野々池周辺散策

野々池貯水池周辺をウォーキングしながら気がついた事や思い出した事柄をメモします。

国産ステルス実証戦闘機登場

2016-01-29 09:33:03 | その他
国産初のステルス機「心神」が28日、報道関係者に公開された。名称は”Xー2”。
X-2は「第5世代戦闘機」と呼ばれる現在のステルス機の上を行く、「第6世代戦闘機」のカウンターステルス機の礎にすることを目指している。
      「X-2:ステルス機「心神」」
今後、地上滑走試験を行ったうえで、早ければ2月中旬までに初飛行を実施するとある。
報道では、「実証機は白と赤をベースにカラーリングされ、全長は約14メートル、全幅約9メートル。「世界最強のステルス機」とされるアメリカのF22や日本の戦闘機F2よりは小さく、T4中等練習機よりは大きい。この日は、機体各部の秘匿性を重視し、正面からの撮影を認めなかった」ともある。(参考:「CNNニュースJapan unveils first stealth fighter jet」

「X-2」の特徴は全体の9割国産製品だそうだ。
機体は三菱重工業、エンジンはIHI、主翼と尾翼は富士重工業、操縦席は川崎重工業が製造し、機体の約3割に炭素繊維強化樹脂で軽量化されているという。機体はともかくエンジンを国産化できたのは大きい。双発で最大出力は10トン級。

現代の防空能力での戦闘機はステルス性を持つ「第5世代戦闘機」が主流で、その代表で最強戦闘機は米軍のF22(25日、沖縄に飛来)で、各国はF22を保有する事を希望していたが、米国が国外に出す事を拒否したので、それに変わるF35が現代西欧諸国国防の主力戦闘機になっている。ステルス戦闘機の戦闘能力の凄さは、米国がアラスカで行った模擬空中戦で、世界最強のステルス戦闘機F22の1機で米国空軍の主力戦闘機F15等の戦闘機144機を撃墜し、F22は一機も撃ち落されなかったという。また、空自のF15とF4は07年、沖縄県周辺で行われた米空軍の最新鋭ステルス機F22との戦闘訓練で、相手を発見する前に攻撃され完敗し、空自幹部は「大人と赤ん坊ほどの違いだった」と評価したと、かなり前の記事にあった。一方、中国は次世代のステルス戦闘機としてJ20そして「殲31」を開発中で、この第5世代戦闘機の開発分野では、日本より数年進んでいるという説もあるぐらいだから、日本の防空上、ステルス戦闘機の早急なる国内整備が望まれていた。

期せずして、27日、太平洋戦争時の名機「ゼロ戦」が海上自衛隊鹿屋航空基地で試験飛行したが、「ゼロ戦」と縁が深い三菱の工場で、「心神」がロールアウトした。戦後ズタズタにされた日本の航空機産業を蘇生させる先駆けと成る戦闘機開発は国家の体制を守る礎の一つになる事は間違いない。既に一国のみで自前の戦闘機の開発するには巨額の費用が掛りすぎることは自明で、同盟国との共同開発が必然となっている。国産するか、共同開発するかにしても、国産可能な開発技術力の保有が極めて大きな意味をもち、国産戦闘機を製造する能力をもたない先進国など、何処からも相手にされないだろう。

防衛は国家の究極の義務とも言えるもので、日本が最新のF35を配備することで、F15やF2で訓練を十分積んだ空自パイロットが操縦すれば、どこの国の飛行機も日本の領空を侵犯することはできない。中国やロシアの戦闘機が日本領空を制圧することはできないし、日本が一定の軍備を持つことは地域の平和のためにはむしろ役に立つのは確かであると思う。

昔、岐阜にある実験航空隊の飛行場で、F104や当時世界最強でベトナム戦争にも投入されたF4Eがタッチ&ゴーを繰返している光景を真下で何度も見た。F4EJが離陸後アフターバーナーを点火し空中を突き進んで飛んでいく様は、ドォウーン言うすごい音とともに腹にまともに響いてきた。実際の戦闘機をまじかに見ると、この戦闘機が日本の空を防衛し、他国からの侵犯を防いでいるという実感を肌で感じ取ること出来る。ちょうど、海外で日章旗をみて安心できる心情に良く似ており、とにかく誇りに思えてくる。新聞には日本の戦闘機のスクランブル発進回数が公表されており、その回数も無視できぬ程多い。現実の世界は、強い国のみが強い発言力を持ち、且つ自国を防衛できる世界なんだと思わざるを得ない。とかく外交ヘタの日本と言われているが、世界有数の軍備機能があるからこそ諸外国も日本を無視できず、無言の交渉力となっていると思う。



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寒い!

2016-01-27 06:14:07 | 日常生活
1月24日、25日と寒かった。25日の朝の外気温は-3度C。風がなく、陽が照っているので極端な寒さは感じないが、
早朝10分も外に出ていると手足が冷たくかじかみ、家の中に入ると直ぐにファンヒーター出口に手足を差しこみ暖をとる。
全国各地に大雪被害が報道されているが、此の付近は幸いなことに雪は全く降っておらず、路面も凍っていないので、車での買い物はできる。
天気予報によると、水曜日の27日頃からこの寒さは和らぐとのことだから、暫くの辛抱。

この寒さの原因は、報道によると、シベリア付近に居座る「ブロッキング高気圧」の影響だそうで、
寒気の偏西風が大きく蛇行し、日本全体を包み込んでしまったことにあるそうだ。
  「新聞の説明にあった、ブロッキング高気圧」

報道では、奄美大島でも115年ぶりに雪が降ったある。奄美の普段のこの時期は10度以下にはならないのに、
島の子供は雪を見たことがなく興奮しているとあった。同じく、九州内の至る所でも積雪による交通がマヒしているらしい。
下の写真は「Nagasaki365」にあった、25日の雪の長崎。こんなに降った雪(過去最高量の17cm)を見た事がない。
  「25日の長崎市:Nagasaki365」

また、「ブロッキング高気圧」による偏西風の影響はアメリカのニューヨーク市の大雪とも関連があるらしく、
FB上に、「ニューヨーク市の積雪量はぎりぎり1インチの差で歴代1位とならず。セントラルパークで26.8インチの降雪。
2006年2月11、12日の26.9インチが観測史上最高だったとあった」・・・聞くだけでも寒い!

で、この寒さで庭の畑の野菜が一瞬にしてやられ、萎れてしまった。
水菜、チンゲン菜、サラダ菜、小松菜等の葉が萎れ、唯一春菊が元気。暖かくなるとまた元気になると淡い期待をしている。
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ひょっとしたぞ、 琴奨菊優勝!

2016-01-25 06:14:26 | スポーツ
大相撲初場所、九州柳川出身琴奨菊の初優勝!
しかも日本人出身力士では10年ぶりの優勝だそうだ。万歳!
 
 
 

琴奨菊の優勝に加えて言えば、14日、15日目の稀勢の里の半端ない強さと頑張り。
稀勢の里だって、こんな力強い相撲が取れるんだから、来場所15日間見せてくれ。
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ひょっとしたら・・・

2016-01-23 06:09:10 | スポーツ
ひょっとしたらひょっとするんではないかと思えてきた、琴奨菊の無傷12連勝が意味する事。
しかも連続してモンゴルの3横綱を撃破したことで、テレビのアナウンサーは10年ぶりの日本出身力士優勝を盛んに煽る。
  「12日目、横綱日馬富士を突き落としで下す:産経ニュース」

鶴竜に琴奨菊が勝ったときはこんなこともあるさと特に何も思わなかった。翌日、白鵬の張り差しを物ともせず押し出した時は、琴奨菊の出足の早さにびっくり。
白鵬はたぶん、体を交わすだろうと、だから白鵬が勝つだろうと予感したのだが、白鵬の張り差しが逆に出足をそいでしまい、琴奨菊に中に入られた。
そして、2横綱の負けを見た日馬富士は、あたって直ぐに体を入れ替え、上手から投げで日馬富士が勝つだろうと正直予想していた。
しかし、あの素早い日馬富士の立会いをものともせず、琴奨菊は体を預け土俵際で堪える日馬富士を突き落としで勝った。まさかのまさかだ。
NHK解説者の北の富士も、この結果を予想していなかったようで、事前のコメントでは日馬富士の勝ちを予想していた。相撲解説者でも予想してない事態が本当に起こった。
あと残り3番、今日の豊ノ島戦を上手く乗りきれば、琴奨菊優勝の現実味が高い確率ででる。ひょとすればひょっとする、日本人出身力士の優勝が現実味を増す。

良くてクンロク(9勝6敗)大関が、毎場所「不甲斐ない」と言われながらも、大関陥落を目のあたりにしながら何とか大関の座を維持してきた琴奨菊に、
え、嘘だろうと正直思った。 ここ数年、勝負を見てきた相撲ファンにとっても、想像すらできない、あまりにも意外な光景を、今場所の琴奨菊に見た。 
だが、現実の、無傷の12連勝の琴奨菊がそこにいる。3横綱ですら何もできないほど圧倒的強さで勝ち続けた、琴奨菊がそこにいる。

両ひざにテーピングを蒔きつけ、満身創痍にみえる琴奨菊が、今場所、何故に強くなったんだろうか。
稀勢の里と琴奨菊の場所前稽古では稀勢の里に期待と言われていたが、本場所では逆の結果になって、不甲斐ない稀勢の里と仁王立ちの琴奨菊がいる。
ガブリ寄りしか勝つ手段がない琴奨菊に、どんな勝ち方でもルール違反でなければ勝つ事こそ正義だと思っているモンゴル横綱がなぜ負けたんだろうと、
今、不思議に思っている。それほど琴奨菊の立会いは鋭くかつ強くて、小細工をする時間がモンゴル力士になかったと言う事のだろうか。

今日13日目、残り3番、「優勝の一言」は力士の気持ちを惑わすそうで、必要以上に緊張させるものと解説者が言っていた。
今まで優勝に縁遠かった力士が、そして「日本出身力士の優勝が」と言われ続けると、聞きたくなくても本人の耳に入るものだそうだ。
琴奨菊の優勝は、相撲解説者北の富士のコメントも今だ半信半疑のように聞き取れたので、今場所は最後まで目を離せない。


以上を今日(22日)の午前中に書き、昼からの取組を注目していた。
で、13日の豊ノ島との勝負は、右腕をたぐられて、とったりで琴奨菊があっけなく負けた。これで優勝賞牌の行方は判らない。












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天気予報

2016-01-22 06:20:58 | 日常生活
今日(21日)朝の外気温は0度C。予報では2度だったので実際の気温は低くなった。
2階のベランダから東の方向をみると朝焼けがまぶしいほど奇麗に見える。

昨日、先々日と朝の外気温は2度だったが、風が猛烈に冷たく、手足が直ぐにジンジンとして冷え、感じる気温はものすごく寒かった。
この日、同じ神戸市西区でも山手方向にある西神地区では雪が降り、さらに西神より北にある地区ではかなりの積雪があったが、
我が家は、同じ西区でも西明石に近い(海側に近い)ので雪は降らなかったものの、風が猛烈に冷たい。

それで、今日はうって変わって全く風がなく、気温は0度だけど寒さ、冷たさは全くなし。
もうすでに朝日は登り、昼間は暖かそうな予感がする。

問題は、この週末から週明けで、明石近辺にも寒波が来るらしい。
最低気温は-4度だと予報されており、ここ10数年、この地域が-4度になったと言う記憶がない。
  「日本気象協会、Tenki.JP」
ところで、上記日本気象協会の天気予報では、-4度でも雪マークは表示していない。念のため、テレビの天気予報専門チャンネル「ウェザーニュース」をみると、
雪マークを表示している。明石地域では、寒くてもせいぜい-2度で、その時は雪が降った事例はあるのだが。
昨年(2015年)は全く雪は降らなかったが、一昨年の2月は中旬に2回ほど雪が降って、しかもかなりの積雪だったので、
雪が溶け出しドスンドスンと雪が落ちる音が不気味に響いた事を覚えている。
年初、今年は暖冬で過ごし易いと思ったが、急に寒さの到来でいささかビックリもので、寒さ対策、風邪予防対策をしっかりやっておこう。
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雑感、いろいろ

2016-01-20 06:19:24 | その他
つい先日は-1度だったのに、昨日(18日)の朝の外気温が7度で暖かく、加えて昼間も13度までに上昇。
ところが、天気予報では今日(19日)から寒くなると言う。昨日の夜から野々池は風が強く雨戸がビシビシと音がする。台風までとはいかないが、寒さもあって、その煩さは夜中続いた。一応、風に飛ばされそうなものは昨日片付けたので心配はない。今朝(19日)、新聞を取りに外に出ると星がくっきり見え、風が強く手足に寒さがくる。朝日が差し込んだ時間に、出かけた車の外気温は2度を示す。マイナス気温ではなかったので今日は寒くないんだと気分が落ち着く。変わらず風は強いが車から見える公園の植樹の葉や枝は折れておらず、勿論、雪が降った痕跡も全くなく、今日はこのまま風が強いだけだろう。

昨日のテレビの気象予報では、北海道に960hPaの低気圧が居座り、ものすごい暴風雨と降雪が関東以北地方に予想されるとあった。
で、今日の新聞紙上には、北海道は台風並みの暴風で、えりも岬で最大瞬間風速45.1mを観測したとあった。兵庫県南部も雪の予報があったが、ここ西明石に近い神戸市西区では何も無く、ただ風が強いだけに治まりそうで良かった。


★19日の産経ニュース・ネット版を開くと、「SMAPグループ活動を継続表明、生放送で騒動を謝罪」と黒バックに白字の号外並報道。
先日来、SMAPが解散するらしいとの報道が賑わって、もうそんな時代になったのかと思った。その先日のNHK「のど自慢全国大会」では全員がゲスト出演している。のど自慢は好きなので見ていたが、解散の素ぶりもなく歌い、彼らの歌のレベルではのど自慢の出演者の方がよっぽど上手いと思うほど、上手でもなかった。
  
そのうち、政府の石破大臣の「止めるな」とのコメントが新聞にあったりで、大変な事件なんだと思った次第。
歌のうまい人気グループなど星の数ほどあるのでどうでも良いのだが、国民的スターと書いてあるので丸く収まってよかった。

★昨日(18日)の大相撲、白鵬の相撲に、またしても拍子抜けするどころか諦めた心境になった。もうみるのも嫌だ。
新聞の見出しは「横綱・白鵬また奇襲、右手で栃煌山に「目隠し」」。先場所の白鵬の「猫だまし」の次が「目隠し」の注文相撲。立会いの「目隠し」で制すると右に変わって送り出し。すると、さっそく観客の桟敷席から大ブーイング。横綱が勝つと普段は大拍手が起こるものだが、逆現象。「モンゴルに帰れ」との声が出る一方、「変化ではない。頭を使わないと。相撲は力比べではない」と白鵬は意に介せずと新聞には書いてある。相撲は大好きなので、早くからテレビの前に座り観戦しているが、白鵬の相撲は見るのをパスしたくなど情けなくて残念な気持ちになる。これで優勝すれば、来場所の白鵬の相撲はもう見ない。ただただ、モンゴル人の日馬富士、鶴竜に勝ってほしいと切に願う。
  
優勝35回の大横綱が格下の関脇に奇策を繰り出す必要があるのか。相撲ファンが見たいのは、挑戦者の格下に力を出させた上で、圧倒的力量でねじ伏せる横綱だ。その役割を大横綱は宿命的に背負わされており、そのための努力が横綱の責務である。それが出来なくなったら綱を返すべきだと相撲ファンは思っている。白鵬は「相撲は力比べではない」と言う。それは正しいが、下位力士との立会い時の奇襲は単に相撲から逃げた、ごまかしにすぎない。がっちりと受けとめて、そこから相手の力を上手く利用したり、あるいは相手の力を削いで勝ってみせることこそ、「相撲は力比べではない」と言える。我々が大相撲を見るのは、ただ勝つことのみに執着する相撲を横綱に求めるのでは決してない。白鵬には相撲ファンが求める「横綱の品格」が全く感じられない。

加えて言えば、横綱の品格のなさを象徴して書いた、先場所の出来事を再投稿してみるとこうだ。
「観客を興奮の大一番に巻き込む相撲が連続する中、ある場面から急に興ざめで、観客を裏切ってしまう相撲があった。その元凶は何と言って横綱白鵬の相撲二番。 その第一は、何と言っても10日目の白鵬と栃煌山戦。大関や横綱は姑息な手段で相撲を取ってはいけないと思っている。何故なら横綱・大関は協会の象徴であり、 特に横綱は子供たちにとってもヒーローだからだ。格下の対戦相手が奇策に出ても、受けて立つのが横綱である。そんな思いで、毎場所、楽しみにテレビ桟敷で応援しているが、 白鵬・栃煌山の相撲だけはファンの方が苦虫を噛みしめてしまう。納得できない。

好調の栃煌山に前回の対戦で負けていると言っても、勝ちにすがりつくような戦いを見せられたら、誰が喜ぶんだろうか。
強いと言われる横綱に、奇策中の奇策で、相撲漫才でもあるまいし、あっち向いてほいの猫だましをやられたら、高い入場料を払って見に来た桟敷席からも 金返せの声があがるのは自然で、あっけにとられて声も出まい。まさに白鵬の猫だましに大ブーイング。解説の北の富士は「きょうは街に出ないほうがいいよ」と。
もう一番は、嘉風をはたきこみで下した白鵬の一番。 先場所は2日目で嘉風に敗れ、翌日から休場していた白鵬。今場所の、この相撲も実にあっけないものだった。白鵬は立ち合い、右を張りながら体を右にずらすと、嘉風は前にばったり崩れ落ちた。決まり手ははたき込みだが、みんなあっけに取られて一瞬空白。 これも解説の北の富士のコメント「まぁ、しかし、受けてほしかったなということでしょう」と。嘉風は取組後、「横綱がまさかという感じだった」と。懸賞を受け取る白鵬から苦笑いが漏れたのをテレビで見て、テレビ桟敷の方が口あんぐりとなってしまう。・・・これが横綱相撲かと。

白鵬は何かと言うと、双葉山の”木鶏の話”や最近は”後の先”をよく使う。だけど、少なくとも、目くらましの奇襲は”後の先”の対極にあるもの。 金星を狙って、あらゆる秘策、奇策を総動員して向かってくる挑戦者に、正面から受けて立つ。相撲ファンが横綱に望むのは、そんな大勝負であるはず。かって朝青龍はヒール性を前面に出し、勝つ事のみが正義だと相撲をとっていた。これはこれで朝青龍の人気要因だし相撲ファンもそう認識していた。白鵬の相撲には朝青龍に似たヒール性が覗き見えるのに、相撲界の至宝である大鵬や双葉山を持ち出すから、ファンには受け入れ難い。今の大相撲界で白鵬は第一人者たる実力を持っているだけに、勝ちたいばかしのこうした拍子抜けの相撲を取るのが残念でならない。」

昨日(18日)の相撲で気になった事をもう一つ。
日馬富士と琴勇輝戦。琴勇輝が横綱初対戦の立会いで日馬富士の顔を張った。結果は日馬富士が上手投げで勝ったのだが、横綱初挑戦の相撲で、西前頭4枚目の琴勇輝が横綱に張り手を取ったことに、NHKアナウンサーが琴勇輝は元気がいいとコメントすると、この日の解説者の千賀ノ浦(升田山)が「私らの現役の頃には考えられなかった事だ」と解説していた。つまり、彼らの現役当時は、横綱の顔に張り手を出すことは失礼だという意味だろう。しかし、横綱が張り差しや相手が脳しんとうを起こすほどのカチアゲの相撲は認められて、下位力士が横綱に対して取る相撲ではないと言う、部屋がこんな暗黙の縛りを日本人力士に教育指導をしている一方、海外の力士は勝つためには横綱と言えど何でもできると、日本人力士の弱さが目立だけ。

それにしても、稀勢の里を筆頭とする日本人相撲取りの 愚直なまでの真面目さは、勝利に対する貪欲さがないのではと疑ってしまう。もう少し、勝つことへの執念を全面に押し出してくれ!と素直に思う。逆にいえば、モンゴル力士に馬鹿にされているとさえ思ってしまう。
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建設中

2016-01-18 06:21:40 | その他
先日、久し振りに西宮まで行ってきた。何時も駐車する場所の近くに「白鹿記念酒造博物館」や「白鹿クラシックス」がある。
「白鹿クラシックス」には用事の帰り、店頭に並んだ酒を見ながら、面白そうな銘柄が出れば、そこで買う。
日本酒以外でも”酒饅頭”は結構旨いし、”酒粕”も安いのでまとめ買いする事がしばしばあった。
ところが、数ヶ月前に閉店となったので、どうなるんだろうと思っていたが、先日近くを通ると新しい建屋を建設中。
以前の「白鹿クラシックス」は入口も店舗内も狭く、数人が入ると身動きできなかったが、今度の新建屋は大きそうだ。
現在、新建屋には屋根に瓦ものって、いよいよ本体が現れる。「白鹿クラシックス」の横がレストランだったので、楽しみになった。
 

「白鹿クラシックス」のすぐ横は「酒蔵館」。
 

道路を挟んで横に「白鹿記念酒造博物館」。この日は、駐車場もそこそこで、その前に「宮水」の井戸。
   

先日の神戸新聞には、酒どころ灘五郷を訪れる外国人客が急増しているとあった。
特に、白鹿酒造の近くある、白鶴酒造には大型バスが連続して入ったとのことで、中国人観光客の訪問が多いそうだ。
白鶴酒造は工場見学もでき、だいぶ前に一度工場見学したことがあるが、隣接の「白鶴酒造資料館」では試飲もできる場所なので、
多くの外国人が日本酒を求めて爆買しているそうだ。白鹿酒造も負けてはいられないと言う事だろうか。
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全日本チャンピオンだった"Jeff Matiasevic "表彰を受ける。

2016-01-16 06:08:05 | モータースポーツ
今朝(15日)、アメリカの著名な新聞「CycleNews」ネット誌が 往年のカワサキワークスライダーJEFF MATIASEVIC の表彰を報道していた。
Jeff Matiasevich To Be Honored At San Diego 1 Supercross
   「Jeff Matiasevich:CycleNews」
2016年スーパークロスレース第2戦 San Diego で、Legends and Heroes Award」を、アメリカの有名選手だった Broc Gloverから手渡されると書いてある。表彰事由には、JEFF MATIASEVIC選手がカワサキワークスライダー時、1988年と1989年の2度にわたりAMA125西部地区SXチャンピオンを獲得したこと、そしてジャパン(日本)スーパークロスチャンピオンを獲得し、その後は1995年には全日本モトクロスチャンピオンになった事(実際には1995年から1997年の3年連続全日本モトクロスチャンピオン)を高く評価したものとある。・・・・これを読んで素直にうれしくなった!!

当ブログでもJEFF MATIASEVIC選手を幾度取りあげた事がある。下記はRacerX誌がJEFF MATIASEVICをインタビューした際、それに関連して書いたもの。
JEFF “Chicken”MATIASEVICH・・・懐かしい写真!
    「’95~'97年全日本モトクロス選手権チャンピオン:JEFF MATIASEVICH」
3年前(2013年4月)、RacerXのインタビューで、Jeff Matiasevichは下記のようにコメントしていた。
「あなたのキャリアで突出したハイライトはなんですか?」との記者質問に、JEFF MATIASEVICは次の様に答えている。「カワサキでレースに専念できたことが一番素晴らしい時代だった。特に1995、‘96、’97と日本のカワサキワークスチームと契約し全日本のチャンピオンシップに勝ったこと。 日本でレースに専念できた3年間は、私の経験したなかでも最高の時間だった。日本のサポート体制は最高だった。カワサキのワークスバイク驚くほど素晴らしく、 要求するものはなんでもカワサキはトライしてくれた。 他のカワサキワークスバイクより2年も先行する優れた仕様を採用してくれた。それは5年後量産移行する仕様だ。 驚くほど素晴らしいバイクをカワサキは用意してくれた」「私は1986年にプロに転向し、1998年に引退した。この間、最高の契約条件は日本のカワサキとの契約だった。私のキャリアの中で最高の3年間だった」

★話しは少し飛躍するが、2014年10月頃だったと思うが、NHKBSがアメリカの国民的スポーツ・ベースボール(MLB)の魅力を大越ャスターが取材した番組を報道していた。そこではプロアマ、年上年下問わず野球にかかわるすべての人がベースボールに興じる姿が映し出され、極めて興味深いものだった。そこには、MLB人気を支えつづけているものとして、現在のスター選手達の驚異的能力は勿論だが、その前に、MLBの歴史を支え守り続けた人達、いわゆるレジェンドと呼ばれる先輩たちへの飽くなく尊敬と、加えてMLBに憧れる年少者たちへの暖い包み込みがあった。同じく米国の人気スポーツである、米国のモトクロスシーンではどうかと言うと、前述のように往年のスター選手JEFF MATIASEVIC選手が「Legends and Heroes Award」を表彰したように、歴史を支えてきた選手への尊敬の念と細かい気遣いが米国のモトクロス人気を支え続けているのは確かである。加えて、年少者たちへの草の根活動や支援体制をみると、これこそアメリカのプロスポーツの真髄を見たような気がする。
    「Cool to know that there is plenty of up and coming talent at Kawasaki」
     「モトクロスレジェンドと未来のチャンピオン達」
     (モトクロス界の大スター:Jeremy McGrath(右端) と Ryan Villopoto(左端))

翻って日本ではどうかと言うと、プロ野球は危機感をもって人気を盛り上げるべき活動を実施していると聞くが、一方モトクロス関係における具体的活動は聞こえてこず、むしろ一部に、アメリカの活動とは全く真逆で門戸を閉ざし内向きであるやも知れないとの噂が漏れ聞こえ、もしそうであれば将来の展望は寂しいのではと悲観してしまう。

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久しぶりの歯科

2016-01-15 06:33:55 | 日常生活
さむっ! 今朝(14日)の外気温は-1度。晴れているのでまだましだが、暫く外にいると寒さがもろに手足に伝わる。

  
「3年振りとなっていますよ」、と歯医者が言う。
先日、歯の治療に掛り付けの歯医者に行ってきたが、3年も行かなかったので、少し苦情気味に言われた。

年末、奥歯が突然おかしな状態になって、奥歯で噛むとすこし痛みが走る。
食べるには何も不自由ないので2週間程ほっていたが、噛むときにやっぱり何かがおかしく食事が旨くない。
どうしようかと案じていたが、年末を過ぎると正月休みもあるので、電話してみると医者が出て、
今週末から休みに入るなので、直ぐ来なさいとのこと。 診察台に座るのは久し振りだ。
診てもらうと、奥歯の親知らずが虫歯で、ずっと以前、抜こうかどうしようかと、その歯医者と相談したことがある。
その時は、噛み合わせもあるので、抜かずに治療しましょうとなって、抜かずに虫歯を治療する事になった。

今回のは、抜かずに治療した親知らずの根元がまた虫歯になって折れる寸前だったとのこと。
年末、取りあえず折れそうになっていた歯を折って、年明けから折れて残った歯を抜こうと言うことになり、先日抜いた。
歯の周りを麻酔注射したので、治療中は何の痛みも無く、その日は長湯や酒もダメと指示されたとおり痛み止めを
時間を置いて飲むと痛さは全く感ぜず、抜いた歯のあとが少し違和感がある程度。痛んだときの応急処置を色々聞いたが必要なかった。
一応、治療は済んだが、他の歯に異常がないかの確認のため、数回、歯医者に行かねばなるまい。

実は、3年程前までは定期的に点検しなさいと歯医者に言われて毎年検査し治療していた。が、3年間の不作法が
結局歯を抜く羽目となってしまった。もともと丈夫な歯を持っているわけでもないので、定期的に点検する必要はあったのだが、
さぼるとこうなるのかと身にしみた。

コンビニより多いと言われる歯医者の数、確かに、行きつけの歯医者の道すがらにも数件ある。
しかも、歯医者は予約制で次から次と予約患者が訪れ、治療をさばくのも実に要領がよく、待ち時間も少ない処を見ると、歯の治療者は多いんだろう。
短時間の処置を数回繰り返すので最終的に終わるまでには数回歯医者通いが続くが、自前の歯を維持するためには歯医者の言う事を守るしかあるまい。
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一番マシンはKTM 450SXF

2016-01-13 06:25:46 | 二輪事業
モトクロスの世界最高峰レース AMAスーパークロス(SX)の第1戦はHUSQVARNA車が優勝、2位がKTM車で、欧州車の1-2で2016年シリーズの幕が開けた。

一方、SXに出場する各ライダーが使用するバイクは、全米各地で販売されるモトクロスの量産車を使用することが義務付けられており、近くの販売店で販売されている量産車と基本的に同じ仕様を、各ライダーが最もその技量を発揮できるように規則の範囲内で変更や改良される。SXで優勝したバイクも基本的は量産車と同じ仕様なので、量産車が持つ基本ポテンシャが高くなければ世界トップクラスのライダーを満足させることはできない。つまり、優勝したバイクは世界最高峰の選手が扱っても十分に機能する性能を持った、非常に優れたマシンだと言える。

そんな中、つい最近、モトクロス専門誌「Motocross action」誌に、2016 MXA 450 SHOOTOUT: CRF VS. FC VS. KX-F VS. SXF VS. RM-Z VS. YZ-Fとして、全米で販売されているモトクロスバイク6車の性能比較を実施した記事があった。
それによると、一番マシンは欧州のKTM 450SXFで「It should win, and it did win」という最大限の評価を得ている。二番目は同じく欧州のHUSQVARNA FC450
  ■FIRST PLACE: KTM 450SXF
      「ベストバイクと評価された KTM 450SXF」
しかも、 KTM 450SXFは2016年だけでなく、 2010, 2011, 2015 のベストマシンでもあり、ここ2年連続を含む4年、このクラスのベストマシンだと評価された。モトクロスのバイクは二輪の原点の一つである競争するために、そのレースに勝つためだけに、開発販売されるマシンだから、技術的合理性にそって設計されている。本来、技術的合理性の追及は日本の二輪企業が得意とするところで、その技術的優劣を競うレースに勝つことで、日本企業は、その優秀性を世界中に認知されてきた歴史がある。その日本企業が左程の規模にない欧州企業に頂点を奪われ続けて4年、モトクロスバイクを開発しつづけた日本の優秀な技術者達は悔しくないのだろうか。一般的なオンロードバイクは3年もしくはそれ以上の期間を置いて大変更される事が多く、各社の谷間に販売された最新バイクはベストバイクになることが概して多いのと違い、モトクロスバイクは勝つために毎年、大変更や小変更なりの改良をされて市販されるので、毎年各社の取組や技術力が問われる。ましてやモトクロスバイクの大市場である、アメリカ市場に焦点を合わせて開発されているので、雑誌社の評価ライダーも真剣になって甲乙をつけざるを得ない。

ちなみに、二輪の大市場でもある、米国の最近の二輪販売台数傾向は2014 U.S. Motorcycle Sales Totals によると、下記のようになっている。
         
ストリートバイクの絶対量(334千台)が一見多いように見えるが、Harley-Davidson Reports 2014 Fiscal Resultsによるとハーレーダビットソン社がその1/2弱(171千台)を米国で販売しているので、ストリートバイクの全販売量は163千台しかなく、この数を日本と欧州各社がシェア販売するのに対し、オフバイクの販売量81千台は日本各社とKTMとHUSQVARNA社がほぼ独占。しかも、レース専用車としての高収益性もあって米国市場ではオフロードバイクの主流であるモトクロスバイクの販売は二輪各社の大きな収益源となっている。また、景気が戻りつつある米国市場の二輪販売では、オフバイクの伸びは前年度比+11%で、米国市民のオフ車志向は根強い。この構図は30数年前と変わらず、根強い米国市民のオフロードバイクによる家族の絆を伴って、二輪の大市場である米国ではモトクロスバイクを優先せざるを得ない理由でもある。昔、とある会合で、ある二輪企業の部長と話しをしていると、「今、モトクロスがよく儲かっているんで足を向けて寝られないんですよ」とその部長が徐に言った。
目の付けどころが確かだど儲かるんだなーと、頭から離れなかった。

★アメリカはオフロードの大市場、その原点を、前出のWorld Mini Grand Prixでも書いたが、全米には、多くの市民がオフロードを楽しむエリアが幾つもある。 現地に行くと、そこには数台のキャンピングカーを中心に、父親と少年少女達がモータサイクルや四輪バギー、VWの改造車でビュンビュンと走リ回っている。 側で、母親はキャンピングカーに張ったテントの下で昼食のサンドウィッチを準備をしていて、楽しそうな家族的な風景があった。 どちらかと言えば、キャンピング地の近くは、リタイヤした老人達が余生を過ごす場所でもあるが、泊ったホテルの食堂は家族が楽しむ場所でもあった。 そこには、暴走族まがいの人達は一切おらず、あくまでも家族単位の行動で、アメリカの週末の過ごし方の一つを垣間見る事が出来た。 アメリカ人は長い開拓移民時代に、家族が一つの単位となり、幌馬車に揺られて 新天地を求めて歩み、永住の地にたどり着いた歴史がある。 その頃の開拓民にとっては「家族」が唯一の財産であった時代の名残が、いまも脈々と受け続けられているのだろうと思った。 開拓時代の馬が現代は単にバイクに替わっただけなのだろう。一家の宝である自分の子供が英雄になった、この瞬間瞬間を家族は大事にしていくのだろう。 一時期、アメリカの家庭もドラッグ等の家庭内暴力問題が深刻な課題としてクローズアップした時期があった。 その時期、家庭内のコミニュケーションツールとして活用された一つがMXだったと聞いたことがある。
  
  





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