野々池周辺散策

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稀勢の里 大関昇進確定

2011-11-29 06:36:15 | スポーツ
 「稀勢の里」

九州場所で、稀勢の里が大関に推挙されることがほぼ決定した。
ここ最近の稀勢の里の相撲内容、特に九州場所での相撲は非常に熱が籠ったものだっただけに、推挙されるとの報道は嬉しい限り。

大関推挙の数字的条件は33勝だそうだが、昇進条件を数字に拘ることに疑問をもっていた。
本来、推挙の基準は大関に足り得る実力を備えているかであり、数字はあくまで参考だろうと思っていたので素直に評価したい。
そして、稀勢の里の強さと土俵態度を評価し全員一致して大関に推挙したいとした、審判部の決断には大いに感激した。
色々イチャモンを付けたがるマスコミも、稀勢の里の大関推挙に対しては何等文句をつけようがなく、むしろ高く評価するコメントが多くあった。

大関誕生は秋場所後に昇進した琴奨菊に続き2場所連続で、来年の初場所は22年夏場所以来の5大関となる。
大関同士の競争がより激しくなることは良いことだ。

報道によると、
「昇進問題を預かる審判部では5場所連続の関脇で、そのうち4場所で二桁勝ち星を挙げるなど安定感を評価する声があった。
 審判部は千秋楽の取組を待たず、この日、満場一致で理事会の招集を要請した。
 貴乃花審判部長(元横綱)は「けれん味のない相撲で内容が良い。場所前で師匠が亡くなる不遇にもかかわらず活躍した。
 精神的な部分もさることながら実力がある」と述べたとある。

また、ある報道では、
「審判部だけでなく、理事長までが「土俵態度や将来性などを高く評価。 そのクリーンさが大きかった」
「審判部の藤島親方は「われわれは玄人。彼の内容がどれだけいいかは分かっている。ただの白黒でなく、胸に伝わってくるものがある」と断言した」

そして、
「琴奨菊に敗れた稀勢の里は歯を食いしばって悔し涙をこらえようとしていた。報道陣からの質問に答えられず、そして左目から一筋の涙。
 真正面から勝負に挑む思い。
 これが、稀勢の里という男だ」


物怖じしない気の強さと、鋭い眼光、強い力士との睨みあいが高揚すると赤みを帯びる容貌等、相撲ファンとっては堪らない魅力がある。
九州場所で、大関になった琴奨菊の前半の強さには目を見張るものがあったが、稀勢の里は琴奨菊以上の強さを発揮すると断言できる。
そして、次は横綱をめざせ。


稀勢の里は本当の相撲取りたる風格を生まれながらにして備えている希有な人材だと思う。

以前のブログに、魁皇引退時に際して、「気は優しくて力持ち、真面目で努力家、潔い」-金太郎のような「お相撲さん」と評価したが、
稀勢の里は、魁皇以上に強烈な印象を相撲ファンに印象づけるに違いない。

大相撲、ますます観戦する楽しみが増えた。

  


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