自然日誌 たかつき

自然についての問わず語りです。

財布がなくなった!

2019年04月05日 | がんこおやじ
今日は大変なことが起きてぐったり疲れました。
麻布大学いのちの博物館に行こうと八王子で横浜線の快速電車に乗りました。下車駅の矢部の手前の相模原で降りて各停電車を待ちました。都心の駅と違い、ホームの脇にススキが生えていたりするので、待ち時間に野草を見たりします。今はタチツボスミレが咲いています。その時、いつも財布を入れている右ポケットが妙に軽い気がしました。見るとあるべき財布がありません。
「ガーン」です。電車に座っていてポケットから出たとしか考えられませんが、でもそんなことってあるだろうかという思いもありました。
 慌てて駅で報告しました。電車は次の町田を過ぎて、長津田についてから調べるから少し待てということでした。財布には現金、カード類。免許証など大事なものが入っています。数分でしたが、長く感じられました。
かかってきた電話の内容は「駅員が見に行ったがなかった」というものでした。忘れ物係の電話番号を聞き、書類を書いて矢部で降りて博物館に行きました。それから忘れ物係に電話しましたが、しばらくして調べてからの返事は「報告はない」というものでした。
 やむなく、銀行や郵便局に電話してカード停止の手続きをしましたが、なかなか面倒でした。お金を下ろすのに面倒な手続きがあるのはわかりますが、停止するのに本人確認の、それも極めて面倒なことを聞かれたのは納得できないことでしたが、仕方がありません。
 予定していた仕事を済ませましたが、なんだか気もそぞろです。しばらくしてから「もしや」と思って、もう一度電話して見ました。そうしたら
「町田の駅に届いています」
ということでした。私が相模原の駅で聞いてもらった時とその30分くらい後で電話した時は、まだシステムにアップされていなかったようです。
 急いで町田駅に行くと、確かにありました。現金もです。届けた人は私の隣に座っていた人の可能性大です。その人は町田駅で降りるつもりだったらいいのですが、そうでないとすると財布を届けるためにわざわざ降りてくれたことになります。
 私はこのところ続けて報道される身勝手な、無思慮な、心ない出来事に悶々たる思いがあり、このコーナーで文句を言ってやろうと思っていましたが、気が変わりました。
「この日本、まだまだ捨てたものではない。嫌な事故や事件があるのはあるが、大多数の人は驚くほど善良で、こうして困った人のことを想像して、届けてくれたのだ」
と思えました。その人がこのブログを読む確率はほとんどゼロですが、心からお礼をお申し上げます。
コメント
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