無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

師匠、三木孝昭著『だれでもできる 有機のイネつくり』届く

2024-03-08 15:44:28 | 自然稲作

【録画動画】『食味検定を活用 無農薬・無化学肥料の自然農法で、 安心安全、美味しいお米を育てるコツ』

今年初!【無料体験オープンスクールzoom】自家採種まで学べる自然菜園スクール

【無料】3/16(土)10:00~12:00≪初開催!自然菜園スクールオープン講座≫ 現在申し込み受付中~

 

【3月のオンライン自然菜園セミナー】過去の講座も録画で視聴できます!

『連作障害しらずの自然菜園プラン講座』 春③ 3/9(土)9:30~12:00 「自然菜園プランで、楽々育土」

『失敗しらずのプランター栽培のコツ』 春③ 3/9(土)13:30~16:00 「土づくりのコツ(クン炭腐葉土、追肥と微生物、再生法)」

 

師匠、三木孝昭著『だれでもできる 有機のイネつくり』(農文協)届く

三木さんとは、私の修行時代、最後の研修先(公財)自然農法国際研究開発センターで知り合いました。

私は、育種課で8カ月研修をしていたので、三木さんは、水稲チームだったの当時主任さんだったと思うので、直接教わることはなかったのですが、当時研修生は、二人部屋だったので、研修同期が水稲チームだったので、間接的に研修内容をよく聞いておりました。

むしろ研修卒業後から、自分自身で水田を始めてから、三木さんに師事し食味検定や見学会、勉強会でお世話になり、毎年少しずつ三木さんを通じて自然稲作の知見を深めることができました。

今回、その三木さんが今までの研究を1冊の本にするというお話を1年前に伺い、この本が出来上がるのを首を長くして待ちに待っておりました。

今まで20年以上、自然農法、有機農業の稲作の研究の成果が1冊にまとまっているので、とっても濃く、価格以上の価値があるので、無農薬稲作を行う方は是非、一読をおすすめいたします。

 

田植えまでに雑草対策の8割が決まる!と表紙裏にあるように、詳しくは各自買って読んでいただきたいと思いますが、

僭越ながら今回どんな感じかこのブログで、立ち読みのような感じでご紹介できればと思っております。

この草の違いは何が原因でしょうか?

実は上下同じ田んぼです。上と下ではあることが違っただけで、草の勢いが全然違います。

秋の田んぼの処理の仕方、苗づくりがとっても大切です。

20年の有機水稲の研究結果に基づき、

栽培プランに落とし込んだ事例が載っています。自分の田んぼのベストプランを立てたいですね~。

実際のトラクターでの水平テクニック

今回事例として私の事例も紹介されています。

私が、自然稲作を自然菜園スクール「自然稲作コース」で教えることができるのも、三木さんとの出会いと学びのお蔭です。

私は専ら、自給稲作という側面で、美味しいお米を安心安全に育てる喜びとテクニックをお伝えしておりますが、今回の本では、有機稲作のプロ、有機給食にかかわる方々、すべての無農薬稲作にかかわる方に読んでいただきたい超お奨めの1冊です。

 

 

3/19新発売の新著『マンガでわかる はじめてのプランター自然菜園』(山と渓谷社)がAmazon農学一般で1位になっておりました。

有難いことです。今回は、【Amazon.co.jp 予約限定特典】付きなので、動画QRコード画像データ配信します。

【特典動画】プランターや土の選び方、土のブレンドの仕方、土の詰め方、クン炭腐葉土の作り方の解説動画になります。

 

【お詫び】自然菜園育ちのタネ コレクション2024

3/3の販売から、在庫ほぼ終了してしまいまして、現在、いったん、販売停止させていただきます。申し訳ありません。再開について近日中にご案内いたします。※急遽追加の袋詰めを行い、近日再販予定です。再販後の再販予定はございませんので、売り切れ御免でよろしくお願いいたします。

 

 

【2024年オンライン自然菜園セミナー3大特典のお知らせ】 

1)アーカイブ(録画)視聴期限が30日間から、12月末まで見放題になりました。

いずれのオンラインセミナーも、受講者全員アーカイブ録画がついてきます。しかも視聴期限が、去年までは30日間でしたが、今年2024年からは、なんと12/31まで、つまり、1月開催のセミナーは約12カ月間も視聴し放題になります。

2)講座で使用するパワーポイントを受講生全員PDFでプレゼント

オンラインセミナーで使用するオリジナルパワーポイント(資料)を受講後、PDFでダウンロードいただけます。PDF化したパワーポイント(資料)が手元に残るので、講座終了後も資料として活用できます。

3)3回分をセットにした「セット割」を新設!

各講座、1回ずつ受講する単発受講と3回分をセットにした「セット割」を新設しました。例えば、1受講6,000円の講座は、3回受講で18,000円になりますが、3回セットでお申し込みいただきますと、16,500円。つまり1,500円お得になります。たくさん受講する方や連続受講する方にとってもお得です。

 

【無料配信】竹内孝功のメールマガジン「自然菜園ごよみ2024 毎月の野良仕事」2/1から配信スタート

配信記念特典、オンラインセミナーの割引クーポンがついてくる!自然菜園LifeStyleネットショップ (サイトの一番右下から登録)

 

 

 

 

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一般簡易版【無料】自然菜園スクール『自然稲作コース』4/15 (土)育苗

2023-04-16 05:40:40 | 自然稲作

いよいよオンライン自然菜園ぐるぐる自然菜園プランター講座開始しました。無事第1回目が4/9(日)分見逃し配信【録画販売】開始しました~『ミニトマト&バジル』そして春の野良しごと「土づくり」

多くの方からお申込みがあるようです。ありがとうございます。本日出れなくても事前申し込み完了の方には、アーカイブ視聴が30日間あるので、安心です。Q&Aの収録なしの見逃し配信(アーカイブ録画販売)も開催後あります。こちらは、最大6カ月ご視聴いただけます。

次回、5/4(木祝)10:00~ 春「タネの蒔き方(発芽率アップ法)」「キュウリ・パクチー」栽培のコツです。

 

本日4/15(土)は、自然菜園スクール【長野校】「自然稲作コース」が無事、開講しました。

※このブログは、パスワードつき受講生専用ブログの一般無料簡易版なので、動画や解説はございません。

4月15日(土)

講義:稲作講座①(育苗)
実習:種の温湯消毒、塩水選、浸水、種まき、育苗など

昨日のブログ「田んぼ炎上!?謎の焼土効果と苗代準備」もご参照ください。

講義では、無農薬稲作の「苗半作」の重要な理由を解説させていただきました。

↑の写真は、晴れた日の土詰めの様子です。(実習日は雨だったため、狭いですがウッドデッキ屋根つきで行いました。)

 

実習8 播種機を使った播種

自動で3粒前後(鳩胸)入るように調整し、2粒以下の部分には、

 

実習9 播種後の覆土

覆土したものです。

こちらは培養中の光合成細菌です。

自然稲作コース 実習10 ビニールハウスへの移動

現地受講生でバケツリレー方式で、ハウスの開閉を最小限に、冷えないようにならべました。

★講座が午後でなければ、種まきは、基本的には午前中に終えるのが理想。お昼にはハウスに入れて1日積んで保温・保湿し、翌日並べ、シルバーホッカなどをべた掛けして育てます。

 

明日移動させる水苗代(ミニハウス)

実習11 管理機による水苗代の管理

ホンダこめまDXロータリー付 

オプションであると便利なものは↓

田んぼの代かきアタッチメント:ホンダ こまめF210-F220用 カゴ車輪II 10586

※カゴ車のつける向きは、↑の写真が正解です。逆につけると代かきができません。小型耕運機こまめで代かきは8aの田んぼまで楽々できます。それ以上広くなると、乗用トラクターや大型耕運機の方がやりやすいです。

乾いた田んぼの硬い土も粉砕⇒鋤き耕ができる土寄せ機:ホンダ こまめF220用 ニューイエロー培土器

次回は、田植え前後の野良仕事で、田植えまでの流れやコツを学びます。

5月13日(土) 講義:稲作講座②(田植え前後の野良仕事)
実習:機械植え(補植)&畦塗り(畦豆まき)

実習生は、田植えのできる支度(汚れても良い服装、田んぼ専用長ぐつ「田靴」、帽子、長そで、タオル、水筒)

 

★お知らせ★ 田んぼ以外も知りたい、年四回の自然菜園見学コースが、午前午後の部になり、自然菜園カフェもはじまり、現地受講生(あと若干名)もより多くの方がご参加いただけるようになりました。

4月23日( 春の自然菜園見学 テーマ「菜園プラン」
  • -菜園:越冬野菜、踏み込み温床など
  • -田:田んぼ準備&育苗など
  • -採種圃場&果樹園、鶏小屋など

 

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1/28(土)2/18(土)13:30~自然稲作オンラインセミナー2023「自然稲作のコツ講座」

2023-01-19 11:23:49 | 自然稲作

【1月のオンライン自然菜園】

1/28(土)10:30~12:00 自然菜園スクールオンライン説明会 無料 ミニ講座「自然菜園って何?」

1/28(土)13:30~15:30 自然稲作のコツ講座(1)『無農薬稲作栽培の水管理・除草のコツ』

1/29(日)13:30~15:30 自然育苗のコツ講座 『ガッチリした苗を育てるコツ』

【お詫び】発売当初、新春2023オンライン自然菜園セミナーの設定に間違いがあり別途送料1000円と表示されておりました。19日の夜より修正しておりますので、大変お手数ですが、再度ご確認、ご検討のほどよろしくお願いいたします。全講座4,000円(税込)のオンラインセミナーとなっております。

 
1/28(土)2/18(土)13:30~自然稲作オンラインセミナー2023「自然稲作のコツ講座」
 

いつもありがとうございます。自然菜園スクールの竹内孝功です。

お蔭様で、2023年自然菜園スクールも募集が始まりました~。
 
公式オンライン自然菜園ショップからお申込みいただけます。
公式オンラインショップが新しくなりました。
 
2021年、2022年と5~6月が天候不順で、稲作にとって厳しい年となっております。
このような異常気象に対応できるセミナーです。以下詳細をご覧ください。自然菜園オンラインセミナーは、すべて30日間のアーカイブ(録画動画)つきですので、安心してお申し込みいただけます。
**********************************
自然菜園スクールでは、4~10月まで季節に合わせた野良仕事を講義(Zoom)と実習(ブログ)で、レクチャーさせていただいておりますが、1年間の田んぼの栽培管理を流れで見ることの大切さを改めて痛感しました。2回に分けて去年ご質問が多かった内容と共に、栽培が始まる春までにオンラインで集中セミナーを開催します。 
 
 自然稲作コース卒業生は、復習1年間学んできた内容を角度を変えて1年間の流れとして学びます。これから受けようと思う方は、1年間のダイジェスト版の内容になっておりますので、無農薬自然稲作の1年の流れとポイントを学びたい方には必須の講座です。
 

1/28(土)13:30~15:30 

★自然稲作のコツ講座(1)『無農薬稲作栽培の水管理・除草のコツ』

毎年変わる異常気象。いつものように田んぼの水管理をしていても、収量が上下したり、除草効果がいまいちだったり、イモチ病、カメムシ被害など病虫害が発生したり無農薬稲作が難しいと感じる方も増えています。

この講座では、自然菜園スクールの自然稲作コースの1年のまとめを2回に分けてご紹介しようと思います。第1回目は、栽培編。

・稲にとって水とは?

・1年間の水管理とは?

・生育段階に合わせた適温とは?

・病虫害対策の強化の要とは?

・除草効果を上げるには?除草の3ステップとは?

2/18(土)13:30~15:30 

★自然稲作のコツ講座(2)『無農薬稲作の土作り12ヵ月』

この講座では、自然菜園スクールの自然稲作コースの1年のまとめを2回に分けてご紹介しようと思います。第1回目は、栽培編。第2回目(2/18)は、土づくり編を行います。第2回目は、土に焦点を当て、自然稲作で、多収穫で、しかも美味しい土づくりについて学べます。ポイントは、草が生えにくく、稲が育ちやすい土づくりの1年の流れを解説します。

・田んぼの土づくり=田作りとは?

・土づくりは、2段階ある!?

・草が生えにくい土づくりとは?

・稲が喜ぶ土づくりとは?

・乾燥・高温・低温対策とは?

・食味の良くなる土づくりとは?

 

お申込みは、こちら

オンライン自然菜園Lifestyleショップ(旧サイト)から移行中 

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【無料】一般簡易版:自然菜園スクール【長野校】10/8(土)『自然稲作コース』 講義:稲作講座⑧脱穀・自家採種

2022-10-10 10:21:03 | 自然稲作

オンライン自然菜園セミナー

10/15(土)13:30~自然菜園根本講座(タマネギ)

同日   18:00~自然菜園Q&Aセミナー(ミニ講座「毎年場所を変える野菜」つき)  

【最終回】10/16(日)自然菜園オンライン見学会 

10月16日(日) 午前:自然菜園講座④「自給自足農園の作り方とは?」
午後:秋冬の自然菜園見学会

 

週末は、自然菜園スクール【長野校】10/8(土)『自然稲作コース』最終日でした。

このブログは、受講生限定ブログの簡易無料版なので、受講生限定の動画&解説コンテンツはございません。

10月8日(土) 講義:稲作講座⑧(秋起こしと田づくり)
実習:稲刈り、はざがけ(天日干し)

最終講義では、稲刈り=来年の田んぼの土作り(=秋起こし)スタートでもあるとお伝えしました。
来年の田植えまでに、稲が元気で、草が生えにくい田んぼに切り替えるチャンス、是非稲が喜ぶ田んぼに育ててみてください。
 

実習1 マコモ
形が悪い田んぼ、水が冷たい田んぼ、広すぎる田んぼにマコモお奨めです。
 
自然稲作の脱穀後の田んぼ
※現在脱穀前後雨のため、ワラやはざ棒は片づけられず。後日片付ける予定。
 
実習2 種籾の脱穀
実習3 ハーベスターの注意点
実習4 ガソリンの抜き方(簡易版)

実際に現地受講生とハーベスター(自動脱穀機)を使い、みんなで種籾を脱穀体験しました。

 

米蔵の紹介。

土蔵の一部を改築し、ネズミが入らないように、コンパネ補強した上で、湿気対策やネズミ対策をご紹介。

長期保存のため、玄米ではなく、モミ米で保存しております。

今年のスクールの7アールのコシヒカリの収量は、モミ米464㎏(玄米約388㎏)でした。

つまり、10アール(=1000㎡、1反)に換算すると玄米で約554㎏(9.2俵)になりました。

水が湧いて生育不全で、倒れてしまった1アール分がしっかり育っていれば、きっと10俵越えだったと思います。

食味はまだですが、玄米のツヤから食味は上々かと思われます。

2022年は、高温障害、河川の氾濫、台風被害、虫害拡大など全国的に厳しい年でしたが、災害もなく高温障害は、河川からの水の出し入れで温度調節し、畦草刈りのタイミングもよくカメムシの被害はほとんどなかったのでお蔭様でスクールは豊作になりました。

 

2023年の募集は、12月を予定しておりますが、冬季(1~3月)にはオンライン自然菜園セミナーで、「食味検定から学ぶ美味しく増収する土作り法」や、「12ヵ月の自然稲作入門」を行おうと思っております。お楽しみに~。

 

【最終回】10/16(日)自然菜園オンライン見学会 

10月16日(日) 午前:自然菜園講座④「自給自足農園の作り方とは?」
午後:秋冬の自然菜園見学会

 

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自然菜園スクール「自然稲作の苗作りつづき」ネギ苗床が、たった一日で水苗代に

2022-04-22 06:44:44 | 自然稲作

5/2(月)17:00~18:10竹内孝功新刊『苗で決まる!自然菜園』発売&自然菜園シリーズ累計15万部突破ダブル記念 オンライントークイベント[スペシャルゲスト:『タネの未来 僕が15歳でタネの会社を起業したわけ』の著書小林宙さん] 現地参加は20名限定です(まだ若干名お席があります)!ご自宅からZOOMにてご参加いただけます。 http://ptix.at/gswknb

 

いよいよ今週末、オンライン自然菜園セミナー三本立てです。

そしていよいよ日曜日、今年初の年間4回限定の見学会「自然菜園見学コース」開催です。講座&見学、そしてQ&AすべてzoomでLive中継。

現在現地受講は定員になりましたので、オンラインのみご参加いただけます。最新の春の自然菜園を存分に、お伝えしようと思います。

4/23(土)

13:30~ 『自然菜園 根本講座』 「カボチャの個性とコンパニオンプランツ」

18:00~ オンライン自然菜園Q&Aセミナー★30分延長版 ミニ講座「自然菜園の補いとは?」

4/24(日)10:00~

自然菜園見学コース単発オンライン受講 お得な年間受講はこちら

4月24日(日) 午前:自然菜園講座①「自然菜園プランとは?」
午後:春の自然菜園見学会
(菜園:越冬野菜、踏み込み温床 田:田んぼ準備&育苗 採種圃場&果樹園、鶏小屋など)

 

先週ようやく桜が満開になり、最低気温が今週から10℃まで上がってきました。

お米の発芽温度は意外と高く、10℃以下にはできないので、

ハウスの昼間は30℃になり、夜は5℃になってしまうので、昼間はシルバーシート&厚地不織布。

夜は、発泡ポリ&灯油ストーブという。例年にないVIP対応で何とか芽だしが成功したので、いよいよ本格的に水苗代で育苗続行です。

川の水を引き上げ田んぼに水が来るようになったので、畦草刈りをして(今年初の草刈り)

ハウス内のワラを搬出。今までハウス内ではネギの苗を育てていました。

ワラを搬出し終えるとほとんど草もなく、土もフカフカなので

水を引き入れ

1時間もするとあっという間に水が溜まります。

撮影はしておりませんが、ホンダこまめで代かきして、ハウスを密閉して水温を上げ、1日保温。

土を落ち着かせ、どの程度水をキープできるか、昼間何℃まで上がるのか、夜間どれくらい下がるのか、24時間のチェック。

翌日、水を排出させ、きっちり水平にして、土と水を午前中温める。

育苗ハウス内の苗は順調に育っており、クン炭に根が絡まっていました。

嫁さんと一緒に水苗代に移動。

朝夕寒かったので、夜間灯油ストーブで加温(加温してもハウス内の温度は10℃)して、なんとか去年の失敗(反省)を克服。

失敗はするものなので、去年の失敗の本当の原因を究明し、改善することで、1年ずつしっかり進化できます。

ポット苗用の根切りシートを敷いてから、

苗の生長ムラを是正できるように配置。

うちでは2回苗踏みを行います。

今回が初回。置いただけでは根が活着しにくいので、鎮圧が大事。

今年初挑戦は、光合成細菌の活用。ほぼこの20年で稲作の育苗は完成しましたが、課題があるのでそれを克服するために、禁断の菌活(笑)

光合成細菌を活用して、ガス湧き対策、病気予防、健苗づくり、高温低温対策、収量アップを検証してみようと思います。

なにも使わない方法で自然に育てる方法を研究、確立した後で、それでも至難な課題や誰でもできる方法を模索するのが毎度。

自然菜園スクール「自然稲作コース」の8アール分(0.8反)の苗を野菜の育苗ハウスから水苗代に移動終了!!

年間受講(8回・お米付き) 現地受講:56,000円 ※夫婦受講の場合:90,000円
※自分たちで育てたコシヒカリ(玄米)12kg+黒米付

自給用+年間受講生(お米つき)の分も今年も育てていこうと思います。

うちでは田んぼが2か所にあるので、遅く植える田んぼの分は、今野菜の育苗ハウスで芽出し中~。

明後日は、見学会「自然菜園スクール自然菜園見学コース」、そして月末は、「自然菜園入門コース」5/2トークイベントで出張なので、今できることを精一杯行って、出張中に苗があまり手がかからない状態に、そして野菜はどんどん大きくなるように、調整しておきたいものです。

 

今年も本格的に稲作がスタートし、桜の開花と共に一気に野良仕事が始まりました。

雑誌、自然菜園スクール、オンライン自然菜園セミナーを並立しながら行う超農繁期もいよいよpart2に突入。夏野菜の苗作りが本格化です。

 

月末のオンライン自然菜園セミナーのお知らせ

4/29(金・祝)13:30~16:00【ZOOM配信】『一番小さな自然菜園【ぐるぐる自然菜園プランター②】実技編』

4/30(土)13:30~15:30【ZOOM配信】2022年改良版★はじめての無農薬バケツ稲&不耕起栽培」

 

★いつでも入学できる3種類の「自然菜園入門コース」※開催が終わった回はアーカイブ配信になります。

自然菜園スクール新たな試み。町田校のみ、1年間いつでも1年間の講座にご参加できるようになりました。これから無農薬・家庭菜園を始めたい、自然菜園をはじめて知った、無農薬栽培の基本をしっかり学びたい方にいつでもご利用いただけるように工夫してみました。

【自然菜園スクール町田校】自然菜園入門コース年間オンライン受講申込み★特典付き★

⇒座学+実習+2021年1年分のアーカイブつき 年5回開催〈3月5月7月9月11月〉

【自然菜園スクール町田校】自然菜園入門コース単発オンライン受講申込み 4/30-5/1

⇒座学(ライブ)+実習(アーカイブ)の単発参加

【自然菜園入門講座】年間オンライン受講お申し込み<ZOOM座学コース>

⇒座学のみ1年分。無農薬栽培の基本を5回で学ぶ。

 

4/29(金・祝)13:30~16:00「野菜だより」さんコラボ企画

『一番小さな自然菜園【ぐるぐる自然菜園プランター】実技編』 

プランターの土を捨てない、苗が要らない、相性の良い野菜と一緒に育つ、タネ採りもできる一番小さな自然菜園化に成功しました!!

【内容】

★ハツカダイコン、エダマメ&シュンギク、ミニダイコンの種まき&間引き、お世話 「野菜だより」2022.3月号

★キュウリ&パクチーの種まき、ネギ植え&茎ブロッコリー&ネギ の種まき& 間引き、お世話 

「野菜だより」2022.5月号 実際に作ることろを動画【zoom】でオンラインで学べます。

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田んぼの除草(抑草)最終

2020-06-24 06:40:03 | 自然稲作
本日、のちの予報。
超農繁期、今年は小麦があるので、終わりません、、、
週末3連続オンライン講座もあるので、お楽しみに~。

①6/27(土)自然菜園スクール自然稲作講座
テーマは、「水管理、中干し」13:30~15:00 
6/27(土)第3回 【ZOOM配信】『自然菜園 根本講座』
テーマは「作物を自然に育てる」16:00〜18:30
6/28(日)オンライン自然菜園見学会
テーマは、「草マルチ」10:30〜15:30






先日、近所の方にご紹介いただいき購入してきたウコッケイのヒナもゲージが狭くなってくるくらい大きくなってきました。

毎朝、ハコベとヒナ用のエサmixを食べて、大きくなってきております。
5羽中3羽がオス♂、2羽がメス♀と予想しておりますが、どうなるでしょう、ウコッケイは雄雌がわかりにくいだけに、見分ける力を身につけたいです。






田んぼを半分に割ったので、(残りはコムギ畑)畦を作りました。

この田んぼはオケラがいっぱいして、
深水15㎝オーバーに耐えられるように、高い畦を作りましたが、毎日オケラによって部分破壊され、ついには、畦の崩壊に至るほどです。

あのどれない小さな力です。




先週、株間除草に入り、手取りで、イヌホタルイ、コナギとチェーン除草で抑えきれなかった草を除草し、




昨日、最終除草に2条田車で除草し、最後の半生ボカシを散布しました。






現在、軽い中干しの実施前の、自然落水中です。

今週末に、zoomによるオンライン自然菜園スクール『自然稲作コース』
①6/27(土)自然菜園スクール自然稲作講座を行います。
テーマは、「水管理、中干し」
13:30~14:15 自然稲作講座「中干し」
14:15~14:30 現在のスクールの田んぼの解説
14:30~15:00 Q&A
★申し込み:自然菜園スクール(自然稲作ベーシックコース)
http://www.shizensaien.net/nagano_inasaku-hakkou/index.html

もし、田んぼの今後の水管理、1年の水のお世話の仕方を学びたい方は、学びにいらしてください。

②6/27(土)第3回 【ZOOM配信】『自然菜園 根本講座』
★今月のテーマ『作物を自然に育てる』
~野菜を如何に自然に育てるのか、野菜とは何か、から栽培そのものを考えてみましょう。
時間:16:00〜18:30
講座1.「支柱を極める」支柱と誘引 収穫量と野菜の質アップ法
16:00~(講座 50 分+質疑応答 10 分)
講座2.「ナスの育て方」誘引と摘果、収穫、草マルチ、補い
17:00~(講座 50 分+質疑応答 10 分)
18:00~18:30「 Q&Aセミナー」
★詳細やお申込みは、以下の自然菜園Lifestyleネットショップ
https://shizensaien.stores.jp/items/5eb670e634ef015b17cfb96c

③6/28(日)オンライン自然菜園見学会
10:30〜15:30
「百閒は一見にしかず」で、自然菜園を実践している田畑・果樹園、鶏小屋などを見学するコースです。より自然観察を深めるために、講座(座学)と質疑応答を行います。
10:25 Zoom 開始(テスト配信)
10:30~10 40 オンライン 見学会 のガイダンス
10:40~11 40 自然菜園講座 2「野菜が自然に育つ草マルチ」
11: 45~12 00 質疑応答
※12:00ランチ休憩 13 25 から zoom を再開します
13:30~14:30 自然菜園見学会 畑から中継 Zoom 配信
1)キッチンシードガーデン(20分)
★テーマ:草マルチ(連作畝&夏冬畝)
2)果樹園&採種圃場&田んぼ(20分)田んぼ
★テーマ:田んぼの菜園&果樹園化、無農薬田んぼ
3)自給菜園(20分)
★テーマ:自給菜園いろいろ
夏野菜いろいろ、ジャガイモ、ネギ、サツマイモ
14:45 〜 15:30 Q&A
★詳細やお申込みは、以下の自然菜園Lifestyleネットショップ
https://shizensaien.stores.jp/items/5eb670e634ef015b17cfb96c
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自然稲作 チェーン除草とウコッケイがやってくる。

2020-06-16 07:09:50 | 自然稲作
【無料動画】【自然菜園の畑見学】竹内孝功の畑、プチ見学会!2020年春

【ZOOM配信】『自然菜園見学コース』第2回 6/28(日)10:30〜15:30(販売中)
「百閒は一見にしかず」で、自然菜園を実践している田畑・果樹園、鶏小屋などをオンライン見学会です。
より自然観察を深めるために、講座(座学)とリアルタイムの質疑応答を行います。

もし、その時間見れなくても
★講義終了後、追って録画した動画(30日間)を復習用に皆様にメールにてお送りいたします。
復習用にも使えます~。

オンライン見学会の前日6/27(土)の16:00~は、
最近人気で鹿児島や広島、福島など遠方の方からも好評のオンライン講座『自然菜園根本講座』の受付も始まっております。
オンライン受講は、基本zoom配信で、質疑応答がリアルタイムでできるのが人気のヒミツです。

★自然菜園根本講座の過去の動画レンタルをはじめました。御覧ください。
バックナンバー配信サイト
https://vimeo.com/ondemand/konpon


本日、
梅雨入りと共に、3日間今までの干ばつが嘘のように雨が降ってくれました。




昨日は、知り合いの紹介で、ウコッケイのヒナを買いに行った帰りに、田んぼでチェーン除草をしてきました。
※年老いたウコッケイが1羽きりになり、そんな矢先に、近所でウコッケイを還している方を紹介されてので、時間を割いて直行してきました。

チェン除草は、3アールのこの田んぼで、ゆっくり丁寧にやっても10~15分で全面終了なので、あっという間です。




拙著『完全版 自給自足の自然菜園12カ月 野菜・米・卵のある暮らしのつくり方 』(宝島社)では、
チェーン除草と半生ボカシをご紹介しました。

今では、試行錯誤と、生徒さんの実践を見ていく中で、より確実なチェーン除草を行う前に、稲の上から半生ボカシを散布します。

生米ぬか除草とちょっと違うのは、前もって発酵しているので、すぐに除草&抑草の効果が出る点。

ボカシ状に湿っているので、投入しやすく、散布がとても簡単な点です。





その後、チェーン除草すると、チェーンに草が引っかかりながら、稲がなぎ倒されながら田んぼが濁っていきます。


チェーン除草後は、稲がぐったり倒れてしまいますが、稲が抜けなければそれくらいがちょうどよく、

麦踏みならぬ稲踏みになり、より強い稲になってくれます。

田んぼによっては、藻や浮いたワラなどが絡みつく場合は、チェーン除草が難しいので、前もって
ワラはしっかり分解させておき、藻が発生しない温度など調整が必要です。



チェーン除草する前に、半生ボカシを散布してあるので、さらに、チェーン除草によってまんべんなく田面に広がり、泥と生糠が浮いている状態なので、
より確実に田んぼの草の発芽を阻害してくれます。

チェーン除草後は3日間位は濁ったままなので、光が遮断さて、草の発芽が抑制(抑草)され、7~10日おきにチェン除草すればいいだけです。

これで3回目のチェーン除草なので、来週からは仕上げの田車&手取り除草で草取り終了です。

田んぼの除草期間は、約45日間。あとは稲が草を抑えてくれるので、この期間どのように草と向き合うのか、除草と抑草の腕の見せ所です。

田んぼの他に、果樹、野菜などに加えて地域の草刈りなど目まぐるしい忙しさの超農繁期。
田んぼは、タイミングよくチェーン除草で30分以内に終わらせて、他のことに時間を割きたいので、チェーン除草は大助かりです。

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田植え前後の野良仕事

2020-05-30 07:54:05 | 自然稲作
3,500回を超えた視聴率のYouTube自然菜園Lifestyle
【自然農法】耕さない、不耕起の畑に「苗」を植えるワザ

本日、
爽やかな快晴が続く今日この頃。


自然菜園スクールは、
緊急事態宣言が始まる前に、休講に入り、オンラインを中心に現在、4~6月の間休校振替サポート中です。
現在、コロナに関しては抜本的な解決はされないまま、緊急事態宣言が条件付きで解除されております。
そのため、自然菜園スクールで予定していた田植えは、家族で行いました。








寒冷地の田植えは、水が冷たく、初期の生育が悪いため、しっかりした成苗の遅植えに限ります。

うちでは、育苗はちょっと大変ですが、植えてから生育が段違いによいポット式育苗で苗づくりをしております。
今回は、スクールで手植えを考えていた田んぼですが、家族での田植えなので、不慣れな機械植えをしました。






機械の田植えは、タイヤの跡がわかる程度に浅水で行うので、田植えが終わったら、すぐに水を張って、田面が露出しないようにします。

水が冷たいので最低限の水のみにしておき、




翌朝から田んぼに3日間かけて深水(稲の葉が水から3㎝程度出ている位まで深く水張りをします)。

水位は8㎝以上を最高分けつ期手前まで保ちます。

今年も無事田植えが終わりました。これから、抑草&除草強化月間に入ります~。

最後のトマトの苗がもうすぐ定植できるな感じに育ってきました。田植え、野菜の定植、果樹の摘果&袋がけ、と忙しいですが、楽しい日々です。
今年も実り豊かな年になりますように~。

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田んぼの除草について

2016-06-27 09:54:42 | 自然稲作

本日、
梅雨の晴れ間で28℃を超える予報。

昨日までは、東京のせたがや自然農実践倶楽部さんのコンサル出張でした。
明日から長雨なので、晴れ間の今日は、ダイズを播いてからコムギ刈りに安曇野に行ってこようと思います。


さて、今日のブログは、今が生成期の田んぼの除草について、コメント欄に興味深いご質問がありました。

そこで実際にその田んぼを入ってみないと何とも言えないですし、野菜ほど稲に関して不勉強なので、
このブログで、私の除草のタイミングについて回答とさせていただければと思います。

まずは、田んぼの除草の考え方についてですが、除草だけを考えたことがあまりないということに気づきました。
というのは、不耕起の田んぼであれ、耕した田んぼであれ、私は今まで多くの田んぼを見学し、師匠たちに教えを請い、今も田んぼに囲まれて暮らしておりますが、
除草よりも、いつも稲の生育のことが気になって、生育を妨げないように、稲の生育が良くなることを考えて、水を入れ管理し、草を抑えているといった感じです。

つまり、極端な話、稲の生育が順調で自然であれば、自ずと草が抑えられたりして草が生えなかったり、ある程度あっても気にならないといった感じです。
稲の生育を良くすることが目的で、抑草(除草)が手段になります。

それよりも気をつけているのが、除草そのものが目的になってしまったり、不耕起栽培など栽培方法が自体が目的になってしまったりして、稲を忘れたり、稲の生育を抑制しないように気をつけております。

というのは、
稲がしっかり育つと、自然に草が大人しくなるからです。
逆に、草の勢いが強くなると、その分稲は抑えられ、草がさらに勢いが増し、来年、再来年とどんどん草が良く育つ田んぼになり、結果自然に稲は育ちにくくなり悪循環になってしまいます。

そこで、除草=稲の生育促進と思われがちですが、私はそうでないこともあると思います。

例えば、深水で草を抑制した結果、稲の生育も抑制されてしまったり、
米ぬか除草した結果、タイミングが合わず、草の方が生育よくなってしまったり、
除草した結果、稲の根を痛めすぎて、稲の生育がよくなくなってしまったり、
不耕起栽培に固執した結果、近所迷惑など人間関係を壊してしまうことが多々あります。

稲の生育を促進する方法で、草も抑えてしまうのが自然農法など無農薬栽培の正攻法だと思います。

除草剤を使わない無農薬栽培において、除草は大切ですが、稲を育てることが大切なことなので、本末転倒にならないようにどうしたらいいのか腐心しております。



それでは、私がコシヒカリを育てている際に、どのように稲を育て、草を抑えているのかご紹介したいと思います。


田植えを5/21にした田んぼです。(6/13時点)

田植えをするまでに、如何に田んぼの草が生えにくくしておくかが最大のミソです。
つまり、去年の稲刈りまでに草を抑え、9月末の稲刈りから5月末の田植えまで、半年以上の8ヶ月間がとても重要だとうことです。

私の場合、寒冷地で寒く、水が冷たく、とても粘土の強い田んぼなので、乾きに食い傾向の田んぼなので、稲の脱穀後すぐに耕し、ワラなど春までに分解しやすく起しておきます。
そして、稲刈りから田植えまで土を乾燥させておくことで、草が生えにくい状態を整えておきます。

この稲刈りから田植えの期間に草が生えやすい状態にしてしまってから、田植え後除草しようとしても間に合わず、草優先が決定的になっているので、稲が育たないことが約束されてしまうからです。


田植えから稲の根が活着し、抜けなくなってから7~10日おきに、チェーン除草を2~3回米ぬか(半生ボカシ)を併用しながら、深水で、草を完全に抑制してしまいます。

つまり、この期間は、草が生えてくる前に、生え始め根付く前に、チェーン除草×米ぬか×深水で、草を抑えるだけでなく、
深水でまだ寒い時期に、稲が保温され保護しながら、チェーン除草で、茎が踏まれたり、水圧で茎(道管・師管)を発達できるように鍛えます。




この稲はうちの稲ではありませんがわかりやすいので、稲が分けつをはじめ最高に達するまでの期間に、


手押し除草機の田車を用いて、条間のガス抜き、空気を投入し、稲がより分けつしやすいように稲の根を痛めないように、水の水位を調整しながら、田を押して回ります。

その後は、なるべく早く抑草や除草を切り上げ、田んぼに入らないようにし、浅水で分けつしやすいように水管理のみで稲の生育(分けつ)をさせてきました。




現在は梅雨の雨もあり、こんな感じで、徐々に、水位を元の深水程度になってきております。(今日現在の写真)




草が生えていないだけでなく、稲の葉に太陽光と適度な風がまんべんなく通るようになっております。




株元は、水生の糸ミミズなどが穴を無数にあけて、表面から5㎝程度がいわゆるトロトロ層になっており、水を3日に1度入れる程度で水持ちが良くなっております。

つまり、理想的には
例年の5/25頃田植えの場合、8/5~10に穂が出るので、
その30日前にあたる分けつが最も多くなる(最高分けつ期)が。7/5頃になるので、その後は絶対に田んぼに入らないようにしております。

というのは、最高分けつ期以降は、穂の元が形成され育ちはじめるので、根は衰退し、それにともなって穂に必要ない葉が衰退し、枯れていきますので、田んぼに入るたびに、根が傷むから入りません。




そうなると根の生育が盛んな写真の分けつの時期(6/10~7/5)のみ、根の再生が盛んなので、田んぼに入ることができます。

ちなみに、7日おきに葉を展開させる規則正しいのが稲の生理なので、7日間は田んぼに入らず養生できたら、根の生育を邪魔せずに済むなーと思っています。

6/10~7/5の1カ月弱のうち、目安としては、中間地点の6/15~20位までに除草を終えて、田んぼに入らなくするのが理想です。
そのため、6/25に除草が終われば、御の字です。

6/15~6/25までの期間、超浅水にしてあげると一気に分けつが進み、7/5までに分けつ数が増えるからです。
ただし、草があればあるほど草も勢いづくので、草がある場合は浅水に徹しきれません。

その後は、天候にもよるのですが、7/10以降は深水に戻し、穂が出る8/5まで草を抑え、茎を太くし、立派な穂を育ててあげます。

つまり、草と戦わずして勝つためには、
耕した田んぼで育てる場合、稲刈り~田植えまでに、ワラなど有機物を徹底的に分解させ、草の発芽スイッチをOFFにしておき、
稲の生育初期に、草の発芽の出鼻をくじき、チェーン除草などで株間・条間共に草を抑え、

稲の分けつが始まったら、条間→株間→条間の順番で草取りを早々に終えて、稲の根の生育を促進させ、分けつを促進させ、稲の根からアレロパシー(他感抑草物質)を出させ、稲の葉や根が伸びてしまえば、草も生える余地がなくなるので、結果的に草が大きくなれない(生えない)ので、草のタネも残せず、来年も除草が楽になっていくといった感じです。

「草を見ずして草を取る」という篤農家の言葉が響きます。
稲と草はとても素直なので、すべてを物語ってくれるので、毎日見回るのが楽しみです。


私もさんざ失敗を重ね、理想と現実のはざまを行き来し、未だわからないことばかりで、毎年勉強中です。
ご質問いただき、改めて稲を育てて、草を抑えることについて考察できました。良いご質問ありがとうございます。

自分の田んぼと生活リズムと稲のリズムが合うように、日々勉強ですね。

田んぼは今までの履歴や地域風土や一枚一枚、すべて異なり、稲は田植え~稲刈りまで4カ月で収穫に至るとてもシンプルで奥が深い作物です。
除草剤のように枯らす、絶やす、駆逐するのではなく、稲を育てて草を抑えることがとても大切だと思います。

参考になれば幸いです。



自然菜園の7月の見学会のお知らせ


2016年内容充実で、
『無農薬・自然菜園入門講座』が第一水曜日長野市城山公民館で18:30~21:30までスタートしています。
城山公民館での「これならできる!自然菜園入門講座」講座が開催です。毎月の野菜と土づくりのテーマで質問時間もたっぷりあるので是非お越しください。

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