雨とガス中の頂上
昨日に引き続き、弘南観光開発の恵山ツアー登山のガイド。ところが、前日の天気予報が悪い方に外れて朝から雨。
恵山道の駅で待ち合わせて、自分もバスに乗り、火口原登山口へ。バスで向かう途中からは雨が止んで、恵山も海向山も姿を見せていた。ところが、登り始めたら再び降ってきた。個人山行なら止めるところだが、ツアー登山はそうはいかない。お客さんも慣れたもので、当然の顔をしてカッパを着込んで歩いてくれた。
それでも恵山に登っている最中はそれほど強い雨ではなかった。しかし、下山を始めた辺りからどんどん本降りになって、結局止むことはなかった。
今日の予定は、火口原駐車場~恵山~岬展望台~十三曲がりコース~ホテル恵風だったが、ガスで展望がないので、岬展望台はパスした。
10:10登山口スタート。登り始めには恵山も見えていた
火口原をバックに権現堂コースへ
火口展望台
このころはまだ雨は強くなかった。
11:30、1時間20分で頂上到着。集合写真を撮って権現堂へ。権現堂の中も覗いただけで、すぐに下山。
権現堂コースを下りて、椴法華コース(十三曲がりコース)へ。
1週間前は、まだ見ごたえのあった紅葉の通称日本庭園も、昨日の強風で紅葉が散ってしまい、おまけにガスだった。
このすぐ上のサラサドウダンのトンネルで、立ったまま簡単に昼食タイム。
十三曲がりコースの下に下りてきて、ようやくきれいな紅葉が・・・しかし、気持ちはすでに温泉へ
13:20、山頂から1時間40分で、ホテル恵風に到着。悔しいことにここに着いた途端に雨が止んだ。温泉に入って人心地がついた感じだった。
北海道の山にはそんなに来ないであろう方々なのに、拙著『ほっかいどう山楽紀行』を8冊もご購入いただいてうれしかった。恵山道の駅で、木古内から新幹線に乗って帰るみなさんとお別れ。「雨付きガイドで申し訳ございません」とお詫びしたが、温かい拍手をいただいた。
10/31掲載の「どうなん・とうほく山楽紀行」の24回目「釜臥山」は下記でどうぞ! http://sakag.web.fc2.com/