隣町に仕事に行ったので甌穴(おうけつ)を見てきました。
岩盤の上を流れる川の小石が岩を削って穴を掘った自然の工作物。
雨で岩場が濡れて滑りそうなので下には降りなかったのですが、カップルが河原にいました。
金曜サスペンスなら数キロ下流で男性の遺体が発見されて、「雨でぬれた岩で足を滑らせたんだんべぇ。」と事故と言うことで一件落着するのですが、山のおじさんが偶然カップルでいたところを見て写真を撮っていたので、「これは事件では?」と疑念が生まれる。
実はこのカップル、なさぬ仲の不倫カップルで、偽名を使ってこのあたりの温泉旅館に泊まっていたが、別れろ切れろが原因で男は女に突き落とされて滝から落ちたのであった。だが調査してみるとその背後には公金を横領する事件が絡んでいて、女の背後には大物政治家がいた。
なんてことにならねぇかなぁと眺めていましたが、仲良く手を繋いで河原から上がってきてしまいました。
雨の降りが強くなってきたので仕事は中断して、近くの温泉病院でリハビリしている近所の爺さんの見舞いに行ってきました。
その帰りにこの温泉の共同浴場でひとっ風呂浴びました。こちらとは違う硫黄の温泉で、草津ほど硫酸が強くないので私はよく利用しています。
なかなか湯冷めをしないお湯なので、涼しくなったら嬉しいお湯です。
雨の日が続くと肘や膝の古傷が痛み出すので、いわゆる神経痛を持っているわけですが、温泉地に住んでいると神経痛だの筋肉痛だの言えないのがつらいところ。
以前は近くの駄菓子屋で入浴券を買いましたが、今は共同浴場管理の事務所があって300円支払います。事務所のテレビで草津白根の噴火警戒レベルが下がったと放送してました。
源泉が違うのか、右側のやや白濁したお湯の方がいくらかぬるい。左側の透明なお湯の方が熱くて、湯花が出ています。
左側の湯船の温度が45度。右の白濁したお湯は43度。
43度でも熱すぎて入れない人も少なくなかろうかと思いますが、45度なんて大丈夫かよ?と思っていたら、「熱ければホースがあるから水を入れてください。」と言われました。そりゃまあそうだ。
実は、暑い風呂ならこちらの共同浴場も同様で、源泉の温度が63度。温泉卵が名物です。45度ならまだ入れます。46度になると体を動かすと熱くて飛び上がりたくなる。
遠慮なく安全な温度まで水を入れて下げれ場良いのですが、稀にいるんですよ。「薄めたら効能も薄まる」と言う御人。だいたいよそから来た客なんですが、一度や二度風呂に入ったくらいで効能なんか大して変わらないって。
クリストファー・クロスが「ニューヨーク・シティー・セレナーデ」をヒットさせた頃はお江戸で銭湯を利用していました。ラジオで流れる歌を録音して安アパートでヘッドフォンで聞いていたものです。
どんなシンガー?とレコード店でクリストファー・クロスの顔を見た時には吹き出しましたが、fenderのストラトキャスターをWネックにしたギターにはもっと驚きました。多分特注品。
家に戻ってきて、久々に「ニューヨーク・シティー・セレナーデ」を聴き、夜になったら地元の共同浴場に行きました。
今日は4つある共同浴場で一番小さい風呂にいきました。湯船の温度47度。こんなのに入ったらやけどするので、水を入れて冷やしましたが、小さい風呂なのですぐに温度が下がります。3人も入れば一杯になってしまう風呂で、そのため、子供を連れてくる人が良く利用してます。
こちらのお湯はナトリウムとカルシウムを含んでいるので、お湯の出口には結晶の塊ができます。
ちなみに上の蛇口は水です。
ラジウムなどの放射線物質を若干含んでいるためなのか?我が家の界隈ではがんで死ぬ人が割合少ない。その前に熱いお湯でゆだって死ぬんだろうけど、日ごろから微弱な放射線にさらされておくことも良いのでは?
マリアナ諸島付近で台風24号が発生したみたいで、今のところフィリピンの北部あたりに進みそうですが、そこからフックして日本に来る危険性もありそうな気圧配置。日本は十分雨が降ったので、出来れば南シナ海をかき回してほしい台風です。
東アジア情勢もなんだか怪しくなってきましたが、ネコ界でも奇妙なことが起きています。
我が家の縁の下には自営業のネコが2匹棲みついているためにアリエッティが住めないのですが、二匹の猫はオスです。
この3-4日、子猫が飛びまわっています。オスネコのおっぱいにしゃぶりついてます。
察するに、隠し子?
どう見ても裁判所で親権を争って父方が養育権を勝ち取ったと言う情勢ではなく、雌猫に子供押し付けらて逃げられたんじゃあるまいか?
ダスティン・ホフマンとメリル・ストロープの映画「クレイマー・クレイマー」を思い出してしまった。フレンチトースト上手に焼けるんだろうか?
どう見てもまともに子育てができるほど甲斐性があるようなオスネコには見えないのですが、まあ、やることやっちまったんだから責任の一端はあるわな。人間界で言うならスナックのねえちゃんに手を出して、誰の子供かわからないのを押し付けられたような、妙に似てない子猫なんですけど。「義母と娘のブルース」第二弾で「義父と子猫のセレナーデ」ってところかな?
とはいえ、ネコの父子家庭って見ていてこれまた不憫なんだなぁ。なんとも妙に情けない。北の国からネコ版だよなぁ。
今朝は雨の中、軽トラの下でネコが雨宿りしていたので、車を動かしちゃ不憫だから乗用車で出かけたけど、オスネコのおっぱいに吸い付いている子猫の姿に70年代青春映画のような哀愁が漂っていた。
このところ夜になるとフクロウが鳴いているし、ハクビシンがうろうろしているので、子猫が育つかどうかは厳しい自然の思惑にゆだねるとして、サンマ四匹はきついぞ。このところサンマよりニシンが安いのでこれなら2匹で分けられるかな?
ネコ界は立憲民主党が天下を取っているのだろうか?
それにしても、変なものしか寄り付かない家だ。