続・知青の丘

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鷹取八幡宮俳諧奉納額~もうすぐ雨水

2011-02-11 12:05:32 | 俳諧奉納額
一昨年から、山鹿市菊鹿町太田にある
鷹取八幡宮の俳諧奉納額について、
ずっと調査している。

この掲額は明治24年6月の奉納である。
まず解読作業は難航をきわめたが、
地元の書道家の方と約1年間かけて完了。
その書道家は、復刻版制作して
昨年4月例大祭で奉納して、念願成就。

私は、その時、俳諧奉納にかかわった
撰者田代静巒の明治23年の日記を田代家からお借りしたことから、
まだひとりで続けているー

県の「くまもと自然と文化の学芸員」養成講座を
受講したことから、その日記の解読作業をまた始め、
認定のための自主調査レポートとしてまとめることにした。

すると、日記であることから、
なかなかおもしろいのである。

もちろん、俳諧奉納あるいは俳諧興行のための撰、
つまり一番撰、二番撰、三番撰(「せり」という語もみえる)
のことはよく書かれている。
集めた句を持ち寄り、共に撰をする俳友らに、
よく飯や酒・焼酎を出し俳話に興じたりしている。

が、詳しいことはさておき、
静巒は、他に、
頭痛腹痛があって薬用しながらも、
米相場や自家用料酒出願、
軍談興行、繰人形興行、佛教談話会など
幅広く活動している模様なのである。

なんとパワーフルな!
私ら庶民には庶民の楽しみ方があるのだな。
そのエネルギーは分けてもらった!

しかし、解読に熱中すればするほど
首が凝る!!





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