ニセコに別荘を持つ札幌の友がスキーに誘ってくれた。指導員の資格を持っていて、何年も一緒に滑りたいと思っていたがやっと実現した。
昨日はモイワスキー場で滑る。ゲレンデはキチンと整備され、ビックリするほど。彼には「最低3つほど直すところを言って」とお願いし、滑る。彼の滑りのモットーは「楽しく滑ること」、滑る格好なんかどうでもいい、と言う割にはウェアも3年ごとに替えるなど「形から入る」がそのお下がりが俺のところに来て、お下がりのウェア2着、ストックなどは彼からのプレゼントだ。
一本目の滑りで俺の弱点というか指摘を受ける。「スキーに加重を加える」、「後傾になっている。スネと靴のベロをくっつけて」、「ストックをもっと前にだして何かを抱えるような形」とかの指摘を受ける。これらの指摘はスキーを始めたばかりから直っていないのだ。40年ちょっと言われてきたことだ。変な滑りが凝り固まっている。
しかし、久しぶりにレッスンを受けて、刺激を受ける。ただ、飛ばすばかりのスキーに少し変化が見られた。自分でも納得出来たのだ。一昨日のルスツと昨日のモイワ、コンディションも良くて滑っていても気持ちいい。ワクワク感があるのだ。何かスキーがより好きになった感じがする。ただ単に暇つぶしに滑っていたスキーが「もっと上手くなりたい」と思うようになってきた。もう一度レッスンを受けて「華麗な滑り」を目指したいと思うようになってきた。華麗な滑りというか「加齢な滑り」だろうけど。
外国人持っているロッジに顔を出した。何人か泊まっていて、何処から来たの?、と聞けば「アルゼンチナ」、アルゼンチンからも来ているのか。南アメリカの人とは初めて出会う。そこらに居た4人の外国人にニセコはどうだ、と聞けば皆さん親指をあげた。ニセコに住んでいることがホコリに思えた。
モイワの主、ニセコ雪崩研究所所長の新谷さんと出会う。紙コップの珈琲を飲みながらゲレンデを見ている。実に「絵」になる。3つ年上になるが「同じ年代、頑張ろうや」、と言われる。滑りも華麗だった。俺もこんな男になりたいけど。
2月21日朝。今日も滑りたくなった。