今日(22日)も昨日からの真夏のような暑さに少々だらけてしまった。
さー、今日は一日スポーツ観戦だと、まずはAMAのスーパークロス(Foxborough450SX)を見ようとパソコンのLIVE Timingに合わせると、レースは既に終了していた。開始時間を当方が間違ったようだ。さすればと動画を探すと、何とKawasaki Eli Tomac選手がKTMの Marvin Musquin 選手にイン側から当てられ転倒して怒っている場面が繰り返し出てきた。結局はレースは Musquin 選手が優勝、Tomac選手は2位となった。これはLIVEで観たかったなー。残り2戦、HusqvarnaワークスのJason Anderson選手のチャンピオンは固い。Tomac選手は、今の選手層の中では最も速い選手だと思うが、3戦も落としたらチャンピオンはまず無理。
今日は、全日本ロードレース選手権JSB第2戦の鈴鹿、全日本モトクロス選手権も第2戦関東大会。午後からは阪神:巨人戦と続く。その間、Asia Road Racing Championship 600がある。で、この中で、最もエキサイティングで興奮したスポーツは全日本ロードレース選手権のJSB1000とAsiaの600レースで、最も面白くなかったスポーツは阪神:巨人戦だった。
最高に面白かった全日本ロードレースのJSB1000だが、前日の土曜に引き続き連続優勝したのはヤマハワークスライダーの中須賀選手。なにせ、パソコンのLIVE動画観戦しても、その安定感は何とも言えない見事なレース運びだった。全日本ロードレースは中須賀選手の華麗なレースを見せる為にあるようにさえ思えた。特にヒート2は最高だ。ホールショットを奪ったのは今年からHRCワークスライダーとなった高橋巧選手。前半のレースをリードした高橋選手だが、これを見た中須賀選手も直ぐに2番手に上がり、レース序盤から2台の一騎打ちとなった。中須賀選手は高橋選手のすぐ後にピタリとつけたまま、すぐ前を走る高橋選手を交わすことなく終始真後ろにつける。そしてトップ争いが動いたのは、残り4周となったところで、中須賀が2コーナーで高橋のインを突き、再び、3コーナーで高橋選手が抜き返すと、こうした展開が最終ラップまで続くかと思われたバトルだったが、16周目のスプーンカーブ進入で前に出た中須賀選手がトップでゴール。開幕4連勝で、昨年から8連勝だそうだ。
「ヤマハHP」
中須賀選手はやろうと思えば単独走行も可能な圧倒的走りを持つように見えたが、初参戦のHRCワークスの戦闘力拝見ともみれるような余裕のレースだった。今回の鈴鹿は鈴鹿8耐の前哨戦だと思うが、今回のレース展開をみると、久しぶりのワークス参戦となったHRCもヤマハワークスには到底及ばず、今年もヤマハワークスの圧勝を予感させるものだった。しかし、残念なのは同じくヤマハワークスの一角を占める野左根選手のレース運びだ。最終ゴールの鈴鹿8耐で勝つ確率を上げるには複数のワークスチームを同一チームで構成する必要があるが、そのバックアップ体制となるべき野左根選手がこんな不安定な走りではヤマハワークスの8耐体制は万全とは言えないかもしれない。
Asia Road Racing Championship 600も面白い。今回は第2戦オーストラリア。殆どすべての選手が知らない選手ばかりだが、アジアのレースは面白い。今回は、レース1が赤旗キャンセルとなり、第2ヒートはヤマハR6勢の圧勝で終わった。別の視点でみると、今の時代、世界経済はアジアを中心に回っていると言っても過言ではない。2輪ビジネスに関してもそれは例外ではなく、国内や欧州ではなく今やアジアで稼いでいる状態だ。特に、世界の2輪市場を牽引する日本のホンダ、ヤマハの決算を見ても、 収益のメインマーケットはアジアだ。この市場では、かつての日本がそうだったようにレースの成績がセールスに直結するという図式があると聞いている。 最近は東南アジアや中国でもスポーツモデルの人気が高まっていると言う。 そして、いつの時代でもモータースポーツにはお金がかかる。レース界でも今後は、アジアンマネーをうまく呼び寄せた者が勝者になるのかもしれない。 そういう視点で、Asia Road Racing Championship をパソコン動画観戦すると、殆んどが知らない選手ばかりだが、どの選手も勝つことに異常な執念を持った選手ばかりだから、最高に面白いのだ。
「ヤマハHP」
最後に、最低のスポーツは阪神:巨人戦。
モータースポーツの合間に、阪神:巨人戦も、その試合の動きをパソコン観戦しながら、面白くなりそう場面ではTVを付けた。で、結局、阪神は甲子園で3連敗となった。しかも、3戦目は今季ワーストの10失点、新聞によると、阪神は甲子園で2016年9月以来の巨人戦3連戦3連敗だそうだ。その元凶は、何と言っても初戦敗戦投手の藤浪選手と大山選手だと思う。この3日間、気分の悪さは一向に晴れる事はなかった。