野々池周辺散策

野々池貯水池周辺をウォーキングしながら気がついた事や思い出した事柄をメモします。

そう簡単な事ではないが・・・

2014-11-17 06:17:05 | 航空機
昨日のYOMIURI ONLINE記事に、中国の国産戦闘機「J10」が飛行中墜落した模様だとあった。
「新華社通信によると、15日午後、中国四川省成都市郊外で試験飛行中に墜落した。
 目撃者が中国版ツイッター・微博に書き込んだ情報などを総合すると、航空機は、
 現場近くの軍用空港を拠点に試験飛行を行っていた中国の国産戦闘機「J(殲)10」の可能性がある。
 パイロットは脱出したが、墜落により、複数の負傷者も出ている模様だ」
同じく、機種名の記載はないが、産経ネットやNHKネット記事にも同様の中国戦闘機の事故を報道しているので、たぶんそうなんだろう。
    「Aircraft crashes in southwest China
時代の先端戦闘機は既にステルス性能をもつ第5世代へと移行しつつあるものの、いまだ中国でもJ10が主力なので、
航空戦力の主力を占める戦闘機の事故など中国では丸秘中の丸秘だと思うが、何故事故情報が流出したんだろう。
ところで、中国では、次世代のステルス戦闘機としてJ20そして「殲31」を開発中で、
この第5世代戦闘機の開発分野では、日本より数年進んでいるという説もある。

一方、日本の航空防衛上の懸案事項だった、次期戦闘機はステルス性能をもつF35に決定されたものの未だ配備されずにいる。
ステルス性能を持った戦闘機が抜群の空中戦闘能力を有することは既に実証試験されており、
米国がアラスカで行った模擬空中戦で、世界最強のステルス戦闘機F22の1機で米国空軍の主力戦闘機F15等の戦闘機144機を撃墜し、
F22は一機も撃ち落されなかったという。また、空自のF15とF4は07年、沖縄県周辺で行われた米空軍の最新鋭ステルス機F22との戦闘訓練で、
相手を発見する前に攻撃され完敗し、空自幹部は「大人と赤ん坊ほどの違いだった」と評価した。

そんな中、日本独自のステルス性能を有する「心神」が三菱重工を中心に開発が進められており、来年2015年1月に初飛行の予定だとあった。
          「心神」
日中もし戦わばの想定での議論の中に、国家の存亡を賭けた戦いになれば核戦力を持たない日本はあっという間に負けるが、
尖閣諸島の沖合だけで展開される局地戦なら日本が勝つ可能性があるとあった。その局地戦を局地のみに終了させるには、
敵より優れた戦力を持つしか方法はないとある。敵に勝るに足る戦力は戦争回避のためにも絶対に必要だと言う事だろう。
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次期戦闘機 ー F35

2011-12-24 06:37:30 | 航空機
「F35戦闘機」





朝日新聞デジタル-20日
 「野田内閣は20日午前、安全保障会議(議長・野田佳彦首相)を開き、
  航空自衛隊が導入する次期戦闘機(FX)を米企業系の「F35」に決定し、閣議了解した。 
  安保会議ではF35を来年度以降、計42機購入することを決定。
  来年度分4機は1機あたり99億円で、防衛省は来年度予算案に盛り込む方針。向こう20年間の購入・維持費は総額1.6兆円とみている。
  防衛省は米ロッキード・マーチン社が製造主体の「F35」、米ボーイング社の「FA18」、
  英BAEシステムズ社などによる「ユーロファイター」の3機種を候補とし、
  各機種を点数評価した結果、性能をはじめ3要素でF35が最高点だった」


日本の航空防衛上の懸案事項だった、次期戦闘機はF35と決定された。
世界の戦闘機の中で最も戦闘能力が優れた航空機が日本の空を防衛することが決定され、一安心。

F35戦闘機の顕著な特徴はステルス性にあると言われている。

ステルス性能を持った戦闘機が抜群の空中戦闘能力を有することは既に実証試験されている。
米国がアラスカで行った模擬空中戦で、世界最強のステルス戦闘機F22の1機で米国空軍の主力戦闘機F15等の戦闘機144機を撃墜し、
F22は一機も撃ち落されなかったという。
また、空自のF15とF4は07年、沖縄県周辺で行われた米空軍の最新鋭ステルス機F22との戦闘訓練で、相手を発見する前に攻撃され完敗し、
空自幹部は「大人と赤ん坊ほどの違いだった」と評価した。

レーダーにほとんど捉えられないステルス機F35は第5世代の戦闘機で、非ステルス機に比べ空中戦で圧倒的優位を示すことができる戦闘機だ。
F22に比べ、F35は最高速が劣っている欠点があるが、実際の戦闘において最も必要な電子機器の能力はむしろ高いとされ、
イージス艦、航空機、人工衛星等をコンピュータネットワークで結び、空軍&海軍の軍事システムを有効に運用できる最新装置を備える。

現代における空中戦は、戦闘機同士の空中での格闘能力より、レーダーで敵機を発見しミサイルを発射して後はミサイル任せというのが、
空中戦の基本と言われる。
米国からの購入費用が高いとの意見もあるが、相手に勝てない兵器はただのガラクタでしかなく、
特に空海軍におけるハードウェアとしての兵器の差は決定的で、戦術や精神力で兵器の性能を補うことは困難とされる。

一方、中国とロシアが夫々ステルス性能を備えた第5世代戦闘機「殲20」「T50」の開発を急いでおり、これらの戦闘機がF22と同等の戦闘能力を持つと、
空中戦ではF35は劣勢に転ずる可能性があるとされる。
しかし、戦艦大和が戦艦同士の戦いでは最強だったのと同じで、F22は戦闘機同士の空中での戦いでは最強であっても、
そんな事態は太平洋戦争で日本海海戦が再現されなかったのと同様、現代の空中での電子戦ではあり得ないとの意見もある。

一時期、世界最高の空戦能力をもったF22を導入すべしとの意見もあったが、
他の周辺諸国にはせいぜい無意味な軍拡競争を招くだけの危険性がある事を考えると、
アメリカがF22の生産中止を決めたのも、新しい時代の軍事戦略には無用の長物と考えたからだろうし、
もう戦艦大和のような代物はいらないという事だろう。


防衛は国家の究極の義務とも言えるもので、日本がF35を配備することで、F15やF2で訓練を十分積んだ空自パイロットが操縦すれば、
どんな飛行機も日本の領空を侵犯することはできない。
中国やロシアの戦闘機が日本領空を制圧することはできないし、日本が一定の軍備を持つことは地域の平和のためにはむしろ役に立つのは確かである。
これで、北東アジアのパワーバランスは当面確保出来る。


昔、岐阜にある実験航空隊の飛行場で、
F104や当時世界最強でベトナム戦争にも投入されたF4Eがタッチ&ゴーを繰返しテストしている光景を何度も見た。
F4EJが離陸後アフターバーナーを点火し空中を突き進んで飛んでいく様は、ドォウーン言うすごい音とともに腹にまともに響いてきた。
実際の戦闘機をまじかに見ると、この戦闘機が日本の空を防衛し、他国の侵犯を防いでいるという実感を肌で感じ取ること出来る。
ちょうど、海外で日章旗をみて安心できる心情に良く似ており、とにかく誇りに思えてくる。

新聞には日本の戦闘機のスクランブル発進回数が公表されており、その回数も無視できぬ程多い。
現実の世界は、強い国のみが強い発言力を持ち、且つ自国を防衛できる世界なんだと思わざるを得ない。
とかく外交ヘタの日本と言われているが、世界有数の軍備機能があるからこそ諸外国も日本を無視できず、無言の交渉力となっていると思う。


国内では、憲法9条の解釈で色々議論される中で、基本的な防衛システムで日本が防御されている環境があるからこそ、
世界中の国と対等に交渉が可能となり、そしてビジネス展開が保障される。
そして、この防衛システムの中でこそ、両極端な自由の発言も許容されていると思う。
F4、F15、F2に引続きF35が旧型のF4に代替してこれからの日本の空と日本を守る。

一方、F35導入によって日本の航空機産業はますます衰退の道を歩む可能性がある。
富士重工業や東芝の兵器産業が受注問題で防衛省と裁判しているような現状では、防衛産業は収益の非常に低い事業となっていく。
ボーイング等の下請けしか仕事がない実情からすると、日産がサッサと防衛産業から撤退したのは正解だったかもしれない。

でもしかし、本場米国ボーイング社やロッキードマーチン社の収益性は非常に高いものなんだが。


「参考」  
 防衛省技術研究本部先進技術推進センターHPよりの公表資料。
「先進技術実証機」その1
「先進技術実証機」その2
 
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戦闘ヘリ ロッキード AH56 シャイアン

2011-05-17 07:32:48 | 航空機
戦闘ヘリ ロッキード AH56 シャイアン

後にも先にも、これ以上格好良いヘリは存在し得ないと思われる程である。

確か、ロッキード社の社外広報紙の表紙を飾っていたと思うが、空中にホバリングしているAH56を油絵で描いてあったと記憶している。
国内にはベル47式ヘリが多用されていた時代に、すでに攻撃専用ヘリが計画され、飛行テストされていたことに驚嘆した。
非常にインパクトの強い、忘れられないヘリコプターであるので、取り上げた。

ベトナム戦争中、地上での戦闘には軽武装したUH-1軍用輸送ヘリコプターが大量に導入された。
しかし、一方で、対空砲火による輸送ヘリの損失の多さ、武装が貧弱すぎることが問題となったため、
本格的な地上攻撃ヘリが計画され、1965年、ロッキード社の案がAH56シャイアンとして採用された。

しかし初飛行の遅れ、単発の3,435馬力T64ターボシャフトエンジンによるエンジン故障時の不安定性、
後部の推進式プロペラによる整備上の問題、機体の大型化などから、ベル社の「209」が攻撃ヘリとして暫定採用され、
ベトナム戦争末期,最激化の時期の1969年には「209」はAH1 コブラとして制式採用されることとなった。

無間接リジットハブ、引込脚、回転砲塔に連動した回転ガナー席、推進用プロペラに補助翼つきの固定翼、
つまりはこの機体は純ヘリコプターではなく、コンパウンド・ヘリ(複合機)なのである。

無間接ローターだから運動性能は素晴らしく良く、固定翼の曲技機などよりも余剰出力があったから、かなり大胆な機動が出来たものと思われる。
水平飛行時の最大速度は407km/h、巡航388km/h、これは回転翼機としては(現在においても)革新的な高速性能であった。
後のAH64アパッチやRAH66コマンチ引き継がれる、戦闘ヘリの標準ともいえるような構造をしていた。

もう、45年前の事である。

二冊の本がある。
一冊は「航空発動機(冨塚清 編 昭和18年)」、もう一つは「レーシングエンジンの過去・現在・未来(中村良夫著 昭和56年)」であるが、
何れの著者も大東亜戦争時の航空発動機研究者であり、冨塚清教授は戦時中、日本国の浮沈をかけた戦闘機を含む航空発動機研究のその中枢にいた。
共に、戦争あるいはレースという言葉は違えども、「競争相手がいて、競争相手との戦いに勝つ事に意義がある」とする共通理念があった。
前著では、「「高い性能」は勝利のひとつであるが、「新規性を採用する要点は、一時には一つに限れ」」とし、
後著には「何かキラリと光るものは絶対必要だが、同時に実質的(practical)であり最も堅実なものであること」とした記述がある。
とかく、設計者は沢山の新機構を採用したがる遇を戒めたものであるが、このAH56シャイアンは、その遇を犯したことによる失敗機であったと思う。
(回転翼機は固定翼機と異なり複雑な機構を有する)




HELICOPTERS AND OTHER ROTORCRAFT SINCE 1907
(Kenneth Munson著 1968)
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戦闘ヘリ AH64 アパッチロングボウ

2011-05-11 07:32:58 | 航空機
野々池周辺をウォーキングしていると、現役時代には気が付かなかったが、ヘリコプターが良く飛んでいる。
商用だから、ヘリが有効に運用されているのだろう。
また、東日本大震災において、自衛隊ヘリや米軍ヘリによる救援物資の補給態勢には心打たれるものがあった。

ところで、最近気になる報道があった。

中国軍が、電波妨害装置やホログラフィ・ヘッドアップ・ディスプレイなどを装備した、米国のアパッチヘリに似た性能を持つ次世代攻撃用ヘリコプター「WZ10(武直10)」を独自の技術で開発し、実戦配備したことが明らかになったそうだ。 「WZ10は、ステルス戦闘機“殲20”と並び、中国の航空兵器開発史において里程標の役割を果たすだろう」と伝えられている。
アパッチヘリと同レベルの偵察・監視装備や 電波妨害装置など、最新の装備を搭載しているらしく、WZ10の機体がアパッチヘリよりはやや小さいものの、搭載兵器と性能はほぼ同等だと評価されているそうだ。また配備地域は、インド・ベトナムと国境を接する中国西南部一帯と予想されており、海外への販売を念頭に置いたものとみられると報道されている。
 朝鮮日報/朝鮮日報日本語版 2011/04/15
 http://www.chosunonline.com/news/20110415000046

少しの期間(1970年前後)ではあったが、へリの業務に従事していたことがある。
ベトナム戦争末期頃であるが、この時期、米軍のベル社UH-1がベトナムに多く投入されていた。
映画「地獄の黙示録」での、暗闇のジャングルの中から突然フワーと立ち上がり此方側に飛来している数機のUH-1ヘリを恐怖を持ってみた。
局地戦での戦闘ヘリには凄まじい能力がある。
戦闘ヘリは、その後ベル社AH-1が開発投入され、現在の最強ヘリAH64へと続く。
特に、テイクオフし機首を前にやや落としながらホバリングしているAH64が眼前に現れるのを想像すると、足がすくむのではないか。
日本の陸空自衛隊も数機のアパッチを保有しているが、激変が予測される国際情勢に対して確たる抑止力を維持するためには、適正な軍事バランスを保つことも必要だろう。
覇権国家を維持するためには敵に勝る圧倒的な軍事力を維持することが不可欠で、そのためには持続的な経済成長が約束されておかなければならない。

時事通信(5月5日)によると、ビンラディンの殺害作戦にステルス機能を持ったブラックホークの改良ヘリMH60が使用されたらしいとの報道があった。
ステルス武装ヘリRAH66コマンチは2004年に開発計画が中止となっていたのでステルスヘリの開発は非常に困難だったのかと思っていたが、ステルス機能技術はうまく受け継がれていたことになる。
  
AH64 アパッチ

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