自然日誌 たかつき

自然についての問わず語りです。

アファンの森 8

2022年04月30日 | アファンの森
アファンの森はほとんど雪がありませんでしたが、しかし昨日とけたかと思うような、枯葉が地面にペタッとくっついているような場所もありました。そういうところにハシリドコロが伸びて開花していました。

ハシリドコロ


ハシリドコロは相当早く伸びる植物のようです。有毒なためシカが食べません。奥多摩にもよくあります。

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標本整理

2022年04月29日 | 標本
コロナでしばらく休んでいたシカの標本整理を再開し、かなり進みました。今は宮城県金華山のシカのツノ付きオスをラックに収蔵しています。百数十が収まり、今度は岩手県五葉山のものに取り掛かりました(4月27日)。

ラックに収まったオスジカ頭骨標本

キャンパスの緑もだいぶ濃くなりました。

東大キャンパス 医学部

こちらは2週間前(4/13)

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アファンの森 7

2022年04月28日 | アファンの森
ニリンソウは株を作ってまとまって生えているのをよく見ました。

ニリンソウ群落

 葉が元気にモリモリと生えているせいか、相対的に花が少ないような印象を受けました。

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アファンの森 6

2022年04月27日 | アファンの森
スミレには少し早かったかもしれませんが、スミレサイシンがありました。これは多雪に多い傾向があり、東京では見たことがありません。アファンが日本海型気候との境界にあることがわかります。スミレサイシンは花の時期には葉が巻いています。タチツボスミレと似た花ですが、それよりはひとまわり大きく、紫色が濃い傾向があります。

スミレサイシン


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アファンの森 5

2022年04月26日 | アファンの森
ショウジョウバカマも東京では見ないので喜びました。

ショウジョウバカマとニリンソウ

やや湿った場所に多いようでした。これは沢沿いに咲いたもので、緑色の葉はニリンソウのもの、ショウジョウバカマの名前である袴のような葉は写真の下の方に赤っぽい細長いものがありますが、これがショウジョウ(猿)の袴みたいだという意味です。ハカマというより腰蓑ということですね。



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アファンの森 4

2022年04月25日 | アファンの森
アズマイチゲとともにキクザキイチゲも咲いていました。多くは白い花ですが、時々むさら黄色のものもありました。

キクザキチゲ



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アファンの森 3

2022年04月24日 | アファンの森
カタクリはピークを過ぎたようでした。


カタクリ

 中に一つだけ赤みの強い花がありました。

赤みの強いカタクリの花


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アファンの森 2

2022年04月23日 | アファンの森
エンレイソウも咲いていました。

エンレイソウ

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アファンの森 1

2022年04月22日 | アファンの森
4月25日にアファンの森に行きました。ちょうどサクラの時期で東京とは3週間くらい違うようです。

雪がとけたばかりで、アズマイチゲが咲いていました。

アズマイチゲ

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春の花 7

2022年04月21日 | 植物 plants
3月下旬の花を紹介してきました。多くの人がそうだと思いますが、今年の春はいつもと違う思いがありました。私は72歳ですが、そのことも関係しているように思います。
 アフガン戦争やイラク戦争、そしてクリミア半島のことだって私たちの生きている時代に起きたことではありますが、どこか遠い世界のことでした。何がどう違うかうまく整理できません。そこには無知、無関心でないとは言えない自分がいます。特にクリミアとウクライナは同質のようです。しかしクリミアのことは、いわば事後報告のように報じられ、ロシアが不法に占拠したとは聞いたが、一挙に勝負がついたという印象であまり悲惨さを知りませんでした。
 今回のウクライナは国境近くにロシア軍が以上に多く集まっているという時点から報じられ、あれよあれよという間に侵略が始まりました。これは一体どうなるのだろうかとハラハラしながら見ていると、男性は戦うという法律があって市民が戦うというのを聞いて驚きました。そして市民が犠牲になり、病院まで爆破されるという恐ろしいことが連日報じられました。
 人道回路ができたということで市民が行けばそこが攻撃されるとか、市民が死んだことを認めざるを得なくなると、それはウクライナ軍が殺したとか、思いもしない嘘を公然とつきます。軍人は命令に従うものだとしても、人としてしてはいけないことがあります。その人としてしてはいけないことの、私たちの想像を遥かに超える、してはいけないことが次々になされました。拉致してシベリア送りとか、人身売買とかなんのことだかよくわからないことが、今現実のこととして起きている報じられ、胸塞がる思いです。

 春が来て木々が芽吹き、野草が花を咲かせるのを見て胸におとのうのは、この平和も保証はどこにもないということ、来年ものどかな春を迎えられるだろうかという思いです。ウクライナは春が遅いようですが、しかし季節は確実にめぐります。しかしこの春は去年の春とはまるで変わり果てたものになったはずです。何も悪いことをしない普通の市民が、子供や年寄りが侵入者に殺されるとはどういうことか。長い時間をかけて築かれた教会などの文化的な建造物がミサイルで破壊されるとはどういうことか。そしてそのような非人道的な行為が押し留めることができない社会とは何か。

 心が乱れる毎日です。その心とは裏腹に何事もなかったように花を咲かせる野草に、余計に心がただならぬような気もします。
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