自然日誌 たかつき

自然についての問わず語りです。

10月を振り返る

2022年10月31日 | ごあいさつ Greetings
10月は3日に玉川上水の小平に作られた狂作について現地視察回を実施しました。(こちら)。15, 16日には桐生で群落調査の講義と実習をしました(こちら)。19、20日にはアファンの森で群落調査とタヌキの糞回収に行きました。22, 23日と29, 30日は玉川上水でナラ枯れ調査をしました(こちら)。
 日常的には時々東大の博物館に行ってシカの頭骨標本を自宅に送り、ラベルつけと計測をしています。またアファンの森と浦和商業のタヌキの糞分析(こちら)をしながら、論文執筆をしています。

 アサココに連載している「玉川上水の野草たち」は順調に公表されました。
 執筆関係では岩波ジュニア新書の企画が決まりました。タイトルは未定ですが、都市生活をするようになった若者へ自然とどう折り合いをつけるかを考えてもらうものにする予定です。

 論文関係では。インドネシアのヒヨケザルの食性論文がフランスのMammal Research誌に受理されました。
Seasonal changes in dietary compositions of the Malayan flying lemur (Galeopterus variegatus) with reference to food availability
 モンゴルのモゴドという場所に設置した柵により、群落がどう変化したかという調査をした論文が「人と自然」に受理されました。Responses of plants protected by grazing-proof fences based on the growth form in north-central Mongolia.
 小平霊園で調べた「生け垣を利用した種子散布の把握 – 東京都小平霊園での観察例 −」がBinosに受理されました。

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9月の乙女高原 6

2022年10月30日 | 調査



マツムシソウ

マルバダケブキ

ミスミソウ



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9月の乙女高原 5

2022年10月29日 | 調査
乙女高原の花です。

ハナイカリ

ハバヤマボクチ

ハンゴンソウ


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9月の乙女高原 4

2022年10月28日 | 調査
乙女高原の花です。

シラヤマギク


タチフウロ


タチフウロ

タムラソウ

ツリガネニンジン

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9月の乙女高原 3

2022年10月27日 | 調査
乙女高原の花です。

カワラナデシコ


ギンリョウソウモドキ

コウゾリナ

ゴマナ



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9月の乙女高原 2

2022年10月26日 | 調査
さまざまな花が咲いていました。

アキノキリンソウ

イタドリ

オミナエシ
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9月の乙女高原 1

2022年10月25日 | 調査
乙女高原では毎年9月に群落調査をしています。これは2015年から行っているもので、その年に柵ができたので、その後の変化を追跡しようというものです。
 こういう調査はランダムにプロットをとって比較しますが、それだと大まかな違いは出ますが、その違いは場所の取り方によるのかもしれません。田んぼや畑なら、一定の環境に同じように植物があるのでそれでもいいのですが、自然界では場所ごとの違いがあります。もしある年にススキが多いところで調べ、その後、ワレモコウが多いところで調べると、その「違い」は時間による変化なのか場所の違いなのかわかりません。そういうことがないように、10箇所を選んで、その場所にポールを立てて、その後同じ場所で調査するようにしました。これによって群落が違えば場所の違いではなく、時間に伴う変化だということがわかります。
 こういう調査も今年で7年目になりました。そのポールまで移動して、枠を置いて種ごとに被度と高さを記録しました。

移動する

群落調査

 芽生えなどもあるので中には名前がわからないものもあります。植物に詳しい人が、周りを探すとそれと同じでもっと大きいのが見つかり、わかるものもかなりありました。


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桐生 3

2022年10月24日 | 標本
毎日少しずつ除肉をし、1週間足らずで骨だけになりました。すぐにわかったのですが、頭を人に踏まれたのか、頭骨が割れていました。



改めて思いましたが、ヘビというのは不思議ないきものです。この細長い中に内臓の全てを詰め込むのは相当困難なことのはずです。もう少し大きめのヘビの死体が手に入ったら、それも見てみたいものです。ヒバカリは小さすぎました。


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桐生 2

2022年10月23日 | 標本
調査に行く時、建物の外の舗装の上に小さなヘビが死んでいるのを見つけた人がいました。
「もらっていいですか」
と聞いたら、どうぞ、どうぞということだったので持ち帰りました。ヒバカリというヘビのようで、長さは20cmあまりで、大きいミミズのようでした。

ヒバカリ

 丁寧に皮を剥いで、ポリデントにつけました。



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桐生 1

2022年10月22日 | イベント
10月の15, 16日に桐生に行きました。市の観察の森というところに読んでもらい、実習の指導をしました。実はここでもシカが増えて植生が強い影響を受けるようになったということで、その調査の実際を講義し、実習をしました。

講義


 植物の名前はわかる人が多く、そのみなさんに群落の調査法を教えました。植物が覆う割合を「被度」といい、慣れればわかるようになりますが、ビギナー用に10cm間隔の紐を張った枠を作って評価がしやすくしました。
 左に見えるのが柵で、内外の違いがはっきり分かります。



 こちらは柵の中で、ススキが伸びています。みなさん熱心に調査をしていました。

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