色々な考え方を持った人がいると思いますが、私論です。
フリークライミングをしていてルートを登り終えた時に、スッキリした終了点で終われると、達成感も倍増します。しかし終了の仕方がスッキリしないと、なんだか途中で力尽きてしまったようなモヤモヤした気分で終わってしまいます。
ルートの終了点は、理想をいえばセルフビレーも取らずに歩き回れるところ、そうでなければ、手を放して立てるところ。許せるのは片手でぶら下がっても不安がないところです。力を振り絞って終了点のカラビナにクリップしなければならないような終わり方だと登り切った充実感がなくなってしまいます。
もし私がルート開拓をするとして、スッキリした終わり方が出来ない場合、このルートは登り切れなかったと言う気持ちで諦めます。
平山裕二も「レッヂ トウー レッヂ」が理想だと言っていましたが、よく分かります。そういうルートを登り終えた時には、グレードに関係なく充実した気持ちになります。