野々池周辺散策

野々池貯水池周辺をウォーキングしながら気がついた事や思い出した事柄をメモします。

今日のスポーツ観戦、その2:ほっとしたのもつかの間

2018-01-17 06:23:34 | スポーツ
2018年の大相撲初場所が始まった。
昨年来の日馬富士暴行事件は、雑誌や各民放局の格好の面白提供素材となり、しかも行司式守伊之助の不祥事も重なって、こんなに話題沸騰の相撲協会はない程に盛り上がる。民放局の殆んどのチャンネルが昼間の時間帯に最高の話題を提供するのだから、誰だってNHKの大相撲にチャンネルに合わせてみようと思うはずで、あれだけの不祥事の大騒動があっても初場所のチケット完売で懸賞も最多だと報道にあった。まさに相撲人気、恐るべしと言う所だろう。その品格のない相撲を徹底的に非難された横綱白鵬に、出場が微妙な状況とみられていた稀勢の里と鶴竜とも結果的に初日から土俵に上がることになった。これ等の横綱に元気印満点の若手が挑むのだから、こんな面白さ満点の大相撲初場所はないだろう。さてさて、多くの民放が報道してくれて感謝のNHK、初場所をどのように報道するか楽しみにTV観戦だ。

で、初場所の初日、八角理事長は稀勢の里の稽古不足を「言っても仕方がない」と評した。
物言いの末、貴景勝にとったりで敗れた稀勢の里に「苦しい場所ってのは分かっているんだからね。(稽古不足は)言っても仕方がないからね。もう土俵に上がっているんだから」と渋い表情を見せたと報道にある。土俵際、軍配は稀勢の里を差したので、やれやれと感じる暇もなく物言いが付き、協議の結果、差し違えで稀勢の里の負け。あと一歩足が出ず、初日3横綱で唯一の黒星を喫した。一方、立会いや相撲内容に品がなく喧嘩相撲と評された白鵬は持ち前の上手さで勝つ。こんな相撲を白鵬が何時も取ってくれたら相撲ファンはブーイングどころか強さと面白さを感じるはず。また、通算9度目で今年に入って5度目で4場所連続の休場となっていた横綱鶴竜は、初日寸前まで出場をコメントしなかったが、その初日の相撲は動きも良く、こんな相撲を取れんるだったら何で休場していたんだろうと、不思議な横綱だ。

気になるのは、横綱稀勢の里の相撲。確かに動きは良く、負ける時のバタバタもなかった。稀勢の里の相撲は、今迄もそうだったが、一発立会いで決まらない時の稀勢の里の相撲は総じて負ける時が多い。多分、不安なんだろうと思うが、15年以上に及ぶ力士人生で初めての全休、そしてモンゴル力士の不祥事と、必然的に日本人横綱に相撲ファンの期待は注がれる。だから、多くの相撲ファンのみならず、今場所最大の注目点は稀勢の里の復調はどうだと言うことだった。

稀勢の里の2日目、相手は若手の東前頭筆頭の北勝富士。立ち合いで頭からぶつかると、終始主導権を握り寄り切って勝った。稀勢の里の相撲にかかった懸賞金は3周り。稀勢の里が寄り切って勝つと、歓声が最大級になった。みんな期待しているんだ。観衆の祈るような思いは伝わった。稀勢の里本人より、観戦している相撲ファンの多くがほっとした。稀勢の里が懸賞金を受け取ると、それまでの仕切りの静けさとは正反対に国技館から大歓声が聞えた。NHKアナウンサーから出た言葉は、「皆さん、ほっとしたでしょうね」だった。NHK解説の舞の海も、今場所の稀勢の里は良くて9勝だと言っていたが、さてさて、それはさておき、稀勢の里の2日目は、本当にほっとしたと言うより、やれやれだった。
  「2日目の稀勢の里:日刊スポーツ」

と安堵しながら迎えた今日3日目、稀勢の里は逸ノ城に一方的に寄り切られ早くも2敗。はぁ~と言う落胆の声が聞こえてきた。




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今日のスポーツ観戦、その1:これは予想していなかった

2018-01-15 06:26:46 | スポーツ
14日、朝早くパソコンを立上げて即確認したのはFB。

すると、2018SX第2戦 HOUSTON の現状速報が各専門ネット誌から次から次にアップデイトされてくる。
最も多かった投稿記事はMonster Energy Kawasakiのワークスライダー Eli Tomacの怪我の状況だった。逐次アップデイトされているFBは、公式練習早々、ピットエリアに戻ったと伝えた。Tomac選手の異常事態発生FBを更新しながら注視していると、結局リタイアすると公式コメントがチームから提出されたとの事。先週のSX第1戦Anaheim1で転倒した際、肩を打撲負傷した影響で本レース出場が困難とあった。贔屓チームのメインライダーのリタイヤにがっかりしていると、今度はSX第1戦で優勝したRed Bull KTMワークスライダーのMarvin Musquin選手がヒートレース中フープスで転倒し、肩を打撲してメインレースに出場不可とのFB速報がでた。なんと!、今期2018年、SXチャンピオンの最有力候補2名がSXシリーズ開幕早々に怪我でリタイアとは、何とも残念至極の事態となった。で、レースはRockstar Energy HusqvarnaのJason Anderson選手が優勝しポイントリーダーとなった。・・・こんな事態になるとは誰が予想しただろうか。
      「Motocross Action」

2018年のSXは早くも第2戦にして、Kawasakiの Eli Tomac、KTMのMarvin Musquin そしてRockstar Energy HusqvarnaのワークスライダーDean Wilsonの3選手が、更に言えば、昨年(2017年)転倒怪我で一年棒にふったHRCワークスKen Roczen選手が、レース経験豊富で転倒等の危機対応にも優れたトップライダー達のレース本番での転倒リタイヤが、昨年に続き今年も多いのは非常に気になっている。

だいぶ前だが、元ワークスライダーがこんな事を言っていた。「モトクロスレースに転倒はつきものであるが、転倒に至るまでの状況や転倒時のリカバリーの容易さが以前にくらべ複雑化しているかもしれない。同じレーストラックを走る250ccクラスよりも、450ccを使用するレースに負傷事故が多い現実も見ると、レースの過酷さもさることながら、250ccと450ccとの差、特にマシン重量や出力特性等が不可抗力発生時に高いコントロール性をライダーに要求している可能性があるかもしれない」と、あくまで推測ではあるがと言って説明してくれた。話を聞いた時期は、確かに450ccクラスの怪我人が250㏄クラスより圧倒的に多かった。転倒につながる要素は色々考えられるが、マシンについての概略を言えば、転倒にいたる直前の取り回しは数年前の2サイクルマシンに比べ重く(ごく最近のMotocross Actionが特集した2サイクルと4サイクルマシンの試乗特性比較記事にもある)、更にアルミフレームの剛性等々、転倒に至る経緯や転倒時の高い対応力をライダーに要求しているのだろう。マシンだけが主因とは決して思えないが、記憶を辿っても、昔はこんなに多くなかったような気がする。詳しい転倒怪我の要因分析記述は見たことも無いが、こんなに怪我人が多いと興ざめなシーズンとなってしまう。多くのモトクロスファンの願いはただ一つ、各ワークスチームのトップ選手達が怪我せず揃って気迫ある手に汗握るレースをただ観戦したいだけだ。
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えー!

2018-01-12 06:19:53 | スポーツ
4日に貴乃花親方は相撲協会理事を解任され、あれだけ突っ張り通した親方の執念は一体何だったんだろうと思っていたら、こんな記事を見つけた。

文春オンライン「張り手は問題なし」池坊保子氏が白鵬を擁護 には一瞬不思議な感覚になった。
これによると、白鵬の見せた張り手について「張り手っていうルールがあるんでしょ。それがいけないのなら、協会が(張り手を)禁止って言えばいい。(ルールが)ある以上は『張り手した』と、ガーガー(批判を)言わないで。理事会で取り上げてほしいです。(モンゴル人は)狩猟民族だからね。勝ってもダメ押ししないと殺されちゃう。良い悪いは別にして、DNAかもしれないわ」と回答したそうだ。白鵬ら狩猟民族モンゴル人にとっては当たり前の事であって、もし張り手が駄目なら、そのようにルールを変えなさいとも回答したそうだ。えーっ!、そういう問題ではないような気がするのだが。

昨年末、日馬富士の暴行事件の関連報道で盛んに論じられた件は、白鵬の相撲に対する姿勢だった。例えば、横綱審議会は白鵬の相撲を「横綱らしからぬ」と評価した。白鵬が立会い時に多用する白鵬独特のカチアゲ(顔や顎を狙ったようなアッパーエルボー如きカチアゲ)や喧嘩の如き張り手は、横綱がとる相撲ではないと断言し、張り手、勝ちあげは15日間のうちの10日以上もあるとして、『こういう取り口は横綱相撲にはありえない』『美しくない』『見たくない』という苦言投書が横審に多く寄せられていると話した。”カチアゲ”は相撲の禁じ手ではないらしいが、テレビでみる格闘技の試合でも一瞬に決まる非常に危険な技だ。白鵬のカチアゲで脳震盪を起こし気絶して倒れる相撲をテレビのライブ見たことがあるが、倒れた側の部屋の親方は肩を震わせて怒ったと、当時の新聞に書いてあった記憶がある。形勢不利になると構わず張り手は喰らわす等まるで喧嘩、横綱を張る立派な力士がとるような技ではない興ざめ相撲の白鵬を、横審は注意したのだと考えていた。

つまり、白鵬の荒っぽい相撲にげっそりしてきた相撲ファンにとって、横審も同様に白鵬の相撲に違和感を感じ注意したので相撲協会は白鵬に指導するものだと思っていた。しかし、評議員会議長の白鵬相撲容認発言は横審の意見とは明らかに異なるコメントだったので、流石にえーっと驚いた。評議員会議長の4日の発言「相撲は国技であり相撲道は礼に始まり礼に終わると言われております」を聞いた時、横綱には横綱相撲という言葉があるように立場とそれに基づく立ち居振る舞いがあるとして、協会は指導するはずだと理解した相撲ファンにとって、また相撲は興行プロレスとは大きく違うと信じてきた相撲ファンにとって、白鵬の張り手やカチアゲはNGルールではないのだからOKという発言はすごく違和感を感じた。

先日の産経ニュース「「横綱、白鵬」を野放しにしてきた責任は誰にあるのか」には、臨時理事会は白鵬と鶴竜の責任を問うと書いている。これには「残念ながら、この処分を妥当と思っている人は数少なく、日馬富士、鶴竜はともかくとして、世間からの白鵬に対する批判はこの“大甘処分”によって沈静化どころか火に油を注ぐ形になっている」とも書いている。白鵬に対して、ネット上では「給与減額では生ぬるい」「初場所に出られれば勝って懸賞金をもらえるのだから、意味がない」「長期間の出場停止が妥当」などのコメントが数多く飛び交い、中には「引退」や「除名」といった厳罰を求める意見も散見されるほどになってきた。その上で「もし、何やってもいいとなれば、下位の力士が横綱に張り手や張り差ししてもいいとなる。その時に白鵬はどういう態度を取るか。相撲のためだ仕方ないと泰然自若として受け入れるか。何だ下位の力士がオレに張り手なんてけしからん、と。恐らく後者でいう可能性がある。そうなった場合に自分の都合のいいところでは何やってもいいとし、下位力士にはハンデを与える。弱い者は結局、それに従わざるを得ない。こういうような土壌が今の問題となっていることにつながりかねない」と見解を示し、横審の臨時会合でも「相撲のあり方が力士の社会性、人間性と関わっているという点に大きな話題になった」と書いてあったが、これらはまこと正論で、これが一般の相撲ファンが普通に思っていること。

結びの一番が白鵬ならその前にチャンネルを回して、既に数年だ。白鵬の居ない相撲でも大相撲の醍醐味や面白さは我々相撲ファンには充分伝っており、むしろ白鵬が土俵に上がる度に大ブーイングだという事を、そう思っている熱烈な相撲ファンが多くいる。こうした相撲ファンをがっかりさせた今回の評議員会議長の発言に、これでは日馬富士暴行事件の真の解明も再発防止もままならないと感じざるを得まい。


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これで決着するか?

2018-01-05 06:17:24 | スポーツ
今日(4日)の日経平均、26年ぶり高値で終値741円高の2万3506円には大びっくり。今年はアメリカの中間選挙の年だし、まだまだ行きそうだ。

同日のデイリースポーツによると、日本相撲協会は4日開催された臨時の評議員会で、日馬富士関の暴行事件に関し、理事で巡業部長を務めた貴乃花親方の理事解任を決議したとあった。日本相撲協会の理事が解任されるのは初めてだそうだ。貴乃花親方は役員待遇の委員に2階級降格するとのこと。評議員会議長の池坊保子さんは、理事降格理由を「相撲は国技であり相撲道は礼に始まり礼に終わると言われております。貴乃花理事の本件に関する多くの行為、多くの言動は相撲協会に対する理事の忠実義務に反していると同時に明らかに礼を失していたのではないか、と思います。特に上司でありかつ先輩でもある八角理事長が何度携帯電話に電話しても全く応答がなく、折り返しの電話もないというのは著しく礼を欠いていたのではないかと思います」とある。貴乃花親方は国技である相撲道の根本行動思想「礼」を欠いたことが理事降格の理由としている。

評議員会前に処分を決定した、先月の28日に行われた危機管理委員会の高野委員長は「結論ですが、本件の傷害事件は巡業部長である親方が統率する巡業中に発生した事件であります。親方は理事・巡業部長として、貴ノ岩がけがをしたと、把握した直後に、あるいは被害届を提出する前、後に、すみやかに協会に報告すべき義務があったにもかかわらず、これを怠りました。親方が、被害者側の立場にあることは明らかであり、これを勘案いたしましたが、理事・巡業部長としての責任は重いと判断しました」と説明した。

日馬富士暴行事件の裁定で最後となった、被害者側の親方である貴乃花親方の処分は理事降格と決まった。その理由を、危機管理委員会は「速やかなる報告義務違反」とし、評議員会は「国技である相撲道の礼を欠いた」と説明した。”報告義務違反”から最終的は”国技に相する礼に欠く”としている。さてさて、この裁定は的を得たものだろうか。

一相撲ファンとしては、この最終裁定、なかなか納得出来るものではなさそうだ。と言うのは、前者は、事件の加害者こそ報告義務があり、かつ同席した横綱も報告義務があったはずなのに、モンゴル横綱両名はその義務を果たしてないのも係わらず、その責を問われていない。しかも、鶴竜は相撲協会の力士会の会長に任じられた。これ等の裁定は感情的にも法的に見ても正しい判断とは到底言い難いのではなかろうか。また、後者を見ても、昨年の横審の発言に、白鵬の相撲を「横綱らしからぬ」と評価した。白鵬が立会い時に多用する白鵬独特のカチアゲや必要以上の往復びんたは、横綱がとる相撲ではないと断言し、張り手、勝ちあげは15日間のうちの10日以上もあるとして、『こういう取り口は横綱相撲にはありえない』『美しくない』『見たくない』という苦言投書が横審に多く寄せられていると話し、白鵬の相撲態度や品格に異例な批判が続出した、と説明した。ウキペディアの横綱の説明にも「横綱になる力士はその地位にふさわしい品格と抜群の力量を要求される」と書いてある。相撲道の頂点にある横綱は要求される第一は「品格」であるが、横審で指摘された品格=相撲道の礼を欠いた白鵬の行為への非難は今日の臨時の評議員会で論議された様子もない。

つまり、今回の裁定も、首尾一貫した公正で論理的な降格理由ではなく、貴乃花親方の非協力性や椅子に踏ん反える態度が気に食わないとか従順さに掛ける事を重要視したように感じられてならない。だから、「報告の遅れ」と「相撲道の礼」を欠いたと一方的に非難され、結果、理事降格の処分を受けた貴乃花親方が、なにも反論せずにこの裁定を受けるのであれば、なんでいままで突っ張った態度を取り続けたのかの理由が付かない。だから、まだそう簡単に決着しそうにないなーと思える。

結局、当事者は日馬富士と被害者である貴ノ岩であることは変わらず、相撲協会による、暴力発生解明もモンゴル力士会なる閉鎖会で発生した事の解明も再発防止も、今回の裁定では何の説明もなかった。一方、こんな意見(貴乃花親方理事解任におもう~だったら白鵬はじめ暴行事件の現場にいた力士は全員引退じゃないのか?)や分析(貴乃花親方がいじめられ、小泉進次郎氏がいじめられない理由」もあった。
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この裁定は長引くと予想

2017-12-29 06:58:51 | スポーツ
28日のNHKニュースウエブは「相撲協会 貴乃花親方の理事解任を評議員会に提案へ」を伝えた。
     「28日記者会見:NHK」
そこには「日本相撲協会の臨時の理事会は貴乃花親方について警察に被害届を出しながら、協会の調査に協力してこなかった責任は重いとして「降格」にあたる理事の解任を、権限を持つ評議員会に提案することを全会一致で決めました」とある。その理由を、「理事の忠実義務に著しく反すると言わざるを得ない。危機管理委員会の報告を受けて協議した結果、貴乃花親方の解任を評議員会で審議してもらうべきだと全会一致で決議した」として、秋巡業中の元横綱日馬富士関による暴行事件の報告を巡業部長として怠るなど、協会の対応を妨げたとして責任を問われたとある。最終的処分は、2018年1月4日の評議員会で正式に決まる見通しだそうだ。
会見に出席した危機管理委員会の高野委員長は「結論ですが、本件の傷害事件は巡業部長である親方が統率する巡業中に発生した事件であります。親方は理事・巡業部長として、貴ノ岩がけがをしたと、把握した直後に、あるいは被害届を提出する前、後に、すみやかに協会に報告すべき義務があったにもかかわらず、これを怠りました。親方が、被害者側の立場にあることは明らかであり、これを勘案いたしましたが、理事・巡業部長としての責任は重いと判断しました」と説明した。

今日の協会裁定は貴乃花親方の相撲協会への非協力的態度に我慢できなかった協会側および協会側の危機管理員会の堪忍袋が切れたと言う事だろう。本件、貴乃花親方に辞任の意思を確認したものの、その意思はないと答えたとあるので、これからが本番の法廷闘争に入るのだろうと予測される。ダイヤモンドオンラインは「もし貴ノ岩の主張が正しければ、これは日馬富士による単なる暴行事件ではなく、大横綱・白鵬の「この生意気な奴に体で分からせてやれ」という思いを「忖度」した、横綱や力士たちによる「密室の集団リンチ」であるとする報道もありで、貴乃花親方は、多分、それらも見越して活動していた可能性もあると思う。事件発生来、多くの報道が冒頭に取り上げてきた国民的事件だ。貴乃花親方の処分日時が近づくに従い、昼間の報道番組は、その殆んどの時間を、貴乃花親方の処分についてあーでもないこうでもないと面白おかしく取り上げてきた。協会側に沿ったかなり重い処分が適当とする意見と、処分する理由が見つけられないとする意見も同じく出てきた。後者を是とする意見は、どちらかと言えば法務経験者(元検事、弁護士)の意見が多い。しかし、本事件の推移を冷静に見ても、被害者側が加害者と同等の処罰裁定を下されるのを、良しとするのは一般的は難しいように思う。 危機管理委員長の査定理由は「把握した直後に、あるいは被害届を提出する前、後に、すみやかに協会に報告すべき義務があったにもかかわらず、これを怠った」とする報告義務違反とあるが、そうであれば、事件の加害者こそ報告義務があり、かつ同席した横綱も報告義務があったはずなのに、モンゴル横綱両名はその義務を果たしてないのも係わらず、その責を問われていない。しかも、鶴竜は相撲協会の力士会の会長に任じられた。これ等の裁定は感情的にも法的に見ても正しい判断とは到底言い難いのではなかろうかと、素人の一相撲ファンとからみれば、そう見える。

マスコミは貴乃花親方の非協力性や椅子に踏ん反える態度が気に食わないとか従順さに掛けると連日報道しまくった。しかし、冷静に考えても、当事者は日馬富士と被害者である貴ノ岩であることは変わらない。貴乃花親方にとっては、ひょとすると相撲協会は親方に付け入る材料を与えてしまったかもしれない。理事の地位保全及び貴ノ岩への民事訴訟がこれから始まると思われるからだ。相撲協会と危機管理委員会にとっても公益法人認定を掛けた法廷闘争になるかもしれない。どう考えても被害者側の態度が横柄だからと言って処罰されるはずもないと素人はそう思えるのだ。これは長い闘争の始まりだし、結果次第では超大型の変革が行われるのだろうと予想される。
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大相撲はどう決着する?

2017-12-25 06:26:18 | スポーツ
大相撲日馬富士の暴行事件は収まる様子もない。
テレビも毎日状況報道するも多少のニュアンスの違いはあれど殆どがほぼ同じ内容で、同じ解説者が別の放送局に出演し少しニュアンスを替えてしゃべっている。何となく聞いていると、局はこう纏めたいとの思いがあるようで、コメンテイターはその内容に沿って話しているだけかも知れない。貴乃花親方が状況を詳しく話さない事を非難する局が多いなかで、たまに貴乃花親方擁護論に気を吐いているコメンテイターの話を聞くと報道機関も満更捨てたものじゃないと安心する。

神戸新聞の社説に「相撲協会が処分/暴行事件を風化させるな」とあった。
そこには「元横綱日馬富士の暴行事件が浮かび上がらせたものは何だろうか。根強い暴力体質、日本相撲協会と親方の力関係の分かりにくさ。いずれも、角界の常識は社会の非常識と思わせる。(略)時間がかかったが、角界は暴力を決して許さない姿勢を改めて鮮明にした。力士が暴力をふるえば引退につながる、止めなかった場合も重い責任が生じる。この認識を角界に徹底させることが必要だ。(略) 白鵬関をはじめ居合わせた力士たちが、元日馬富士関をすぐに止めなかったのは、体罰を伴った指導と受け止めていたとの見方もある。各相撲部屋にいまだにこうした空気がまん延しているのだろうか。 体罰によらない指導のあり方を、協会が中心になって確立しなければならない。(略) 貴乃花親方の処分は来週に持ち越された。協会理事の立場にありながら、報告しない、協力しない、事情聴取に応じないという姿勢はおかしい。協会は早期に事情を聴き取り、厳正な判断を下す責任がある・・・」と書いている。相撲界には根強い暴力体質があって、各相撲部屋にいまだにこうした空気(体罰容認)がまん延しているかのように推測し、相撲協会は暴力体質を払拭すべき活動を早急に行えとの内容だと思う。

私は大の相撲ファンで、毎場所を楽しみにしている一人である。だから大相撲に関する報道には気を付けて目を通すようにしいるが、相撲界に今だ暴力体質にあると言う言質は、今回の日馬富士暴行事件で初めて聞いた。冷静に考えても、今回の日馬富士の暴力事件はあくまで「モンゴル力士会」なるモンゴル力士間の互助会なる閉鎖団体内での暴力騒動であって、相撲部屋内もしくは相撲部屋間に暴力事件であるかのごとき報道は、今迄も、今回も聞いていない。だから、神戸新聞の言う「大相撲と暴力/体質拭い去る決意を示せ」と言うのは、相撲界に蔓延る暴力体質を直せと言う事ではなく、「モンゴル力士会」なる閉鎖団体内で起こった特殊例である故に、相撲協会が解明すべきは「モンゴル力士会」なる親睦団体の実際行われている具体的活動を解明し早急に手を打つべきと表現するべきだと、思えてならない。

例えば、先の日馬富士引退会見での日馬富士が暴力に至った報道機関への経緯説明では「「先輩力士として、弟弟子の礼儀礼節を正すことは先輩としての義務だと思う。直すのが先輩の義務だと思っている」と話し、貴ノ岩への謝罪は一切なかった。モンゴル横綱が下位力士を「礼儀礼節を正す」と称し、数十回素手やリモコンで殴り、傍にいたモンゴル横綱の白鵬、鶴竜は日馬富士の暴行を止めるわけでもなく暫く見ていたとあった。一方、暴力を受けた側である被害者の幕内貴ノ岩は何故殴られたのかも、また横綱2名が居ながら日馬富士の暴行を何故止めてくれなかったのかと相撲協会へ話しており、且つ今時点も、日馬富士の弁明を受け入れず、日馬富士に対して強い処罰感情を抱いていると、報道にはある。簡単に言えば、今日(24日)の神戸新聞にもあった、加古川中学生のいじめ事件と同じ構図ではないのだろうか。結局、第三委員がいじめだと認定するまで学校対処せずと書いてある通り、貴乃花親方のやり方(第三者に委託)も十分理解できるものである。

更に言えば、あまりに日馬富士の暴力がエスカレートしたのをみて初めて白鵬が制したらしく、これを斜に構えて暴力を受けた側からみればモンゴル力士会による集団リンチではないのかとする捉え方も出ている。こうしてみると、モンゴル力士会なるものが存在し、しかも九州場所直前にモンゴル力士会が開かれ、モンゴル横綱が下位モンゴル力士を「礼儀礼節を正す」と称して数回にわたり暴行を加え、結果、貴ノ岩は九州場所を休場せざるえなかった。本来、下位力士の「礼儀礼節を正す」仕事は部屋の親方の業務分掌の範疇であって、同郷のモンゴル力士会の仕事ではあるまい。だから、神戸新聞のスポーツ評論家の玉木さんが「モンゴル会の実態把握必要」として、「モンゴル力士が集まったあの夜の是非も考えるべきだ」と投げかけた議論は、正論だとそう思う。もし、モンゴル力士会には有無を言わせぬ上下関係があり、そこには「礼儀礼節」なる暗黙事項が存在しているとすれば、それこそ、かっての相撲界にあったとされる「八百長」と捉えかねない可能性すらある。


日馬富士の暴行事件に関連してもう一つ、今、報道で盛んに論じられている件は、白鵬の相撲に対する姿勢である。先日、横綱審議会は白鵬の相撲を「横綱らしからぬ」と評価した。白鵬が立会い時に多用する白鵬独特のカチアゲや必要以上の往復びんたは、横綱がとる相撲ではないと断言し、張り手、勝ちあげは15日間のうちの10日以上もあるとして、『こういう取り口は横綱相撲にはありえない』『美しくない』『見たくない』という苦言投書が横審に多く寄せられていると話した。”カチアゲ”は相撲の禁じ手ではないらしいが、テレビでみる総合格闘技の試合でも一瞬に決まる非常に危険な技だ。白鵬のカチアゲで脳震盪を起こし気絶して倒れる相撲をテレビのライブ見たことがあるが、倒れた側の部屋の親方は肩を震わせて怒ったと、当時の新聞に書いてあった記憶がある。形勢不利になると構わず張り手は喰らわす等、まるで喧嘩、横綱を張る立派な力士がとるような技ではないはずなのに、興ざめの相撲を白鵬は何度もとった。

相撲ファンが見たいのは、挑戦者の格下に力を出させた上で、圧倒的力量でねじ伏せる横綱だ。その役割を大横綱は宿命的に背負わされており、そのための努力が横綱の責務である。それが出来なくなったら綱を返すべきだと相撲ファンは思っている。白鵬は「相撲は力比べではない」と言う。それは正しいが、下位力士との立会い時の奇襲は単に相撲から逃げた、ごまかしにすぎない。がっちりと受けとめて、そこから相手の力を上手く利用したり、あるいは相手の力を削いで勝ってみせることこそ、「相撲は力比べではない」と言える。我々が大相撲を見るのは、ただ勝つことのみに執着する相撲を横綱に求めるのでは決してない。白鵬には相撲ファンが求める「横綱の品格」が全く感じられない。

産経ニュースの「横綱、白鵬」を野放しにしてきた責任は誰にあるのかには、臨時理事会は白鵬と鶴竜の責任を問うと書いている。しかし、が残念ながら、この処分を妥当と思っている人は数少なく、日馬富士、鶴竜はともかくとして、世間からの白鵬に対する批判はこの“大甘処分”によって沈静化どころか火に油を注ぐ形になっているとも書いている。白鵬に対して、ネット上では「給与減額では生ぬるい」「初場所に出られれば勝って懸賞金をもらえるのだから、意味がない」「長期間の出場停止が妥当」などのコメントが数多く飛び交い、中には「引退」や「除名」といった厳罰を求める意見も散見されるほどになってきた。
その上で「もし、何やってもいいとなれば、下位の力士が横綱に張り手や張り差ししてもいいとなる。その時に白鵬はどういう態度を取るか。相撲のためだ仕方ないと泰然自若として受け入れるか。何だ下位の力士がオレに張り手なんてけしからん、と。恐らく後者でいう可能性がある。そうなった場合に自分の都合のいいところでは何やってもいいとし、下位力士にはハンデを与える。弱い者は結局、それに従わざるを得ない。こういうような土壌が今の問題となっていることにつながりかねない」と見解を示し、横審の臨時会合でも「相撲のあり方が力士の社会性、人間性と関わっているという点に大きな話題になった」とかいてある。まこと正論だろう。結びの一番が白鵬ならその前にチャンネルを回して、既に数年だ。白鵬の居ない相撲でも大相撲の醍醐味や面白さは我々相撲ファンには充分伝っており、むしろ白鵬が土俵に上がる度に大ブーイングだという事を、そう思っている熱烈な相撲ファンが多くいるのは今回の横審会長の言葉から容易に窺い知ることができる。


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結局、引退

2017-11-30 10:15:46 | スポーツ
29日の午後2過ぎ、会見場所の伊勢ヶ浜部屋宿舎である博多の太宰府天満宮に師匠の伊勢ケ浜親方と横綱日馬富士が現れた。
午后2時からの会見に少し遅れて入ってきた伊勢ケ浜親方と日馬富士、会見場に入る前から、多分涙を流していたであろう、伊勢ケ浜親方の目と鼻先はすでに真っ赤。こんな形に引退せねばならない事態に、恐らく悔しくて悔しくてたまらないだろう。用意した紙面を見ながら「本日、横綱の引退届を提出しました」と話す親方の横に座る日馬富士は終始無言。

日馬富士は、引退理由を「横綱の名を傷つけた」と説明。我々相撲ファンが一番聞きたいところだった、貴ノ岩への暴行に至った経緯については「先輩力士として、弟弟子の礼儀礼節を正すことは先輩としての義務だと思う。直すのが先輩の義務だと思っている」と話した。また、九州場所で2日相撲を取って後、暴行事件がスポーツ紙面に発覚した3日目から休場した件については、暴行事件の後、貴ノ岩が謝りに来たので互いに和解したものと考えていたと説明していた。
  

日馬富士の貴ノ岩への暴行事件が明るになった時点で、これは引退の道しかないと感じてきたが、そのうち、報道各社が好奇の目でこの事件を追っ掛けて報道するに至り、暴行事件の本筋よりも相撲界の覇権争いではなかろうかと言う意見が次から次に出て、最近ではとうとうNHKのニューセンター9時のトップ報道までになってくると、日本の最重要案件は相撲取りの件かと多少違和感があった。横審の「非常に厳しい処分が必要」との意見が大勢を占めたとあるので、これはもう引退しか残された道はなく、今後の刑事処罰等を考えると、日馬富士が日本相撲協会の処分を待たずに、みずから引退し記者会見を開くのは、品格を問われる最高位の横綱としての責任のとり方を優先し、傷口をこれ以上深くしないで落ち着かせようとしたのだろう。それにしても、29日のニュースセンター9時のトップは北朝鮮のICBM発射より前に引退が報道され、それほど日馬富士暴行案件は国民的重要案件になってしまった。米朝軍事衝突になれば日本は相当な被害を被る事件なのに、日馬富士が引退しても被害はなく、むしろ被害ゼロ。同じ日の国会討論や北朝鮮のミサイルより日馬富士が最優先で報道されることにものすごく違和感が残った。

しかし、不思議な事件で、日馬富士が頭にきて暴行に至った原因を「弟弟子の礼儀礼節を正すことは先輩としての義務」と説明した言質が気になって仕方ない。加えて、モンゴル力士会なるものが存在し、しかも九州場所直前にモンゴル力士会が開かれ、モンゴル横綱が下位力士を「礼儀礼節を正す」と称して報道によると、数十回素手やリモコンで殴ったという。モンゴル力士会の言う「礼儀礼節を正す」とは一体何なんだろう。相撲界は各部屋ごとに力士への指導方法や指導理念は異なると報道されているので、一般的に考えると、各部屋の力士への「礼儀礼節を正す」は本来部屋の親方が行うべき案件だ。各部屋の親方の指導とは別に、モンゴル力士界特有の「礼儀礼節を正す」理由とは何なんだろう。そして、事件当日、日馬富士、貴ノ岩以外に横綱の白鵬、鶴竜、関脇照ノ富士もいたことが分かっており、対戦することが確実な横綱や関脇が場所直前に皆で酒を飲んでいること自体疑われてもおかしくない。しかも、モンゴル力士の横綱が下位力士に「礼儀礼節を正す」として暴力に至り、日馬富士の暴力が過熱するのを同席したモンゴル横綱や関脇が誰も止めず、暫く見ていたとある。あまりに日馬富士の暴力がエスカレートしたのをみて初めて白鵬や鶴竜が制したらしく、これを斜に構えて暴力を受けた側からみればモンゴル力士会による集団リンチではないのかとする捉え方も出てきた。

そのように考えていると、今日(30日)の神戸新聞5ページに、スポーツ評論家の玉木さんが「モンゴル会の実態把握必要」として、「モンゴル力士が集まったあの夜の是非も考えるべきだ。異国での懇親を断てとは言い難いが。だが星の貸し借りと言う疑惑を指摘する人もおり、もしそうなら問題で、相撲協会は踏み込んだ調査が必要だ」とあった。

段々と事件の詳細が明らかになっており、モンゴル力士会には有無を言わせぬ上下関係があり、そこには「礼儀礼節」なる暗黙事項が存在しているとすれば、それこそ、かっての相撲界にあったされる「八百長」や「無気力相撲」相当だとして捉えられる可能性すらある。飲み会で携帯電話をいじったら、素手やリモコンで数10発頭を殴られ10数張りもホッチキスで縫うような大怪我をさせられるのである。こんな慣習が相撲界にまだ残っているとすれば、この方が最優先に解明すべきとする意見には大いに同意する。

更に加えて言えば、横綱の品格の再確認だと思う。品格などと言うとあまりに抽象的だが、横審が行う横綱推薦、ウキペディアには「横綱になる力士はその地位にふさわしい品格と抜群の力量を要求される」とされている。品格よりも勝つことのほうが大事なんだと言う力士もいるが、それ以上に多くの相撲ファンが、あの相撲は横綱が取るべき相撲ではないと非難や憐れみを掛けられるに至る場合、横審は、横綱を推挙した責任があるので、横綱に注意喚起を促す責任もこれもあってしかるべきだと考えるのはごく自然だと思う。


私は小学校の時期から、家のすぐ後ろにあった海岸の砂場でよく相撲をとった。
左下手を取ってがっちり決めると上級生にも負けなかった。だから大相撲は大好きだ。相撲も野球もテレビで良く観るし、このときばかしは一人楽しめる時間が過ごせる。現役時代、ライブの相撲が観れない時の楽しみは夜のスポーツニュースで全取組のダイジェスト版を楽しみしていた。今は、何時でも見れる。午後6時の相撲が終了すると、次はプロ野球だ。

東日本大震災で、多くのスポーツ選手が避難所の慰問に出かけたが、相撲だけは別格だと感じる時があった。
陛下の慰問と同等に語るのは不敬だとは思うが、「陛下の慰問」と「相撲取りが子供をひょいと持ち上げた瞬間」だけは避難所の多くの人達をホットさせた姿だったように思えた。ほかのスポーツ選手の訪問も勿論素晴らしいが、大きな相撲取りが小さな子供たちを抱える姿は避難所全体をなんとも安心させてしまう光景で、他ではこうは行かない。比較するのも可笑しいが、政治家とは雲泥の差だ。

大相撲には「八百長」など存在しないと思ってきた。見ていて情けなくなるような取組はある。 
家族が応援に来ているときの力士の勝率も高いといわれるが、それも別におかしなことでもないと思う。そんな「人情相撲」は、昔から講談や落語にも語られ、歌舞伎の題材にもなった。落語の『佐野山』は、大横綱の谷風が、小兵ながら人気のあった佐野山と千秋楽でぶつかり、わざと負けてやる話である。佐野山は、母親が大病を患い看病疲れと金欠で、毎日水しか呑まずに初日から9連敗(当時は10日目が千秋楽)。その佐野山に、谷風が勇み足で負けてやる話を、「人情相撲」として皆んなが拍手喝さいして喜んだ。

他のスポーツと違って、あの巨漢の相撲取りが、ほんの数秒間、思い切りぶつかるのだ。毎回同じような相手と相撲を取れば、「情」も入り込むし、「気」の抜けるときや「怪我」を怖れるときもある事を否定はできない。それらの事情を知ったうえで、肉弾の激しいぶつかり合いに驚嘆し、熱戦に拍手を送り、またある時には「気力なし」だと言っては面白可笑しく女房に解説する楽しみが相撲にはある。テレビを見ていて、正直、観ている我々も力士と同じように力が入るのは相撲だけだ。でも、何時も何時もぶつかり合いのガチンコ相撲ばかりでは、テレビを観ていて正直疲れる。 相撲取りがビールを何ダース飲んだとか、一升瓶を何本上げた時と聞くと嬉しくなる。あの巨漢の相撲取りが、ちいさな花札の賭け事をして遊んで何が悪い。・・などと、もう6年ほど前に書いたことがある。
  

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またも目つぶし?

2017-11-27 06:21:14 | スポーツ
九州場所は、平幕2敗がともに負けて白鵬が遠藤に勝ったので、14日目で白鵬が優勝した。
11日目の取組で嘉風に敗れた際、立会いに不服の態度を示したことを審判部に謝罪した白鵬だったが、14日目の白鵬の相撲は場内大ブーイングだった11日目と変わらず、ずーと前から指摘されている白鵬の相撲となんら変わるものではないように感じた。
 「2017九州場所14日目、白鵬と遠藤の立会い」
テレビ観戦しながら、またやったと一瞬思った。白鵬の手つき不十分で相手の眼を狙い、しかも土俵外に出ている相手にダメ押しをする品格無しの横綱を見てしまった。立ち合いの一瞬が速かったので公開されている動画を何度も見て確認しながら、今日(26日)のサンデーモーニングのスポーツコーナーで2度放送されたのを再度じっと見たが、あれが張り手なら左手の甲は見えるはずだが、手の甲は上を向いているので巧妙に目を狙ったようにしか見えない立会いで、そのために遠藤の動きが一瞬静止したすきに、白鵬が遠藤を押し出したようにみえたので、またやったかと思った。

昨年夏場所の出来事を、SANSPO.COMは「これが横綱か!白鵬、目潰し&変化…品欠く星で全勝ターン/夏場所」と伝えていた。
『大相撲夏場所中日、横綱白鵬が関脇琴勇輝を押し出し8連勝で勝ち越しを決めた。左で張って変化したように見えた立ち合いに、館内は大ブーイング。同じく初日から8連勝を守った大関稀勢の里とは対照的な荒っぽい内容に、罵声も飛んだ。 歓声は、一瞬でエッという驚きと不満の声に変わった。勝負が決まったあとも、ざわめきが止まらない。ブーイングと、不満を訴える罵声-。そんななかで白鵬が8連勝で、勝ち越しを決めた。「下から攻めようと思っていた。あまり覚えていない」、立ち合い、張り差しのように左手を琴勇輝の顔の前に差し出す。すかさず右腕で相手の左腕に強烈エルボー。はじき飛ばすと体を開き、左右ののど輪で押し出した。最後はダメ押ししそうなところで、両手を挙げて“無罪”をアピール。しっかりとダメ押しを止めた? と問われて「そんな感じですね」とうなずいた。
立ち合いの張り手は目つぶしのようで、変化したようにも見えた。場所前に審判部から立ち合いの厳格化が指導され“相撲美”を見直している場所なのに…。NHKで解説を務めた舞の海も「反則ではないんです。ただ、それをしないところに横綱の高い精神性が表れるわけですよ。多くのファンが横綱には勝ち方を求めていますから」と注文をつけた。 先場所の千秋楽は、優勝を決めた結びの一番で横綱日馬富士に対して立ち合いで変化した。「勝ったらなんでもええんか!」とヤジが飛び、優勝インタビューで涙を流したのだが-。そこまでして勝ちたいのか。それとも、そうまでしないと勝てなくなったのか』と書いてあった。

2,3日前の夜の番組、NHKニュースセンタ―9時でも、フリップに書いた横綱の品格とはと何度も解説していたので、やっとNHKのメイン番組が問題化するようになったんかと、「白鵬の立会い」とか「白鵬の品格」で検索すると、でるわでるわ、白鵬の相撲を苦々しく思っている多くの相撲ファンがいるんだと改めて認識させられる。

白鵬の横綱相撲にはがっかりする場面が多すぎると感じてきた。例えば、当ブログの昨年1月にこう書いている。 
『昨日(18日)の大相撲、白鵬の相撲に、またしても拍子抜けするどころか諦めた心境になった。もうみるのも嫌だ。新聞の見出しは「横綱・白鵬また奇襲、右手で栃煌山に「目隠し」。先場所の白鵬の「猫だまし」の次が「目隠し」の注文相撲。立会いの「目隠し」で制すると右に変わって送り出し。すると、さっそく観客の桟敷席から大ブーイング。横綱が勝つと普段は大拍手が起こるものだが、逆現象。「モンゴルに帰れ」との声が出る一方、「変化ではない。頭を使わないと。相撲は力比べではない」と白鵬は意に介せずと新聞には書いてある。相撲は大好きなので、早くからテレビの前に座り観戦しているが、白鵬の相撲は見るのをパスしたくなど情けなくて残念な気持ちになる。これで優勝すれば、来場所の白鵬の相撲はもう見ない。ただただ、モンゴル人の日馬富士、鶴竜に勝ってほしいと切に願う。
  
優勝35回の大横綱が格下の関脇に奇策を繰り出す必要があるのか。相撲ファンが見たいのは、挑戦者の格下に力を出させた上で、圧倒的力量でねじ伏せる横綱だ。その役割を大横綱は宿命的に背負わされており、そのための努力が横綱の責務である。それが出来なくなったら綱を返すべきだと相撲ファンは思っている。白鵬は「相撲は力比べではない」と言う。それは正しいが、下位力士との立会い時の奇襲は単に相撲から逃げた、ごまかしにすぎない。がっちりと受けとめて、そこから相手の力を上手く利用したり、あるいは相手の力を削いで勝ってみせることこそ、「相撲は力比べではない」と言える。我々が大相撲を見るのは、ただ勝つことのみに執着する相撲を横綱に求めるのでは決してない。白鵬には相撲ファンが求める「横綱の品格」が全く感じられない。

加えて言えば、横綱の品格のなさを象徴して書いた、先場所の出来事を再投稿してみるとこうだ。
「観客を興奮の大一番に巻き込む相撲が連続する中、ある場面から急に興ざめで、観客を裏切ってしまう相撲があった。その元凶は何と言って横綱白鵬の相撲二番。 その第一は、何と言っても10日目の白鵬と栃煌山戦。大関や横綱は姑息な手段で相撲を取ってはいけないと思っている。何故なら横綱・大関は協会の象徴であり、 特に横綱は子供たちにとってもヒーローだからだ。格下の対戦相手が奇策に出ても、受けて立つのが横綱である。そんな思いで、毎場所、楽しみにテレビ桟敷で応援しているが、 白鵬・栃煌山の相撲だけはファンの方が苦虫を噛みしめてしまう。納得できない。

好調の栃煌山に前回の対戦で負けていると言っても、勝ちにすがりつくような戦いを見せられたら、誰が喜ぶんだろうか。
強いと言われる横綱に、奇策中の奇策で、相撲漫才でもあるまいし、あっち向いてほいの猫だましをやられたら、高い入場料を払って見に来た桟敷席からも 金返せの声があがるのは自然で、あっけにとられて声も出まい。まさに白鵬の猫だましに大ブーイング。解説の北の富士は「きょうは街に出ないほうがいいよ」と。もう一番は、嘉風をはたきこみで下した白鵬の一番。 先場所は2日目で嘉風に敗れ、翌日から休場していた白鵬。今場所の、この相撲も実にあっけないものだった。白鵬は立ち合い、右を張りながら体を右にずらすと、嘉風は前にばったり崩れ落ちた。決まり手ははたき込みだが、みんなあっけに取られて一瞬空白。 これも解説の北の富士のコメント「まぁ、しかし、受けてほしかったなということでしょう」と。嘉風は取組後、「横綱がまさかという感じだった」と。懸賞を受け取る白鵬から苦笑いが漏れたのをテレビで見て、テレビ桟敷の方が口あんぐりとなってしまう。・・・これが横綱相撲かと。

白鵬は何かと言うと、双葉山の”木鶏の話”や最近は”後の先”をよく使う。だけど、少なくとも、目くらましの奇襲は”後の先”の対極にあるもの。 金星を狙って、あらゆる秘策、奇策を総動員して向かってくる挑戦者に、正面から受けて立つ。相撲ファンが横綱に望むのは、そんな大勝負であるはず。かって朝青龍はヒール性を前面に出し、勝つ事のみが正義だと相撲をとっていた。これはこれで朝青龍の人気要因だし相撲ファンもそう認識していた。白鵬の相撲には朝青龍に似たヒール性が覗き見えるのに、相撲界の至宝である大鵬や双葉山を持ち出すから、ファンには受け入れ難い。今の大相撲界で白鵬は第一人者たる実力を持っているだけに、勝ちたいばかしのこうした拍子抜けの相撲を取るのが残念でならない。』


白鵬の相撲には悪さが目立ち過ぎのようだ。
こんな記事もあった「良いことは話題にならないが、悪いことは話題になりやすい。悪い意味で目立ちやすく、気の毒だがだからこそ普段の行動や土俵上での態度に細心の注意を払って欲しい。全ては白鵬が圧倒的だからなのだが、そういう要求すら求められる力士なのだと思う。ましてや今場所は、日馬富士の騒動がこれだけ話題に登り続けた。はっきり言って異常な場所だ。ここまで相撲が話題になり続けた場所は記憶にない」

白鵬の相撲やマスコミに好奇な目で日夜報道されている日馬富士の暴力騒動を見ると、相撲界はいかにも閉鎖的象徴として報道されている印象すらある。だからこそ、相撲界の頂点に位置しかつ象徴でもある横綱は世間の激しい目で常に見られているので、ことさら神経をとがらして日頃から活動すべきだろう。例えルール違反ではないとしても、判断するのは一相撲ファンや相撲には縁のない一素人なのだ。立会いの奇襲はルール違反でないとしても、それを判断するのは我々相撲好きな素人だ。確かに40回優勝は記録に残るかもしれないが、強い横綱だったという印象ではなく、勝つためには何でもする横綱だったなーと言う印象を我々日本の相撲ファンはもってしまうかもしれない。


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立会いに不満?

2017-11-23 09:54:10 | スポーツ
何とも後味の極めて悪い相撲を、昨日(22日)打ち止め相撲で見てしまった。
その後のNHKニュースでも何度も見たが、勝ちへの執念がそうさせたとする解説もあるが、多くの相撲ファンの声は逆で、見苦しいと言う意見が大多数だ。それは、大相撲九州場所で11日目の22日、横綱白鵬と関脇嘉風との相撲で起こった。勝負が決まった後も土俵下で不満そうな表情を1分以上も立ち竦くみ軍配に不満を訴えているようにも見え、審判に促されて土俵に上がってもなお、嘉風へ賞金が渡せされてもなお、恨めしそうに賞金を眺めて立ちすくす横綱白鵬がいた。テレビに映る、横綱らしからぬ異例の行動に場内は騒然となったが、5人の勝負審判は手を挙げない。それもそうだ、軍配は返り、先に立ち左を張って立った白鵬は、嘉風にもろ差しを許すと突然力を緩めたようにも見え、そのまま土俵下に押し出された。白鵬は「待った」と言いたいらしい。後から動画を見ると、嘉風がふわーっと立ったようにも見えるが、これも立会いの妙技で、白鵬がいつも使う立会いの手を相手が使うと「待った」はダメだろう、しかも巷では大横綱と言われている相撲取りだ。理事長も「白鵬の勘違い。嘉風がちょっと遅れたと判断したんだろう。自分で決めてはいけない」と話したと報道にあるが、その通りだ。
   「九州場所11日目」
白鵬は、新聞に「納得いかないはないけど、やっぱり呼吸が合わなかった」と話したとあるが、動画を何度も見てみたが、両者とも両手をキチンとつけて立ち上がり、しかも白鵬がやや早く立っているので誰が見ても「問題なし」とするのが真っ当な意見。その後、NHKで話した嘉風の意見は「行司さんの『残った』の声が聞こえたので、しっかり横綱のふところに入っていこうと思っていた。うまくいきました」と冷静に答えていた。

こうした白鵬の一方的な自己判断に、負けてダダをこねているだけの姿に、NHKアナウンサーも「白鵬が手を挙げてアピールしていますが、これはもう成立しています。白鵬戻らない。これはダメです。もう勝負は成立している。こんなシーンは見たことがありません」と話し、また相撲愛好家のやくみつるさんも「出場停止です。それぐらい重要なこと」と断じたある。まさに大横綱と一部には言われている白鵬の一方的な見苦しい姿にただただ唖然とテレビをみてしまった。それでなくとも、今場所の大相撲、日馬富士の暴力事件に端を発し、今は貴乃花親方の協会との確執が表に出て土俵外は好奇に晒されているのに、たった一人土俵に残った横綱の、今度は土俵上で白鵬の悪さか目立ち過ぎては見苦しさこの上になく、今場所は大相撲の歴史に汚点を残すことになってしまった。
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どうしたことか、5敗目で休場

2017-11-22 06:12:09 | スポーツ
横綱・稀勢の里が「左足首の痛みが引かない」として今日(21日)、10日目からから休場すると朝のネットにあった。
稀勢の里の休場は4場所連続5度目となり、このままでは次の出場場所で進退問題が浮上する可能性も出てくるおそれがある。
九州場所の稀勢の里、初日の相撲からおかしいと感じていた。初日、玉鷲との取組で、今迄もそうだったが、一発立会いで決まらない時の稀勢の里の相撲は総じて負ける時が多い。加えて、多分、3場所連続の休場明けの体も完調ではない状態で、不安を抱えたままの初日、過去圧倒的優位にあった玉鷲との相撲にあっさりと負けた。休場明けの日本人横綱の土俵に相撲ファンの期待は大きすぎたのだろうか、その後の稀勢の里の相撲には元気さが全く見られず覇気がない。

「9日目:左下手を取っても押しきれない稀勢の里は逆に宝富士の下手投げに土俵を割る」
そして、昨日、9日目の相手は稀勢の里13連勝中の平幕宝富士。立ち合いで左下手を取った稀勢の里、あとは寄り切るだけの楽勝と思った。だが、土俵際に追い込むも押しきれない。その後、攻めるわけでもなく土俵上に静止、再び土俵際まで押込むが、体を開いた宝富士の下手投げにもろくも崩れ完敗。宝富士曰く「稀勢の里は軽かった」だそうだ。テレビ桟敷で見ていて、稀勢の里の相撲に力強さが全く感じられず、それでも責任感の強い稀勢の里だけに、このまま千秋楽まで行くのかと案じたが、休場するとの報道に安堵した。平幕に簡単に負ける横綱の相撲なんか見たくもないのだ。怪我した左下手も右上手もちゃんと使えている。しかし、初日から見ているが、何となく足運びがバタバタで下半身の足腰が衰えている感じがする。左を刺して勝てる形に持ち込んでも力が相手に伝わらず安定しないのだ。

それが最も顕著に感じられたのは8日目の平幕逸ノ城との相撲だった。それは非常に呆気ない負け方だった。こんなに力が出ない稀勢の里の相撲をテレビで見て、がっかりと言うより情けなかった。と言うのは、稀勢の里の大関推挙時に感じた「物怖じしない気の強さと、鋭い眼光、強い力士との睨みあいが高揚すると赤みを帯びる容貌等、相撲ファンとっては堪らない魅力」から横綱に至るまで、大いに期待してきたものだ。今年一月、横綱推挙の、その口上は「横綱の名に恥じぬよう精進」とし、その時感じたことは、稀勢の里には、大関魁皇(浅香山親方)を横綱にしたような力士になってほしいと思っていた。魁皇の人柄を端的に表現するのに「気は優しくて力持ち、真面目で努力家、潔い-金太郎のような、お相撲さん」と常に言われてきた。ごく普通の日本人が強い相撲取りに求める、「日本人の道義の基本を示してくれた力士」になって欲しいとも思ってきた。それはまた、みんな大好きお相撲さんと言う意味でもある。その期待を一身に背負う力士が今日から休場、何とも言えない寂しい気持になった。現在の4人の横綱のうち、日馬富士は暴力問題で進退が問われること必定で、鶴竜は休場続きでこのまま引退の可能性すらある。仮に下半身が弱くなった稀勢の里の復活が見込めない等と思いたくもないが、一部ネット記事にあった「来年の今頃は横綱が1人になっているかも」と言う親方の声が、このままだと「来年の今頃」どころではなくなった。
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