続・知青の丘

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赤尾兜子の句に魅せられて

2022-12-19 20:11:34 | 俳句
先日、
俳誌『遊牧』2022年12月号拝受して、
栗林浩さんの「前衛俳句の盛衰(三)」を拝読した。

その稿によれば、
藤原龍一郎が、
昭和53年「俳句研究」で赤尾兜子の俳句には
”かつて、たとえば『虚像』の時代になどにみられたような、言葉の意味性を暴力的に剥奪し、貧血した語群を、時には文法構造や伝達性さえも無視して、力づくである種のイメージ連関に沿って顕在化させてしまうなどという強引さ”
があるとしたうえで、
その後の『歳華集』を兜子の最高傑作であると称賛したという。

栗林さんが挙げていた『歳華集』句のうちの下の2句

帰り花鶴折るうちに折り殺す
瀕死の白鳥古きアジアの菫など

を読んで、俄然読みたくなった。

『歳華集』冒頭の「小暁」より
最初の3句
散髪後霧ごしに立つ不意の墓
謀り疲れみどり児一匹の蟲に
激しく済ませ単眼の冷し馬

『遊牧』
→栗林浩「前衛俳句の盛衰」
→藤原龍一郎著『赤尾兜子の百句』
とたどり着いて
下の著を購入した次第。



これと、『歳華集』も書き写しながら
赤尾兜子に浸っているこの頃。

56歳で自死?した赤尾兜子の
最期の句(日記帳からだそうで)は

ゆめ二つ全く違ふ蕗のたう

生まれて出て来て、
思い描いていた人生はこんなはずじゃなかったって
ことですかね。

次号We15号用に
大変興味深い赤尾兜子について
2ページ書きました。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
昨日、かなり古くなった換気扇を
なんと!夫が交換してくれました。
PC(Windows11)を買いにいったついでに聞いたら
エディオンに売っていたそうで買ってきて~

自分でもやれるかどうか心配だったそうですが
なんとか取り外して、新品と交換してくれました。
ついでに私は台所壁とか風呂場壁とかの掃除をして
きょうは整骨院に~

24日に次男が関東方面から孫を連れて帰省するので
(息子は翌朝あちらに戻り、
孫小学一年生は一週間預かります)
俄かに掃除気分に追い込まれています。

この一週間はとても寒いようです。
昨日朝は0℃、最高気温が4℃
きょうは、今朝は-2℃、最高気温7℃



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井上尚弥VSポール・バトラー(英)の試合は面白かった!!

2022-12-14 20:55:01 | つれづれ
dTV(PC)での昨夜の
井上尚弥VSポール・バトラー(英)の
世界バンタム級王座統一戦は面白かった。
4タイトル目を狙っての試合だ。

井上のパンチがシャープでスピード感があり
フットワークもリズム感があり軽やかで
井上が断然優位に立っていたので、
安心して観戦できた。

時々、スローモーションで打ち合いの場面が再生されたが
その時に見える、脂肪のない筋肉の動きが興味深かった。

前半は、相手のバトラーがなかなか中に入って来なくて
打ち合いが続かず、少しイライラしながら観ていた。
面白かったのは
そういう相手を色んな手を使って挑発仕掛けた場面だった。
顔面を突き出したり
手を横に広げたり
更には両手を後ろにやったり
笑ったり
わざと打たせて決定打を狙ったり・・・
余程の余裕があったのだろう。
なんだか、
横綱が胸を貸して練習を付けたりするような感じにも思えた。

このままバトラーが逃げ切って判定に持ち込まれるのかと
いささか消化不良気味で観ていたが
11ラウンドで捕まりKOされた。
昔は15ラウンドまでだったが
(藤猛の試合を観ていました)
今は12ラウンドまで。

試合終了後、井上が、
まず相手陣営に対して
この統一戦を受けてくれたことへの感謝を示していたことが
気持ちよかった。

今後、井上は
バンタム級にもう敵がいなくなったので
その上の級へ挑戦していくらしい。
現状に満足せず
あくなき挑戦に燃える男なのだ。



それにしても素人が思うのは
これだけ生身の身体を張って勝負して
ボクシングのファイトマネーって
ちょっと安いような気がした。

ご本人さんはそんなこと
どうでもいいことなのだろうけれどー


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きょうはなんだかうれしい日~

2022-12-08 19:30:04 | 俳句
君のすこし淋しい顔に似たパセリ 市原正直

第59回現代俳句全国大会(現代俳句協会主催)で
わたくしが、特選1位に採らせていただいた方から
御礼状とスタバのコーヒーが送られてきました。

この句は、
大西健司さんも特選1位に採られていて
この偶然に驚いていたところだったのです。
俳句大会を通じての
こういう俳縁もいいものですね~

全く存知あげない方だったので
ググらせてもらったら
なんと、「海程」の先輩の方でした。

この前は、
全国俳誌協会の俳句大会で
選者賞に採らせていただいた方からも
お礼状が届きました。

確かに、
私にもこういう嬉しかった経験があります。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
*We15号の作品原稿の締め切りが
12月10日と迫っています。
この日までの提出がご無理な方は一度ご連絡ください。
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『現代俳句年鑑 2023』届きました。

2022-12-01 22:11:44 | 俳句

今年の現代俳句協会発行の
『現代俳句年鑑』が届きました。
熊本県現代俳句協会会員さんからは
10名の参加がありました。
(参加費3000円)
もっと多くの俳人の方々の参加が
あってほしいものです。

また、「俳句短歌誌We」も
俳誌プロムナードに掲載(有料)されています。
14名のWe参加同人の俳句を
掲載させていただきました。

12月1日は、13時から14時半まで
現代俳句協会事務局とリモートによる会議(説明会)でした。
来年総会後の3月から実質的に
現代俳句協会はいままでの任意団体から
一般社団法人に変わります。
そのためのものでした。
その必要性はよく分かります。

下書きに入れていたので
もう1週間前のことになりましたが
きょう(8日)、UPします。





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