自然日誌 たかつき

自然についての問わず語りです。

玉川上水に博物館を 2

2021年06月28日 | イベント
私の話の前に幾つかの発表があったので、その一部を紹介します。


まず「ひとえん会」の田中まほみさんがこの会を振り返る話をされました。3年前から鷹の台の将来を考える活動を始め、粘り強く勉強をし、議論を深めて着実な成果を蓄積しておられて驚きました。

 その後に相馬一郎さんがこの公園予定地を含め、鷹の台を活性化する話をされました。非常に興味深いと思ったのは、複数の場所を有機的に捉えて、そのトータルとして何が生み出せるかという総合的な発想と、それが実体験に基づいた手応えのある話だったということです。私はそういうことは経験がないので、新鮮でしたが、相馬さんによれば、全体を考えれば、その中に全く黒字にならないものがあっても構わない、それが人を集めるとか、広報的な価値があって他のものにプラスの刺激があると見込めば、それは存在価値があり、博物館はそういうものになりうるということでした。

 こういう人たちがリーダーであるなら、私の夢物語も夢におわらないのではないかと胸膨らむ思いでした。

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玉川上水に博物館を

2021年06月27日 | イベント
今日は小平の鷹の台で講演をしました。鷹の台駅前のもと野球グランドを公園にする動きがあり、私はそこに博物館を作ることの利点を取り上げました。

玉川上水全体のちょうど真ん中
玉川上水がすぐ近くにある
玉川上水の自然の中でも一番良いものがある
玉川上水の自然について我々が情報を蓄積している
大学が3つもある

などの条件を備えていて、これだけ条件を備えたところは他にないことを強調しました。


もう一つ話したのは、「博物館」という言葉が「埃を被った標本が並んでいる場所」というイメージが強いが、実はそうではないということです。そのことを理解してもらうために、麻布大学いのちの博物館を作った時の体験談を話し、展示にはメッセージが必要なこと、展示物と同様、ソフトが大事なこと、イベントを盛んに行うことを強調しました。そして麻布大学いのちの博物館では地域とのつながりができたことを話しました。



 こうしたことから、もし鷹の台に博物館ができたら、地の利を生かして魅力的なものができ、それによって大学生が自然を勉強し、子供が地元の自然を学び、また高齢者も昔の玉川上水や小平の生活を話すなど、良いつながりができるはずだという話をしました。


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5月の散歩会

2021年06月25日 | イベント
5月16日に観察会ならぬ散歩会をしました。


イネ科が咲き始めたので、イネ科の説明をしました。

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ネズミを追うフクロウ 6

2021年06月24日 | 標本
「フクロウ」ではなく、「ネズミを追うフクロウ」を作るのだから、ネズミも作らないといけません。
 まず、大きさを考えて、大まかな形を作り、今後足になるところを伸ばしたりします。
「ネズミ」になる粘土

ピンセットを使って耳を立て、足を細くしました。尻尾の部分に穴を開けて、麻紐をボンドをつけてねじり、ある程度乾いてからつけました。


それから彩色しました。小さいので細工がしにくいです。



こうしてフクロウとネズミができたので、最初の「ネズミを追うフクロウ」に戻ってもらいましょう。
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ネズミを追うフクロウ 5

2021年06月23日 | 標本
フクロウの彩色が終わりました。いろいろな角度から見てみます。


左側面

右側面



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ネズミを追うフクロウ 4

2021年06月22日 | 標本
途中経過を少し飛ばしすぎたかもしれません。水彩色鉛筆で色をつけ始めました。白地に模様があるのは鉛筆で描きましたが、翼の基部のように面的に茶色い部分などはパレットに色鉛筆で色を出してから筆で塗りました。面白かったのは翼の先端部の長い羽毛がある部分で、これは丁寧に描きました。色鉛筆で塗った後、筆でなぞりました。この段階では尾などは塗っていません。
 メモたてのガラス台に、針金の先を平らにして曲げたものを入れて固定し、フクロウが浮かんだ状態にしました。





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ネズミを追うフクロウ 3

2021年06月21日 | 標本
翼を整え、羽のギザギザをカットしました。これはこの後も微調整していきます。それから目に手芸屋さんで手に入れたプラスチックの目玉をつけたら、急に生き生きしました。




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ネズミを追うフクロウ 2

2021年06月20日 | 標本
このフクロウは小さく長さ10cmほどです。フクロウが飛ぶところを写真を見ながらイメージを膨らませ、まず針金で胴体と翼の軸を作り、粘土をつけました。


基礎にする針金

翼は後で調整するので大きめ(長め)にしておきます。大きいのを小さくするのは簡単ですが、その逆はむずかしいからです。


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ネズミを追うフクロウ 1

2021年06月19日 | 標本
粘土でフクロウを作った話をしましたが(こちら)、その勢いで「ネズミを追うフクロウ」を作りました。


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見劣り

2021年06月15日 | がんこおやじ

G7がおこなわれた。かつて、三木首相とか宮澤首相の頃、「見劣り」がするという印象が否めなかった。まあ外見のことは人種的特徴だし、あの世代は栄養摂取が十分でないからなおさらだったと自分を納得させるような気持ちがあった。だが、宮沢氏などは英語はうまかったし、英語でウイットの効いた冗談を言うなど知性を感じさせるところがあったから、会話に内容はあったのではないかと察する。
 「見劣り」からも日本の首脳がG7にいるのが違和感があるが、極東の日本が「西側」と言うのは明らかにおかしい。アメリカ寄りの従順でよく働く国民がいる国だから仲間にしてやろうと言うことだったのか。そのことを戦後の経済復興に邁進した国民は歓迎し、「やっと日本も一流の国になった」と鼻高々だったと思われ、1964年のオリンピックの時は国中にそう言う喜びが満ちていた記憶がある。
 しかし、今、落ち着いて考えてみると、日本がG7の一員であるのは本当にいいことなのだろうかと思う。コロナ以降、私たちはこの国が実は先進国でもなければ、まともな機能を果たすことができず、民主的なものの決め方もできない、そして科学的思考のできないリーダーに決定を任せざるを得ない相当にお粗末な国であることを知ってしまった。GDPなどと言うのはただの一つの指標に過ぎない。むしろいろいろある指標のうち、日本の評価にとって都合のいいものを探して「これこそ豊かさの指標だ」と飛びついたのだろう。BS放送で各国の裏通りなどを紹介する番組などを見ていると、GDPが低い東欧の国の人が実に豊かで、充実した生活をしているのがわかる。それをみるにつけ、GDPというのが信用できないと思っている。
 そういうごまかしをし、背伸びをして「うちは欧米の豊かな国の仲間にしてもらっている。これは東アジアの他の国にはないことだ」などという必要はない。身の丈の実力、実質的な姿を直視した方がいい。
 そして思うのは今の我が国のリーダーである。見かけの見劣りは語るまい。英仏などの首相と対談をしたと伝えられるが、映像はない。恐ろしくて見れない気がする。まさかそこでも紙切れを読んでいるのではないかと・・・・。

「見劣り」以外の言葉が見当たらない。
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