さるみみ屋

夫サボさん、私さるみみと2000年生まれ長男コナンくん
2004年産次男エナリくんとの「人生楽ありゃ苦もあるさ」日記。

無事終わる。

2009-08-02 23:32:55 | さるみみ学習塾
こざる人生初の学習塾での夏期講習6日間が終わった。
夏休み初日、2日目と夫が帰ってきていたので車で送り迎えしたけど
平日は自転車で一緒に行き、最終日には自分で交通機関を使って
往復してもらった。もちろん最寄駅までは行ったけどね。

引きこもりのこざるにキャンプは行かないかとか
フットサルは?水泳の短期は?と聞いたけどすべてリジェクト。
このままでは夏じゅうずっと家でだらだらしているだけだろうと
不安になっていたところに来た夏期講習の案内。
友達作りに行くつもりで行ってみないかい?と誘って
こざるも重い腰をあげてOKした夏期講習。

学校の勉強に退屈してて、「勉強なんてつまんない」と
散々文句たれてたくせに、家庭学習は一度も休まないで提出という
矛盾してたこざる。単に学校で他人に評価されたいだけなんだけどさ。
それが、塾に行って毎日「今日も楽しかった」と言い
教わったことを「ねえねえ、ママこれ知ってる?」と
得意げに披露してくれた。
今まで自分が時間をかけて解いていたものが簡単な工夫で
ものすごく早く計算ができることを知り
2進数の仕組みをしり、苦手だと思っていた国語もコツがわかったり
理科や社会も楽しんで授業を受けられたようで
「もう終わっちゃったのか~。2学期から通いたい」と言うほど
すごくすごく気に入って終わってくれたのは良かった。
やはり塾の先生の方が学校より教え方がうまかったというでは。

おそらくこれが今の教育の現状なのだろう。
学校の先生は教えること以外に取り組むことが多いし
指導要領がコロコロ変わって基準を満たすこととか教えることに
とらわれ過ぎて、勉強することの楽しさってのを教えられていないのが
実態なのだろうね。こざるも学校で勉強がつまらなくて
塾に来て面白いって思えたというのがなんか皮肉だ。

それでも私たち夫婦は本来勉強とは面白いものなのだと
わかる喜びがまた学びたいという意欲につながるものだと
心からそう思っていたので、それをこざるに教えられるのであれば
それを教えてくれる人が誰であろうと構わないわけで
そういう意味では、今回塾の先生やテキスト、カリキュラムには
本当に感謝をしているところ。

通塾している子たちが6割くらいで誰とも話をしてなかったけど
最終日に近づくにつれて一人また一人と話をするようになって
そこそこ数名と仲良くなったようで
また冬に行ったらその子たちがいるんだよね、と楽しみにして
終わったのもありがたかった。

ただ、彼らは受験のために勉強しているわけで
「脱・ひきこもり」や「友達つくろう!」や「学ぶ楽しさを知ろう」
というスローガンで参加した我が家とは向いている方向が違うのだけど
でもちょっと気になったのが、こざるがつぶやいた
「学校ではああいう感じの子はいないからね」
というセリフだった。
もしかすると学校では今まで野球ばかりでどことなくしっくり
いかなかった人間関係のストレスを塾では感じないで周りの子と
つきあえたのがよかったのかな。
やはり首都圏や関西圏で暮らした子が多かったようで
その土地の話などもいろいろ聞いたらしかった。
彼らはきっと一時的に札幌にいて、また首都圏に帰っていくから
こうして3年生のうちから塾に通ってそのときのために準備をしているのだ。

明らかにこざるとは進む方向が違うのだけど
今の小学校にいる子供たち、こざる自身、そして塾の子と
いろんな価値観の子供たちがいて、いろんな世界があることを
こざる自身はかなり強く感じたのではないかと思う。
東京から帰って来て、そのギャップに驚いたように
少なからず今回もギャップを感じたんだと思う。う

とりあえず夏期講習が終わって、学校の宿題をやってると、また
「つまらん。これ1学期に宿題で出たのと同じだ」
と文句を言いながらこなしている。
モチベーション上がったのに…
母はその維持にも一苦労の夏休み。