携帯に町の緊急警報が入りました。火事かな?と、見てみると今週二回目の熊の目撃情報。前回はちょうど自分がいる場所から1kmほどの場所で親子したが、今回の葉15kmほど離れた場所で単独。こちらに出没した熊とは別物らしい。
あと半月もすれば山の中のバライチゴが食べごろになるシーズンなのですが、最近、熊も都会志向で人里に出てくるものだから奥山は過疎化が進んでいる。人間の方がバライチゴとって食べているご時世です。
若いうちは親元を離れて都会で人の波にもまれてくるのは良いことだと思うのですが、もみ心地がよいのか出たまま帰ってこない若者たち。こうして過疎化が進んでいるのが里の現状ですが、熊の現状も案外近いのかもしれない。奥山で無農薬健康食品のようなもの食っているより、人里で非健康的な農産物食って人様にもまれてくるのも熊生の糧。と、出てきて里に居ついてしまっている。山の中に帰れ!なんて言うとヘイトだなんて言われかねないから、都会に出ましょう!と熊におすすめしよう。
熊より強いクルマ。夜、大学の後輩から電話があり「示談が成立しました。」この冬、歩道を歩いていたら背後からクルマに襲われ切り傷擦り傷そして打撲のケガを負ったのですが、一件落着と相成ったそうです。通行中の人たちの「危ない!」「よけろ!」の声に、何かあったのか?と周囲を見回そうと思った矢先に弾き飛ばされたそうで、自分のことだとは思っていなかったので逃げることもできなかったそうです。けがは一応治ったということになったようですが、天候が崩れるときには傷跡が痛むので気象予想に威力を発揮しているとか。怪我の功名ってやつですね。
クルマなら保証があるけれど、熊に襲われた日には自分持ち。私なんか45年も前にクマに引っかかれた傷がいまだに右腕に大きく残ってます。おかげで若かりし頃は半そでシャツを着られなかったし、つけられたあだ名が「くまさん」。人間業じゃないったって、人間じゃないのだから当然だけど、あのスピードはちょいと対応できる代物じゃなかったですよ。生命と貞操の危機を感じる暇もなかった。
若いおねえちゃんに襲われてみたい。