自然日誌 たかつき

自然についての問わず語りです。

絵を描くよ

2018年07月30日 | 家族
お休みにすると書きましたが、追伸的に。

私たちは7人もの孫に恵まれていますが、一番上は中2、一番下はこの子で1歳半です。
おっとりしていて不機嫌だったのを見たことがありません。いつでもお兄ちゃん、お姉ちゃんがいるから、賑やかなのが好きみたいです。この日は何やら喋りながら絵を描いていました。お姉ちゃんがするのを見ているせいか、鉛筆の持ち方がなんとなくサマになっています。


絵を描くこうたくん


 「ママ」とか「バアチャン」、それに「ジュース」(水たまりなども含め液体は全てジュースらしい)、「ガックン」(乗り物のこと)など単語を言い、なんだかそれらしい調子で喋っていますが、意味はないみたいです。言葉での表現はまだまだではありますが、周りの会話の内容はよくわかっているみたいです。特におやつなどの話をしていると、遠くで遊んでいてもピタッとやめてこちらにきて何があるか確認します。
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夏の雲

2018年07月30日 | 自然 nature
7月19日の夕方、家に帰るときい夕日の当たる雲を見ました。パッと見て何か動物に見えたのですが、見ているうちにウサギに見えました。




全体を見て、下の方の飛び出しを下顎と見ることもできて、それだと大きな肉食獣ですが、私がどうウサギに見たかを線でなぞってみました。



思えば、こういうことは現役時代には余裕がなくてしなかったなあ、と思います。

明日から8月11日までモンゴルに調査に行くので、ブログはお休みします。
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仙台のタヌキ

2018年07月29日 | 研究など research
「3.11」後の仙台の海岸にタヌキが戻ってきました。東北大学時代の仲間が海岸生態系の復活を調べる中で、タヌキの糞を発見し、私が分析を引き受けることになりました。その成果を「保全生態学研究」という学術雑誌に書きました。津波に破壊された砂浜にタヌキが戻ってきたということは、それを支える自然が戻ってきたということで、私にとっては感動的なことでした。最近、この話題を地元の新聞が取り上げてくれました。


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作品

2018年07月28日 | 博物館

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子どもたちの表情

2018年07月28日 | 博物館

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夏休み子ども教室

2018年07月28日 | 博物館
7月24-26日、麻布大学いのちの博物館で小学生を対象とした夏休み子ども教室をしました。子供達の真剣な眼差し、ユニークなスケッチ作品を見れば、あれこれの評価は無用であることがわかります。

スケッチする子供達

(写真の公開は了解を得ています)もっとみる

子供ならではの作品ができました。

もっと見る

 小学生に解説をしていると、自分の言葉が子供の心に入って行くようで、まさに「語れば応える」が実感できます。スケッチの仕方や動物の見方をアドバイスすると、驚くほどの効果がみられます。自分は大学の先生より、小学校の先生の方が向いていたかな、と思うくらいです。



 アオダイショウの骨の説明をする時、南米でアナコンダにおばあさんが食べられた話をしました。その時はホワイトボードにヘビの頭を描いて大きく開けた口に丸い人の頭だけを描いておきました。その後、感想文を書いてもらっているときに、人の顔に目や口を描き、体も描き加えて、男の子にしました。そうしたら子どもたちが目ざとく見つけて、笑顔が見られました。それを見て一人の子が「さっき、おばあさんって言ったのに」と言いました。そこで男の子の頭の上に丸い髪の塊りを描き、口の脇にほうれい線を引きました。それから半ズボンをスカートにしました。子どもたちは大喜びでした。
 落書きが得意なのもこういうときは役に立つものです。


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那須11 もう一つの「出会い」

2018年07月28日 | 自然 nature
 もう一つ思いがけない「出会い」がありました。展示場を見ていたら安野光雅の「皇后美智子さまのうた」という本が目にとまりました。存在は知っていましたが、目にしたのは初めてでした。あとで手に入れて美智子様の歌の一つ一つのすばらしさに感動しました。そのことは改めて書くことがあると思いますが、その本の中には陛下の御歌もあり、そのうちの一つは私の胸にどしんと飛び込んできました。

 御製

  生きものの織りなして生くる様見つつ 皇居に住みて十五年経ぬ

 私はごく自然に陛下・皇后陛下のお人柄に敬愛の気持ちを持ちますが、陛下については皇居のタヌキの糞分析の御論文を読んで、深い感動を覚えました(こちら)。その感動には、しかし、糞分析という特殊なことをする者としての共感という要素が大きな部分を占めています。
 私が生態学者として半世紀を生きてきて到達したのは、生き物がつながって生きているのだという実感です。言葉で言ってしまえばありきたりのことですが、それには私が高校生の頃に生態学を学びたいと決心して東北大学に進み、そこで動物に興味がありながら、事情があって植物生態学研究室に入って植物学者としてスタートし、廻り廻って動物の研究をするようになったというヒストリーがあることが重要だと思っています。そうでなければ生き物がつながって生きているということの実感は浅いものにとどまっていたと思います。さればこそ、タヌキの糞分析も、ただタヌキの生き方の一側面を解明したというに止まらず、タヌキがその生息地の中で食物を選び、その結果、種子散布をしているとか、糞虫を生かせているという生き物のつながりの意味を把握できたと思っています。

 御製にある「織りなして生くる」とはまさにそのことであろうと思います。ハゼの分類学という厳密な学問を通じて、生物の形態の意味を捉え、そうした経験と慧眼によって皇居の動植物を眺め、それらがつながりを織りなしていることを15年という時間をかけて実感されたのだと思います。
 そういう意味でこの御歌は私の座右に置いて日々眺めたいと思いました。

 こういう思いがけない出会いに不思議さとありがたさを感じました。
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那須10 思いがけない出会い

2018年07月27日 | 自然 nature
ウォーキングに出かける前にビジターセンターで説明を読んでいて「やはり」と思いました。「平成の森」という名前から、これは天皇陛下を記念したものではないかと思ったのですが、解説文にまさにそうであると書いてありました。陛下が御用地の一部を一般の人に開放したいと希望されていること、現在のこの森の状態を記録することが大切だと語られたということでした。そして森を歩きながら、自分の知識や技術が役に立てないかなと思いました。
 それで、ウォーキングが終わってから自己紹介をして名刺を出そうとしたら、「え、高槻先生!」という人がありました。麻布大学の卒業生で、最近麻布大学いのちの博物館の企画展示で共同作業をした村山先生のところを出たということでした。そうしたら、同時にももうひとりが「あれっ、高槻先生!実は私は修士論文を先生に見てもらい、発表の時、厳しい意見をもらったんですよ」といって寄ってきました。
 私は修士研究発表会で厳しいことを言うことで知られていましたので、そういうこともあったろうと思いました。麻布大学の卒業生が2人もいるとは思ってもおらず、不思議な出会いに、拾い物をしたような気持ちになりました。


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那須9 休憩コーナー

2018年07月26日 | 博物館


私が印象付けられたのは、展示室の一角にソファーがあり、粗く板を渡したようなテーブルがあり、シカの角が置いてある休憩コーナーがあったことです。外が緑であるということもありますが、のんびりしたくつろげる空間で、こういうところでゆったりとするのは贅沢な時間だと思いました。
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那須8 ビジターセンター

2018年07月25日 | 自然 nature
ウォーキングが終わってビジターセンターに戻りました。なかなか立派な施設でした。広いベランダがなかなかいい感じでした。



博物館で働いているものとしては展示に注目しました。クマなどの頭骨が立派なケースに入っていました。





骨の見方のポイントや、その動物の解説があり、初心者が関心を持てる工夫がしてありました。



また本の形の工作物があり、ページの中から木の芽生えが飛び出している、おもしろい表現もありました。
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