無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

タマネギ豊作(その2)

2010-06-27 20:06:30 | 自然菜園の技術 応用


★チャーミーさんへ

良い質問ありがとうございます。
最近、あることに気づきました。

コメント欄に書くにはもったいない内容なので、今日のブログに書かせていただきます。

去年と何を変えたら、タマネギがよく育つようになったか。
実は2つの事を行いました。

1)耕した。
2)自家採種した。


これをすれば絶対に上手く育つということではありません。
大切なのは、方法ではなく耕したことや自家採種したことや、肥料の量はなく、それ以前の話です。

「根」をしっかり張るように育てたことだと思います。


いくら肥料があっても、それを活かせなかったら無駄だと思います。
根が張っていなければ、吸うことも活かすこともできないと思います。

うちの場合、寒冷地で標高750mという高地なので、秋が短く8月が過ぎるとあっという間に冬になります。
そこで、以前は不耕起栽培でタマネギを育てていたのですが、タマネギの苗を植えてから急に寒くなった場合は、タマネギの巻きが甘く、締まったタマネギが上手く育ってくれませんでした。

観察していると、不耕起栽培は、大器晩成型に育つ傾向があります。
初期は、生長がゆるやかで、地上部が大きくなりません。
その間、固く、他の根がぎっしり詰まった土に「根を張る」ことで精一杯でのようです。
根を張る間は、耕した畑に比べ生長が悪いように見えますが、実は、根性を鍛えているわけです。

安曇野では、不耕起栽培では急に冷え込むと十分に根を張れずに冬に突入してしまいます。
秋の間にどれくらいしっかり根を深く張ったかでタマネギの生育は左右すると思います。

そして、春になると秋に張った根から養分や水分を吸いながら玉を肥大させていると思います。

ですから、秋にどれくらい根をしっかり張れたかが大切になってきます。
うちの場合ですと、秋が短いので耕しました。そうすることで、短い秋のうちにしっかり根が張れたと思います。
そして、自家採種したタマネギの肥大がよかった点からも、市販の農薬化学肥料で育っただろうタマネギの種子よりは、去年安曇野の私の畑を経験した親からゆずりうけた遺伝子の自家採種種子の玉ねぎの方が適していたのかもしれません。

うちで大切にしているタマネギの根をしっかり這わせる共通のポイントは、

1)採りたての元気な苗をうえること。
2)秋が短い場合は、耕すこと。
3)耕した畑で植えた後は、しっかり踏み根を活着させやすくすること。
4)油粕と米ぬかを植えたらすぐに撒き、ワラでマルチすること。

を大切にしています。

温かい地方でしたら、不耕起でも行けると思いますが、通常の定植時期よりも早めに定植したらいいと思います。
不耕起は、初期の根張りに時間がかかると思うからです。

★めえさんへ
うちもタマネギを無肥料で育てていた時期があります。
地力があって、ナスなど夏野菜がうまく育つ場所で、夏野菜の跡地では、タマネギの生育がいい感じです。

うちでも大豆やエダマメを植えて豊かになった土壌に、肥沃な大地でしか育たない野菜を植えるようにしております。

タマネギや長ネギを無肥料で育てて良かったのは、夏野菜を無肥料で育つように、草マルチをたっぷりした夏野菜の跡地でした。

肥えた場所があまりない時は、夏野菜&草マルチで土を豊かにした跡地で育てるとネギ類が上手くいく傾向があります。

もしよかったら参考にしてみてください。

無肥料に固執しない場合は、↑のアドバイスが活きると思いますし、米ぬかと油粕を混ぜたもを植えた土の上に撒いておくと一層効果的ですよ。

コメント (7)
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タマネギ豊作!!

2010-06-24 23:05:24 | 自然菜園の技術 基本
本日、

ここのところ、あれもこれもと野良仕事が忙しく「心を失っておりました。」
ブログの更新もままならず、見に来てくれた方ごめんなさいね。

今日は、NHKカルチャーセンターで日本蜜蜂講座を無事開くことが出来ました。
ありがとうございました。今日は、嬉しいハプニングもありました。

今日の日本蜜蜂講座に使用するはずの空の巣箱を取りに行くと、
日本蜜蜂が通っているではありませんか。
明日確認してみますが、新たに一群分蜂群が入ってくれていたらとても嬉しいです。


先日、連日雨が降らない乾燥した晴れた日にタマネギを収穫しました。
タマネギは、長期保存できる貴重で美味しい野菜です。

タマネギは、半分以上写真のように葉が倒れてきたら収穫時です。
収穫には、3日間以上晴れ間の続いた日が最高で、雨が降ってから収穫すると保存性が落ちてしまいます。


タマネギの中には、ネギ坊主ができはじめたいわゆる「塔立ってしまったタマネギ」は別に収穫します。


塔立ってしまったタマネギは、締まりがなく保存にむきません。
そこで、サラダなどで瑞々しく新鮮なうちに早めに食べてしまいます。


今年は、W(ダブル)で豊作でした。
初めて自家採種したタマネギが収穫できました。

そして、玉の大きさも理想的な手のひらサイズでした。
個人的に大好きな美味しいタマネギの条件は、

★玉の締まりがよいことです。

玉の締まりがよいと味が濃く、風味豊かで、しかも保存性がよくなります。
そのようなタマネギは、あまり大きく育ったものではなく、小さい割に葉の数は多く、よく締まっている特徴があります。

今年は、去年の反省を活かして育て方を変えたのが功を奏したようです。
本当に良く育ってくれたタマネギに感謝です。

今年もタマネギの自家採種を重ねてより自分の畑に合った品種に育てていきたいです。



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教育ファーム事業(三郷小学校)

2010-06-19 07:01:18 | 出張菜園教室
本日、のち

早朝の大雨で大地は潤い、晴れ間が出てくれるので一層草も野菜も生長してくれると感謝しています。

先日、県の教育ファーム事業のお手伝いとして、地元の小学校に教えに行ってきました。


私の農業もはじめは小学校で体験したことがきっかけでした。
今でも小学校の中庭にみんなで作った田んぼが忘れられません。

今回は、大豆の種蒔きと先月行った野菜の手入れでした。
「子供たちに育てて食べることに興味を持ってもらいたい、そしてなにより子供の興味の対象を広げてあげたい。」そんな想いがありました。

そこで、大豆を蒔く前に子供たちに質問してみました。
「大豆で出来ている食べ物はなんですか?」
それに対して、子供たちは、「納豆」「醤油」「味噌」「エダマメ」「きなこ」「豆腐」と次々手が上がりました。何かには「おつまみ」という珍回答もありました。


この小学校では4人一組の班が組織されています。
そこで、今回は大豆の蒔き方を説明した後、種を蒔く人、足幅で計る人、土をかける人、土を鎮圧する人に4人一組で交代しながら行いました。


畑では、ジャガイモが芽を伸ばしていたので、みんなで手で土寄せしました。


キュウリ、ナス、ピーマンは最初の実を大きくしてしまうと負担が大きくなり、樹が大きくなれずすぐにバテテしまいます。

そこで、子供たちに最初になったナス、ピーマンの実を収穫してもらい、
キュウリは、今ついている実も花もすべて取ってしまいました。


本当は、鎌を持ってきて草マルチを教えたかったのですが、まだ4年生なので
今回は、草を手で取って、畝に敷いてももらいました。


この事業は、企画を立てたバジルクラブの鈴木さんや、ボランティアのシニアの方々、地元温泉ファインビューと三郷小学校の共同のものです。

地域の学校や企業、地元の協力が協力し合いながら行っています。

今回も、小学校の移動のバスや、支柱立てや除草、準備など多くの大人が裏で支えました。
「親」という字が、木の上に立って見守ると書くように、温かい見守りがある中で出来たことに感動しました。
コメント (2)
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穀物コース(田んぼの除草&畑の土作り)

2010-06-17 06:20:48 | 自然菜園スクール
本日、

今日は気温が30℃を超す予報。
とても暑くなりそうです。が交互に続くと野菜にとっては有難いことです。


先週、Azumino自給農スクール「穀物コース」で、田んぼの除草、第一弾を行いました。

日本で最も無農薬栽培がやりやすいのは、水稲です。
水に恵まれた日本では、千年前から田んぼを続けています。千年続く農業体系はすごいことです。

田車(手押し除草機)をみんなで押して田んぼに生えてきた草を、かき取り、水に浮かしてしまいます。

お米を育てるのは、水と太陽があれば育ちます。
ところが、草があると3~5割減収してしまうので、稲が小さな内は、手押し除草機で手助けします。

ある程度、葉が茂ってきたら、稲の根が田んぼを占有してしまいます。
そうすると、草は生えにくくなり抑えられます。
田んぼに生えてくる草を抑えられるくらい立派に育てることが一番大切です。


田車を押した田んぼは、濁って下がみえません。
田んぼが濁ると、光が遮断されるので、草が生えにくくなる効果があります。

今回は、みんなで米ぬかダンゴを作り、田んぼに撒きました。
米ぬかは、土に還る際に水の中で発酵し、草を抑え稲の養分にもなります。

米ぬかは、玄米を精製した際にでるお米の糠ですが、胚芽など養分に富み、Mg(マグネシュウム)を含みため、光合成を補助し、お米が美味しくなります。


今週末の6月20日(日)Azumino自給農スクールの午後の講座では、大豆の種を蒔き、雑穀を植えます。

トラクターで耕している畑は、土壌診断の結果とても痩せていて山土のような状態でした。
診断結果だけからすると、大豆も育ちにくいと判断したため、春先に緑肥の種を蒔き、草を生やしました。

その草を2段階で土に鋤き込んでいる様子です。
最初は、浅く、2回目は深く鋤き込むことで、緑肥が土に馴染みやすく、土を豊かにしてくれます。

今回、大豆を育てることで、畑はとても肥えてくると思います。
1)痩せた土地には、雑穀など痩せたまま育つものを育てるか。
2)緑肥を鋤き込み、大豆や麦を育て、土を豊かにしていく方法があります。


いずれにしろ、毎年持続できる農業を営む上で、土に作物を育てながら土を育てていくことが大切です。

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前回大好評につき、日本蜜蜂の基礎講座第2弾です。
NHKカルチャー教室「続・はじめての日本みつばちの飼い方」


日本みつばちは、1年間に100種類もの花からハチミツを集める貴重な在来種です。
前回の復習で日本みつばちの基本から学び、日本みつばちの特徴を活かした自然な飼い方、分蜂群の取り入れ方を学べます。

松本・iCITY21教室
6/24(木)10:15~12:30
詳しくは、http://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_529442.html

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NHKカルチャー教室「【新】美味しく簡単に育つ無農薬・家庭菜園の法則」


無農薬自然栽培の基本から応用まで、毎月育てる野菜をテーマにレクチャーしま
す。畑の疑問・お悩みにもお答えします。
7/14-ニンジンを発芽させるコツ。美味しいトマトの育て方。
8/18-ハクサイを結球のコツ。美味しいナスの育て方。
9/8-秋冬野菜のコツ。美味しい大根の育て方。

松本・iCITY21教室
7/14~9/8 第2水曜 13:30~15:30
詳しくは↓
http://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_491207.html

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キュウリの草マルチ。

2010-06-15 20:03:45 | 自然菜園の技術 基本
本日、

久々の休暇をいただいていました。
この数カ月、6:00~19:30といろいろ働いたご褒美でした。


帰ってきて見て周った田畑も久々の長雨でとても嬉しいそうでした。
特に嬉しそうだったのが、休暇前に草マルチしたキュウリ.
とても元気そうです。


キュウリの苗の根元の写真です。
白いひげのような側根が生えてきています。

キュウリは、支柱がない場合は、地を這う(はう)ように生長します。
キュウリの根もまた地上部のように浅く地際を這うように伸びます。

そこで、キュウリの栽培の要点の一つは、
浅く伸びるキュウリの根をいかに傷つけないように守ってあげるかです。


根がしっかり這うことができると、地上部の葉や枝がしっかり育ちます。
根も地上部もしっか知りた土台ができてこそ、キュウリの実はたくさん着いてくれます。


そこで、キュウリの生長初期から、周りの草を刈って敷く、いわゆる草マルチをします。
この時期、青草の草マルチも数日で枯れて写真のように敷きワラのようになりますが、草マルチの下は湿度を保ち、草の生長も抑えてくれます。

草マルチされることで、キュウリの根は安心して草マルチの下を伸びることができます。

キュウリの生長に合わせて周りの草マルチしていくととてもキュウリにとっては有難い話になります。

肥料も水も生長には役立ちますが、まずはそれらをしっかり吸える根を育てることが大切になってきます。

キュウリの栽培の第一の要点は、根を育てる。
実がなる土台(母体)をしっかり作ることです。




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やっと、手植え田植え終了しました。

2010-06-13 07:23:12 | 日々の自然菜園
本日、のちの予報。


先日、友人知人の手助けでやっと田植えを終了することができました。
トラクターがはまり、田植えをあきらめかけていた田んぼが、
元研修先の(財)自然農法国際研究開発センターの水稲チームのご協力(管理機による代かき、自然農法の苗)で田植えを出来るまでにこぎつけたのが先週のことでした。

以前は菜園だけでしたが、こちらに越してきてから田んぼに小麦、大豆に、雑穀、今はエゴマも自給用に栽培できています。

収穫できたお米は、米飯だけでなく、お餅や麹やお酒にもなって我が家の豊かな食事を支えてくれています。
本当に嬉しく幸せなことです。


田植えのもう一つの楽しみは、手助けに援農に来て下さった方とお茶の時間です。


今年美味しかったお茶受けの一つは、煮たリンゴのシャーベットでした。
除草剤を30年も不使用の大倉正義さんのリンゴをちょっと甘く煮てから凍らせた簡単シャーベットですが、
これが、甘くなくて冷たくて暑いときの田植えの休憩に最高でした。


田植えを終えた田んぼに、くず豆を撒きます。
くず豆は、うちで去年収穫して虫食いの豆や古い豆です。


くず大豆を田んぼの両脇から放り投げます。


35×20cm角に植えられた田んぼにくず豆とオタマジャクシがいます。
くず豆はいずれ分解されて田の養分になり、草も生えにくくなりとても役立ちます。

今年は、ハプニングで田植えが遅れました。
ところが、友人知人の手助けがあり田植えも無事終わりました。

異常気象で低温の5月だったので、今3~4本植えでちょっと多めに植えてあげれば何とかなると思います。

商品として売る分を栽培することは、難しくとも。
自給用に育てることは楽しみであり、豊かさだと思います。

今年も無事田植えを終えることが出来、本当にありがたいことです。


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エゴマ植えを手伝いました。

2010-06-10 23:56:44 | 日々の自然菜園
本日、

最高気温28℃。暑い日が続きます。
うちでは、トラクターで代かきを失敗したため遅れ、5畝の田んぼの田植えが今日からでした。

今日は、友人たちが駆けつけてくれ、午前中に半分終わり明日で終えたいところです。

午後は、友人のエゴマの定植を手伝いにいきました。
その友人に田植えや脱穀を手伝ってもらうことも多く、お互いに困った時に手助けできるのも農業の醍醐味だと思います。


去年田んぼだった畑に、エゴマを定植します。
まず友人が40cm間隔に穴を開けていきます。

そしてその穴に、たっぷりと水を注ぎ込みます。
乾燥した土に定植するときには、穴に前もって水を入れる方法はとても有効です。


そして、プラグトレーで育ったエゴマを丁寧に定植していきます。
植えた後に、土を寄せてしっかり押さえて、畑の土と一体化させることが大切です。


こう乾燥してしまった畑には、たっぷりの水あげが必要です。
今日は手伝いも含めて2反の畑に7人で、役割分担を決めエゴマを定植しました。

近くの農業用水の流れる小川に水を汲みに行く仕事も大切でした。


その貴重な水を、植えたばかりのエゴマにたっぷりとかけていきます。
水やりの大切なポイントは、保湿力をつくることです。
乾燥しきった土には、何回にも分けてしっかり根の周りに水を含ませて、数日水分が持つくらいしっかり水を浸透させることが大切です。

1畝(1アール=100㎡)にエゴマを植えると、10~20㎏の種子が採れます。
その種子の27%くらい、つまり3Lくらいがエゴマオイルになります。

エゴマオイルは身体にいいだけでなく、貴重な現金収入にもなります。
一人100㎡のエゴマを栽培すれば、成人の1年間の必要なオイルが収穫できます。

オイルの自給を考えた時、エゴマはとても頼りになる存在です。



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最後の代かき(途中)、管理機代かきの妙

2010-06-08 23:49:57 | 日々の自然菜園
昨日は、待望のが夕方降ってくれました。

渇きに乾いた大地と野菜が辛抱していたので、これで少しは回復できたと思います。
うちでは基本的に水やりをまずしません。
というのも水やりをすれば、短期的には生長がよくなりますが、野菜の根が弱くなり、水やりをしないとすぐに枯れてしまう野菜に育ってしまいます。

そこで、1週間以上雨がない場合に限り、たっぷりと水をあげることにしています。
その水で1週間乗り切ることができるくらいたっぷりの水です。
そして、草マルチをしっかり野菜の株下にすることで、乾燥を防ぎます。

つまり、根張りを良くするために、水やりは最低限の水に留めます。
そうすることで、根の根性をつけ、丈夫で健康な野菜を育てます。



先日、(財)自然農法国際開発センターから代かき用の管理機をお借りしました。
うちの田んぼは、とても水はけがよく、山際という日照不足もあり、不耕起は今のところやっておりません。

実は、田んぼにトラクターで代かきをするのですが、3枚ある田んぼのうち1枚で今年2回もトラクターをはめてしまう失態をしてしまい、もうトラクターなど機械で代かきはあきらめていました。

以前本科研修生としてお世話になった(財)自然農法国際開発センターに助けを求めたところ、快く相談にのっていただき、管理機で代かきすることになりました。


田んぼの代かきがトラクターで行う以前は、管理機に写真のような代かき用のアタッチメントをつけて代をかいていたそうです。

それより以前は、もっぱら牛で代かきしていたそうです。

少々、曲がるときに苦労はするものの、管理機での代かきは、時間こそかかりますが田んぼにもはまらず、理想的な代かきが出来る優れものだと感じました。

もちろん、機械なので石油で動くので、持続可能な道具ではありませんが、トラクターを田んぼにはめてしまい傷ついた心にはとても頼りになる道具でした。


田んぼの畦の里芋も本葉を数枚出してきているものもあり、
寒い5月を無事乗り切り、懸命に生きていることが嬉しいものです。

お米を育てていて、日々感じる感謝の気持ちと、不安定な天気。
自然と共に生きている実感がそこにはしっかりあるなーと感じます。

今年も無事、お米が実のってくれることをお祈りしています。



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田植え&雑穀(エゴマの定植・播種)

2010-06-07 12:34:20 | 自然菜園スクール
本日、
久々の投稿です。最近、5時~19時半位まで畑にいるので、くたくたでかけずにいました。ごめんなさい。



昨日は、Azumino自給農スクール【穀物コース】http://blog.goo.ne.jp/taotao39/e/519306f61298e8d0d4d2ef31549d1aec
で田植えをしました。
今回のスクール参加生が、立て続けに参加できず、少人数でしたが、
無事、田植えができました。

古から田んぼで力を出す=「男」
命を産みだす田植え、苗取りは早乙女(五月女)の仕事です。


今回は、ミノルポット苗で稲を苗を育てました。
根つきもいいですし、初めてでも田植えしやすいので、重宝しております。
ゆうこさんのスイーツでお茶をしながらみんなで植えました。


田植えをしていると強力な助っ人が来てくれました。
近所の合鴨農法をやっている彼は、地域の農業を陰日向で支えてくれています。

今回、大きな田んぼのため、ミノル式の田植え機を持参してくれたおかげで、
あっという間に田植えが終わりました。
手植えも機械植えもどちらもありがたいものです。


田んぼの畦では、アゼマメ(畦豆)が発芽してきました。
うちでは、大豆本来の生育を学ぶためにも、古来より田んぼの畦で育てられてきたアゼマメ(大豆)を大切にしています。

今年は、「青バタ豆」という在来の青大豆を蒔きました。
アゼマメは田んぼの畦に溝を切って、大豆を蒔き、湿らせた草を敷きます。

土は覆土しません。草と水だけです。
それでも、大豆は自分で根を張り、立ち上げってきます。


スクールでは、「穀物コース」が今年から新設されました。
雑穀に興味がある方が多くなり、田んぼや雑穀をスクールとは別日程でも参加できるコースです。

昨日は、エゴマを定植しました。
エゴマは、α―リノレン酸を豊富に含み、今注目のオイルです。

うちでは、おひたしや豆腐に醤油と一緒にかけて食べたり、ジャパニーズエクストラバージンオイルとしていただいております。

1アール(30坪=100㎡)にエゴマを植えると、10~20㎏程度の種子が収穫でき、油にすると3~6Lになります。

一人1アールのエゴマを植えると、油の自給が1年分出来るそうです。

参考資料:日本エゴマの会ホームページ
http://www.egoma.jp/


午後は、雑穀の種子もセルトレーに蒔きました。
蒔いたのは、アマランサス、キヌア、タカキビです。

どれもご飯に入れて食べても美味しいですし、スープや粉にしても美味しい穀物です。


雑穀は、種が小さく、草と見分けがつきずらいものも多く、
初めての畑や耕さない畑では、別に苗を育ててから定植、もしくは移植したほうが無難です。

今回は、セルトレーでしたので、セルトレー独自の個性を活かして、育苗していきます。

そうそう、今月号の有機・無農薬での家庭菜園雑誌『野菜だより』にも一部記事を載せていただきました。
『野菜だより』は、様々な家庭菜園の達人や有名人が軒を連ねて載っているので様々な無農薬家庭菜園を知ることができる数少ない優良雑誌です。

一読をお奨めします。
http://www.gakken-koukoku.com/cgi-bin/mag.cgi?i95



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前回大好評につき、日本蜜蜂の基礎講座第2弾です。
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前回の復習で日本みつばちの基本から学び、日本みつばちの特徴を活かした自然な飼い方、分蜂群の取り入れ方を学べます。

松本・iCITY21教室
6/24(木)10:15~12:30
詳しくは、http://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_529442.html

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NHKカルチャー教室「【新】美味しく簡単に育つ無農薬・家庭菜園の法則」


無農薬自然栽培の基本から応用まで、毎月育てる野菜をテーマにレクチャーしま
す。畑の疑問・お悩みにもお答えします。
7/14-ニンジンを発芽させるコツ。美味しいトマトの育て方。
8/18-ハクサイを結球のコツ。美味しいナスの育て方。
9/8-秋冬野菜のコツ。美味しい大根の育て方。

松本・iCITY21教室
7/14~9/8 第2水曜 13:30~15:30
詳しくは↓
http://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_491207.html

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トマトの定植やっと終わる~

2010-06-03 06:12:09 | 日々の自然菜園
本日、


昨日やっとトマトの定植が終わりました。
今年は、少なめの39品種のトマト、全部で334本ほど植えました。

一部新たに導入した品種ですが、ほとんどが自家採種しているトマトです。
現在交配品種(俗にいうF1品種)のトマトもよいですが、
やっぱり自分で自家採種しているトマトは最高です。

自分の畑に合ってきますし、自分好みの風味のあるトマトを味わうのは格別です。
去年、キャベツを不耕起で育てた畝(うね)に植えました。


耕して植える場合ならそんなに手間がかからないのですが、
同じ場所で、キャベツの自家採種をしながら耕さない畑に植えるとなると、
けっこう手間がかかりました。

中央に倒れながら、咲いているのがキャベツの花です。
去年のキャベツが越冬し、今年咲きました。

まだまだキャベツの自家採種は始めたばかりなので、試行錯誤です。
ここ3年以内に自給野菜のほとんどの野菜の自家採種を本格的に軌道に乗せようと予定しています。


トマトもキャベツの相性がよく、時期をずらせば混植も可能です。
まだまだ実験的なところもありますが、
今年は、トマトもキャベツも同じ畝で自家採種できると思うと嬉しいです。

今度は、ナス・ピーマン・シシトウ・トウガラシを定植終わらせたいです。

さんの豆知識BOX(ご質問があったことなどご紹介します。)
「バンカープランツ」ってなに?
バンカープランツとは、バンカー(土手)プランツ(植物)です。

農作物を育てる際に、病虫害に対する天敵にすみかを提供する目的で植生される植物をいう。コンパニオンプランツの一種である。

天敵を育み、蓄える場所との意味合いでこのように称され、おとり植物(おとりしょくぶつ)、天敵温存植物とも呼ばれる。

エンバクやソルゴ―やヨモギなど作物の周辺に植えておくと、アブラムシやハダニといった害虫と呼ばれる虫の天敵(クモ、コレマンアブラバチ、テントウムシ、クサカゲロウ)を前もってバンカープランツにおびき寄せておくことで、作物を守ってくれます。

特別な草を育てなくても、周りの草を抜かずに、根を残して刈って草マルチするだけで同様の効果が期待できまよ。

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前回大好評につき、日本蜜蜂の基礎講座第2弾です。
NHKカルチャー教室「続・はじめての日本みつばちの飼い方」


日本みつばちは、1年間に100種類もの花からハチミツを集める貴重な在来種です。
前回の復習で日本みつばちの基本から学び、日本みつばちの特徴を活かした自然な飼い方、分蜂群の取り入れ方を学べます。

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