希望屋 ~ren_ka ci=set~

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放課後さいころ倶楽部 1巻

2013年10月02日 20時04分15秒 | ▼マンガ・本

台風の影響で、逆に夏日となった札幌から、ren.です。
まあ、夏場のように蒸し暑さもジリジリ感も無く、過ごしやすく体調回復に癒される一日でした。

昨夜は「有頂天家族」が最終回を迎え、これで私が観ていた夏アニメは全て終わりました。
前期からの継続作品で無く、今期の新作アニメで面白かったのは2作。
「有頂天家族」は事前知識なく観はじめ、最初は良くも悪くも"雰囲気アニメ"かなと思っていたのですが、父親の死の真相や叔父の陰謀など予想外にサスペンスな展開で、最後は家族愛に泣かされました。
「戦姫絶唱シンフォギアG」は、前作に比べてキャラクターが多い分、どうしても話が散漫化する傾向はありましたが、詰め込まれた熱い要素は逆に人数分倍増されていて、特にクウガやゼットンなど特撮オマージュな部分も多くなり、毎回楽しめました。

この秋のアニメは、特に大きく注目作というものがないので、とりあえず気になったタイトルを数話観てからかな。

 

さて、今月買おうと思っていて、近所では買えなかったものがAmazonから届きましたので、紹介。

●「放課後さいころ倶楽部 1巻」 中道裕大/サンデーコミックスSP
https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/00/c140eb03d23304a5983532034e2ff8ef.jpg?random=25b479ed9f6e30a3eb7cb11ab624aad6

京都の高校生女子3人組が、海外ボードゲームで遊ぶ漫画。
といっても、ボドゲの紹介やレビューのマンガではありません。
もちろんゲームの説明はありますが、メインは3人の日常系青春漫画。
なので、出会いを描く最初の2話では、まったくゲームは登場しません。

人見知りで気弱なミキ。
関東から越してきた天真爛漫なアヤ。
ボドゲショップでバイトをしているクラス委員長のミドリ。
みんなそれぞれに人付き合いに難のある面々が、ボドゲを通じて仲良くなっていきます。
少々、百合くささアリ(w

1巻で取り扱われているボドゲはこの5作。

https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/b5/7c3f0c1df53fa633aeb5c5bdd5dc55f8.jpg?random=9feb9f719787b75d176af340032bca63

やはり題材的に、どうしてもドイツ製が多くなりますよね。
協力しているゲームショップ「すごろくや」の店主さんが、各ゲームの紹介コラムを挟んでくれています。
私は「ごきぶり」「ハゲタカ」「人狼」は数度遊んだことがありますが、「ねことねずみ」がやってみたくなりました。

「人狼」を取り扱った第10話は、他の話と比べると、ゲーム風景がメイン。
ゲームがゲームだけに、なんともいえないダークな緊張感と悲劇性が漂うものとなっています。
作中で店長が「ボドゲを遊ぶのに大切なのはイマジネーション」と言っている通り、ロールプレイは大事です。

 

最近は日本でもずいぶんと安く手に入れられるようになったドイツ製ボドゲ。
しかも、大抵はちゃんとローカライズされていますから、いい時代になったものです(w
とはいえ、金額的な制約が緩和されても、やはりネックなのは遊ぶための人数を集めること。
ネットの普及によって世界中の誰とでも遊べる環境が整備されたゲームもありますが、やはり敷居が低いとはいえませんし(私みたいな怖がりも多いですしw)、やっぱりマルチプレイゲームにとって相手の顔が見えるというのは大事なことだと思うんですよね。

「モンスターメーカー」が流行ったころ、日本でも各社がこぞって和製マルチプレイカードゲームを発売しました。
まあ、本当に面白かったものはごく一部でしたけれど。
その後はTCGに移っていきますけれど、こちらも黎明期から残っているものは数えるほどですよね。
一方ボドゲでは、昔はバンダイが「パーティージョイ」という優良で安価なシリーズを出していましたが、今では「人生ゲーム」とその亜流くらい。
「ソードワールド」のグループSNEが状況打破のために「トレインレイダー」を発売したものの単発。
その後も小さな流通で新作が発表されても、話題になることはほとんどありませんでした。

ことほどさように、日本人クリエイターはTVゲーム方面では活躍が目覚しいですが、アナログ方向ではいまひとつです。
まあ、日本人には元々、アナログゲームが根付いていないという面が強いのでしょうかね。
将棋は棋士のものとなり、花札はやくざの博打、すごろくは子供の正月限定遊具……多くの人にとってはそんな印象なのでしょう。
日本人から世界的ボドゲ作家が現れるのは、まだ少し先かもしれません。

とりあえず、今年のドイツ年間ゲーム大賞でエキスパート賞を受賞した「アンドールの伝説」は遊んでみたい。
でも、5千円オーバーかぁ。
「アーカムホラー」は、その値段設定で二の足を踏んでいるうちに絶版しちゃったからなぁ(w

コメント (2)
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