続・知青の丘

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いわさき楊子川柳句集「らしきものたち」(2019年末)

2020-01-27 10:43:41 | 俳句以外
「らしきものたち」より10句選~by知青

満足のゆくまで白く塗るピエロ
たましいとたくましいとを間違える
ひょっとこの面つけるとき下を向く
ふんわりとぎっしり詰める花柩
関節はずれたままで四股を踏む
燃やしてしまえばみんな真っ白
あの人の家の隣に用がある
老醜の戸口で喇叭吹き鳴らす
雌猫に咬まれた痕が発芽する
消えかかる虹を鑑賞しています

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We第9号目次です。

2020-01-22 22:08:17 | 俳句
We 第 9 号 目 次
巻頭評論「赤黄男十句」  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 竹本 仰 2                  
俳句招待作家   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 江里昭彦 6
俳句特別作品  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 竹本 仰 8
俳句作品  ・・・・・・・・・・・ 初参加 石田真稀子 廣島佑亮 9
(ア行~)  内野多恵子 江良修 小田桐妙女 男波弘志 11
                        柏原喜久恵 亀山朧 斎藤秀雄 下城正臣 
                        島松岳 瀬角龍平 千原蘇堂 中山宙虫
                         宮中康雄 森さかえ 森誠 加藤知子
斎藤秀雄作品「猿とモルタル」より10句抄・・・・・・・加藤知子 19 
川柳初参加  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ しまもと莱浮 20
前号俳句ふたり合評 ・・・
          江良修 足立攝 小田桐妙女 森誠 21
                                      瀬角龍平 中山宙虫 男波弘志 
                                     柏原喜久恵    斎藤秀雄 下城正臣 
前号俳句 竹岡一郎選  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 26  
竹本仰の前号俳句鑑賞  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 27
古・難・珍季語集(3) 小田桐妙女 加藤知子 瀬角龍平 竹本仰 32 
短詩グラマトロジー 第三回:明喩と直喩 ・・・ 斎藤秀雄 34
高田獄舎「瘴気の子」を読む ・・・・・・・・・・・・ 竹岡一郎 36
この一句  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 森 さかえ 40
共鳴句探訪  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 加藤知子 41
短歌特別作品 「さあ踊ろう」 ・・・・・・・・・・・・・・ 芳樹景子 42  
短歌作品     ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 43 
   (カ行~) 加藤朱美  加藤知子 北辻󠄀千展 斎藤秀雄
        竹岡一郎 弟子丸直美 西村曜 富田桜子                              
        永田義彦 西田和平 服部 崇 柳本々々 
        安西大樹 小川ちとせ 上澄眠
ありがとぼいす ① ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 50
前号短歌評  ・・・・・・・安西大樹 小川ちとせ 北辻千展 51
短歌英訳の試み  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 芳樹景子 54
ありがとぼいす ② ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 55
原稿募集・編集後記  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 56
名句遊読「古池や蛙飛びこむ水の音」・・・・・・・ 加藤知子 57
表紙絵・千原蘇堂 / 装幀・Tomo

短歌俳句誌 We のブログです。


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俳人なので作品をUP!

2020-01-18 18:54:09 | 俳句

「ヴァージニア」 加藤知子 
   
乳歯生え変わりぐんぐん油照り
美少女の霧に暮れゆく緋のりぼん
おくれ毛のうなじや溶けるトリカブト
満月に杭たてらるる青胸乳
檸檬切る少女は指をなめて鳥
眠られぬ朝まで暗黒あんこうと
白鳥の指すは納まるべきところ
夜をみがくあたしだけの百合の部屋
ヴァージニア未知の菌(きのこ)の菌狩り
入水する少女に花を買ってをり
楽土へと落ち葉横切る蛇長き
あめんぼうあいまいに置いておく素足

『連衆』85号発表の改作
コメント

ヤプログより引っ越ししてきました。

2020-01-15 21:31:29 | 日記
短歌俳句誌『We』の共同編集発行人です。
いま、第9号の編集の真っ最中です。
まだここのブログがどうなっているのか皆目わかりません。
2月からよろしくお願いします。

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今年もよろしくお願いします。

2020-01-06 13:19:00 | つれづれ
あけましておめでとうございます。
今年も引き続きよろしくお願いします。

4日午後から寝込んでいます。
やっと、寝っころがってて、ブログが書ける状態になりました。

4日昼前、夫と、長男を熊本駅まで送り、
近くの花岡山にあるという仏舎利塔
(本物の仏陀の舎利が一粒納められているそうです)に行き、
そこらへんをうろつき回って帰着してからというもの、
急に寒気がして…
食欲もなく、
筋肉痛も頭痛もあり、
お腹も冷えて力入らず、
起きているのもツラくて
単なる年末年始の疲れかと思ったのだけど、
寒気は一向に治まらず、
身体が何ものかに乗っ取られているかんじで。

今朝まで、
貼るカイロを胃から腹にかけて貼り付け、
ペットボトル二本にお湯を入れて布団に潜らせて、
身体を温めて寝ていました。
ウイルス性胃腸炎かもしれません。

しかしこんな時は、ゆっくりラジオは聴けるし、
心ゆくまで活字も読めるチャンスでもある。

ちょうど、年末に大阪の俳友の方から、
自作小説(過去に『樹林』や『雑記囃子』に発表されたもの)の
コピーなどなど送って頂いており、
ひっくり返って休み休みしながら
読ませて頂いています。

大阪文学学校の夜間部に通い、
小説を書いておられたようです。
昨年亡くなった田辺聖子が在籍されていたところとか。
こういう学校があることも初耳でしたが、
こういう短編小説を書いておられたのかと。

いくつになっても、文学が学べる場があるのはいいですね。

「金剛鈴」「逆立ち幽霊」「泣いた赤鬼」「旗ヲ揚ゲヨ」の4作品の
発想も展開も面白く、
筆力巧みにグイグイ引き込んでいく。
まさしく博覧強記。
句集も章題のある作品群はそれぞれ短編小説みたいだった。

年明けにラジオで、
シェークスピアの全戯曲に種本があると聴いたところだった。
芥川龍之介も然りといったところか。
そうか、種本に独創性をプラスして書くという手法もあるものなのか~

今日の大発会は、
楽しみにしていたのに残念な感じに(~_~メ)
イランイラクトランプどうなるのかな。



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