野々池周辺散策

野々池貯水池周辺をウォーキングしながら気がついた事や思い出した事柄をメモします。

「サトウキビ」、芽がでる

2017-06-30 06:11:22 | その他
昨年2016年の11月、女房が昔の同郷の友達の集まり時、土産にもらったきたのが珍しい「ムベ」と「サトウキビ」。
その時は「ムベ」なる果物は初めてだったのでものすごく興味が沸き、アケビによく似た果実、食べてみたが、
果皮は薄く柔らかく、内側には乳白色の層、その内側に半透明の果肉をまとった黒い種子が必要以上に多数ありで、
アケビの方が遥かに食べやすいと感じた。一方、「サトウキビ」の方には左程興味も湧かなかった。
聞くと、黒糖を作るための「サトウキビ」だそうで、そのまま植えると根が出て育つと聞いてきたので、
早速庭の片隅に植えて放置していた。思いだした際に水やりする程度で、まさか冬を越すことないだろうと思っていた。
案の定、「サトウキビ」の茎の先端は黒ずんできたので、もうだめだろうと思いながらも、代わりに植えるものもないので、
そのまま放置し続けていた。で、つい先日、何気なく見ると芽らしきものが出ている。まさかと思いながらも掘り起こすと、
茎の節間から芽が出ているので、庭の片隅からとりあえず鉢に移し替えて観察してみることにした。
 
大昔の小学生の頃、田舎の実家の隣家では「サトウキビ」を海沿いの畑の片隅に植えていた。刈り取りを手伝うと貰えて、
おやつ代わりにしゃぶって食べた。しゃぶってはササクレの残りかすをペッと吐き出すが、甘いものがない時代、格好の食い物だった。
今度の貰い物の「サトウキビ」は昔のそれではなく、根元には株が一杯に出てくる種類だそうだ。
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結局、経営破たん

2017-06-28 06:29:01 | その他
26日のNHK夜のニュースが、「タカタが民事再生手続開始」をトップ報道していた。エアバッグの異常破裂による事故で7000万個以上がリコール対象となり、経営が悪化。タカタの最終的な負債総額は1兆円を超える見込みで、製造業としては戦後最大だと報道されている。 
  
タカタの民事再生申立てによって、すでに発生または今後発生するリコール費用関連の債権の大部分が、回収不能となることが見込まれるという。自動車会社にとっては部品メーカーの不祥事の後始末に1兆円の負担を強いられる可能性があり、大変なことになった。 
   
「欠陥エアバッグ問題でタカタは、自動車メーカーと責任の押し付け合いを続け、責任逃れに終始した。早期解決への努力を怠り、説明責任からも逃げ回るなど、消費者を軽視した経営者の罪は重い」とする報道が多くみられた。市場不具合を軽視する企業は三菱自動車と同様に必ず天罰が下ると、当時の心配事がまさに現実化してしまった。

★ 本件、この市場不具合が発生した際、いくつかのメディアが取り上げていたので気になって、2014年12月、当ブログ「これは大変だ! どうなるタカタエアバック」にも書いてみた。以下は当ブログよりの転載。
 12月8日のBSフジ・プライムニュースで「何が問題エアバック」が特集されていた。
この日の後半、今や全米及び日本の自動車業界最大の関心事となっている、タカタ(株)のエアバック異常爆発という市場不具合が取り上げられた。タカタ(株)の関係者は同席せず、日本のモータージャーナリストとPL訴訟に精通する弁護士が出席し、タカタ製エアバック不具合の現状を解説していた。番組で報道されたタカタのエアバック不具合を聞く範囲では、タカタは特に全米で厳しい訴訟の嵐の中に今後突き落とされる予感がする。既に動き出している集団訴訟やその後の裁判での懲罰賠償も十分考えられ、企業の存続さえも危惧される事態が発生する可能性すらある。つまりタカタのエアバッグは危機的状況の真ん中にさしかかっている。この事は膨大なリコール対応費用に加え米国弁護士の格好の獲物になってくる。
     
「インフレーター内に収納された火薬(硝酸アンモニア)が設計値以上に爆発して格納を破損、結果、人身事故に至る。」                                            

一方、業を煮やしいたたまれなくなったホンダは10日、エアバック問題で国内初の調査リコールを発表した。
それによると、タカタ製の欠陥エアバッグ問題を巡り、原因究明を待たずに実施する調査リコール(無償修理・回収)を日本で行う。調査リコールが実施されれば国内では初めてとなり、しかも、調査リコールを全世界に広げる意向を明らかにしたとあった。本来、自動車の安全や保安基準を保持できない場合、まずは不具合の原因究明が最優先され、その後一斉に対策部品が確保され次第リコールするのが一般的。だが、今回の調査リコールは日本の法令にも明記されていない自主的リコールのようで、自動車企業はここまでしないと顧客の信頼が得られない緊急事態だと考えたのだろう。「原因は特定できていないが、安全のためリコールに踏み切った」とは、異例中の異例で、自動車メーカは飛んでくる火の粉の火消しに躍起になっているのが目に見える。

しかし、不具合発生元のタカタは「自動車メーカーのリコールに協力する」と自らの立場を堅持し、全米への拡大にも消極的で、自動車メーカの判断に従うとしている。確かに、自動車の市場不具合は最終組立メーカーが市場対応するのが一般的ではあるが、米国で10数年前に発生したフォードエクスプローラ車のタイヤ不具合を契機に、不具合を発生させた部品メーカーも市場対応することが義務付けられた、所謂「TREAD法(トレッド法)」が施行されている。だから、今回のエアバック問題も、法令上では主原因部門であるタカタ(株)が率先して対応すべき事項である。 それにも関わらず、聞こえてくるタカタの市場対応は鈍い。その誠意の無さ(そのように見える)が前記したように企業として米国の厳しいイバラの道に進ませている。

国内ではホンダが先陣して調査リコール処置をとったが、ほかの自動車メーカーも追随すれば、リコールの対象台数がさらに拡大する。
さすれば、生産能力に限りがあるタカタとしては、交換部品をどのような優先順位で供給するのかという難しい課題に直面する等、難題も多い。だとしても、全数回収調査によって事態が収束するわけでもないはずだが、最重要項目である不具合原因究明状況の声が一向に聞こえてこない。日本の景気を牽引する自動車産業にあって、エアバック問題が景気の足を引っ張らねばよいが・・・。

★ 参考:
タカタエアバック問題に関連し、リコール制度が新聞紙上やネットにも頻繁に出てくるので、ネット上で少し調べてみた。
先進国は自動車等に関する独自のリコール制度を定めているが、このなかで自動車業界にとって最も影響力のある日本と米国の制度についてネット情報の受売りを少しばかり参考までに。
 ①リコールに関する法令
  重要法令として、日本では「道路運送車両法」(国交省)、米国では「全国交通・自動車安全法」(NHTSA)と「消費者製品安全法」(CPSC)があり、ともにリコールを命じる強力な権限を規制当局に与えている。今回のエアバック問題の担当はNHTSA。
 ②自動車における日本―欧米法令のリコール適用の相違
  日本では「道路運送車両法」に基本がおかれ、法規不適合をリコールと規定しているのに対し、欧米では「実安全欠陥が傾向的に
  存在するか否か」が判断基準であり、
  実際に事故が発生し且つ傾向性が有る場合がリコールとなる。従って、同一事象にも係らず国内外で市場処置の仕方が異なる。
  法規適合でも実安全欠陥が存在する場合は、国内でもリコール処置を適用する場合がある。
  また、米国のトレッド法では実質同一車の米国以外でのリコール案件は届出が必要で、改修は世界規模になることが多い。
 次に、リコール処置と大いに関連するPL法について。
 米国では、企業が製品に重大な危険があると判断した場合には、速やかに関係官庁に報告する義務がある。
 例えば、CPSCは24Hr以内の報告義務と違反した場合の制裁金は最高165万ドル、NHTSAは5日以内の報告義務と違反した場合の制裁金は最
 高1500万ドルを科す懲罰的賠償制度がある。 また、製品欠陥が原因で傷害事故が発生した場合に適用される米国のPL法では、企業の
 悪意のある行為に対して陪審員による懲罰的賠償制度が適用されるリスクがあり、リコールの判断を誤ると官庁及びPL訴訟の両面に
 おいては損害賠償を科せられることになり、リコールは迅速且つ公正に実施する必要がある。
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広島戦

2017-06-26 06:09:19 | スポーツ
交流戦が終了した時点で、阪神は広島に次いでゲーム差3の2位。
23日からの広島3連戦に勝利すれば一気に広島とのゲーム差は無くなると、ファンはそう思った。ところが、初戦は13-3のボロ負け。
阪神の投手はエースのメッセンジャーだから、まず初戦は阪神の勝ちを予想した。ところが、そのエースが不調で、しかも阪神自慢の継投が打たれ、阪神投手陣はボロボロに打たれなすすべなし。でも、金本監督は「(一方的な展開にも)まあ、これも試合ですから。考えようによっては接戦で痛い負けをするよりは、あっさりして、切り替えも早くできて、反省すべきところは反省して、個々が。明日ですね」と新聞にあった。確かにそれはそうだが、テレビ観戦している当方にとっては、アナウンサーは盛んに阪神を弁護するが、こんだけ一方的な試合で広島の強さだけを見せつけられたら阪神の実力とはこんなもんかと愕然としてしまった。それほどまでに広島の強さを見せつけられた試合だった。
  

で、気持ちを切り替えて第2戦。 結果は、「阪神は2点ビハインドで降雨ノーゲーム」。
途中で雨足が強くなり、能見の制球が定まらない。この試合も広島の強さに阪神の負けゲームだと予感したが、ノーゲームとなって四回途中KOの能見には救いの雨となって救われた。本当に雨様々だった。

第3戦目、試合開始前から雨よ降れと念じていた。前の2戦の結果から、雨が降れば良いと思えるほど阪神と広島の実力差があったからだ。
試合は流れることなく行なわれ「広島5-0阪神」で広島の勝ち。特に、三回、2死から相手先発の大瀬良にエンタイトルツーベースを打たれたことがきっかけになりこの回3失点を喫した。その後の阪神は広島より多くのヒットを打ちながら好機に打てず完封負け。これで5ゲーム差に広がる。テレビの解説者も阪神をコケ降ろすようになった。こんなでは、阪神の首位を望むは到底無理で遠い。
  
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ネジバナ

2017-06-24 06:26:51 | 野々池周辺
  「野々池のネジバナ」
梅雨に入ると、野々池貯水池の土手にネジバナが咲く。
21日には昨夜からの大雨で近畿地方の一部にも大雨警報がでたと報道にあった。ここ神戸の強い雨が降るも警報が出るほどもなかった。
大雨が過ぎると晴れてきたが、まだうす曇りが続き若干湿っぽい。大雨時は20度を切る気温も、雨が過ぎると26度付近まで上昇。
野々池貯水池では例年行われる草刈が始まった。その間、内周路の土手の草は残っているので、注意して歩きながらネジバナを探した。
注意してみないとこの花を見つけることはなかなか難しいが、一度みると特徴があるだけにすぐにわかる。
スート伸びた細い茎に螺旋状にピンクの花が房状に咲き、野ランの一種とあるが、本当に品のある花姿で見つけると感動ものだ。
ネジバナの背丈は小さく20cmにも満たず、それにびっしりとピンクの花が捻じれて咲く。
小さいので焦点を合わせて写真を撮るのが難しい。
  

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夏の草刈始まる

2017-06-23 06:15:29 | 野々池周辺
野々池貯水池のジョギングコースを歩いていると、草の匂いが突然漂ってきた。
野々池の土手の草刈が始まったようだ。刈り取り中に漂う草の匂いでジョギング中の疲れがとれる。
今年は、野々池貯水池の南側登り口側から反時計周りに刈り始めているが、
2サイクルエンジン付き刈払い機の独特の音に乗って心地よく作業が進み、刈った後の仕上げも綺麗。
刈った傍から草を集めて車に積み込む作業を繰り返しながら、最後はエンジン付きブロワーで残り葉を散らし掃除する。
外周路、内周路、最後にジョギングコース中央を分けているアベリアをトリマーで刈り揃えて作業が終了するには数か月、
この時期、雨が降る時期でもあり、最後に全作業が終了する頃には、一番最初に刈った草はかなり伸びてくる。
 
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阪神タイガーズ、交流戦が終了

2017-06-21 06:08:56 | スポーツ
今年の阪神タイガーズ、今のところは快調に展開中。
18日のセ・パ交流戦最終戦は阪神0-1楽天で負けたものの、交流戦は10勝8敗で、「全体的に見れば貯金2をプラスできた。そこは良しとしないと」とは金本監督の弁。最終戦で広島もソフトバンクに負けたので、3ゲーム差で後半戦に入る。そしてリーグ戦が再開する23日からは広島との3連戦。楽しみな後半戦へと繋がっていく。首位広島とは交流戦開幕時点の1差がゲーム差3差へ拡大したが、まだ可能性は十分にある。でも、色々批判もあるが、個人的には交流戦が組まれた試合の方が断然迫力があって面白い。
 
で、交流戦を通じて感じたことは、ここ一番の場面で、好機に打てない阪神が目立った。昨年のもがき苦しんだ事を思えば遥かに好ましいが、負けた試合の後味の悪さは印象に残ってなかなか消えない。交流戦での問題は攻撃陣だったという感じがする。確かにヒーローは日替わりで出ていた。特に岡崎の「ヒーローはまた岡崎!阪神サヨナラ勝ち」は素晴らしかったし、また俊介の活躍も目覚ましいものがあった。糸原や原口等の脇役の選手たちの活躍が目立ち、試合後のお立ち台で語る言葉は新鮮だった。問題は主役であろう。タイガースの攻撃の主役は何と言っても、3番4番の糸井と福留だ。この二人の活躍があってこそ 脇役が目立つ。ところが交流戦中、まず主役のひとりである糸井がケガをし、もう一人の福留には元気がなかった。糸井は怪我して戦線離脱し代打担当になったが、三振が多く、福留も心なしか疲れて見えた。だが、交流戦の最終戦で、「代打・糸井」がコールされると、聖地を埋め尽くした大観衆から今日一番の歓声が上がり、ヒットを打ったものの、笑顔が見えない糸井の苦悩は阪神の苦悩を代弁しているようにも感じられる。そうしてみると、阪神の主役が本来の元気を取り戻し活躍しておれば、広島とのゲーム差ももっと縮まったはずで、ないものねだりをしても仕方ないが、そう見えた。
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トヨタの一つの戦い

2017-06-19 06:21:12 | モータースポーツ
18日、四輪のル・マン24時間耐久レースを「TOYOTA GAZOO Racing 2017年【ル・マン24時間 耐久レース】ライブ配信」でパソコン観戦している。実際は、FB「TOYOTA GAZOO Racing」やFB友達から逐次投稿される情報を見ながらレース動向を楽しんでいると言うのが正解だが、優勝候補の一角であった、トヨタのチームは8時間手前に2台がリタイヤし苦戦続きで、レースと言うのは本当に最後のゴールをきるまで何が起るか分からないだけに怖い戦いが続いている。
 「TOYOTA GAZOO Racing」

本番レースが開始される前の6月16日 の夜、「TOYOTA GAZOO Racing」のFBに、トヨタ社長がコメント(決勝前日である6月16日(金)、イタリアの日刊新聞「Il Messaggero 」が、Volkswagen AG CEOのMatthias Muller氏とともにトヨタ自動車株式会社 社長 豊田章男を特集でとりあげられた内容)を投稿している。世界自動車業界最高の位置にある 豊田社長が世界中のモータースポーツファンに、いや多くの自動車ユーザーに向けて発信した内容は自動車業界の歩む一つの道を示すものとして非常に面白い。かっての四輪、ましてやモータースポーツに最も近い位置にいる二輪業界の先駆者たちは、同じ思想や理念をもって活動し続け今の繁栄を得た。それから半世紀たち、モータースポーツ界とは一線を引く自動車企業が多い中、トヨタの原点回帰はトヨタの闘い方を示すものとして面白い。以下は「TOYOTA GAZOO Racing」のFBから引用。
私はルマンに行く機会に恵まれませんでした。毎年、トヨタの株主総会は決まってルマンの週に開催されるめ、現地に行くことができないんです。昨年も、やはりルマンには行けませんでした。日本時間で日曜の夜10時頃、トヨタが迎える、初めてのその瞬間を私は自宅のテレビの前で迎えようとしていました。スマートフォンを片手に、現地にいるスタッフとメッセンジャーでやりとりをしながら、正直に言えば、もうその瞬間を迎えるであろうことを確信していたと記憶しています。私も、幾度となく、レースやラリーの現場に行っていますし、ドライバーとしても、何度も競技に参加しています。なので、レースは、チェッカーを受けるまで、何があるか分からないということはよく分かっていたつもりでした。しかし、追い上げてきていたポルシェがピットに入り、マージンが1分半近くまで広がった時、勝利への安堵のようなものを感じていたと思います。しかし21時57分、トヨタのクルマは、ドライバーからの「No power I have no power」という交信とともにスローダウンし、そしてピット前のコース上で止まってしまいました。初めは、何が起きているか、よく分かりませんでした。現地にいるスタッフも混乱していて、確かなことはよく分かりませんでした。ただ、テレビの画面に映し出される「歓喜に満ちたポルシェのクルー達」をみて、やはりレースは、最後の最後まで何があるか分からないということを知ることになりました。私の心には、悔しさと残念な気持ちが溢れてきたことを覚えています。このクルマを走らせていたのはドライバーだけではありません。このクルマの開発に携わったエンジニア、メカニック、そしてパーツサプライヤーに至る多くのメンバーが、このクルマを走らせていました。そんな、私以上に深い悔しさに包まれている彼らに、私から、なんと声をかければよいか、あの時は、正直、分かりませんでた。トヨタは18回、この伝統あるルマンのレースに挑戦させていただいていますが、シルバーメダルしか手にしたことがありません。
本当に多くのファンがトヨタを応援し続けてくださっています。その皆さまが「今度こそはゴールドメダルを」と毎年、声援を送ってくださいます。言ってみれば、私も、その内の一人です。今度こそは、24時間で、他の誰より、トヨタのクルマが長い距離を走ってほしいと思い続けていました。なので、そうしたファンの皆様に対し、深い感謝の気持ちを抱いていますし、この瞬間を迎えた時は、彼らに、本当に申し訳ない気持ちになりました。昨年のレースには、会長の内山田が現地に行ってくれていました。彼は、プリウスの開発者であり、ハイブリッドの父とも呼ばれています。ハイブリッドカーで戦うルマンの戦いにおいても、彼は、チームの父のような存在であると思います。だから、昨年のルマンにおいて、レース後に、トヨタを代表するコメントは、テレビの前にいる私ではなく、彼にお願いをしていました。しかし、あの瞬間を目にし、「この悔しさは、クルマを作ってきたチームだけのものではなく、トヨタにいる全員、そして応援してくださっている全員の悔しさだ」と、私は感じました。そして、私は、内山田会長に、「今回は、トヨタの想いとして、私からコメントを出させてほしい」とお願いしました。そうして、発信したのが、このコメントです。
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このコメントが出来た時、最初に送った相手は、広報担当ではなく、レーシングハイブリッドプロジェクトのリーダーである村田でした。2015年、トヨタはルマン(そしてWECシリーズ)において、ポルシェやアウディに全く歯が立ちませんでした。「2016年は絶対に負けられない」トヨタのその想いを背負った村田は、今後2年かけてやる開発を前倒しして、2016年に向けたクルマを死にもの狂いで準備していました。私は、それを知っていたので、出来上がったメッセージをまず彼に読ませたいと思ったのです。「現場にいてやれなくてゴメン」「こういうメッセージを出すぞ」と言う言葉と共に、彼にメッセージをおくりました。後日、聞いたところ、彼は「社長が送ってくれた。あのメッセージに救われた。もう一度、2017年に向けて頑張ろうと気持ちを切り替えることができた」と語ってくれていました。彼と、そのチームは、今年のルマンに向けて、その前の年以上の努力を重ねてくれました。きっと期待に応えてくれているに違いない…と思います。トヨタが、モータースポーツに挑む理由はもっといいクルマをつくるためです。私の祖父で、トヨタ自動車の創業者である豊田喜一郎も、このような言葉を残していました。
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これから、乗用車製造を物にせねばならない日本の自動車製造事業にとって、耐久性や性能試験のため、オートレースにおいて、その自動車の性能のありったけを発揮してみて、その優劣を争う所に改良進歩が行われ、モーターファンの興味を沸かすのである・・・。単なる興味本位のレースではなく、日本の乗用車製造事業の発達に、必要欠くべからざるものである
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その想いは今も変わりません。競争という厳しい環境の中でこそ、新しいアイデアが生まれ、それを実現しようと皆が努力を重ねます。
その過程が、人は成長させ、クルマも更に良いものに成り続けていくのです。ですので、モータースポーツは、自動車産業にとってなくてはならない取り組みなのだと思っています。ルマンの話に戻せば、昨年味わった悔しさが、新たな技術への挑戦を生み、今年のクルマに繋がり、それは、未来のトヨタのクルマの進化にも繋がっているのだと確信しています。しかしながら、昨年の結果は、悔しいだけでは、ありませんでした。悔しさも大きかった一方で、トヨタは得たものもありました。レースの後に、ポルシェやアウディに、その戦いを讃えてもらえたことです。例えば、ポルシェは、レースの数時間後に、SNSで、「Competed together for 24 hours. Head to head for 24 hours. Gained our respect forever」と我々に向けたメッセージを発信してくださいました。それを見て、私は、伝統あるヨーロッパのモータースポーツ業界に初めてトヨタのことを認めてもらえたように感じ、とても嬉しく感じました。そして、その数週間後、私のもとに、ドクターポルシェからの手紙も届きました。とても感動しました。ポルシェは、とても素晴らしいクルマを作る“尊敬すべきスポーツカーメーカー”です。そのトップから手紙を頂けることは、大変光栄なことでした。私からも返事を出させていただき、そのコミュニケーションがきっかけでパリモーターショウの時、ドクターポルシェに直接会って、お話を聞くことが出来ました。このような出会いを昨年のルマンの戦いはトヨタに与えてくれました。このことに感謝したいと思います。パリで、ドクター ポルシェと「次は来年のルマンで会いましょう」と約束しました。この感謝の気持ちは、今年のルマンで、ドクターポルシェに改めて伝えたいと思います。そして、なにより、ポルシェと、再度、素晴らしい戦いをすることで応えていきたいと思います。一年の努力により、我々のクルマは、もっといいクルマになっています。ですので、ポルシェと、素晴らしい戦いをできると確信しています。その戦いが、人々を魅了し、I love carsと言ってくださるファンが1人でも増えればと思います。そして、やはり、今年は、トヨタが、24時間で一番長い距離を走るクルマであってほしいと思います。長く応援し続けてくださるファンの皆様に、心からの笑顔になってほしいと願っています。私も、そのファンの内の一人です。だから、今年は、日曜日の午後3時に、最高の笑顔をしたいと思っています。


★トヨタに並び、モータースポーツ界に参戦する理念を示したものとして、かってのホンダの考え方も面白い。
一流トップの学び方:本田技研工業 福井威夫社長
「レース参戦することによって・・(略) 重要なのはこの貪欲さが生まれる環境で、その極致が“修羅場体験”です。 想像を超える困難な状況の中で、自分で何とかしないとダイレクトに結果に表れる。誰も教えてくれない。失敗はしたくないが、失敗を恐れていたら何もできない。必要な情報や知識をどんどん吸収し、あらゆる力を一点に集中して突破する。そして、見事成功したときは達成感に浸る。こうした修羅場体験を経て、ひと皮も、ふた皮もむけて力をつける。ところが、組織が大きくなると、自分は何もしなくても業績に影響しないような状況が各所に生まれがちです。大企業病が蔓延する。そうならないよう、社員をいかに修羅場に追い込んでいくか。」

★世界の四輪業界と二輪業界のトップに君臨する企業、トヨタとホンダの、其々が考えるモータースポーツとはを読むと同じような文言が出てくるので、進む道や目標は全く同じ方向かなとか一見思えるが、しかし夫々が育った環境の違いもあって歩む道は大きく異なるようにも読める。それはレースに参戦する根っこの部分が全く異質だったことからくるのかも知れない。トヨタのモータースポーツの出発点が役所等から要請(指示)によるもので当初から役所の保護があったものと読んだことがある。一方、ホンダは、町工場の現場でミカン箱に立って自ら世界のレース参戦し勝つことを目標としたこと、つまり役所の保護もないまま単身世界に打って出たこと等を勘案すると進む道は大きく異なってきた。トヨタもそう、ホンダもそうだが、レース専用車はサーキットという専用のコースの中で如何に誰よりも早く走れるかを追求し、しかも24時間という耐久性もを追求する技術競争であり、そこにあるのはレース車に要求される技術力の極限の競争だとしている。市販車に要求される技術力とは当然異なる。また市販車の技術とレース専用車が追求する技術は同じでレース専用車の技術がそのまま市販車に活用できるからレース参戦を志すとも言ってない。だから、その点では市販車とレース専用車の技術は異なるとはその通りだが、彼らがレースに参戦する目的はそんな次元な話ではない。自動車業界のトップ企業は、企業の進む道を、何時も原点回帰しながら企業運営していることがよくわかる。モータースポーツに興味のない人達には、”レースを単に美化しているだけ”との声も聞こえてきそうだが、しかし、企業トップにとって、最も重要な競争力学を重視し、極限状態で戦うことで大企業病にかからぬ組織作りの責務があり、その戦略の一つがモータースポーツ活動なのかもしれない。戦いのなかで蓄積された人的・物的な知識・技能の伝承、いわゆる組織技術ソフトウェアの蓄積の重要性から言えば、レース運営組織が経験的に企業グループ内で運営し続けたいとの思いが、トヨタ、ホンダの経営トップからの市場に向けて、いや社内に向けての直接の声と取ることもできる。 

★で、結果は、「【ル・マン24h速報】2号車ポルシェ優勝。大波乱の24時間を制す。」に、こうある。
「ル・マン24時間レースの決勝が行われ、2号車ポルシェ919ハイブリッドがトップチェッカーを受けた。
 LMP1クラスで出走した計6台全てがトラブルに見舞われ、最後まで走りきったのは2号車ポルシェ919ハイブリッドと8号車トヨタTS050ハイブリッドの2台のみだった。 一時はLMP2クラスの38号車ジャッキー・チェンDCレーシングが首位を快走したが、残り1時間というところで2号車ポルシェが追いつき、奪首。結局そのまま最後の1時間を先頭で走り、トップチェッカーを受けた。 総合2位には38号車ジャッキー・チェンDCレーシング、3位には13号車ヴァイヨン・レベリオンと、LMP2クラスのマシンが上位に入った。 完走したLMP1クラスのもう1台、8号車トヨタTS050ハイブリッドは、総合9位でフィニッシュしている。1号車ポルシェ、7号車と9号車のトヨタはリタイアとなった」
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梅雨の合間の野々池

2017-06-17 06:20:28 | 野々池周辺
㋅7日に梅雨入りした後、曇り空も時々見られるが、晴れ間が殆どの日が続いている。
昼間の気温は高くても26度止まりで吹く風は心地よく、梅雨の合間のこの季節、最高に過ごし易い。
こんな日の日中は、なるべく野々池に登ってジョギングするが、コースを二回りでもすると汗びっしょりになる。
この季節の野々池に咲いている花は夾竹桃が殆どだが、これから咲くであろう「ネジバナ」を探しながら歩く楽しみもある。
探すと言っても、この時期は深い草が全面に覆っているので見つけるのが困難だけど、それこそ枯草に一輪の花、
見つけたときの嬉しさは格別なものがある。だが、こうして野々池貯水池のジョギングコース外周路を写真に撮ると、
何の変哲もない草ぼうぼうにしか見えない。
 
 
 
 
日中に、ジョギングコースで運動する人は殆ど見かけないが、近くの中学生が部活動で走り出す時間と、
朝早くか日が落ちる寸前頃の野々池は人が多く賑やかになる。
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赤茶色葉のドクダミ

2017-06-16 06:07:37 | 

ドクダミはやや日陰の湿った場所を好む草で、庭でもツツジの樹の下あたりの手が届かないところに良く育つ。
草取り時のあの強烈な匂いが鼻に付くくらいで、ドクダミは嫌いではないが、ほの暗い木立の下などに咲くドクダミの花の白さには、
いつもはっとさせられる。田舎にいる頃はドクダミを何かと活用していた記憶があるが、都会に出てきてからはただの雑草。
そんなドクダミでも、抜かれずに育っているのが、赤茶色の葉の斑入りドクダミ。このドクダミだけは抜かれることもなく、
ましてや水やりまでしてもらってのうのうと育っている。
 
普通のドクダミは半日陰に良く育つが、この赤色ドクダミは日向でもよく育ち、葉全体が赤みを帯びてとても美しい。
 
で、何時も抜かれる羽目になっている普通のドクダミは緑色。
 




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庭のアジサイ、’17年

2017-06-14 06:16:45 | 
6月7日に近畿地方は梅雨入りした。その日はかなりの雨でうっとうしい季節到来と身構えた。
ところが、その後は晴天続きでいささか拍子抜けしたが、雨は少ないほうが断然過ごし易い。
しかし、昼間の気温は下がり、高くとも24,5度近辺でやや肌寒さを感じる。特に朝早くがもろ肌寒い。

梅雨に入る前後から庭のアジサイが咲き続け、5月末に「ヒチダンカ」が咲き始め、満開の時期はとうに過ぎた。
次に咲いたのが「ガクアジサイ」。今満開なのが「アナベル」で、ぼんぼりの様な丸い花の塊は黄緑色から
薄いグリーン色へと順次色がかわり、最後は白一色に変わる。
また色付きが始まったのが、片隅に植えている日本の原生種の変種「隅田の花火」。
 「ヒチダンカ」
 「ガクアジサイ」
 「アナベル」
 「隅田の花火」

昨日から阪神は西武との3連戦が甲子園球場で始まり、初戦を取った。天気予報によると晴れ予報なので、当面は阪神野球を楽しめる。
最近、「どれだけ負けても、野球は楽しめる。阪神ファンの人生が幸せな理由」と言う記事があった。これ、参考になる。

このまま曇り空が続きそうだが、しかし梅雨明けまでにはまだ遠く、この季節はうっとうしくて好きではないが、
この時期、アジサイだけは元気に咲いているのがせめてもの救い。このところ、毎日、家の近くでウグイスの声が良く聞こえる。
家の近くから離れたなーと感じていると、次は林崎疏水方面、次はその真反対の位置にある楠から聞こえる場合もある。 
  
  
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