正月、嫁の実家へ行った。庭の奥を覗くと、スーパーマシンが鎮座していた。
スーパーマシンCR-X。
精悍なフロントマスク。身震いするほどカッコいい。
しかし、ヤレも相当に目立つ。しばらく乗っていなかったので尚更である。家と同じく、放置しておくとどんどん劣化が進んでしまう。
何ヶ月も動かしていないので、ブレーキなどに錆が出ているだろう。エンジンはちゃんとかかるのか。ハンドリングはおかしくなっていないか。
エンジン始動!
キュキュ・・・バウゥーン!
一発でかかった。アイドリングも安定。全て以前のままだ。
発進する。アクセルを踏み込んでもいないのにスーッと加速する。ホビオとは加速感が違う。迫るコーナー。ブレーキ。効く。クルマが軽い。シフトダウン。バウン、バウン、2速へ。ステアリングを切る。スパッと曲がる。何と運転が楽なのか。
しばしのドライブの後、ボディを磨き、車内に掃除機をかけた。若い頃から共に青春を駆け抜けてきたCR-X。まだ手放せずにいるが、いつまでも置いておくわけにもいかない。2月には買取査定に持ち込むことになるだろう。
哀しいものだ。