無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

雪の中でも採れたてホウレンソウ(踏みこみ温床の再利用)

2017-01-27 12:40:43 | 日々の自然菜園
本日、


2/25(土)26(日)に神奈川、東京で「自然菜園で自給自足」をテーマに講演会をさせていただくことになりました。

FBイベントページのアドレスは以下の通りです。
公開に設定してありますので、FBに登録していない方でもご覧にいただけます。
https://www.facebook.com/events/1643843115916646/

今年で自然農法を始めて20年。菜園教室を初めて10年目の節目に当たります。
20年間の学びを8年間お世話になった関東、東京でお礼奉公させていただきたいと思います。

今日、イベントを絶ちあげてくれた有志により作っていただいたチラシのデータが届きました。このブログに張ることはできませんでしたが、
是非、観てお誘い合わせで来てくみてださい。お会いできることお待ちしております。

チラシ表
チラシ裏


一面真っ白で、昨日は最低気温-17℃、最高気温4℃のかなり寒い日でした。

ここ数日の平均は、最低気温-8℃。最高気温6℃くらいです。
寒冷地では野菜は路地では無理で、見ての通り、雪化粧された田畑は、雪の封印により、春までじっくり養生中です。



しかし雪の中でも、天気の良い昼間には、ご覧のようにボールからあふれんばかりのフレッシュなホウレンソウが収穫できております。


もちろん、雪の下からではなく、

種明かしをすると、畑後方にある育苗ハウス内で収穫しております。




去年の春に踏みこみ温床であった場所に、ホウレンソウとタマネギが植えてあります。

冬にもフレッシュな野菜が食べたくて、現在いろいろ実験している中で一番お奨めなのは、ホウレンソウとタマネギの混植です。

ホウレンソウだけでも育つのですが、有機物が多いと味がえぐくなるので、葉ネギと一緒に混植して育てるとなかなかおいしく育ってくれます。

たぶん、アンモニア態窒素などは主にネギが吸い、硝酸態窒素などホウレンソウが吸っていて、お互いの好みの養分を分け合って育っているからだと思います。

今回は、踏みこみ温床跡地にホウレンソウとタマネギを育て、その後今春に冷床として再利用したいので、
春までに収穫が終わる、ホウレンソウとタマネギを選びました。

タマネギの早どり、春先の葉タマネギは最高のご馳走です。
通常のタマネギだと、玉が肥大しきる前の早どりはもったいないのですが、冷床で使うので、遠慮なく食べてしまおうという魂胆です。




午後2時位がもっとも、葉緑素が活性化している時間帯ですので、晴れた日の午後にハサミを持って収穫します。

収穫したホウレンソウは、バケツの水で、土やクン炭などをざっと荒く洗い、

その後、家に持ち込み、お湯で洗い、すぐに茹でてお浸し状態にして、えぐみを洗い流し、栄養素は流さないようにしてしまいます。
今年の実験では、ホウレンソウのえぐみがほとんどなく、お浸しでむしゃむしゃ食べてしまっております。

現在、踏みこみ温床で、温床→ホウレンソウ・ネギ類→冷床→越冬ネギ→育苗土というサイクルで、一石六鳥を狙っております。

踏みこみ温床は、とても労力がかかりますので、それを最大限に活かしあとは楽して使い回し、しかも最終的には、とても高品質な育苗土に仕上げるための工夫を考えております。

伝統農法は自給自然農法ですので、磨きをかけて、より簡単に自給できる方法にブラッシュアップしていきたいと思っております。




2017年の自然菜園スクールの募集中~ホームページ
来年は、新しい自給稲作コースの増設、自然菜園実践コースのバージョンアップなどお楽しみに~。
自然菜園スクール安曇野校の3月は、菜園プランと緑肥mix蒔きになります。


自然菜園スクールも10年目。
10年間、生徒さんからの率直なアンケートなどのご意見を反映させてきたこともあり、2017年は受け取りやすい教室になったのではと思っております。

菜園教室では、教えきれない移住、田舎暮らし、自分らしい自給生活のノウハウと実体験を学べる
「自給自足ライフスクール」は、1泊2日なので、人数は限られてきますが、その分濃厚な時間を過ごせるスペシャルワークショップ。
半農半Xをテーマに、自給農を極め、自分の才能を開花させるのがテーマです。
今年は、薪のある生活を充実させるために、薪小屋作りやチェーンソーの使い方、ロケットストーブも作ってみようと思います。お楽しみに~

「自然菜園スクール」では、遠方からもより来やすい通いやすいように、土曜日開催の教室も充実させました。
土曜日であれば、安曇野校で開催する「自然菜園入門コース」「自然菜園実践コース」への参加に、前泊も後泊も安曇野地球宿さんですれば通いやすく、
長野校「自然育苗タネ採りコース」「自然菜園見学コース」「自然稲作・発酵コース」にもご参加いただ来やすくなったかと思います。



ちなみに、2月からの城山公民館講座も2回に分けて菜園プランをご紹介します。お楽しみに~
2016年内容充実で、
『無農薬・自然菜園入門講座』が第一水曜日長野市城山公民館で18:30~21:30までスタートしています。
城山公民館での「これならできる!自然菜園入門講座」講座が開催です。毎月の野菜と土づくりのテーマで質問時間もたっぷりあるので是非お越しください。

来月は、いつもの第1水曜日にもどり、
2/1(水)は、18:30~長野市城山公民館で自然菜園講座です。


来年度の新春「これならできる!自然菜園入門講座~春準備編~」
2/1(水)-菜園プラン① 連作障害の出ないプランの立て方
3/1(水)-菜園プラン② 菜園プランを強化する
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ダイズ・エダマメの自家採種(選別・保存)

2017-01-25 07:58:21 | 日々の自然菜園
本日、の予報。




種子豆

クズ豆


なかなか進まない仕事や、パソコン仕事、雪かきで疲れた時に、結構進むのがダイズ・エダマメの選別です。

お盆の上に豆を転がし、転がらなかったクズ豆を除け、自家採種の場合は、写真のように、一番右の病気なく、綺麗な大粒を選びます。
ちなみに、左は、カビ、中央は「紫斑病」の種子。


これは、奥原早生エダマメの自家採種です。

エダマメは、糖質が高かったり、種子として収穫の時期にカビやすいため、
うちでは、遅まきの7月蒔きの10月刈り取りで自家採種しております。

それでも、種子に選ばれるのは収量の内半分~3分の1という厳しさです。
今年は、特に、秋の長雨だったため、カビや「紫斑病」も多かったですね。


クズ豆は、良く乾燥させた後に、ペットボトルか、乾燥剤を入れた紙袋に入れて取っておきます。

田んぼの除草の際に、田んぼに投げ入れると、草抑えになるからです。






来年すぐに蒔く分は、紙袋に入れて、シリカゲルの入った容器で保存します。


長期保存用は、ペットボトルなどに8割位入れた後、口を半開きにしておき、1カ月以上温かい場所に置いておくと、
脱気され口を完全に閉めることで、休眠が深くなるので、短命種子の豆類や、虫の多発するアズキに特に有効です。


整理整頓が大の苦手の私も種子だけは片づけないと思い、今までブリキの缶にしまっていましたが、中身が見れない点や丸いペンキの缶タイプだったので収納がいまいちだったので、
缶タイプは長期保存の原種などに使い、1年以内に使う種子だけをケースに収めました。

ほぼ自家採種なので、元種(原種)を購入できないこともあり、発芽率の低下を防ぐ工夫や火災の際に持って逃げれるように、工夫しております。
市販のタネも、1ケース分位あります。

毎年、自然農法で育てやすい品種を試したり、菜園教室生徒さん用に購入して、販売品種の研究も怠りません。(好きなだけですが)


今のご時世では、自家採種=良い種 交配種(F1)=悪いとなっておりますが、
実際は、そう単純ではありません。

自家採種は、①ただ種を採る→②品種を維持する→③選抜し鍛えるの3段階ありますが、
うちでは、3~5年かけて③に持っていくように自家採種しております。

以外と難しい自家採種に、エダマメ、タマネギ、ハクサイ、ピーマンとありますが、

エダマメとピーマンはこの10年で、家庭菜園での自家採種の目処が立ってきました。

1年に1回の自家採種の場合、タマネギとハクサイの家庭菜園での自家採種の安定にはまだ数年かかりそうです。

自然菜園スクール「自然菜園実践コース」は自家採種の入門を、
「自然育苗タネ採りコース」では、実践と応用を教えておりますが、

実際に育ててみればわかること、ちょっと知っておけば簡単な情報や方法、向き不向きなどに加えて
自家採種は、簡単で楽しいものから、奥も深いと思います。

「品種に勝る技術なし」とはよく言ったものです。

自分の畑で育成された品種ほど、自然に育ちやすい品種はありません。

これからも、自家採種が愉しく、ステップアップでき、栽培が簡単になる方法を追求していこうと思います。



2/25(土)26(日)に神奈川、東京で「自然菜園で自給自足」をテーマに講演会をさせていただくことになりました。

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来年は、新しい自給稲作コースの増設、自然菜園実践コースのバージョンアップなどお楽しみに~。
自然菜園スクール安曇野校の3月は、菜園プランと緑肥mix蒔きになります。


自然菜園スクールも10年目。
10年間、生徒さんからの率直なアンケートなどのご意見を反映させてきたこともあり、2017年は受け取りやすい教室になったのではと思っております。

菜園教室では、教えきれない移住、田舎暮らし、自分らしい自給生活のノウハウと実体験を学べる
「自給自足ライフスクール」は、1泊2日なので、人数は限られてきますが、その分濃厚な時間を過ごせるスペシャルワークショップ。
半農半Xをテーマに、自給農を極め、自分の才能を開花させるのがテーマです。
今年は、薪のある生活を充実させるために、薪小屋作りやチェーンソーの使い方、ロケットストーブも作ってみようと思います。お楽しみに~

「自然菜園スクール」では、遠方からもより来やすい通いやすいように、土曜日開催の教室も充実させました。
土曜日であれば、安曇野校で開催する「自然菜園入門コース」「自然菜園実践コース」への参加に、前泊も後泊も安曇野地球宿さんですれば通いやすく、
長野校「自然育苗タネ採りコース」「自然菜園見学コース」「自然稲作・発酵コース」にもご参加いただ来やすくなったかと思います。



ちなみに、2月からの城山公民館講座も2回に分けて菜園プランをご紹介します。お楽しみに~
2016年内容充実で、
『無農薬・自然菜園入門講座』が第一水曜日長野市城山公民館で18:30~21:30までスタートしています。
城山公民館での「これならできる!自然菜園入門講座」講座が開催です。毎月の野菜と土づくりのテーマで質問時間もたっぷりあるので是非お越しください。

来月は、いつもの第1水曜日にもどり、
2/1(水)は、18:30~長野市城山公民館で自然菜園講座です。


来年度の新春「これならできる!自然菜園入門講座~春準備編~」
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「のらのら」農文協プレゼント

2017-01-19 16:27:58 | 日々の自然菜園
本日、


ここのところ、自然菜園スクール2017、自給自足Lifeスクールの募集に始まり、果樹の剪定講習会5日間、雪かき&小冊子づくりなど今年もなかなか忙しい幕開けでした。




3年前の春の大雪はもうごめんですが、雪がないのも困りもの。
現在、雪に覆われた田畑を観て一安心です。

雪は、ミネラルを含み、積雪はカマクラ状態に大地を保湿してくれます。
雪かきは大変ですが、これで今年も豊作となってくれそうな予感です。


少しずつ整理整頓しながら、仕事をしていると、書籍・書類の山から農文協さんからの封筒が出てきました。

去年の年末に発売された「のらのら」です。
実は、お年玉として、2冊日頃からブログの読者プレゼントしようと用意してあったのを忘れていました。

そこで、「のらのら」の紹介と共に、遅くなりましたが、
今回は、メールに、ブログの感想と、クイズの答えを書いてくださった中からクイズ正解者を先着2名にプレゼントさせていただきます。






今回の「のらのら」のテーマは「やるぞ!開墾」ということで、

実際に、開墾中の読者が我が家に訪れて、自然菜園的開墾術を身につけていくというものでした。

正直、元田んぼにもいろいろあり、これだけでよくなるわけではないのですが、
機械を使わずに、植物や土の生き物の力を借りて、元水田でも畑化できるコツをご紹介しております。




私の畑も以前は重粘土の田んぼでした。今でも隣は田んぼです。

そんな水はけが悪い田んぼを重機を使わず畑化できたのは緑肥ミックスによるところが大きかったです。

セスバニアは、1m以上もの根を張り、レンゲの4倍のチッソを固定する凄い緑肥作物です。

緑肥mixとは、単独の緑肥作物では難しい土の改善ができ、しかも春夏冬と3回リレーしていくことで、次々緑肥mixが土を改善できるように行いました。

それだけで菜園になるわけではありませんが、

元水田のままでは、野菜が育たないのも無理ないこと。
水はけを良くし、畑の生き物が棲める環境に移行するのに緑肥mixは、とても役立ってくれました。

参考にしてみてください。
この記事は、同じ農文協さんの現代農業にも以前紹介されたものを元にしております。




いつもの自然菜園の連載は、生物暦の紹介です。

自然菜園では、生き物のサインを見逃さず、栽培に活かします。

ムギもとても役立ちます。大麦と小麦を栽培することで、夏野菜の種まき、定植の時期がわかるからです。

クイズは、「のらのら」16ページの写真の私よりも背丈が高い緑肥作物の名前はなんでしょうか?
ヒント:セ○○○ア


読者プレゼント応募の仕方

ウェブサイトお問い合わせ欄に
以下の内容を明記の上メッセージをお送りください。

氏名、プレゼント送付先、メールアドレスなどの他に
メッセージ欄に
①ブログの感想、ご要望
②クイズの答え


当選はプレゼントの発送をもってお知らせ致します。


当選者決まりました。たくさんのご応募ありがとうございます。
当選者②名には近日中に発送いたします。

お楽しみに~



2/25(土)26(日)に神奈川、東京で「自然菜園で自給自足」をテーマに講演会をさせていただくことになりました。

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2017年の自然菜園スクールの募集中~ホームページ
来年は、新しい自給稲作コースの増設、自然菜園実践コースのバージョンアップなどお楽しみに~。
自然菜園スクール安曇野校の3月は、菜園プランと緑肥mix蒔きになります。


自然菜園スクールも10年目。
10年間、生徒さんからの率直なアンケートなどのご意見を反映させてきたこともあり、2017年は受け取りやすい教室になったのではと思っております。

菜園教室では、教えきれない移住、田舎暮らし、自分らしい自給生活のノウハウと実体験を学べる
「自給自足ライフスクール」は、1泊2日なので、人数は限られてきますが、その分濃厚な時間を過ごせるスペシャルワークショップ。
半農半Xをテーマに、自給農を極め、自分の才能を開花させるのがテーマです。
今年は、薪のある生活を充実させるために、薪小屋作りやチェーンソーの使い方、ロケットストーブも作ってみようと思います。お楽しみに~

「自然菜園スクール」では、遠方からもより来やすい通いやすいように、土曜日開催の教室も充実させました。
土曜日であれば、安曇野校で開催する「自然菜園入門コース」「自然菜園実践コース」への参加に、前泊も後泊も安曇野地球宿さんですれば通いやすく、
長野校「自然育苗タネ採りコース」「自然菜園見学コース」「自然稲作・発酵コース」にもご参加いただ来やすくなったかと思います。



ちなみに、2月からの城山公民館講座も2回に分けて菜園プランをご紹介します。お楽しみに~
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来月は、いつもの第1水曜日にもどり、
2/1(水)は、18:30~長野市城山公民館で自然菜園講座です。


来年度の新春「これならできる!自然菜園入門講座~春準備編~」
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道法正徳さんの自然栽培の果樹講習に参加して

2017-01-12 02:05:35 | 日々の自然菜園
本日、の予報。


ここ2日間、長野県松代町にある里山再生事業部 杏っ子の里ハーモアグリに通っております。

というのは、去年から本腰を入れて果樹栽培を学び始めました。
昔、師匠がみかんを自然農法で育てていたこともあり、ちょっとは果樹栽培を見学したことはありましたが、
農薬・肥料を使わず、果樹栽培の方法が一般的に確立していないこともあり、本やちょっと見学した程度では、正直わからないことだらけで迷走しておりました。



今回、友人から紹介を受け、あこがれの道法正徳さんの5日間の果樹の剪定講習会に参加しております。

彼は、雑誌「現代農業」(農文協)でもペンネーム川田 建次さんでも有名ですが、『高糖度・連産のミカンつくり―切り上げせん定とナギナタガヤ草生栽培』(農文協)で、
ミカンにおける切り上げせん定の確立にとどまらず、現在では自然栽培(無肥料栽培)の指導者としても全国講習会を開いている今ときめく果樹栽培における第一人者です。

このブログでは、その5日間の講習会の様子をざっくりとレポート紹介させていただければと思います。

実際には、まだ私も未熟ですし、初体験なので、拙いですが、世の中は広いもので、
常識の全く逆の果樹栽培をご紹介することで、同じ植物としての野菜栽培にも生かしていただければと思います。

個人的には、久々の師匠(マスター)クラスの出会いでした。
講座も至極の一言の連続で目から鱗。経験からの鋭い洞察と理に適った指導方法。なによりも器が大きく、ユニークな話し方に度肝を抜かれっぱなしで、果樹の師匠を得た喜びと感動でこの2日間睡眠時間が2~3時間というありさまです。

ミカンが教えてくれた理は、果樹全般だけでなく、野菜など植物全体に普遍的な真理で、しかも実践的な秀逸な指導に、みなさまに少しでも分かち合いたく(寝れないので(笑))ブログにてご紹介させていただきます。


里山再生事業部 杏っ子の里ハーモアグリさんは、地域の里山再生の一環として、地域のやりきれなくなった果樹を引き受け、再生する方法として、
道法先生のご指導のもと、今回のせん定講習会が行われております。






例えば、リンゴの樹ですが、数年前まで、農薬・化学肥料で慣行栽培されていたリンゴも、

昨日は、実際に、「切り上げ剪定」というやり方で、リンゴの樹そのものの力を最大限に引き出すやり方を見学させていただき、
通常真っ先に切ってしまう徒長枝(とちょうし)というまっすぐに伸びる枝を活かした整枝せん定を残しながら、3年後には元気に若返らせる道筋を学びました。


要点をまとめたプリントも、かつてないほど明確で、

全く初めての方でもわかりやすく、果樹をやっている方は全く慣行の逆なので、かえって混乱する実技でした。




今朝は、苗木の剪定も全く同じだけど、幼い樹には土台をつくる配慮を惜しげもなく教えてくださいました。




成木でも、基本は同じなのですが、去年伸ばした徒長枝を如何に整枝していくか






チェーンソーで荒せん定を実践的に行った後、整枝すべく枝を間引き、徒長枝が実をつけ枝がその実の重さで垂れ下がってくるようにするのかせん定バサミとせん定のこぎりでやっていく過程を見学しました。


ビフォアー

アフターです。

徒長枝は切るものだと教わっている従来の方法からすると驚きの姿ですが、樹が一番元気な枝として徒長枝をまっすぐ天に向かって伸ばすのには、ホルモンなど理に適った本来の姿であり、それを支える整枝せん定を行うことで、着きすぎる花を減らし、樹を充実させ、根を活発にし、若返らせる方法は、

苗木~老木まで基本的に同じ方法で、それらの時期に合ったお世話(整枝剪定)で、美味しい実をつけてくれるので本来の道だと納得できました。


従来の切り口は、枯れ込みやすいのですが、


このような切り口になると、数日でピンク色に癒着しはじめ、枯れ込まずにしかも美味しい実をつけるきっかけになるという目から鱗の剪定に会場では、皆が一生懸命学ぶ姿勢と、


道法先生の熟練のトークに、笑いもあり、ゆったりと集中した素晴らしい講習会でした。


今日の午後は、実際に一人1本の樹を任され、指導実習で、みんな真剣に樹と向き合いながら、時に先輩、先生を交え技術の習得に勤しみました。


自然農法を志して20年。家庭菜園教室をはじめて10年目にして、
ようやく果樹を本格的に学ぶ素晴らしい師匠とその場を得た喜びは、日頃指導者として教えている立場だけに、感無量で、本日の城山公民館講座ではテンションの高いまま3時間も話し続けてしまったほどです(笑)

果樹を修めるのに10年はかかると思っていた独学の日々でしたが、この分だと3~5年に短縮されそうな感じです。
良い師匠との出会いがあると、習得時間が短くなるだけでなく、指導者としても大切なことを教われます。

「果樹も野菜も一緒」が口癖な道法先生のお蔭で、野菜も深く学べそうです。

今年は、いろいろな意味で、幸先がよく、良い節目の年になりそうです。

ただ、事務処理能力と整理整頓能力が全くない(苦笑)ので、2017年の自然菜園講座にお申し込み方の受付業務(メール)を一日でも早く行わなければと焦る毎に、遅れていく現実もあり、申し訳なく思っている次第です。

今年もいろいろありそうですが、全く新しい年になったと感じております。
皆様と、2月の講演会、公民館夜間講座、3月からの自然菜園スクール、自給自足Lifeスクールでの出会いも楽しみにしております。



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来年は、新しい自給稲作コースの増設、自然菜園実践コースのバージョンアップなどお楽しみに~。
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自然菜園スクールも10年目。10年練ってきた甲斐が合った内容に仕上がり、来年は過去最良の教室になればといろいろバージョンアップしました。
10年間、生徒さんからの率直なアンケートなどのご意見を反映させてきたこともあり、2017年は受け取りやすい教室になったのではと思っております。

菜園教室では、教えきれない移住、田舎暮らし、自分らしい自給生活のノウハウと実体験を学べる
「自給自足ライフスクール」は、1泊2日なので、人数は限られてきますが、その分濃厚な時間を過ごせるスペシャルワークショップ。
半農半Xをテーマに、自給農を極め、自分の才能を開花させるのがテーマです。
今年は、薪のある生活を充実させるために、薪小屋作りやチェーンソーの使い方、ロケットストーブも作ってみようと思います。お楽しみに~

「自然菜園スクール」では、遠方からもより来やすい通いやすいように、土曜日開催の教室も充実させました。
土曜日であれば、安曇野校で開催する「自然菜園入門コース」「自然菜園実践コース」への参加に、前泊も後泊も安曇野地球宿さんですれば通いやすく、
長野校「自然育苗タネ採りコース」「自然菜園見学コース」「自然稲作・発酵コース」にもご参加いただ来やすくなったかと思います。



ちなみに、2月からの城山公民館講座も2回に分けて菜園プランをご紹介します。お楽しみに~


2016年内容充実で、
『無農薬・自然菜園入門講座』が第一水曜日長野市城山公民館で18:30~21:30までスタートしています。
城山公民館での「これならできる!自然菜園入門講座」講座が開催です。毎月の野菜と土づくりのテーマで質問時間もたっぷりあるので是非お越しください。

来月は、いつもの第1水曜日にもどり、
2/1(水)は、18:30~長野市城山公民館で自然菜園講座です。


来年度の新春「これならできる!自然菜園入門講座~春準備編~」
2/1(水)-菜園プラン① 連作障害の出ないプランの立て方
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明けましてお芽出とうございます。

2017-01-04 07:50:09 | 自然菜園スクール
本日、の予報。

明けましてお芽出とうございます。
本年もよろしくお願いいたします。


もう知っている方もおられるかもしれませんが、
2/25(土)26(日)に神奈川、東京で「自然菜園で自給自足」をテーマに講演会をさせていただくことになりました。

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今年で自然農法を始めて20年。菜園教室を初めて10年目の節目に当たります。
20年間の学びを8年間お世話になった関東、東京でお礼奉公させていただきたいと思います。

人生の半分以上をささげた自然農法。この20年で、世間様の自然農法の認知の仕方や技術も格段に飛躍し、普及したように思います。
20年前は、どこかオカルト的な、アンチテーゼ的な認知だったと思いますし、今ほど技術も一般化、体系化されていなかったので、書籍も限られており、直接師匠、先輩方の田畑に奔走するほか学ぶ機会はありませんでした。

今では、農業に興味のない一般の方でも、奇跡のリンゴの木村さんを知り、無肥料栽培野菜も販売されております。
なんと良い時代でしょうか。20年前とは全く違いますね。

そんな今だからこそ、話せることがあるように思えます。
ご興味のある方、是非遊びにいらしてください。


我が家の畑は、鹿が出るので、概ね不織布で覆ってあります。




鹿対策として、ネットと糸、そして光と音で畑の侵入口を防ぎました。


田んぼは、鹿が入ってもかまわないのでそのままです。

もしこれが、イノシシの場合なら、ヌタ場(泥浴びする場所)にならないように加工必要があります。

獣害はともかく冬の間、田んぼがどのような状態になっているのかがとても大切です。

手前の苗代では、稲の苗が良く育つように、耕し、ワラを敷いて養生してあります。

奥は、地温が10℃以下になる前に、2回管理機でお越し、切りワラをはじめワラが春までに分解されるように工夫します。
冬に良く乾かし、ワラが十分に分解された田んぼでは、草の発生が押さえられるからです。

田植え~収穫まで5カ月の田んぼ。稲がない時間の方が長い分とても大切な時間です。



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「自給自足ライフスクール」は、1泊2日なので、人数は限られてきますが、その分濃厚な時間を過ごせるスペシャルワークショップ。
半農半Xをテーマに、自給農を極め、自分の才能を開花させるのがテーマです。
今年は、薪のある生活を充実させるために、薪小屋作りやチェーンソーの使い方、ロケットストーブも作ってみようと思います。お楽しみに~

「自然菜園スクール」では、遠方からもより来やすい通いやすいように、土曜日開催の教室も充実させました。
土曜日であれば、安曇野校で開催する「自然菜園入門コース」「自然菜園実践コース」への参加に、前泊も後泊も安曇野地球宿さんですれば通いやすく、
長野校「自然育苗タネ採りコース」「自然菜園見学コース」「自然稲作・発酵コース」にもご参加いただ来やすくなったかと思います。



ちなみに、1月からの城山公民館講座も3回に分けて菜園プランをご紹介します。お楽しみに~


2016年内容充実で、
『無農薬・自然菜園入門講座』が第一水曜日長野市城山公民館で18:30~21:30までスタートしています。
城山公民館での「これならできる!自然菜園入門講座」講座が開催です。毎月の野菜と土づくりのテーマで質問時間もたっぷりあるので是非お越しください。

来月新年一回目は1/11(水)は、18:30~長野市城山公民館で自然菜園講座です。
※1月は、いつもの第1水曜日ではなく、第2水曜日なのでご注意ください。

来年度の新春「これならできる!自然菜園入門講座~春準備編~」
1/11(水)-病虫害に負けない無農薬栽培の土づくり
2/3(水)-菜園プラン① 連作障害の出ないプランの立て方
3/2(水)-菜園プラン② 菜園プランを強化する
コメント (36)
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