野々池周辺散策

野々池貯水池周辺をウォーキングしながら気がついた事や思い出した事柄をメモします。

貰い物のザクロ

2021-01-08 06:17:15 | その他
ザクロをもらった。
ズ~と以前、初めて大きなザクロを貰った時、パカッと割れていないザクロを見たのは初めてだったので、食べ方がわからず、日本のザクロと同様に皮に少し切れ目を入れ手で割ってかぶり付いた。そうするとぽろぽろとザクロの果実が口からこぼれ落ちるので、如何にも効率の悪い食い物だとの印象があった。で、今回は、神戸垂水のペルシャ絨毯店「フライングカーペットギャラリー」HP(イラン人の愛するザクロ)にあったように、皮に数ヵ所薄く切れ目を入れ、その後、仰向けにしたザクロの表皮をスプーンでとんとんと叩いた。すると、確かに果実が簡単に取れる。それでも内部の薄皮に付いて離れない果実は薄皮から手で取ると全部の果実を取る事ができる。なるほど、簡単だ。そのまま食べると単に甘い水分だけなので、すこしレモンをかけると更に旨くなった。
   
   「ザクロ一個からとれる果実の量」
大昔、九州の生家には、大きなザクロの樹が一本あって、秋口になると大きなザクロの果実が沢山なった。それを近くの大きな樹伝いに屋根に登り、パカッと割れたザクロを頬張って喰った。やや酸味が強くそれに甘さが加わったような旨さで、割れたばかりなので本当にみずみずしかった。果実を口にいれると種が大きく、甘い水分を吸うとペッと種を口から飛ばした。どうして生家にザクロの樹があったのか知らないが、ザクロなど近隣にあまりなかった時代、学校に持って行って喰った記憶がある。

こうしてみると、日本産ザクロと貰い物の外国産ザクロは、見た目(実の大きさが違う)も、中身も、全く別の果物と言って良いほど違うようだ。ザクロの原産地はイランやトルコなど中近東で、その栽培の歴史は非常に古く、有史以前といわれていることぐらいは知っている。何で日本産ザクロの実が割れて、外国産は割れていないのかを、イランのザクロについて読んでいると、イランのザクロの産地は高地の山岳地、一方、海が近く雨が多い地域では、土壌の水分量が多いため、ザクロが熟れて皮が堅くなる前に果実が成長してしまい、栄養分が十分蓄えられないまま皮が耐えられずに実が割れてしまうそうだ。これが日本で実が割れたザクロをよく見かける理由だと書いている。イランの気候は非常に乾燥していて土地に水分が非常に少ないため、ザクロの木は生き延びるために地面に深い根を張り、時間をかけて最大限の栄養を吸収しようとするらしく、だから大きくで甘くなるとの書いてあった。

それはそうと、野々池貯水池にもザクロの小さい樹が一本あって、数年前までは熟した果実がなっていた。小さい樹なので、なる実も小さかった。夏、数個の花が咲き、11月頃になるとパカッと割れたザクロの果実が数個なる。テニスボールより少し小さめの果実だが、熟した果実はパカッと裂けて、中には深紅色の透明な多汁性の果肉の粒が無数に付いている。一個取って食べてみたことがあるが、ザクロの味がするもかなり酸っぱく何せ小さいので種が殆どで、これはとても食えない。最近は、果実はなっていない。
  「野々池貯水池のザクロ:2011年頃」
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1 コメント

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Unknown (MB)
2021-02-07 21:37:45
お皿とザクロが映えるね

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