国産初のステルス機「心神」が28日、報道関係者に公開された。名称は”Xー2”。
X-2は「第5世代戦闘機」と呼ばれる現在のステルス機の上を行く、「第6世代戦闘機」のカウンターステルス機の礎にすることを目指している。
「X-2:ステルス機「心神」」
今後、地上滑走試験を行ったうえで、早ければ2月中旬までに初飛行を実施するとある。
報道では、「実証機は白と赤をベースにカラーリングされ、全長は約14メートル、全幅約9メートル。「世界最強のステルス機」とされるアメリカのF22や日本の戦闘機F2よりは小さく、T4中等練習機よりは大きい。この日は、機体各部の秘匿性を重視し、正面からの撮影を認めなかった」ともある。(参考:「CNNニュースJapan unveils first stealth fighter jet」
「X-2」の特徴は全体の9割国産製品だそうだ。
機体は三菱重工業、エンジンはIHI、主翼と尾翼は富士重工業、操縦席は川崎重工業が製造し、機体の約3割に炭素繊維強化樹脂で軽量化されているという。機体はともかくエンジンを国産化できたのは大きい。双発で最大出力は10トン級。
現代の防空能力での戦闘機はステルス性を持つ「第5世代戦闘機」が主流で、その代表で最強戦闘機は米軍のF22(25日、沖縄に飛来)で、各国はF22を保有する事を希望していたが、米国が国外に出す事を拒否したので、それに変わるF35が現代西欧諸国国防の主力戦闘機になっている。ステルス戦闘機の戦闘能力の凄さは、米国がアラスカで行った模擬空中戦で、世界最強のステルス戦闘機F22の1機で米国空軍の主力戦闘機F15等の戦闘機144機を撃墜し、F22は一機も撃ち落されなかったという。また、空自のF15とF4は07年、沖縄県周辺で行われた米空軍の最新鋭ステルス機F22との戦闘訓練で、相手を発見する前に攻撃され完敗し、空自幹部は「大人と赤ん坊ほどの違いだった」と評価したと、かなり前の記事にあった。一方、中国は次世代のステルス戦闘機としてJ20そして「殲31」を開発中で、この第5世代戦闘機の開発分野では、日本より数年進んでいるという説もあるぐらいだから、日本の防空上、ステルス戦闘機の早急なる国内整備が望まれていた。
期せずして、27日、太平洋戦争時の名機「ゼロ戦」が海上自衛隊鹿屋航空基地で試験飛行したが、「ゼロ戦」と縁が深い三菱の工場で、「心神」がロールアウトした。戦後ズタズタにされた日本の航空機産業を蘇生させる先駆けと成る戦闘機開発は国家の体制を守る礎の一つになる事は間違いない。既に一国のみで自前の戦闘機の開発するには巨額の費用が掛りすぎることは自明で、同盟国との共同開発が必然となっている。国産するか、共同開発するかにしても、国産可能な開発技術力の保有が極めて大きな意味をもち、国産戦闘機を製造する能力をもたない先進国など、何処からも相手にされないだろう。
防衛は国家の究極の義務とも言えるもので、日本が最新のF35を配備することで、F15やF2で訓練を十分積んだ空自パイロットが操縦すれば、どこの国の飛行機も日本の領空を侵犯することはできない。中国やロシアの戦闘機が日本領空を制圧することはできないし、日本が一定の軍備を持つことは地域の平和のためにはむしろ役に立つのは確かであると思う。
昔、岐阜にある実験航空隊の飛行場で、F104や当時世界最強でベトナム戦争にも投入されたF4Eがタッチ&ゴーを繰返している光景を真下で何度も見た。F4EJが離陸後アフターバーナーを点火し空中を突き進んで飛んでいく様は、ドォウーン言うすごい音とともに腹にまともに響いてきた。実際の戦闘機をまじかに見ると、この戦闘機が日本の空を防衛し、他国からの侵犯を防いでいるという実感を肌で感じ取ること出来る。ちょうど、海外で日章旗をみて安心できる心情に良く似ており、とにかく誇りに思えてくる。新聞には日本の戦闘機のスクランブル発進回数が公表されており、その回数も無視できぬ程多い。現実の世界は、強い国のみが強い発言力を持ち、且つ自国を防衛できる世界なんだと思わざるを得ない。とかく外交ヘタの日本と言われているが、世界有数の軍備機能があるからこそ諸外国も日本を無視できず、無言の交渉力となっていると思う。
X-2は「第5世代戦闘機」と呼ばれる現在のステルス機の上を行く、「第6世代戦闘機」のカウンターステルス機の礎にすることを目指している。
「X-2:ステルス機「心神」」
今後、地上滑走試験を行ったうえで、早ければ2月中旬までに初飛行を実施するとある。
報道では、「実証機は白と赤をベースにカラーリングされ、全長は約14メートル、全幅約9メートル。「世界最強のステルス機」とされるアメリカのF22や日本の戦闘機F2よりは小さく、T4中等練習機よりは大きい。この日は、機体各部の秘匿性を重視し、正面からの撮影を認めなかった」ともある。(参考:「CNNニュースJapan unveils first stealth fighter jet」
「X-2」の特徴は全体の9割国産製品だそうだ。
機体は三菱重工業、エンジンはIHI、主翼と尾翼は富士重工業、操縦席は川崎重工業が製造し、機体の約3割に炭素繊維強化樹脂で軽量化されているという。機体はともかくエンジンを国産化できたのは大きい。双発で最大出力は10トン級。
現代の防空能力での戦闘機はステルス性を持つ「第5世代戦闘機」が主流で、その代表で最強戦闘機は米軍のF22(25日、沖縄に飛来)で、各国はF22を保有する事を希望していたが、米国が国外に出す事を拒否したので、それに変わるF35が現代西欧諸国国防の主力戦闘機になっている。ステルス戦闘機の戦闘能力の凄さは、米国がアラスカで行った模擬空中戦で、世界最強のステルス戦闘機F22の1機で米国空軍の主力戦闘機F15等の戦闘機144機を撃墜し、F22は一機も撃ち落されなかったという。また、空自のF15とF4は07年、沖縄県周辺で行われた米空軍の最新鋭ステルス機F22との戦闘訓練で、相手を発見する前に攻撃され完敗し、空自幹部は「大人と赤ん坊ほどの違いだった」と評価したと、かなり前の記事にあった。一方、中国は次世代のステルス戦闘機としてJ20そして「殲31」を開発中で、この第5世代戦闘機の開発分野では、日本より数年進んでいるという説もあるぐらいだから、日本の防空上、ステルス戦闘機の早急なる国内整備が望まれていた。
期せずして、27日、太平洋戦争時の名機「ゼロ戦」が海上自衛隊鹿屋航空基地で試験飛行したが、「ゼロ戦」と縁が深い三菱の工場で、「心神」がロールアウトした。戦後ズタズタにされた日本の航空機産業を蘇生させる先駆けと成る戦闘機開発は国家の体制を守る礎の一つになる事は間違いない。既に一国のみで自前の戦闘機の開発するには巨額の費用が掛りすぎることは自明で、同盟国との共同開発が必然となっている。国産するか、共同開発するかにしても、国産可能な開発技術力の保有が極めて大きな意味をもち、国産戦闘機を製造する能力をもたない先進国など、何処からも相手にされないだろう。
防衛は国家の究極の義務とも言えるもので、日本が最新のF35を配備することで、F15やF2で訓練を十分積んだ空自パイロットが操縦すれば、どこの国の飛行機も日本の領空を侵犯することはできない。中国やロシアの戦闘機が日本領空を制圧することはできないし、日本が一定の軍備を持つことは地域の平和のためにはむしろ役に立つのは確かであると思う。
昔、岐阜にある実験航空隊の飛行場で、F104や当時世界最強でベトナム戦争にも投入されたF4Eがタッチ&ゴーを繰返している光景を真下で何度も見た。F4EJが離陸後アフターバーナーを点火し空中を突き進んで飛んでいく様は、ドォウーン言うすごい音とともに腹にまともに響いてきた。実際の戦闘機をまじかに見ると、この戦闘機が日本の空を防衛し、他国からの侵犯を防いでいるという実感を肌で感じ取ること出来る。ちょうど、海外で日章旗をみて安心できる心情に良く似ており、とにかく誇りに思えてくる。新聞には日本の戦闘機のスクランブル発進回数が公表されており、その回数も無視できぬ程多い。現実の世界は、強い国のみが強い発言力を持ち、且つ自国を防衛できる世界なんだと思わざるを得ない。とかく外交ヘタの日本と言われているが、世界有数の軍備機能があるからこそ諸外国も日本を無視できず、無言の交渉力となっていると思う。