詩『言葉の街から』 対話シリーズ
3542
閉ざされてしまうと薄暗い
部屋の中
ひとり言葉は冷たい椅子に座る 心地はよい
3543
外からは解(ほど)けばいいのに
と見えてギクギクシャク
内とは数光年隔たっている
3544
ことばがことばとすれ違う
(ああ あったかい)
言葉は要らないという野から遙か遠く
3545
ことばとことばが向き合って
(何を言っても通じない)
というおもい沈黙に立ち尽くすことがある
3542
閉ざされてしまうと薄暗い
部屋の中
ひとり言葉は冷たい椅子に座る 心地はよい
3543
外からは解(ほど)けばいいのに
と見えてギクギクシャク
内とは数光年隔たっている
3544
ことばがことばとすれ違う
(ああ あったかい)
言葉は要らないという野から遙か遠く
3545
ことばとことばが向き合って
(何を言っても通じない)
というおもい沈黙に立ち尽くすことがある