6月25日。雨でしたが両神山の狩倉尾根という尾根を登ってきました。メンバーはわしのほかにSZK、ボクリン、こじの4名。全て月稜会。
SZKが「新人のこじちゃんを、何処かバリエーションに連れて行きたいんですが、計画してくれませんか」というので、地形図を見ながらいろいろ考えました。両神山の地形図を見ていると、破線のない顕著な尾根を見つけた。「狩倉尾根」と書いてある。「よし。これにしよう。」と計画。小倉沢というところから沢を詰めて1435mのピークを目指し、そこから狩倉尾根を縦走する計画だ。
集合するとszkが「狩倉尾根に行きたいと思っていたのでうれしいです」だって。わしは思わず「えッ!?狩倉尾根って知ってるの?」と聴くと、以前「岳人」だか「山渓」に紹介されていたんだって。ちょっとがっくり。ボクリンも「ネットで調べました」だって。興味半減だけど、まあ自分は予備知識なしで行くんだからいいか?
岩稜を行くSZK。8mm×30mロープと7mm×40mの補助ロープを持って行きましたが、きちんとしたクライミングロープを持って行ったほうがいい。落ちたら助からないところはいっぱいあるし、ちょっとルートを間違えると本格的なクライミングになってしまう。ハイカーに毛が生えた程度の自称ベテランは「こんなところはロープは要らない」などというのだろうが、いろいろな経験を積んだクライマーは、こういうところできちんとロープを使うものなのだ。たいてい「いらない、という人はロープを手早く正確に使えない人」。早く正確に使える人ほどロープは使うものだ。
切り立った岩稜をフィックスロープを使って渡る新人こじ。
一般登山道に出たぞ。なかなかたのしいルートでした。
わざわざ「ミニナイフリッヂ」を登って両神山に到着!