような菜園になれば一番いいのですが、
野菜によって、菜園のステージ(地力)とマッチングしていない場合、最小限の補いとして使います。

使う堆肥は、必ず事前に腐敗チェックを行い堆肥の質を確かめておくことも重要です。




次にジャガイモの切り方の説明でした。

ジャガイモは最も簡単に育つ野菜の一つですが、切り方一つでより美味しく、無農薬しやすくなるコツがあります。


切り口はしっかり乾燥させるのがポイントで、前もって4~7日日中天日で干して準備しておきます。


鍬の使い方、ジャガイモの植え方を体験してもらいます。




次にエンドウの定植です。

野菜は種だけでなく、苗で植えることもあるので、植え方の基本からしっかり学びます。


松本一本葱も植えました。

ネギは無農薬栽培で最も導入しやすい野菜の一つです。

ネギを植える溝を掘っていると、トノサマカエルが、冬眠中でした。

トノサマガエルがいる菜園は、害虫だけでなく、益虫やただの虫など多くの生態系ができていてバランスのとれた調和した菜園のしるしです。

近くに、また埋めておきました。


エンドウを植えるグループや


まだ寒い安曇野でビニールマルチに種を播く方法も体験してもらいました。

ビニールも使わないに越したことがりませんが、食べ物を買わずに自給することを考えたら、大切に使うのもありかと思います。
ちなみに、この黒マルチは、去年から使い回しているものです。


野菜を植えた後、しっかり押さえるのも大切です。
新しい根が菜園に伸びやすくする工夫です。

植えた野菜は、ソラマメ(房州早生)です。


エンドウが登ってこれるように、ワラや紐を張りました。


あっという間の4時間の農業体験。

感想や質問をシェアし合いました。
当日は、とても風が強く、暖かい関東からお越しの方でなくともとても寒い日でしたが、
このあと、温泉やオプションで食事を楽しんで解散しました。




ちなみに、今回のオプションのお食事は、モチキビと春野菜グラタンをメインに養生園の一汁三菜はどれも手が込んでおり、
とても美味しいマクロビのお食事でした。

デザートは、長いもを使った春を感じさせてくれる一品で、器ごと食べることができる素晴らしい甘味でした。

穂高養生園は、もともと宿泊養生施設なので、農業体験ができるのは去年からです。
食事と生活から養生を考えた結果、食事以前の農から触れてもらいたいという想いからです。

自然菜園がまた一つこうして体験できる場ができるのは、とても嬉しいものです。
自然な暮らし、農から体験してみませんか?


◆お知らせ
せた農こと、「せたがや自然農実践倶楽部」からお知らせです。
前回『東京で自然農をはじめよう!』で講師をさせていただいたことをきっかけに、二子玉川にあるせた農の畑にお迎えして『自然農講座パート1:春の種まき編』を行います。

4/29(月・祝)『東京で自然農をはじめよう!自然農講座パート1:春の種まき編』

今月の菜園スクールは、
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Azumino自給農スクール4月(自然稲作コース開始)いよいよ、お米の種まきです。

2013-04-15 08:45:26 | 自然菜園スクール
本日、のち、の予報。

昨日は、穂高養生園の新講座「持続可能な自然菜園入門講座~畑と田んぼからはじまる食卓~」、その前の日の土曜は、Azumino自給農スクールの自然稲作コースが無事開校され、正直2つ違う場所での講座の開始が続くと準備など段取りも含め大変でした。

というのも、本当は、Azumino自給農スクールの自然稲作コースは先週は先週始まる予定でしたが、例の台風並みの暴風雨のため休講し、一昨日に振り替えになったからです。

育苗と畑がはじまり、菜園教室の開校と多忙を極め、ブログの更新遅くなって申し訳ないです。

自然稲作コースでは、無農薬でお米を育て自給できるようになれるように、体験学習するコースです。
また、本科生は、育てたお米の分配があるため、自分たちで育てたお米が自給できるようになるため、Azumino自給農スクールでは、自給フルコースも含め、大人気のコースになっております。


初回は、お米の種まきから始まります。

本来写真のように、水に卵をいれると沈んでしまうのですが、




塩を水に大量に入れて比重を1.13にした濃い塩水中に卵を投入すると、卵が浮きます。

お米の苗を育てる際は、特に苗箱などで育てる場合は、「塩水選」といって、
卵が浮くくらいの濃度の塩水に種モミを入れて、良く詰まって沈む種モミを選びます。

ちなみに、浮いてしまった種モミは、の餌になります。


塩水選のあと、塩気を水で流した後、
60℃のお湯で8分きっかり「温湯消毒」を行い、種子に感染した病気を消毒し予防します。


その後、急冷却したのち、
8~10℃の冷水で、10~12日種モミを「浸水」させ、種まき後生育が揃うように芽出しを行います。

午前中のワークのあと、手弁当を持って花見をしながらのお弁当をいただきました。
※このコースでは、手弁当になります。


午後に、2つの苗箱に種を播いていきます。

お米を育てるには、直接田んぼの脇の苗代に播く方法と、箱に播いて移動する方法があります。
今回は、手軽に週末農業でも育てやすい苗箱方式で種まきです。

苗箱も、いろいろなタイプがあります。
穴のあいたポット式(左)、従来の箱式(右)です。


土も市販のものをそのまま使うのではなく、ブレンドして自然稲作しやすい土に手を加えます。


みんなで、土をブレンドしたり、


苗箱に、お米の種類が混じらないように名札を付けたりします。

お米は8種類育てていきます。
いろいろな多様性を持った田んぼになります。


箱式のものに土を詰め種を播いていきます。


ポット式には、土詰めに手作りの道具を使ってみんなで土を詰めた後、


播種機で、種を播きますが、


ムラがないか、チェックします。


意外とムラガ出てしまうもので、手で一穴ずつ、しっかり4~5粒になるように補います。

こうして自分たちで種まきした苗を育てるところから学び、田植え、稲刈り、実食までしていくコースです。
次回からは、田植えや除草など学んでいきます。

次回の自然稲作コース予定 
5/25(土)畦塗・田植え・畦豆播種

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踏み込み温床、その後

2013-04-11 10:37:00 | 自然菜園の技術 応用
本日、時々


朝起きると、軽トラにも庭にも雪が、、、


畑に行くと、やっぱり溶け始めているものの、昨晩から未明にかけて降ったと思われる雪で真っ白でした!


桜がやっと咲いたと思った矢先の思わぬ雪化粧。

耕した畑などは、有機物が発酵した熱などで、一面湯気が立ち込めていました。
耕して、草など有機物をすき込んだ場合、この発酵熱やガスが、悪さをするため、すぐに種まきは控えた方が無難です。
特に、春先に堆肥など有機物を投入する場合は、種まき、定植は1カ月後の土に馴染んでからになります。


さて、みんなで造った踏み込み温床は、外が雪でも最低温度12℃で、


ナス、


ピーマン類


トマト


バジル


サツマイモ

が無事発芽しております。

夏野菜たちは、寒がりなので10℃以下にならないよう、春先夜温を注意する必要があります。
もっと温かければ、温床やトンネルなど不必要ですが、人間にコートや暖房が必要なように、保温がまだまだ必要です。

三つ子の魂百までもというように育苗はとても大切な時期です。
守って育てつつ、耕さない畑でも元気に育ってくれる丈夫な根性のある苗に育てていきたいと思います。


4月のカルチャーセンター教室

◆『これならできる!無農薬 自然菜園入門』
松本教室(NHKカルチャー
長野教室(メルパルクカルチャー城山公民館教室

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2013年度の自然菜園講座の一つ「あずみの自然農塾2013(第7期)」の募集が始まりました!
まだ若干名余裕がございます。

2012年12月の講座での集合写真
「あずみの自然農塾2013(第7期)」の募集が始まりました!(12/25~2月末)
先着24名。耕さず、草と虫を敵としない川口由一さんのはじめた自然農に特化したシャロムヒュッテに1泊2日しながら、全10回の体験型ワークショップです。

耕さない田んぼに、畑で実際に、自然の理を学び、実践できます。
しかも、自分の小さな菜園区画が付いているので、3~12月の間自然農で野菜を育てることができます。

半農半Xの暮らし、自然農にご興味がある方にお奨めの講座です。

自然農法で自給自足の農園が学べる「Azumino自給農スクール2013」
穂高養生園で、日帰りも食事、宿泊もできる自然菜園入門講座も間もなく募集がはじまります。
お好みでお選びください。

【お迷いの方へ】
・耕さない自然農を学びたいなら→「あずみの自然農塾2013(第7期)」
・無農薬栽培の基本から応用を学び、我が家の自給率をアップしたいなら→「Azumino自給農スクール2013」


【拙著のご紹介】

『これならできる!自然菜園』


『コンパニオンプランツで失敗しらずのコンテナ菜園』

好評発売中~
コメント (2)
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