朝、土建屋の40代前半の専務と顔を合わせました。この冬、高校生の娘がスキー場にバイトに来てました。愛想がよく一生懸命働くので皆にかわいがられており、卒業したら就職先も決まっていたので、元気に社会人やっているのかな?と伺ってみました。
「それがねぇ、もう嫁に行っちゃったんですよ。10月に子供も生まれちゃって。」
なに、おじいちゃんになっちまったんだ!そりゃいいことじゃないの!と喜んだのですが、後程冷静に考えると・・・卒業したのが3月で、子供が生まれたのが10月で、牛の妊娠期間は280日前後だったな。鶏の卵は21日でふ化するんだったな。人間の場合は・・・sinθの逆数がcosecθで、cosθの逆数がsecθで・・・あれぇ?sexθってどんな関数だったっけ?関数じゃなくて関係か!現代の数学理論では解明できない謎がある。
スキー場にバイトに来ていた時にはちゃっかり腹に仕込んでいたのか。おそるべし女子高生。申し訳なさそうにしどろもどろに答えた父親の気持がわかる気もするが、とりあえずめでたいんでないかい?
夕方、新町長の就任祝賀会に行ってきました。
「まともな人が町長になってくれた。」と祝辞のスピーチでも発言が出るほど前がひどすぎたので、お祝いムードひとしおでした。
セクハラ前町長は実務のほうもまるでやらなかったので問題山積みなんですが、この1年の停滞を取り戻すのに何年かかるだろうか?幸いなことに、これ以上悪くなりようがない状態です。
破壊と構築とは申しますが積み上げてきたものを壊すのは一瞬で、また再構築の道のりは厳しい。残りの余生を考えると、落ちたままの姿を眺めながら死んでいくのでしょう。
先行きは非常に厳しいのですが、景気の「気」ではないけれど、自分の気持ちがすでにこの町から離れていることを再認識しました。
気分的には葬式のあとの7日のご苦労振る舞いみたいな気分で、飲み食いする気分にもなれず、ただ参加者と話をして帰ってきました。
帰りにスーパーで半額タイムセールの海苔弁当買ってきて家で夕食にしましたが、気疲れしただけの時間を過ごした気分でした。