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希望屋 ~ren_ka ci=set~

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ケータイ捜査官7(セブン) 第26話

2008年10月29日 20時57分13秒 | ▼映像作品・番組
前口上は特に無ありません(毛利名人略)、ren.です。
今日の作業用BGVは「水曜どうでしょう オーストラリア大陸縦断」でした(w


第26話 「ニャンたる忍者!」
またアヴァンはミニ予告タイプに。
今回は25分では詰め込めなかったようですね。
かなり説明不足、というかシーンが足りない感じでしたね。
もう5分あれば……、それでも足りないかな(w

長門裕之さん扮するおじいさん、味がありましたねぇ。
"甲賀忍者"で"陸軍中野学校"出身の"スパイ"で"サイバー犯罪者"って、濃い設定だなぁ(w
ちなみに「甲賀」は正しくは「こうか」って読むらしいね。

長門さんの特撮出演作品というと、長いキャリアの中でも「スケバン刑事」の暗闇指令くらいかな?
なお、同日のテレ朝「相棒」に出演している津川雅彦さんは、長門さんの実弟。

軍人将棋ってのも懐かしいですね。
中学校のころ、休み時間に流行ったものです。


今回フィーチャーされた未来技術は、記憶操作。
劇中で行なわれた記憶の書き換えは、催眠術とアロマテラピー(?)、そして電気信号による海馬への刺激によって行なわれるものでした。

前回の遠隔洗脳にも、ちょっと通じるものがあります。
こうしたものは、番組のスーパーバイザーである苫米地英人さんの専門分野ですね。
彼自身、こんなものを作っています。
▼奇跡の着うた

外部的な記憶操作については、現在は研究と実用化の狭間です。
少し前に記憶を消す薬が話題になったりしましたっけ。
元々、人間の記憶は上書き式であるため、よほど印象的な記憶で無い限り、たいていは自然に薄れてしまうものですけれどね。

そうした記憶をつかさどるのが、脳の海馬。
記憶とは、海馬への電気信号によるモノなのだそうです。
記憶障害やアルツハイマー病の原因もここにあります。
障害がある海馬を、なんとシリコンチップで補うことも研究されています。


劇中の記憶操作ツールの名前?は「沈黙する羊達」。

この名前から連想されるのは、まず「羊たちの沈黙」でしょう。
これはおじさんが盗み出したクローン羊を、記憶操作の触媒となる羊皮紙のため、し皮を剥いだであろうことを暗喩しているのでしょう。
劇中で、瞳子さんが自分の記憶を書き換える際に、削り取った羊皮紙から粉が舞い上がっているのが、これを吸い込んだため、"クローン羊の臭い"の催眠効果を受けたという表現なのでしょう。
ちょっとわかりづらいよね(w

次に、そのあと読み上げる文章。
 羊が一匹…羊が二匹…羊が三匹…
 あんどろいどはのろいぞトロイぞドロイド
 ヒューマノイドはふるいぞマルイぞノロイド
 バイオロイドはおもいぞ……(以下略)
12型テレビじゃ全ては読みとれん(w

ともかく、ここから想像できるのは「アンドロイドは電気羊の夢を見るか」。
ディックキタ━━━━(゜∀゜)━━━━ !!!!!
やはりこれは、映画「ブレードランナー」のここを暗喩しているのではないでしょうか。
▼ BLADE RUNNER - I've seen things
 私はお前たち人間には信じられないものを見てきた。
 オリオン座近くで燃え尽きた戦闘艇。
 タンホイザーゲートの近くで見た闇を切り裂くビーム。
 それらの記憶もやがて消える。
 雨のように、涙のように……そろそろ死ぬ時間だ。
「記憶とはなんであるのか」を描いた、この映画。
まさに、記憶を手軽に書き換えるように扱うことへのアンチテーゼ。
ちなみに上記の台詞は、ロイ役のルトガー・ハウアーがアドリブで挿れたってんだからすごいよね。


なお、長門さんの奥さんである南田洋子さんは現在、認知症で芸能活動をリタイヤ中。
それを考えると、今回の出演には複雑な気持ちになります。
コメント
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