無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

ハクサイとブロッコリーの定植

2016-08-29 10:22:36 | 自然菜園の技術 応用
本日、


昨日は、自然育苗タネ採りコースでした。
はじめてのタマネギの苗づくりニューバージョンの紹介や、秋ジャガの苗づくりなど秋の自然育苗と、
トマト、スイカ、ニンジン、レタスなどのタネ採りを行いました。

今年から秋野菜の苗づくり、本格的な自家採種の菜園教室なので、まだ手探り段階です。
自分で10年以上やってきたこととはいえ、教える=伝えることは難しいものです。

自家採種と自然育苗がより手軽に、より自然に、より愉しくできれば、家庭菜園はもっと楽しくなると思います。
自家採種も育苗も最低限のルールを知ること、基本技術の習得、経験しながら学んでいくことなどハードルが高く、失敗も多いのですが、

ほんの10年前まで無農薬の家庭菜園は、難しく不可能とされてました。
今では、無農薬栽培は誰でもでき、失敗も多いですが、失敗を通じて楽しむ場になってきております。


前回、このコースで育てたハクサイ、ブロッコリーの苗を植えたので、ご紹介したいと思います。

台風9号が来るまでは暑く菜園の土は乾燥しきっており、なかなか定植できませんでした。
台風前後の雨に合わせて定植しました。

どんなに良い苗が育っても、定植で失敗しがちです。
なぜなら、ハクサイは、まだ残暑きびしい中に植えて、食べざかりのコオロギやナメクジの食害を受けやすく、育つよりもダメージの方が大きくなりがちだからです。

そこで、自然菜園では、ハクサイが育ちやすい場所に植えることで、定植後のハクサイが良く育つようにします。

写真のハクサイ苗を観てください。

ナスの株間の空いた場所に、草マルチをちょっとよけ、植えようとしております。

そうなんです、ナスが良く育った場所はそのままハクサイを植えるのに最適な環境になっております。

ナスが良く育ったということは、
①土も肥沃で、
②ナスを育てながら草マルチを重ねてきたので天敵も多く住んでおり、
③ナスの株間などは、ハクサイはナスが木陰になり半日日陰になっているので、暑すぎませんので良く育ちます。
④ハクサイはナスの株間などで物陰なので、モンシロチョウなどからも見つかりにくくなります。




しかももう一つ裏技を重ねます。

ナスのコンパニオンプランツとしてエダマメを植えてあった場所にハクサイを植えます。

エダマメは収穫する際に、根を残して切り取り収穫。
切り株はそのままにしてあります。

エダマメは、根に根粒菌などの微生物を寄生させ、チッソを固定したり土づくりをしながら育つ野菜です。

そこで、エダマメによって耕され、チッソなどを固定され、草マルチしていたので団粒構造が発達したこの場所に、


丁寧に午後定植します。




定植後はこんな感じです。

まだ収穫していない極早生のエダマメもありますが、
ナスが、エダマメ、ラッカセイと共存する空間に、さりげなくハクサイがまるで発芽してきたかのように植えられえました。

この自然菜園今年はじめた1年生で、元々畑ではなく、元田んぼという野菜が育ちにくい場所ですが、
今までナス、エダマメ、ラッカセイを育て、土を育成してきました。
もし、ハクサイが自然菜園1年目から今後も良く育ったとしたら、これはすごいことだと思います。

今後が楽しみです。


こちらは、同様にトマトの株間にブロッコリーを植えました。


もちろん、エダマメ跡地に丁寧に定植し、


株元の草や、エダマメの枝葉も草マルチに活用し、


最後に、トマトと一緒に植わっていたバジルをちぎって草マルチに加えました。

バジルの香りで、一時でもブロッコリーの虫よけなればと思ってやっております。

つまり、今回のハクサイ、バジルの定植は、元々予定していて、その予定場所にあらかじめエダマメを播いておき、同時にトマト、ナスたちにとってもコンパニオンプランツとして共存させておいたという感じです。

ブロッコリーの代わりに、キャベツでも同様です。

このやり方であれば、残暑厳しい中、無農薬で難しいとされるキャベツ、ブロッコリー、ハクサイが無難に育ちますよ。

自然菜園1年目でも、ハクサイ、ブロッコリーが育ちますように。


2016年内容充実で、
『無農薬・自然菜園入門講座』が第一水曜日長野市城山公民館で18:30~21:30までスタートしています。
城山公民館での「これならできる!自然菜園入門講座」講座が開催です。毎月の野菜と土づくりのテーマで質問時間もたっぷりあるので是非お越しください。

次回は、9/7(水)です。

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自然農法見学会(その2) (公財)自然農法国際研究開発センターの見学会

2016-08-26 05:54:54 | 自然菜園スクール
本日、のちの予報。

一昨日までの台風大丈夫でしたか。
うちは長野県なので山に囲まれているので、まず台風が直撃しないので、全く雨が降らない(隣町は豪雨だったようです)

昨日は、雑誌「田舎暮らしの本」(宝島社)さんの取材でした。
現在3年目の連載中で、最初の2年の連載を編集して拙著『自給自足の自然菜園12か月』が生まれ、
現在新連載中で、各野菜6ページという破格の扱いで、詳細にわたって各野菜を解説中です。

昨日も変な天気で、1日予報が外れ、午前中その後、夜間にが局部的に降ったようです。

昨晩の雨もそうですが、本当に局部的な雨なので、ちょっと車を走らせば全く降っていないといった感じです。
うちだけではなく、生徒さんの話を聞いていると、雨が降っている場所と長期間降っていない場所の差が大きな年だといえます。


さて、先週の自然農法見学会の午後のご報告です。

午前中の中川原さんの見学会後、私が最後に研修させていただき現在も何かとお世話になっている(公財)自然農法国際研究開発センターに生徒さんと一緒に行ってきました。




午後は日中とても暑いこともあって、水稲チームの三木さん稲作講義から始まりました。

三木さんは若いのですが、有機稲作の研究者として造詣が深く、各地の自然農法の田んぼの調査、研究にかかわり、
現在私が稲作のことでわからないことを教えていただいている先生でもあります。

毎日のように食べるお米のことなのに、以外とお米のことを知らず、無農薬栽培の稲作に関してはかなり研究も進み多くのことがわかってきています。

講義の中でも、同じく米ぬか、深水といった無農薬稲作の抑草技術の事例も紹介してくださいました。

同じような田んぼで、米ぬか、深水を行っても、効果が全く出ない、むしろ草が増えたりする田んぼもあれば、
米ぬか除草をしなくても草が生えず、そこに米ぬかを播くことでほとんど草を抑えてしまったりと、
ただ単に、除草剤のように撒けば、効果が出ないこと。効果が良く出るようにすることができるなどわかりやすくいろいろ教えていただきました。




実際に2種類の稲株を例に


分解しながら、稲の生育の状態を観察し、


この稲がどのように歩んできたのか、どうなるだろうかを学びました。


講座の後は、車で移動し実際に田んぼで稲を学びました。




自然農法で育てられた田んぼはイネが精悍かつ美しく細かいことはわからなくても、稲が元気に育ったことを感じさせてくれました。

無農薬でもここまで、むしろ自然農法だからこそ、こんなに元気に育っているのだなーと思いました。


この30アールの田んぼの一部は、全く無除草の部分があります。その写真です。

無除草区にもかかわらず、余りに草が生えていないことにみんなびっくりしていました。

田植えまでの圃場管理、そして健全な苗、そして栽培の3本柱があり、稲が自然に元気に育つ環境になっているからこそ、草が生えず、稲が完全に草を抑えてしまっている証拠だと思いました。


講義と実際の圃場見学を通じて、一人ひとりいろいろ学び感じたようです。


午後の見学会は、自然農法の種子の育種・育成現場に移動し、育種チームの巴さんにいろいろ教えていただきました。


自然農法の種子」カタログで販売されている品種はもっぱらこの圃場で育種・育成されております。

写真は、「自然農法の種子」でもっとも売れている「筑摩野五寸ニンジン」が育成中です。

1mの草生帯と1mの畝は中川原さんがはじめたもので、現在もこの圃場でも健在です。

ところが、現在の中川原さんの圃場とは異なり、実は今のやり方になる前のやり方が継続されています。


1mの畝に現在マメ科の「緑肥カウピー」が育っています。

この圃場では、夏野菜→小麦→緑肥カウピー→秋野菜→夏野菜といった感じで、
2つの畝を交互に輪作していく形を取っております。

こうすることで、持続可能に、無肥料栽培で良い種を育てることができます。


エルロック」という結球レタスの採種の様子です。

結球レタスなので、結球したままでは塔立つことができないので、一度結球を割ってあげ、雨よけをします。
そこまでして初めて自家採種できる品種ですね。


トマトも新しい品種の育成と開発を行っており、従来の品種も改良をしていました。


実際に目の前の野菜の品種育成の狙いと研究過程を見せていただき、いろいろな質疑応答が行われました。


例えば、現在育成しなおしている(近年中に再配布される)小布施丸ナスについてでは、


育成前の市販の小布施丸ナス


育成した後の自然農法の小布施丸ナス

といった感じで、数年かけて選抜し自家採種することで、より無農薬で、草が生えていて、無肥料でも育つ品種に改良された感じです。

自家採種は、単に種採りをしていても良くなるとは限りません。
種にとって少し厳しい環境で育て、その中で良く育ったものを選び、数年かけて鍛えていくことで本領を発揮します。



最後に、現在育成改良中のキュウリも含む、4種類のキュウリの食べ比べを行いました。

キュウリはどれも同じような味だと思ったら大間違いで、実際には、品種固有の触感、味わいなどがあり、色も微妙に違います。

もちろん、氏より育ちで育て方や野菜の健康状態、天候などによってもかなり味わいは変化するのも大切なことです。

自然農法センターの品種は、ホームページやFAX、メールなどから購入可能です。

詳しい自家採種の仕方は、最近発売された『これならできる! 自家採種コツのコツ』(農文協)にこれでもかというくらい具体的な写真と共に公開されています。

今回の見学会もとてもよい勉強会になりました。
生徒さんには、いろいろな自然農法を知ってほしかったですし、今回紹介してくださった職員さん、元職員さんの人柄や研究を垣間見ていただきたかったです。

そして、最終的には、自分にとって、風土にとって、野菜にとって自然な菜園に役立てていただけたらと思います。

2016年内容充実で、
『無農薬・自然菜園入門講座』が第一水曜日長野市城山公民館で18:30~21:30までスタートしています。
城山公民館での「これならできる!自然菜園入門講座」講座が開催です。毎月の野菜と土づくりのテーマで質問時間もたっぷりあるので是非お越しください。

次回は、9/7(水)です。
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自然農法見学会(その1 中川原敏雄さんの圃場見学)

2016-08-24 18:41:57 | 自然菜園スクール
本日、


先週、自然菜園スクールで自然農法の見学会を行いました。

午前中は、(公財)自然農法国際研究開発センターの元職員で、私のタネの師匠でもある中川原敏雄さんの圃場見学をさせていただきました。
中川原さんは『自家採種入門』(農文協)の著者でもあり、現在は採種農家兼、育種農家としてご活躍中です。


中川原さんの圃場は、常に進化しており、現在は、1mの畝に対して、両側に1mオーチャードの草生帯(通路全面に緑肥を育てている)のが特徴です。

草生帯には多年草のオーチャード(緑肥作物=牧草)が生えているので適度に刈ってあげることで、一年草の草が生えにくいものです。
畝の方は、裸地にすることで、1年草の草が生え、1年草の野菜が育つといった環境です。

近年は草生帯の草を畝には敷かず、その草生帯と畝の間に溝を掘り、その溝に、刈った草を敷き詰めるやり方に変化しております。

その溝にたまった刈った草は、ミミズのエサになり、草生帯と野菜を共に育むオアシス的な存在になっております。

刈った草を野菜の株元に敷くと、モグラやネズミの被害が拡大したり、根が浅くなってしまったりしたことから、どうやったら野菜の根を深く張らせ、野菜が自然に育つようになるか追求した結果ともいえます。

ちなみに、溝にたまって堆肥化(ミミズのフン土化)したものを1年に一回掘り上げ、畝に盛り上げます。
毎年溝を一掃し、新たに溝を掘り直すことで、草生帯の侵入も防ぐことができそうです。

また、畝の表土を使って育苗するするのも特徴です。




ピーマンも元気に育っています。

今年は、雨が余りに少なく大変なようです。

一見1本のピーマンに見えまが、実は数本が生えています。

というのも中川原さんの畑では、野菜の栽培でもあり、育種でもあるのが特徴だからです。
つまり、一つの実そのもの、もしくは同じ実から採った種を10粒ほど一か所から発芽させ、家族(コロニー)で育てながら、
その中で育つものから育ちも味も良いものを選抜しながら自家採種していくやり方だからです。

現在は、野菜の生産、種子の生産、育種はそれぞれの専門家によって行われているのが一般的です。

ところが、中川原さんの畑では、この3つが共存しているのが特徴です。


普段、うちの教室で草マルチをしている生徒さんや自然農や自然農法をいろいろ勉強している生徒さんは興味深々で、どんどん質問が出てきます。


それに、ピーマンの株元からキュウリやトマトが出ているからです。

なぜなら、去年のキュウリの残渣が溝に入れてあるので、溝から自然にキュウリなどが出てきています。

そんなキュウリも長い目で見れば、新しい品種の可能性を秘めているので、大切に野放しにされています。


カボチャと草生帯のオーチャードも相性が良いようで、オーチャードの上をカボチャのツルが登っていきます。

空いた所にはエダマメも育てていました。


その他にも、キュウリの種子生産も行っており、2本仕立てで平均5果の採種果がたわわに実っておりました。




スイカを食べて自家採種しながら、木陰で質問タイムをはさみ、




中川原さんの栽培の特徴でもある、立長鎌の実演もみせていただきました。


鎌は、荒砥石と中砥石などで研ぎながら刈っていきます。


立長鎌の場合、草払い機のようにビニールハウスなどの際もお手の物です。

この立長鎌は中川原さんのオリジナルで、地元の古間の鎌をベースに特注で打ってもらっています。

中川原さんは、健康と栽培の両立のために、この鎌でどんどん草を刈っていきます。

今回の中川原さんの圃場見学は、生徒さんにとても強烈に印象に残ったようです。
中川原さんの取り組みは、奥が深く自然に謙虚で、常に進化しております。

私も、見学会を通じて、師匠のひたむきな姿と飽くなき追求心に改めてインスパイヤーされました。


2016年内容充実で、
『無農薬・自然菜園入門講座』が第一水曜日長野市城山公民館で18:30~21:30までスタートしています。
城山公民館での「これならできる!自然菜園入門講座」講座が開催です。毎月の野菜と土づくりのテーマで質問時間もたっぷりあるので是非お越しください。

次回は、9/7(水)です。
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夏野菜の収穫と夏休み

2016-08-15 08:29:14 | 日々の自然菜園
本日、のちの予報。

久々の投稿です。
ここしばらく、全く雨がないのに、野菜は文句も言わず、どんどん実をつけてくれています。
今年は、お盆に入り35℃を超える日がなく、朝夕若干例年よりも涼しい気はしますが、今日の予報は当たってほしいものです。

夕立などまとまった雨が欲しいところですね。


トウモロコシも食べごろをむかえ、ハクビシンなどの被害もなく順調です。

固定種のスイートコーンは珍しいのですが、写真のトウモロコシは、自然農法の種子の「モチットコーン」です。


トウモロコシの枝には後播きした「穂高インゲン」が実ってきました。


トウモロコシの株元には、混植した「バターナッツ」カボチャがゴロゴロ成っていました。

古代からこのトウモロコシ、カボチャ、インゲンたちはコンパニオンプランツとして相性がよいので一緒に育てられてきました。


「ピンク中玉」も2本仕立てで元気です。


この大玉トマトは「昔大玉」と呼んでいるオリジナル品種で、味が良く、育てやすいです。

無農薬・家庭菜園で育てやすく、美味しい品種を育成、維持したいな~と思っております。




長野市では八町キュウリは「善光寺」キュウリとして、昔から生食されており、育てられておりました。

暑くなりがちな盆地でも育つ、品湯で、今年で6年目の自家採種です。
少しずつ無農薬で肥料に頼らずに、米ぬかと草マルチでも良く育つ系統になってきました。


夏のキャベツ畑では、春のレタスの花が咲き終わりタネを結んでおります。




今年は雨が降らないので、乾燥に強いマクワウリ「ニューメロン」が豊作で、ゴロゴロ成っております。


カボチャたちも、葉やツルにうまく隠れて、日に日に充実していきます。


自然菜園3年目の今年は、多くの夏野菜にシンクイムシが入り、枝を折られてしまいましたが、青ナス「在来青ナス」


「バナナピーマン」


「カリフォルニアワンダー」たちは、どんどん脇から芽を出し、けなげに実をつけております。




雨が少なく暑い中、「真黒長ナス」もたくさん実をつけてくれます。


5月後半の干ばつと、6月の高温障害で生育が遅れている「大野芋」サトイモも「大ショウガ」たちと少しずつ大きくなってきております。

正直、夏野菜の多くは、初秋~秋にかけて最高に美味しくなるので、
お盆の時期は、夏野菜にとって暑すぎて、雨も少ないので、1週間~10日ほど実を成らせない夏休みの期間を設けて、秋に備えます。

今日の午後の雨の予報当たってほしい限りです。
雨が降ったら、秋野菜ハクサイ、キャベツを植えていきます。

2016年内容充実で、
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稲の出穂とエダマメ収穫

2016-08-01 21:36:30 | 日々の自然菜園
本日、のち

今日も暑かったですね~。
曇りの予報だったので、朝5時半から畦草刈りと草マルチ仕上げをもくろんではじめたものの、予報がはずれ晴天

さすがに、晴天で草刈りは色々な意味で危険なので、中止し、その他のPC仕事などしておりました。


我が家の田んぼもいよい出穂です。

田んぼの50~60%の穂が出た時を、出穂樹といいます。

例年よりも10日早い田植えで、5日早い出穂です。
今年は暑いこともあり、どこも出穂が5日ほど早いようです。




稲は、この出穂の時期がとても大切で、この時期を基準にし、田植え、除草、水管理を行います。

またこの時期は、寒さに最も弱いので、冷害やいもち病など気になりますし、
あまり暑すぎたりするのも困りものです。

今日はとても暑かったので、日中田んぼの水をかけ流し水の流れを起こしました。

これから、開花結実なので、開花の最適温度30~35℃と晴れ間を期待しつつ、育った穂に充分にデンプンを貯めてほしいものです。

この後、30日間水を切らさないようににし、良質なお米を育みます。





エダマメも極早生のものから徐々に収穫が始まっています。

エダマメの最適収穫期は3日ほどととても短く、品種によっても採り時が微妙に違うので、何回かに分けて収穫し、ベストでたくさん食べれるように調整します。

これからは、夏野菜の本格的な実り、それに伴いタネ採り用の採種果の選抜。
秋の種まき、定植準備とまた忙しくなっていきます。

今日の夕立は、雷を伴う大雨で、今も降っております。

「雷」は、田んぼの上の雨。同じく「稲妻」は稲の妻。
自然の放電は、雨の中のミネラルやチッソ含有量をアップさせてくれます。

つまり、雷の多い年は豊作になるといったわけです。

稲だけでなく、畑にも実りの雨なので、感謝しております。


明後日、8/3(水)は城山公民館夜間教室開催日です。
2016年内容充実で、
『無農薬・自然菜園入門講座』が第一水曜日長野市城山公民館で18:30~21:30までスタートしています。
城山公民館での「これならできる!自然菜園入門講座」講座が開催です。毎月の野菜と土づくりのテーマで質問時間もたっぷりあるので是非お越しください。
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