詩『言葉の街から』 対話シリーズ
6237
人には 口に出したり
文字に書いたり
どうしても表に出したい衝動がある
6238
(それは わけがわからない)
という感情には
その姿形を知りたい欲求があり
6239
現在のわけわからなさも
遙か昔のわけわからなさも
同じくわからなさの部屋に消えていく
6240
それから 他人も自分も含めて
人というもののわからなさ
の谷間に流れ落ちていく
6237
人には 口に出したり
文字に書いたり
どうしても表に出したい衝動がある
6238
(それは わけがわからない)
という感情には
その姿形を知りたい欲求があり
6239
現在のわけわからなさも
遙か昔のわけわからなさも
同じくわからなさの部屋に消えていく
6240
それから 他人も自分も含めて
人というもののわからなさ
の谷間に流れ落ちていく