のすたる爺や

文明の果てなる地からのメッセージ

素質

2008年02月28日 | 日記・エッセイ・コラム

 日本語で「素質」といえば生まれつきその人が持っている才能や潜在能力などを意味しますが、中国の「素質」を日本語にするなら「常識」「礼儀」「品位」などが意味合いとすれば近いと思います。日本で言うなら「育ちの良い・悪い」と言うような、後天的な意味合いを「素質」と呼んでいます。

 ゴミの投げ捨て、マナーをわきまえない、口汚いののしり言葉を言う、大声で威張り散らすなどから物を盗む、人を騙す、暴力をふるうなどとといった行為を「素質が低い」と呼ぶようです。

 おおかたの中国人の素質が低いということは彼女ら自身意識しているようです。昨今日本で続出している中国人による犯罪も素質の低さに起因しているのですが、素質の高い人々の国だったら「論語」をはじめ一連の立派なことわざは生まれてこなかったことでしょう。

 日本人は「恥の文化」といわれますが、人様の迷惑や不快を与えることについて「恥ずかしい」という意識が働き抑止になりますが、これは見方を変えればプライドをもっていることの現れだと思います。

 悪しきことへの抑止はプライドであったり、法であったり、宗教であったりもするのですが、はたして中国人にとっての抑止はなんなのだろう?と考えてしまいます。一番身近なところでは「家族」なのでしょうが、それを思えば、徳育あるいは育ち方というのは大きな意味を持つものだと感じます。

 素質が高いか低いか、個人がこれを意識しているか否かは大きな違いがあると思います。判断基準がないので彼ら自身よくわからないのでしょうが、品のないマナーなどについて鬼の首を取ったように責めたところで「面子がつぶれた」と逆恨みされるだけなので、できる範囲ではこちらが見本となる行動をとって見せるのがベター。

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愛人

2008年02月27日 | 日記・エッセイ・コラム

日本で愛人というとなさぬ仲の男女というニュアンスがあります。恋人でしたら人目をはばからないのですが、愛人となるとどろどろしたものが周囲に漂ってしまいます。表立って連れて歩けない影の女性が愛人と呼ばれています。日本では愛人という言葉の中に道徳に反しているニュアンスがあります。

 ところが、中国では愛人(アイレン)というのは恋人や妻のことです。妻は夫人(フーレン)と表現することが多いのですが、愛人という表現も耳にします。正面切って愛人などという言葉をぶつけられると「滅相もございません」と戸惑ってしまいます。

 日本式の意味で言う愛人、つまり、夫婦以外の人は「第三者」と呼ばれているようです。確かに意味合い的にはこちらの方が合っているように思えます。

 浮気というとだらしなく感じますが、不倫というと実感がないためかいくらか緩和されたニュアンスに思えますが、どちらにしても節操のある人間のすることではありません。最近中国の流行り言葉で不倫に相当する言葉が「婚外恋」と言う表現です。言い方がストレートです。

 恋人に相当する言葉で「対象」という表現が使われています。確かに、恋人は結婚の対象ですが、こう表現されては味気なく見えてしまいます。

 30歳から40歳半ばの結婚適齢期を過ぎた男女を「大男」「大女」と呼ぶのだそうですが、なんと切り替えしてよいものやら返す言葉が見つかりません。

 結婚すると嫌がおうにもかかわらなければならない姑・小姑ですが、中国では若干意味合いが違ってきます。姑は父親の女兄弟・舅は母親の男兄弟を意味します。

 「手紙」が中国語ではちり紙などを意味する言葉であることはよく知られていますが、「見舞」は踊りを見に行くことを言うそうです。デパートに行けば婦人服売り場には「女装」と書かれていて驚いたり、同じ漢字を使っていてもそのニュアンスの違いに戸惑ったり、大笑いすることも多いです。

 中国雑技団は日本でも知られていますが、「雑技」はサーカスを意味します。ところが「曲芸」は漫才や漫談などの話術を意味します。明石屋さんまなど曲芸師ということになります。

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ニヒリスト

2008年02月26日 | 日記・エッセイ・コラム

 Нигилист,  - Это от латинского nihil, ничего,  стало быть, это слово означает человека, который... который ничего не признает? "ニヒリスト、それは、ラテン語のnihilつまり無から出た言葉だな、・・・とすると、この言葉はなにものも認めぬ人間……という意味かね?”(ツルゲーネフ「父と子」)より。

 ニヒリスト(虚無主義者)と言う言葉が世に広まったのはこの小説からだと言われています。ニヒリストの対極にあるのがロマンチストです。

 ツルゲーネフの「父と子」が発表された頃、日本でもニヒリストの是非を巡って論争が起こったそうです。 その論争の焦点は登場人物のハザーロフと言うニヒリストの青年についてで、新世代と旧世代の世代間抗争でもありました。

 「父と子」はそれまで時代を担っていた貴族から、さまざまな人へと時代の担い手が変わる端境期の世に出た小説です。後のロシア革命に大きな影響を耐えた小説だといわれています。

 思えば、19世ロシアといえば甘く熱い「ロシアンロマンス」に代表され、20世紀ソビエトは自分を殺して生きる「ニヒル」な国でした。21世紀はユーモアでしょうか?

 「ニヒリストというのは、いかなる権威の前にも屈しない人間です。周りから尊敬されている原理でも、それをそのまま信条として受け入れることはしない」

 日本と比較すると多様な考え方や人柄が混在するロシアなので、ロマンチストもいればニヒリストもいます。プーチン大統領などにニヒリストの典型かもしれません。

 抑揚の少ない生活をしている日本人には ニヒリストに徹することは難しいことかもしれません。ニヒリスト気取りも”熱意がない””怖い””意地が悪い”と忌み嫌われるのは男女の中です。人間味が相手を惹きつけるので、まずは一押二押し三に押してこそ男です。

 しばしば勘違いされるのは、自分の思考能力を超えたことに出くわして対処しようがなくて批判するだけで”ひねくれた”、物事を正面から捉える度量のない幼稚な人物がニヒリストと呼ばれたりしますが、これはただ単に 自己中心的で甘ったれているだけです。ニヒリストはそれについてきてくれる人がいるから成り立つものです。

 古くは田村正和演じる眠り狂四郎が「私に近づく女は不幸になる」と言うにもかかわらず、ついていって非業の死を遂げる女性がいてニヒリストは成り立っており、近づくと不幸になるといわれ「わたしもそう思う」と逃げられたり、赤ん坊背負ってから笠張りの内職をしていては成り立ちません。

 ゴルゴ13だって色香に惑って寝物語で暗殺するターゲットのことをペラペラ喋ってしまってはテロリスト家業は成り立ちません。

 ツルゲーネフの「父と子」に出てくるニヒリストのハザーロフは地主の未亡人オジンツォーワに恋をしてしまいます。これは彼がくだらないと最も毛嫌いしていたロマンティックな世界に足を踏み入れてしまったわけで、このとき彼はニヒリストであろうとする自分と恋愛をしている自分との葛藤に悩まされてしまいます。ニヒリストは恋なんてしてはいけないのです。孤独に徹してニヒリストです。

 ハザーロフは最後はチフスで死んでしまうのですが、彼が恋したオジンツォーワに見取られながら死にます。ニヒリストにとっては恥ずべき死に方ですが、ハザーロフにとっては恥辱か?幸せか?どうだったのだろう?

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メタノール

2008年02月23日 | 日記・エッセイ・コラム

 毎年冬になると酔っ払って寝込んでしまってそのまま凍死してしまうロシアの酔っ払いの話題が駆け巡ります。「ウラジオストクでは酔っ払って凍死する人よりも、交通事故で亡くなる人のほうがはるかに多い。」とウラジオ市民は言いますが、酒を飲むのも命がけです。

 酔っ払い天国日本と違い、街中で酔っ払って歩いているような人を見かけることはほとんどありません。女性の酔っ払いが多いのも日本の特徴ですが、「平和」というにはあまりにむごく、外国の人たちに見せたくない光景です。

 ロシアで千鳥足で歩いている人物がいるとすればホームレスなどのアウトローで、真っ当な人間ではありません。ロシア人というと酔っ払いを想像しがちですが、酔って醜態を見せるのは社会の底辺の人々か元大統領くらいのものです。

 エリツィン元大統領のように酔っ払って暴挙を繰り返す代表者を選びながらも、「酒の上で」「酔っ払っていたから」が許される社会ではないので、自己抑制できない人間はアルコールを避けるべきでしょう。「酒に飲まれる」=「自己抑制できない」=「精神的に弱い」=「死」の構図です。

 カムチャッカ半島の付け根にあるマガダンではとんでもない事件が起きました。

 自家製密造酒で33人が死に、10人が病院送りになったそうで、政府が500kgに及ぶ密造酒を押収したそうです。どうやら有毒なメタノールが混ざった密造酒を飲んだようです。この余波はウラジオストクにも及び、当局が密造酒取締りに躍起になっているようです。

 ロシアのジョークなら押収した密造酒を政府職員が飲んでさらに犠牲者が増えるということになりますが、さすがに命がけでそこまでする役人はいないでしょう。というと、ロシアのジョークなら「検査でメタノールが出なければ警察官が飲むのではないでしょうか?ロシアのジョークなら33人の犠牲者のうち32人は押収したアルコールを飲んだ警察官ということになるでしょう。」と言う声も。アルコールは燃やしてしまったといえばそれまでです。胃の中で燃焼。

 その友人いわく、メタノールが入っているかいないかを簡単に判別できる道具を普及させればこうした事件はなくなる、と、めちゃくちゃ前向きな提案をしてくれました。

 日本では毒物劇物として入手困難なメタノール、致死量に至らなくても失明する危険があるから戦中は「目散るアルコール(メチルアルコールの語呂合わせ)」などと呼ばれました。メチルアルコールが体内で消化されなくて発生するギ酸が網膜を破壊すのだそうです。同様に発生したホルムアルデヒドが体内の蛋白 質を変性して組織破壊することで死に至らしめます。

 戦中戦後の混乱期の日本でもバクダンなどと呼ばれた密造酒が出回り、これで亡くなった人や失明した人も多いようです。私の近くに住んでいたマッサージ師の男性は私の大学の先輩に当たる人でしたが、理工学部だったので学徒出陣で航空機の製造に携わり航空燃料を飲んで失明したといっていました。

 日本では酒など飲料用のエチルアルコールには酒税がかかりますが、メチルアルコールを加えて変性アルコールになると酒税の対象外になります。新世代のビールは酒税対象外の変性アルコールを使うなんてことにならなければ良いのですが。

 メタノールの有毒性はロシア人だって十分承知しています。

 郊外のダーチャの農園で作った農作物をダーチャの小屋にしまっておくと、冬の間に泥棒が食べてしまうことがあるので、ダーチャの中にメタノールを半分くらい入れたウォッカを置いておくのだそうです。泥棒が小屋に入るとジャガイモなどのほかにウォッカがあり、「しめしめ、もうけものだ」と飲んでくれればいちころです。日本人には思いもつかない過激な自衛策です。

 忘年会シーズン到来です。アルコールが入ると一時的に体が温まるように感じますが、実際は体温を奪っています。日本の気温でも凍死は十分ありえますので、終電で終点まで行ってしまったら地面に直接寝るようなことはせず、ダンボールなど断熱材を敷いて、新聞紙でもかまいませんから体の上にかけてからつぶれてください。

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儒学

2008年02月21日 | 日記・エッセイ・コラム

 東方礼儀の国を自慢する韓国では「儒教の国」を自負していますが、日本は中国の儒教の影響を受けながらも儒教の束縛に縛られず「儒学」と日本式に解釈して消化してきました。

 江戸時代になると日本は外国との取引を制限してきました。オランダとの交易は長崎の出島のみと限られていましたが、明や清は長崎郊外の「唐人屋敷」「唐館」と呼ばれる居留地が認められていました。

 当時日本に往来していた唐人は浙江省、広東省、福建省の人々です。唐人から伝えられた文化の一つには煎茶があります。それまでの日本のお茶は儀礼的な抹茶がほとんどでしたが、明のお茶の飲み方が伝わったことで、庶民に広くお茶が広まりました。

 17世紀には江戸幕府が日本人の海外渡航を禁止したために、清朝が南下してきて明朝から出兵の依頼が来たときに江戸幕府は出兵を拒否しています。戦費負担もPKOもNO!と言っています。かくして、明は滅びました。

 江戸幕府は治世上の学問として儒学を積極的に取り入れました。幕府体制を維持するのに儒教の考え方が好都合だったことが大きな要因です。

 儒学と言うと、朱喜の「朱子学」と王陽明の「陽明学」で知られていますが、徳川幕府は明朝と同じように朱子学を擁護していました。朱子学は「太極という人知を超越した外在するものから与えられている」という思想が権威主義や保守主義につながりやすかったためと考えられますが、老中松平定信は「寛政異学の禁(1790年)」で朱子学を正学とし、他の儒学を異学とする御触れが出ています。

 江戸幕府の学問所としては昌平坂学問所という胡散臭い名前の学問所が有名です。ここでも朱子学以外の講義を禁止しましたが、他の学問の研究を禁止したわけではありませんでした。「良知を窮めることをもって人間の究極とする」「孝」を重んじた陽明学も研究の対象として残されていました。

 後に明治維新をおこす幕末の志士達は陽明学の流れを汲む儒学を学んだ武士達が多く、吉田松陰が有名ですが、元祖西郷ドンこと西郷隆盛も陽明学の流れを汲んでいます。

 あまり専門的なことは解りませんが、朱子学は為政者が国を治めるのに都合の良い学問だったのだそうで、李朝朝鮮など儒教にどっぷりつかり、朱子学オンリーにしてしまったために近代的な志向ができなくなってしまっていたのだそうです。

 日本では儒教を学問の一環として捕らえていたので相対する陽明学も冷遇されながら研究されていました。学問の自由が明治維新の下地になったのかもしれません。

 為政に対する考え方と言うのはその時代時代によって変わっていくもので、それは自然なことだと思います。厳しい封建制の時代でしたらそのシステムにふさわしい考え方や学問が生まれ指示され、民主主義ならそれにふさわしい考えが生まれて指示されてしかるべきです。

 そういう意味で現代中国の共産主義などマルクスがどこへ行ってしまったのかわかりません。だれがどう見ても資本主義の王道を突き進んでいるようにしか見えませんが、一応共産主義と言うことになっています。考え方が柔軟なのか節操がないのかわかりませんが、まあ、当人達が共産主義と言っているのだからこんなもんでしょう。

 個人的には孔子の論語などずいぶん学ぶべきことが多いと参考にしていますが、論語にしてもスローガンにしてもその意図することが達成されていないから生まれるのであって、立派なこと言っている裏にはその逆の現実がそびえています。

 一見思想のない日本ですが、思想など意識しないで生きていけるのですから、やはり素晴らしい国だということです。

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原点

2008年02月19日 | 日記・エッセイ・コラム

 お昼時の喫茶店で、顔なじみの事務員さんたちと「家庭」について雑談していると、40代半ばの事務員さん(未婚)が、30代前半と20代後半の事務員さん(共に既婚者)に向かって、「ねえ、女の人にとって、自分が好きな人と結婚することと、自分のことを愛してくれている男性と結婚するのでは、どっちが幸せなんでしょうか?」
 
 しばらく唖然とした「間」が流れ、「妥協だよね。お互いの妥協だよね、結婚なんて。」 「そうそう、そんなこと考えたこともなかった。」と既婚者の弁。

 なるほど、それで婚期を逃してきたのか?天然記念物のような人だな!と思いつつも、少なくも年齢的には質問する立場が逆がはあるまいか?・・・。

 それにしても、原点に立ち返るような素朴な質問に一本とられました。

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骨伝導

2008年02月16日 | 日記・エッセイ・コラム

 日本では自動車運転中の携帯電話の使用は交通違反ですが、以前、警察官に聞いた話では、運転中に携帯電話を手にした時点で違反成立なんだそうです。

 両手がフリーになるイヤホーン式の骨伝導マイクも普及しているようですが、独り言を言いながら歩いている姿は不気味に見えます。

 コンビニに肉まんを買いに行ったら、「お前のこと好きだからこんなに苦しんでいるんじゃないか!何でこの気持がわからないんだ!」と。凄絶な愛の叫びをしながら入ってきた青年がいました。
 ”何物だ?この男は!”と、私もびっくりしましたが、コンビニのおばちゃんも肉まんを持ったまま動かなくなってしまいました。少なくもこのおばちゃんが愛の告白の対象ではないことは当人以外誰でも気がつきそうなこと。
 
 その青年は買い物カゴを手に取り、愛の告白をしながらジュースやサンドウィッチをカゴに入れていました。
 ほどなく、イヤホン式の携帯電話で喋っているのだと気がつきましたが、当人は自分の世界に入っていて気がつかないにしても、なんか不健全。

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滑舌

2008年02月15日 | 日記・エッセイ・コラム

 一昨日、コンテナーの荷物の上から滑り落ちて胸から着地した結果、肋骨に亀裂が入ってしまいました。一昨年の骨折に比べれば痛みもそれほどではありませんが、昨夜は寝返りをうつたびに目が覚めました。

 薬局に塗り薬を買いに行ったら中国人の奥さんに会いました。春節で里帰りしていたと聞いていたので、まだ帰ってきていないと思ったら、「一足先に昨日帰って来ました。」
 実家で脂っこい中国料理ばかり食べていたら太ってしまったようで、ダイエットのサプリメントを買いに来たのだそうで、お茶のようなサプリを買っていました。

 ダイエットと言えば、ウラジオストク事務所の女性スタッフが年に何回か断食ダイエットをしますが、男性スタッフ曰く「ダイエット中の女性は神経質になるので、こちらも気を使います。」
 日ごろから体を動かせばよいのですが、「仕事が忙しいので、スポーツセンターにいけません。」と当人は運動不足のいいわけをしています。

 ウラジオストクの事務所と取引のある三重県の会社。書類作成など私が間に入っていますが、よく考えると、こちらがお客様。
 でも、この会社の女性事務員の言葉がきついと言うのか?滑舌が良すぎると言うのか?河内弁の様な歯切れの良い言葉で、マシンガンのように言葉を連発。電話で話していると、立場的に私が下請け仕事をしているような状態に追い込まれてしまいます。

 先日、その会社の男性スタッフがこちらに来た時「強そうなお姉さんですね。」と彼女の話題になりましたら、「電話でそう感じましたか!実物はもっと恐いです!」
 さらに、「あなたは特にゆっくり柔らかく喋るから、大介花子の漫才のようになるんですよ!」
 何か対処法無いですかね?と、問うと、「あのキャラですから、寿退社も望めないし、慣れてもらうしかないですね。」

 女狐め!と思いつつも、キツネの足跡かな?

080215

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転落

2008年02月13日 | 日記・エッセイ・コラム

 今日はロシア向けのコンテナーの詰め込み作業がありましたが、その作業中2mほどの高さのところから見事に滑り落ちてしまいました。私が落ちる様子を見ていたセルゲイ君の話では、突然私の姿が消え、足が見えたと思ったら、地面に横になっていたそうです。
 柔道で投げられた時の用に右半身で地面に落ちたようで、しばらく呼吸ができませんでしたが、手足も動いたので”骨は折れていないな”と呼吸が戻るまで待って起き上がりました。

 「日本車も頑丈だけど、日本人も頑丈。」とセルゲイ君が感心していましたが、痛みをこらえて作業していただけで、骨太で頑強なロシア人と比べればか弱い日本人です。
 雪道用のスパイク付の長靴を履いていたので、滑るかな?と注意はしていましたが、滑り出しては手がつけられませんでした。

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ソフトフォーカス

2008年02月12日 | 日記・エッセイ・コラム

 韓国の国宝の南大門が放火らしい火事で消失。
 ソウルに行った時にこの門の前を何回も通り過ぎましたが、いつでも行けるからと足を運んだことはありませんでした。入場料を取るわけでもなく、出入り自由のような状態だったので、そのうち中を拝観してみようと思ったまま今に至ってしまいました。

 午後、ウラジオストクに電話をしたら「今日は温かいですよ。-3度です。」これが温かいかどうかは感覚の違いでしょう。
 「日本は何の祝日ですか?」と聞かれ”はてな?何の記念日だったっけな?”とカレンダーを見たものの、「建国記念日」をどう説明すればよいのか考えあぐねて”何かの記念日でしょう。気にしていないので忘れました!”
 
 バレンタインデーを皮切りに、軍隊の日や女性の日などイベント目白押しの一ヶ月を迎えるロシアですが、国を挙げて休日になる日は5月1日のメーデーまでありません。

 その昔、第二次大戦の戦意高揚のためにUSAがハンフリー・ボガードとイングリット・バーグマンを用いて製作した名画「カサブランカ」を見たロシア人。ヒロインのイングリット・バーグマンがアップされるシーンで、肌を柔らかく見せるためにソフトフォーカスがかけられている映像を見て「わが国の女性ならこんな小細工をしなくても十分なくらい肌が美しい。」と自慢したと言われています。
 確かに欧米人の中では肌の決め細やかなロシア人ですが、日本人はもっと柔らかな肌を持っています。

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ペリメニ

2008年02月11日 | 日記・エッセイ・コラム

080210a  スーパーで春節(旧正月)に里帰りせず、こちらに残った中国人の奥さんと顔を合わせました。巷をにぎわしている中国産農薬入り餃子の話題になりました。
 「日本に対してよく思っていない人たちのイタズラだと思います。この人たちは自分が面白くないことを全て日本のせいにして喜んでいる、本当に恥ずかしい人たちと思います。」と彼女は言っていましたが、迷惑をこうむるのは普通の人たちです。

 「日本の餃子と中国の餃子は作り方が違いますから、日本向けに作った餃子はすぐわかります。」
 大きな違いは中国の餃子は蒸して食べるのがメインなので皮が厚く、日本の焼き餃子はパリッとした皮の焼け具合が大切なので、薄い皮で作ります。また、餃子にニンニクが入るのも日本の餃子の特徴です。

 食品加工の工場は遼東半島の青島付近に多く、彼女の親戚もここで日本向けの冷凍食品の工場を経営しているそうですが、この騒動で工場をストップして毎日点検と清掃を繰り返しているような状態だとか。

 「中国製の冷凍食品が安全だと実証しなくてはなりませんね。」言うと、「本当にそう思います。でも、恐いから今日は冷凍食品を買いません。」と大笑いしていました。

 中国のほとんどの家庭では餃子などは自宅で作ってしまいますし、年末(旧暦の)に家族で大量の餃子を作るのも大切な行事です。
 中国の餃子がモンゴルではホーショールになり、ロシアではペリメニになり、遠くシルクロードを伝わってローマではラビオリになったと言われています。

 日本の餃子と中国の餃子は随分違うと思いましたが、ロシアのペリメニと中国餃子はどう違うのだろう?皮が熱いのは同じですし、中に入れる具もだいたい同じです。形も似ている。

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水パイプ

2008年02月10日 | 日記・エッセイ・コラム

080210  昨年末、アレックス君にイラン土産の紅茶をもらったので、日曜も仕事をしているシリア人のラクマン君に「チャイハナ(アラブの喫茶店)をやろう。」と持って行ったら、「ちょっと待ってて。」と持ってきたのがアラブの水パイプのシーシャ。
 アラブの街角では路上のチャイハナでシーシャをふかす光景がよく見かけられますが、「こんなものまで持ってきたのか?」とびっくりしてしまいました。

 角砂糖を口に含んで紅茶を飲むイラン式の紅茶の飲み方を教えようと思っていたのですが、「アラブでは紅茶と言えばシーシャがつき物!」だとか。

 先だって我が家に来た時に炭のクズを持っていったので、なんに使うのだろうか?と思っていましたが、シーシャの上にこの炭に火をつけて乗せ、それにタバコの葉を乗せて水パイプにして吸います。

 ただでさえ怪しい風体に、こんな物でタバコをふかしていれば、健全な日本社会ではまず怪しまれること請け合いです。

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謎の男

2008年02月09日 | 日記・エッセイ・コラム

 シリア人のラクマン君が使っている携帯電話の液晶が移らなくなったというので、同行してドコモショップに行きました。保障期間内と言う事で、その場で同じ機種の新しい携帯電話に取り替えてもらいました。

 びっくりしたのはラクマン君で、新しく買い換える腹を決めてきたのに、無料で新しい機種に取り替えてもらえたことで「そんなことが本当にあるのか?」不思議でなりません。
 約束や契約については私たちよりもはるかに厳しいイスラム世界の人ですが、強者(ドコモ)が弱者(一般市民)のために契約を遂行したと、「日本は面白い国です。」

 ラクマン君の携帯電話が壊れている間、私の携帯電話からシリアに国際電話をかけていましたが、その料金ときたらロシアの8倍。年明け、国際電話カードに1万円チャージして、これで半年はロシアへの国際電話は大丈夫。と思っていましたが、シリアにかけるようになってからデポジットがあっという間に尽きてしまいました。

 シリアと日本の時差は7時間。ラクマン君の会社では日本対応のスタッフがおり、日本の時間帯で勤務していますが、こちらの8時は向こうの夜中の1時。真夜中に出勤しているようです。日本に留学経験があるスタッフで、日本語も達者です。「ボクはオタクなので、誰もいない静かな環境で仕事ができるので、深夜の勤務も気にしていません。」と(オタク)という言葉が出てきてびっくりしました。
 ラクマン君が言うには、昼間の会社で彼を見かけることはなく、日本に来た時だけ電話で話をするだけの同僚。パソコンが唯一の友達で、彼らの会社のコンピューターの管理は全て任されているようですが、直接会って話をしたことが無い謎の社員だとか。

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旧暦大晦日

2008年02月06日 | 日記・エッセイ・コラム

 旧暦の大晦日。
 マレーシア人のファーファイア君は、仲間がみんな帰国してしまい、彼一人だけ取り残されてのさびしい新年をむかえます。昨年は旧正月に帰国していたので、人生初の異国の正月。
 一人だけの夕食を作るのも煩わしいと、昼時にスーパーマーケットでエビ天丼とカップスープを買っていました。

 彼は「エビ」と「ヘビ」を取り違えているので、「お正月はヘビのテンプラ!これホント、おいしいなぁ!」エビ天丼を見せびらかしていました。
 昨年末には年越し蕎麦を「オヒコシそば」と言い違えていたので、カップめんの天ぷらそばを持って行ったら、「もう間違えない、これ引越しそば。」と思い切り間違えたままでした。

 中国では正月前に家族みんなで餃子を作るのが年末の行事のようなものですが、中国系マレーシア人とは言え、南方から移民したファーファイア君の家族には年末に餃子を作る習慣は無いそうです。
 彼の説では、年末に餃子を作るのは北の中国の行事。「でも知ってるよ。中国の餃子。危ない毒が入っている!中国の料理食べるは危ない!だから私の家族はマレーシアに逃げてきたよ。」と大笑いしていました。

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2008年02月04日 | 日記・エッセイ・コラム

080204  水分の多い雪だったので、美しい光景を見ることができました。

080204a

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